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セプドールコミュのわいんのい・ろ・は【ヌーヴォー編】

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すっかりこのコーナーご無沙汰しておりますあせあせ

さてさて、今年もボジョレーヌーヴォーの季節が近づいてきましたので、ヌーヴォーに関するウンチクを少々・・・ワイングラス

昨年にもボジョレーヌーヴォーについて少し書きましたが、http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=37207774&comm_id=1723851また少し違った方向から・・・


前回はフランス・ブルゴーニュのボジョレーという地区で造られるワインが「ボジョレー」という名前で売られていますよ。ということを中心に書いたのですが、今回はヌーヴォーを中心に。

「ヌーヴォー」とはフランス語で「新しい」を意味します。
英語で言うところの「NEW」ですね。

ですから、フランスで造られる新酒のことを総称して「ヴァン(ワイン)ヌーヴォー(新しい)」と言います。
メーカーによっては「プリムール(初物)」と表記するところもあります。


余談ですがフランス語には男性詞、女性詞、複数形などで形容詞が変わってきます。
ワインは男性詞なので、ヌーヴォーですが、年や月は女性詞なので「ヌーヴェル」になります。
ですから年賀状などに書かれる「ヌーヴェル(新しい)アネ(年year)」は「新年」を意味します富士山


話しはそれましたが、要は皆さんボジョレーというヌーボーしかないという風に思われている方が多いのですが、フランス全土で認められているヌーヴォーというのはV.d.P(地酒)あわせて26の地区で認められているのです手(チョキ)


最近日本でも白ワインのヌーヴォーが少量輸入されはじめたので、ここ数年「ボジョレーヌーヴォーって白もあるんだね。」なんて言われる方がうちの店にも多々いらっしゃいますが、前回も書いたようにボジョレー地区で認められているヌーヴォーは赤とロゼだけです。


白ワインのヌーヴォーを見つけたらラベルを良く見てみてください。
今、日本に輸入されている白ワインヌーヴォーは


ボジョレーの北、ブルゴーニュのマコネ地区で造られる「Macon(マコン)」
ロワール地方、大西洋河口付近で造られる「Muscadet(ミュスカデ)」
南フランス全般で造られる地酒「Vin de Pay(ヴァン・ド・ペイ)」

が、ほとんどです。



そして、こんなことも・・・

11月の第三木曜日に解禁されるボジョレーヌーボーですが、この解禁日当初は11月15日という特定の日が解禁日だったのも以前かきましたよね。


解禁日当日15日が土日になると輸送の関係で配送することができなくなり、解禁日の意味がなくなるからと1985年に今の11月第三木曜日に変更になったそうです。


みなさんもボジョレーヌーボーは、解禁日の午前零時にならないと飲んじゃダメというのはご存知ですよね。でもこの「決まり」、実はこれ、飲む側への規制ではなく販売側にとってのルールのようです。
ルール上は、「消費の禁止」ではなく「販売の禁止」なのです。ですから、正しくは、「飲んではいけない!」ではなく、「飲むことができない!」となるわけですね。結局、販売する側がしっかり決まりを守っていれば、飲む側がルールを破ることはできないという理屈ですね。


ルールを破るとどうなる?

ちなみに、販売側(インポーター・酒類販売店・飲食店等の業界関係者など)がこのルールを破ると、ペナルティとして以降の取引停止の処分を受ける可能性があります。ワインの管理、監督をしているボージョレーワイン委員会やフランス食品振興会は、「(違反があった場合)以後のご協力はできかねます。」と明言しているみたいです。


解禁日ができたのはなぜ?
そもそも、このヌーボーは当地の農民が収穫を祝うために造ったのが始まりとされているそうです。
では、何でワインの解禁日(発売日)が決められたのかといいますと、収穫祭の日が11月15日だったというわけではなく、ボジョレー・ヌーボーが非常によく売れるということで各メーカーが競ってワインを出荷したため、ついにはワインとして十分出来上がっていないものまで出回るようになったからだそうです。
その後、解禁日が設けられてからは、各メーカーとも心を入れ替え、解禁日までしっかりとワイン造りをするようになったそうです。


因みに世界で日本が一番早く飲めると謳っているところもありますが、世界で1番最初に今日を迎えるのはトンガとも、キリバスとも言われていますよね。
ニュージーランドなんかでも日本より2,3時間早かったり・・・
日付変更線より5時間後くらいに日本はあるみたいです涙


またまた脱線しましたが、

更に、販売してはいけない日も決まっているんです。

意外に知られていないことですが、ボジョレーヌーボーは解禁の翌年8月31日以降は販売してはいけないことになっています。
これはガメイ種が生来アルコール分が低くそれが淡い鮮やかな赤色と軽く爽やかなフルーティワインを作る一方で、単純で酸味が強く長持ちしないとう性質から来ており、樽の中で熟成し長期貯蔵するということには、全く向いていないワインだからです。



ちなみに日本の新酒ワインは11月3日解禁
イタリアの新酒ワイン(ノヴェッロ)は11月6日解禁(イタリアは毎年6日で全20州でつくられています。
ドイツは「ディア・ノイエ」
オーストリアは「ホイリゲ」
と言いますが、なかなか日本でお目見えすることは・・・

あと、チリ、オーストラリア、南アフリカなどの南半球は6月頃にすでに販売されていますので、興味のあるかたはぴかぴか(新しい)

まぁ、そんなこんなで、また今回も長々と私の自己満足にお付き合いありがとうございましたわーい(嬉しい顔)



そんなことを頭の片隅に今年もヌーヴォーを楽しみましょう!!わーい(嬉しい顔)ワイングラス

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