pp-bankフェス実行委員会コミュのpp-bankフェス'08〜最終日レポート(後編)〜

休憩時間になると、食事をしようと観客たちは行列に並んでいた。
その空き時間を利用して、誰もいないステージに勝手に上がる男たちがいた。
歌い足りない旅ビートと…歌いたがらないぽぱいだ。

旅ビート「誰も聞いてないけど、勝手に歌わせてもらうぜ！」

ぽぱい「緊張してきたから、帰りたくなってきた…。」

旅ビート「お前、主役がなに言ってんだ(笑)。」

ぽぱいの緊張をほぐす為に、即席のリハが行われた。
本番前のステージでこんな一幕があったことを観客たちは誰も知らないだろう。
そんなこんなで、フェスはいよいよ終盤を迎えるのだった…。

■クレイジーすがけんバンド

ＤＶＤでお楽しみ下さい(笑)。

■THE POPEYE

フェスもいよいよ大づめ…。
大トリをつとめるのは、もちろんTHE POPEYE。
直前のリハが功を奏したのか、ぽぱいも普通にステージに登場。

ぽぱい「THE POPEYEです！」

観客「キャ〜！」

ぽぱい「みんなの声援がありがたいです。」

観客ａ「ぽぱいさん、チャック開いてる！」

ぽぱい「えっ？！」

慌ててチャックを閉めるぽぱい。
苦笑いのヤス(Gt.)とタクヤ(B.)。
カウントを始める高男(Dms.)。
ぽぱいがチャックを閉め終わるのを待たずに、曲が始まった。

曲が終わり、あらためてチャックが閉まっているのを確認するぽぱい。
我らがポップスターはそういうところは用心深い(笑)。

ぽぱい「いきなり出鼻をくじかれました。」

地上では、花火の上がる音が聞こえる。

ぽぱい「気になる？」

観客「気になる〜。」

ぽぱい「こっちは地下だから、さすがに花火は上げられないけど…。」

観客「えぇ〜。」

ぽぱい「そのかわり…花火に対抗する曲をやります。新曲『HANAGE』。」

観客「おぉ〜！」

この日のぽぱいはトークが冴えてた。
「HANAGE」「青年」と新曲を続けて披露したあとのＭＣは強烈だった。

ぽぱい「みんなさ〜最近、ちゃんと恋愛してる？」

高男「ぽぱいは恋してるの？」

ぽぱい「(高男をスルーして)恋愛中ってさ、いろんな妄想するよね〜。」

高男「この前までは『もう恋なんてしない。』って言ってたくせに(笑)。」

ぽぱい「『うまくいくかもしれない』とか、『両想いになれるかもしれない』とか。」

ヤス「ポジティヴ。」

ぽぱい「『どうせうまくいかないだろう』とか、『相手になんかされないだろう』とか考えちゃうときもある。」

ヤス「ネガティヴ。」

ぽぱい「せっかく妄想するなら…俺は『だろう恋愛』よりも『かもしれない恋愛』をしたい。」

高男「なんてポジティヴなんだ…。」

ぽぱい「そう、ポジティヴな曲を聴いてくれ！『かもしれない恋愛』。」

このときのぽぱいはホントにかっこよく見えた。
さっきまでチャックが全開だった男とは、とても思えないぐらいに(笑)。
そのあとも、ぽぱいは大活躍。
歌詞を間違えたり、間奏の間に客席を走り回っててステージに戻れなかったり…。
普通ならカッコ悪いんだけど、それがぽぱいらしくてよかったな〜。
そして、ラストは彼らの代表曲である「尻ヲ叩ク音」。
観客たちによる、サビでの大合唱はとても感動的だった。

■フィナーレ
出演者全員がステージに戻ってきた。
alyuやKAIYA、のりかもいる。
YASU-MCの合図で出演者と観客たちによる大合唱が始まる。
曲はもちろん、公式テーマソングの「Do U？」。

♪この道が一方通行ならば
矢印の向きを変えてしまえばいい

ホントにそのとおりだと思う。
pp-bankフェス'08に参加してみて、僕たちはまた１つ成長したんだ。

♪誰にならえば　上手な生き方ができますか？

♪数をこなせば　上手な生き方ができますか？

その答えを知りたいから、また次回もフェスに参加しようと思う。
きっと君もそう思ったはずだ。
長い文章を最後まで読んでくれて、ありがとう。
では、また「pp-bankフェス'09」でお会いしましょう！

[曲目]
・TRUE LOVE　※藤井フミヤ/クレイジーすがけんバンド
・ナイトフィーバー/クレイジーすがけんバンド
・王様の耳はロバの耳　※旅人製作委員会/クレイジーすがけんバンド
・ぽぽぽ/THE POPEYE
・HANAGE/THE POPEYE
・青年/THE POPEYE
・かもしれない恋愛/THE POPEYE
・つよガール/THE POPEYE
・恋愛の休日に僕は働く/THE POPEYE
・尻ヲ叩ク音/THE POPEYE
・Do U？/全員