八卦易占私塾コミュの古代の皇帝学・脅威の易占

皇帝の学問として発生した易。
今より３５００年前に中国で生まれました。中国で易経が大成した時代は日本では何と縄文時代に当たりますが、当時の中国の人々もまったくの大自然の中での生活を送っていました。そうした時代の中、知恵深き哲人があるがままの天地自然を鋭く洞察して易の基をつくりました。易は伏犠（ふっき）によって始められ、その後、周の皇帝の文王（ぶんのう）とその子周公（しゅうこう）により大成されたとされ、周易（しゅうえき）ともいわれます。そして「易経」という教典にまとめられたのです。
これは後に、儒教の開祖である孔子が、儒教の教典である五経（易経・書経・詩経・礼記・春秋）の筆頭に採用したほどに素晴らしい内容の価値あるものなのです。その後、泰の時代に、始皇帝による焚書抗儒（ふんしょこうじゅ）という、それまでの歴史的価値のある貴重な文献が厳しい思想統制の下、灰になってしまう事件がありましたが、さすがの彼も易経には敬意を表したと思われ、易経だけは難を免れました。以来、現代に至るまで各分野でさまざまな人に活用され、かけがえのない人類の遺産となっています。
このように易は、易経という教典を基に古代中国で発展し、現代に受け継がれている皇帝の学問であり、私たちの国では周易、あるいは易学として知られています。中国のかっての皇帝たちは、国を治める過程でさまざまな困難な問題にぶっかった時、易に尋ねて解答を求め、そして易が示す注意点を参考にして立派に国を統治してきたといわれます。つまり易は、皇帝たちにとって陰の名参謀役だったわけです。

さて、現代に話を戻して？！
現在の私たちの皇帝、つまり君主は誰なのでしょう？
日本の政治のトップ？エリート官僚？
いやはや世界を牛耳る悪の組織？それとも超大国のアメリカ？
この世界を統括している皇帝は誰でしょう？










私はアナタ自身、つまり自分自身だと考えています。

自分の人生において皇帝は自分だ！といえるでしょう。

そうした意味では、易は私たちの人生のバイブルとも

なりうるのです。人類の英知の結晶といわれるこの素晴

らしい易の力を借りて、私たちも皇帝のように発展し、飛躍し

ていく必要があると思えてなりません。

かつて、先人の皇帝たちは、国を治め、民を治め、

喜びを溢れさせ、喜びをもって豊かさを創り続ける

努力をしてきました。さまざまな困難な問題にぶつかり

一番ベストな解結策を求め、立派に国を統治してきた

歴史でもあります。

ですから、易を単なる占いにしていては、

とってももったいないと考えています。

当るとか？当らない？とかは、

実はまったく意味がなしません。

占い（占術：戦術）という大家についての

大いなる勘違いであり、もしかしたら知らない故に

自らの人生を暗くしているかもしれません。

易経の64卦に書かれている黙示は

私たちが一生のうちで経験するであろう人生の局面

（ステージ）を大きく六十四の局面に分類し、

さらにその一つひとつの局面を小さく六つに分けて、

合計三百八十四もの局面で表しています。

人間社会の出来事はいかに複雑な動きに見えようとも、

この三百八十四のパターンの中にピタリと当てはまるのです。

ですから易では、前者の分類によって

「あなたの現在の天の時はこうですよ」と教え、

後者の分類によって「したがってこういう方向に

進むべきですよ」と黙示してくれる、

いわば指針を示してくれる羅針盤の役割をしてくれます。

そして、その内容も、龍や鳥の一生などを用いて

物語風にわかりやすく書かれています。

そこに、易経を創った人々の自由奔放な発想と細やかな

観察力、尽きることのない知恵の豊かさを感じ取ること

ができます。



盛運の時もあります。不運の時もあります。
たとえば、大局に見て今が「苦しみの多い不運の時」
であるとしましょう。

これを暗い長いトンネルの内部にたとえると、
具体的にあなたは今どの位置にあって、
いつそこから脱出できるのか、
どういう方法で脱出できるのか、
それにはどう動くべきか、
それとも動かずじっと待つべきかなど、
微に入り細にわたって教えてくれるのが易なのです。

実に親切丁寧な人生の良き友なのです。

このように易は、あなたの天のトキ（時）をピタリと教え、

その上で次に目指すべき所（処）を示し、

その転換法（処理）を実にわかりやすく説いてくれるのです。

私たちは天の時を知ることにより、

決断のタイミングを逃がすことなく、

迷うことなく、真にやりたい事を成して行く事が

出来る様になっていきます。

真にアナタにとって本当にやりたい事があるとした、

これほど味方になってくれる頼もしいツールはありません。



余談：
そうか！易を覚えればなんでも上手くいくんだ！
そしたら何もしなくてもいい生活が送れるようになるな…
そんな馬鹿な人はココでお別れです。
だってそんな人が皇帝になったら凄い貧国が出来そう（笑）

まぁ世界にはそんな国（人）が結構おられるようだが？
人の振り観て我フリ直せと申します。自らの国を善くする
のが最善の策と心得ますわ〜！