菊地直哉コミュのJ1 第20節 vs横浜

2013/08/10 19:00～ニッパツ三ツ沢球技場
横浜2-1鳥栖
入場者数：13,427人
出場：スタメンFULL
警告：なし（累積0）
順位：15位（前節15位）

▼得点
23分中村俊輔（横浜）
56分早坂良太（鳥栖）
76分マルキーニョス（横浜）

キクがCBでフル出場した試合を現地で観たのは、一体どれくらいぶりなんだろう？
と思って調べたら・・・なんと今季初だった！ひょえ～、マジかぁ。衝撃的すぎるぅ。
CBフル出場は5/22のナビスコ@瑞穂があったけど行ってないし、5/15のナビスコ@国立は
フル出場で現地で観たけど左SBだった。キクのCBは、ヤンツ～さん評価では4人中4番目。
さぁ、三ツ沢というピッチに近いスタジアムで、しっかりじっくり拝見するとしよう。

まず、この日の鳥栖は前線の野田隆之介が出停で、おまけに攻撃の要である（と私は思う）
水沼宏太がベンチスタートという、攻撃的には少し戦力ダウンと思われるメンバーだった。
スタメン入りしたのは、これまで途中出場で好プレー続出の早坂良太と、水沼宏太と同じく
元マリノスっ子の金井貢史。二人とも頑張っていたとは思うけど、マリノス相手にどうにも
ポゼッションに苦しみ、前半はほぼ防戦一方の展開だった。シュート1本だけだったしね。

鳥栖はセカンドボールをことごとく相手に拾われた。それが、各選手のポジショニングの
問題のような気がして、なかなかマイボールにならない展開にジリジリしてしまった。
キクはマルキーニョスに仕事をさせないよう、すごく集中してプレーしていたと思う。
前半の失点は、俊輔の意表をついたヘディングシュート。あれは事故みたいなもん（笑）
だからね、ちゃんとすぐに切り替えて、追加点を与えなかったことをよしとしましょう。

ところが後半始まってすぐ、キクの一瞬の隙をマルキに突かれるシーンがあった。
あわや2失点目。決まらなかったからよかったものの、失点していたら完全にキクのミス。
立ち上がりはとくに集中して入らなきゃいけないのに、そんなんじゃダメじゃん！
（きっと、こういうところなんだろうね。新潟で4人中4番目の評価だったのは）

後半しょっぱなのピンチはいただけなかったけど、相手の平均年齢の高さにも救われ、
鳥栖は徐々にボールを持てるようになり、得意のスピーディーな攻撃ができるようになる。
やっといつもの形が作れるようになったと思った矢先、私には不可解な選手交替があった。
それまで随所で効いていた（と私は思う）ニルソンを下げて、藤田直之を投入。ふぅん、
知らない選手だし、どういう交替なんだかよく解らないけど、とにかく1点とろうぜ！
と思って観ていると、なんとその1分後にセットプレー崩れで早坂のゴールが決まった。
というか、私の目にはこう見えたんだよねぇ。
①セットプレー崩れでゴール前にいたキクにボールがきた
②それをキクがヘディングシュートした
③そのボールが詰めていた早坂の足に当たった
④ゴ～～～ル！
だからね、半分はキクのゴール。弾道からして、早坂の足に当たらなくても入ったと思う。
ま、キクにとってはそんなことどうでもいいんだ。同点にできてホッとした顔を見せたし。
ただ、DFラインに戻りながら喜びを噛み締めたんでしょう。途中で立ち止まって振り返り、
早坂を満面の笑みで祝福してたから。その姿が、嬉しそうながらもすごく兄貴っぽくてね。
「あぁ、大人になったなぁ」って、ちょっとしみじみ思っちゃいました。（笑）

そんなこんなで、1-1になってからは勢いも出て、相手が疲れているうちにもう1点！と
スタンドも盛り上がっていたんですが・・・
そこは試合巧者で2位につける横浜F・マリノス、レフリー（家本）の笛も味方につけて、
なかなか鳥栖にペースを握らせない展開。そして76分、マルキのセミバイシクルで2-1に。
あれね～、キクはマルキについてたんだよね～。それなのにやられちゃったんだよね～。
終盤の、疲労とも戦っていた時間帯といえばそうなのかな。後で録画でよ～く確認したら、
キクは体を寄せるというよりもマルキの近くにいるのが精一杯な感じだった。手も出せず
足も出せず体もぶつけられなかったのは、マルキの右腕だけで抑えられたという力負け。
このへんも、新潟のCB4人の中で4番目の評価だった理由かな～と思ったり。
あぁ、悔しい！でも、きっと誰よりも本人が一番悔しいはず。そう、試合での悔しさだ。
それがキクにとって一番のエネルギーになるんだった。だから、うん、まだまだ伸びるぞ。
ガンバレ、ガンバレ。

チームはアウェー2連戦で2連敗。何とかギリギリ15位にとどまれたのは不幸中の幸いかも。
次はホームだからね、何とか勝って勝ち点3を積み上げたい。ガンバレ鳥栖！！！