「リバプールの要塞」アンフィールドロード。試合開始前からボルテージは高まり、『You'll never walk alone』の大合唱がチャンピオンズリーグの公式アンセムをかき消すほどだった。 前正GKデュデクのようなファインセーブを見せたレイナの活躍で、PK戦の末にチェルシーを破ったリバプールが2年ぶりとなる決勝進出を決めた。 試合は前半22分、エリア左からのFKをジェラードが中央にグラウンダーのパスを中央に送り、それにDFアッガーが左足で合わせてリバプールが先制。1レグとのトータルスコアを1−1とした。その後は堅守を誇る両チームの踏ん張りでこう着状態が続く。 延長戦に入り、シャビ・アロンソの強烈なミドルシュートをGKチェフがはじき、それをカイトが詰めてリバプールが勝ち越したかと思われたが、オフサイドにより取り消しに。その後、互いにチャンスは作るもののゴールネットを揺らすことはできずにPK戦へと突入した。 リバプールのGKレイナがロッベンとジェレミのシュートをセーブしたのに対しチェルシーのGKチェフは全てのシュートを許し、4−1でリバプールがファイナルへと駒を進めた。もう一つのファイナリストは2日に行われるミランVSマンチェスター・Uの勝者。