絵本ってね？コミュのおばけやーい

作絵：未崎　茂樹

○チャイルド本社
○アップル　しかけ絵本

しかけ絵本(゜∇^d) グッ!!
内容がなんだかかわいい作品～♪

子どもの好奇心が元気よく表現されてて
とってもかわいい感じ☆

そして、何より
子ども達はお化けに異様に反応しますから・・(笑

最近外でこんな感じに網を構えて子ども達が走り回る様子
あんまり見かけません･･(悲
元気に　走り回って探検したりして遊べる環境
減ってきてませんか～？

危ない　危ない・・って
ちょっとした怪我にも神経質になってませんか～？

多少の怪我なんてなんのその
外をドロだらけになって探検してみるのもたのしいよ？

＜内容＞

「おそくまで　おきてると、
　おばけが　でるわよ。」

　って、お母さんは　言うけど、
　僕、お化けなんて　ちっとも怖くないもん。
　そうだ、あした　おばけをつかめえにいこう。

　お母さん　びっくりするぞーーーーーーーーーーー！

次の日少年は
網を構えおばけを探しにいった。

途中、お化けがいるところをねずみに訪ねると
ねずみは　おばけは森の中だよと教えてくれた。

そして少年は
ねずみに聞いたとおり森の中へ・・

森の入り口に入ると
セミ達がやかましく鳴いていた。

「きょうは　むしとりじゃなくて、
　おばけとりなんだ。」

と、セミ達にいうと少年は森の中に入っていった。

「いた　いた」

すると、木の陰から
しろくて　ふわふわの　おばけ。

　僕は　ドキドキしながら　あみを構えた。

網を振り下ろそうとすると
そこには　猫が　昼ねをしていました。
(仕掛けで猫の足の白いところしか見えてません)

「なーんだ、ねこさんか。
　ねえ、おばけのいる　ところしらない？」

「うーん、ひるねのじゃましないでよ。
　おばけなら　もっともりのおくだよ。」

少年は、もっと森の奥へと突き進み
また、ふわふわと　白いものが浮かんでいました。

「えいっ！」
っと網を振り下ろすし

「つかまえた！」
と、思ったけど･･

「とりさん、ごめんね、
　おばけとまちがえちゃった」

そして、魚釣りをしていたきつねさんは
「しずかかに　してよ！」

と、ぷんぷん。

「さかなが　にげちゃうじゃないか。
　おばけなら　もっと　おくだよ。」

少年は　今度こそ捕まえてやるぞ～～。
っと、どんどん　森のおくに　入っていった。

「おばけの　やつ　どこに　いるんだろう。
　いっぴきも　いないや。」
少年は　どんどん　どんどん　奥へと足を進める。

「おーい　おばけ、でてこいよー。
　つかまえてやるから　でてこーい」
少年が辺りをいくら見渡してもお化けはいません。

「おーい　おはけー、おねがいだから
　でてきてよー。
　つかめまえたり　しないからー。
　ぼく、おばけ　みたいよー。」
そう言って辺りを見渡す少年の周りを
沢山のおばけたちが飛びまわる。

「ちぇ。
　やっぱり　おばけなんて
　いないんだよ。
　おかあさんに　おしえて　あげなくちゃ。」

そう言いながら去っていく少年の後ろ姿を
沢山のお化けたちは笑顔で見送ったとさ。

他の主な作品は
・くまさんのあたらしいカーテン(佼成出版社)
・『やまねこせんせい』シリーズ(ＰＨＰ研究所)
・『ともだちだいすき』シリーズ(偕成社)
・くじらの島(ひくまの出版)

などがあります(゜∇^d) グッ!!