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万葉集コミュの万葉集25・26・27・28首目

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25;作者:大海人:天武,異伝,吉野,民謡,地名

[題詞]天皇御製歌

[原文] 三吉野之  耳我嶺尓  時無曽  雪者落家留  間無曽  雨者零計類  其雪乃  時無如  其雨乃  間無如  隈毛不落  <念>乍叙来  其山道乎

[仮名] ,みよしのの, みみがのみねに, ときなくぞ, ゆきはふりける, まなくぞ, あめはふりける, そのゆきの, ときなきがごと, そのあめの, まなきがごと, くまもおちず, おもひつつぞこし, そのやまみちを

[訓読] み吉野の  耳我の嶺に  時なくぞ  雪は降りける  間無くぞ  雨は振りける  その雪の  時なきがごと  その雨の  間なきがごと  隈もおちず  思ひつつぞ来し  その山道を

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26;作者:大海人:天武,異伝,吉野,民謡,,地名、

[題詞](天皇御製歌)或本歌

[原文] 芳野之  耳三我山尓  時自久曽  雪者落等言  無間曽  雨者落等言  其雪  不時如  其雨  無間如  隈毛不堕  思乍叙来  其山道乎

[仮名] ,みよしのの, みみがのやまに, ときじくぞ, ゆきはふるといふ, まなくぞ, あめはふるといふ, そのゆきの, ときじきがごと, そのあめの, まなきがごと, くまもおちず, おもひつつぞくる, そのやまみちを

[訓読] み吉野の  耳我の山に  時じくぞ  雪は降るといふ  間なくぞ  雨は降るといふ  その雪の  時じきがごと  その雨の  間なきがごと  隈もおちず  思ひつつぞ来る  その山道を

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27;作者:大海人:天武,吉野,行幸,地名,土地讃美

[題詞]天皇幸于吉野宮時御製歌

[原文] 淑人乃  良跡吉見而  好常言師  芳野吉見<与>  良人四来三

[仮名 ] ,よきひとの, よしとよくみて, よしといひし, よしのよくみよ, よきひとよくみ

[訓読] 淑き人の よしとよく見て よしと言ひし 吉野よく見よ 良き人よく見

[左注]紀曰 八年己卯五月庚辰朔甲申幸于吉野宮


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28;作者:持統天皇,飛鳥,季節,地名,枕詞

[題詞]藤原宮御宇天皇代[高天原廣野姫天皇 元年丁亥十一年譲位軽太子 <尊>号曰太上天皇] / 天皇御製歌

[原文] 春過而  夏来良之  白妙能  衣乾有  天之香来山

[仮名] ,はるすぎて, なつきたるらし, しろたへの, ころもほしたり, あめのかぐやま

[訓読] 春過ぎて 夏来るらし 白栲の 衣干したり 天の香具山

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25・26
吉野の耳我の嶺に
絶え間もなく雪は降っていた
休む間もなく雨は降っていた
その雪が絶え間もないように
その雨が休む間もないように
物思いをしながら来たのだ
あの時 この山道を

27
いにしえの立派な人が良い所だとしてよく見て「よし」と言った
この吉野をよく見よ
今の良き人もよく見ておくことだ

28
春は過ぎ去って
夏がやって来たらしい
白い布でつくった衣が乾してある
天の香具山に
(農村の最大行事の田植えは、田の神に仕える清浄な処女(早乙女)によって行われていた。早乙女は一定期間身を浄めるため山ごもりする。その禊ぎの白い衣が乾されており、山の緑に映えた。)
(北辰を中心に万星が規則に伏し従い正しく回転し、春秋が規則的に世に豊穣をもたらす、天皇の威徳を顕した一首とも見える)
(大津皇子を葬って、神話にあらわしたとおりに、「天孫」への天皇位継承を確信した大津皇子への禊の「挽歌」とも見るのは穿ちすぎだろうか?)

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壬申の乱の前年の冬、大海人皇子は兄天智天皇の近江宮を
逃れ吉野に隠棲した。そこから内乱の兵を起こし天武朝を開いた。
                     
三吉野之ーみよしののーみ吉野の 
耳我嶺尓ーみみがのみねにー耳我の嶺にー 吉野の山という以外不詳 
時無曽ーときなくぞー時なくぞー時の区別なく。始終。 
雪者落家留ーゆきはふりけるー雪は降りける。 
間無曽ーまなくぞー間無くぞ、 
雨者零計類 ーあめはふりけるー雨は振りける。 
其雪乃ーそのゆきの,ーその雪の、 
時無如ーときなきがごとー時なきがごと、  
其雨乃ーそのあめのーその雨の、 
間無如ーまなきがごとー間なきがごと、  
隈毛不落ーくまもおちずー隈もおちずー道の曲がり角も一つ残さず。  
<念>乍叙来ーおもひつつぞこしー思ひつつぞ来しー「思ひつつぞ来る」と訓む説もある。天智十年(671)、身に危険の迫ったことを悟って吉野へ逃れた時のことを回想しているものと思われる。 
其山道乎ーそのやまみちをーその山道を。
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芳野之ーみよしののーみ吉野の、 
耳三我山尓ーみみがのやまにー耳我の山に、 
時自久曽ーときじくぞー時じくぞー時節にかかわりなく。  
雪者落等言 ーゆきはふるといふー雪は降るといふ、 
無間曽ーまなくぞー間なくぞ、 
雨者落等言 ーあめはふるといふー雨は降るといふー休みなく雪が降り、絶え間なく雨が降るという。 
其雪ーそのゆきのーその雪の  
不時如ーときじきがごとー時じきがごと、 
其雨ーそのあめのーその雨の、  
無間如 ーまなきがごとー間なきがごと、 
隈毛不堕ーくまもおちずー 隈もおちず、  
思乍叙来ーおもひつつぞくるー思ひつつぞ来るー、 
其山道乎ーそのやまみちをーその山道を。
,, , , , ,, , , , 

淑人乃ー,よきひとのー「淑き人」が古人であるのに対し、
良跡吉見而 ーよしとよくみて、 
好常言師ーよしといひし、  
芳野吉見<与>ーよしのよくみよー吉野よく見よ、 
良人四来三ーよきひとよくみー良き人よく見ー結句の「良き人」は同時代の人を指すのであろう。ー結句の「よく見」の「見」はおそらく命令形。「よ」を付けずに命令の意をあらわす古形であろう。 
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春過而ーはるすぎてー春過ぎてー春は過ぎ去って、  
夏来良之ーなつきたるらしー夏来るらしー夏がやって来たらしい。 
白妙能ーしろたへのー白栲のー白い布でつくった、栲(たえ)で織りあげた白布で製った衣。栲は楮(こうぞ)などの樹皮から採った繊維。挽歌にも使われる語句 
衣乾有ーころもほしたりー衣干したりー衣が乾してある。 
天之香来山ーあめのかぐやまー天の香具山ー奈良県橿原市南浦町。大和三山の一つ。天から降ってきた山であるとの伝承があり(伊予国風土記逸文)、それゆえ「天の」が。

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