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ザ・ストーリーテラーコミュの閑話休題INFO3 芥川賞+直木賞の候補作

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14日夜に発表予定の芥川賞と直木賞の候補作家の一覧が文藝春秋サイトに掲載されている。一覧をサイトを運営する文藝春秋マルチメディア部の助言(※1 助言の一部を転載)を踏まえて転載しておきます(※2 ◎、▼、◆の記号は「ザ・ストーリーテラー」主宰側が記入)。

※1
拝復 
サイトの制作をしておりますマルチ
メディア部のものです。

お問い合わせいただいた件ですが、
正式な転載許諾はお出しできないの
ですが、候補者の情報は報道用の
もので、各報道機関に配布している
ものですし、そのような内容のコミュニティ
内への転載でしたら、特に問題はないと
思われます。

文藝春秋 マルチメディア部




◎第133回芥川賞の候補作が発表されました
(平成17年度上半期)
第133回芥川龍之介賞の候補作が発表されました。以下の7作品です。なお、選考委員会はきたる7月14日(木)午後5時から築地・新喜楽で開かれます。 財団法人 日本文学振興会

▼伊藤たかみ
(いとうたかみ) 「無花果カレーライス」(文藝夏号)
▼楠見朋彦
(くすみともひこ) 「小鳥の母」(文學界六月号)
▼栗田有起
(くりたゆき) 「マルコの夢」(すばる五月号)
▼中島たい子
(なかじまたいこ) 「この人と結婚するかも」(すばる六月号)
▼中村文則
(なかむらふみのり) 「土の中の子供」(新潮四月号)
▼樋ロ直哉
(ひぐちなおや) 「さよなら アメリ力」(群像六月号)
▼松井雪子
(まついゆきこ) 「恋蜘蛛」(文學界六月号)
(作者名50音順)


候補者紹介(以下の年号表記は西暦を使用)
◆伊藤たかみ 一九七一年兵庫県神戸市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。
〈作品〉「助手席にて、グルグル・ダンスを踊って」95・文藝特別号=第三十二回文藝賞受賞、96・河出書房新社刊。『ミカ!』99・理論社刊=第四十九回小学館児童出版文化賞受賞。『盗作』03・河出書房新社刊。「ジャトーミン」05・文藝春号。
◆楠見朋彦 一九七二年十月十日大阪府生まれ。立命館大学文学部哲学科哲学専攻卒業。九六年三月より塚本邦雄選歌誌「玲瓏」に参加、短歌・押韻詩を同誌に発表。
〈作品〉「香魂」98=三十首にて緑珠賞受賞(短歌.玲瓏主催)。「零歳の詩人」99・11すばる=第二十三回すばる文学賞受賞、第百二十二回芥川賞候補、OO・集英社刊。二〇〇〇年大阪市咲くやこの花賞(文芸その他部門)受賞。「マルコ・ポーロと私」00・5すばる=第百二十三回芥川賞候補、野間文芸新人賞候補、00・7集英社刊。「五人の六つ子」OO・12すばる。『釈迦が寝言』01・11講談社刊(書き下ろし長編上.下巻)。「軌道」02・1すばる。『リッピの愛人」02・11文學界。『ジャンヌ、裁かるる』03・3講談社刊(書き下ろし長編)。「ビロード劇場」03・6すぱる。『ラジオアクティブ・ラブ」04・6文畢界。「遅れて来たメッセンジャー」05・1(電子本<ドットプック>・ボイジャー社理想書店)。
◆栗田有起 一九七二年二月十七日長崎県西彼杵郡生まれ。九四年名古屋外国語大学外国語学部英米語学科卒業。製薬会社広報室、ホテルのフロント勤務などを経験。
〈作品〉「ハミザベス」02・11すばる=第二十六回すばる文学賞受賞、03・集英社刊(書き下ろし「豆姉妹」併録)。「お縫い子テルミー」03・6すばる=第百二十九回芥川賞候補、04・集英祉刊(「ABARE・DAICO」03・12すぱる併録)。「さぼりん」04・6文學界。「オテルモル」04・6すばる=第百三十一回芥川賞候補、05・集英社刊。
◆中島たい子 一九六九年八月十九日東京都生まれ。多摩美術大学芸術学科卒業。第一回日本テレビシナリオ登龍門大賞受賞。第二十三回城戸賞準入選。放送作家を経て脚本家。
〈作品〉「漢方小説」04・11すぱる=第二十八回すばる文学賞受賞、第百三十二回芥川賞候補、05・集英祉刊。「彼の宅急便」05・5群像。
◆中村文則 一九七七年九月二日愛知県生まれ。二〇〇〇年福島大学行政杜会学部応用社会学科卒業。職歴はなく、現在著述業。〈作品〉「銃」02・11新潮=第三十四回新潮新人賞受賞、第百二十八回芥川賞候補、03・新潮杜刊。「遮光」03・6新潮=第百二十九回芥川賞候補、04・6新潮社刊=第二十六回野間文芸新人賞受賞。『蜘蛛の声」04・1新潮。「悪意の手記」04・5新潮=第十八回三島由紀夫賞候補。
◆樋口直哉 一九八一年五月十九日東京都板橋区生まれ。服部栄養専門学校卒業。専門学校卒業後、レストラン勤務を経て、レストラン「スケッチ」(久我山)にてシェフ、現在、個人宅向けの出張料理人。
〈作品〉候補作で第四十八回群像新人文学賞小説部門受賞。
◆松井雪子 一九六七年一月五日東京都武蔵野市生まれ。八五年共立女子高等学校卒業。八九年共立女子大学家政学部生活美術学科卒業。大学在学中の八八年に漫画家デビュー。
〈作品〉「私のフジサン」01・5群像。「イエロー」02・12群像=第百二十八回芥川賞候補、03・講談社刊。「日曜農園」04・5群像=第百三十一回芥川賞候補。絵小説『チル☆』03・講談杜刊。絵本『奇跡でも魔法でもない犬語の話し方』04・幻冬舎刊。絵本『クウとポーのクリスマス』04・平凡社刊。漫画作品に『マヨネーズ姫1』96・青林堂刊。『絶望ハンバーグエ場』97・文藝春秋刊。



◎第133回直木賞の候補作が発表されました
(平成17年度上半期)
第133回直木三十五賞の候補作が発表されました。以下の7作品です。なお、選考委員会はきたる7月14日(木)午後5時から築地・新喜楽で開かれます。 財団法人 日本文学振興会

▼絲山秋子
(いとやまあきこ) 「逃亡くそたわけ」(中央公論新杜)
▼恩田 陸
(おんだりく) 「ユージニア」(角川書店)
▼朱川湊人
(しゅかわみなと) 「花まんま」(文藝春秋)
▼古川日出男
(ふるかわひでお) 「べルカ、吠えないのか?」(文藝春秋)
▼三浦しをん
(みうらしをん) 「むかしのはなし」(幻冬舎)
▼三崎亜記
(みさきあき) 「となり町戦争」(集英社)
▼森 絵都
(もりえと) 「いつかパラソルの下で」(角川書店)
(作者名50音順)


候補者紹介
◆絲山秋子 一九六六年十一月二十二日東京都世田谷区生まれ。八九年早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。同年株式会社INAXに入社し、二〇〇一年退職。
〈作品〉「イッツ・オンリー・トーク」03・6文學界=第九十六回文學界新人賞受賞、第百二十九回芥川賞候補、04・文藝春秋刊。「海の仙人」03・12新潮=第百三十回芥川賞候補、04・8新潮社刊=第五十五回芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。「勤労感謝の日」04・5文學界=第百三十一回芥川賞候補。「袋小路の男」03・12群像=第三十回川端康成文学賞受賞、04・10講談社刊。『スモールトーク』05・6二玄社書店刊。
◆恩田 陸 宮城県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。一九九二年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。
(作品〉『木曜組曲』99・徳間書店刊。『ネバーランド』00・集英社刊。『黒と茶の幻想』01・講談社刊。『ドミノ』01・角川書店刊。『夜のピクニック』04・新潮社刊=05年本屋大賞第一位。
◆朱川湊人 一九六三年一月七日大阪府大阪市生まれ。八一年東京都立淵江高等学校卒業。八六年慶応義塾大学文学部国文学科卒業。出版社勤務を経て文筆業。
(作品〉「フクロウ男』02・11オール讀物=第四十一回オール讀物推理小説新人賞受賞。『死者恋」03・3オール讀物。『都市伝説セピア』03・文藝春秋刊=第百三十回直木賞候補。「トカビの夜」03・11オール讀物。『白い部屋で月の歌を』03・角川ホラー文庫刊=第十回日本ホラー小説大賞短編賞受賞.『さよならの空』05・角川書店刊。
◆古川日出男 一九六六年福島県生まれ。早稲田大学第一文学部中退後、編集プロダクション勤務などを経て、九八年『13』でデビユー。
(作品〉『アラビアの夜の種族』01・角川書店刊=第五十五回日本推理作家協会賞受賞、第二十三回日本SF大賞受賞。『沈黙』99・幻冬舎刊。『アビシニアン』00・幻冬舎刊。『中国行きのスロウ・ボートRMX』03・メディアファクトリー刊。『サウンドトラック』03・集英社刊。『ポディ・アンド・ソウル』04・双葉社刊。『gift』04・集英社刊。
◆三浦しをん 一九七六年九月二十三日東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。二〇〇〇年、長編小説『格闘する者に○』(草思社刊)でデビュー。
(作品〉『月魚』01・角川書店刊。『白蛇島』01・角川書店刊。『秘密の花園』02・マガジンハウス刊。『ロマンス小説の七日間』03・角川書店刊。『私が語りはじめた彼は』04・新潮杜刊。エッセイ集には『人生激場』03・新潮社刊。『極め道』00・光文社刊。『妄想炸裂』01・新書館刊。『しをんのしおり』02・新潮社刊。『夢のような幸福』03・大和書房刊。『乙女なげやり』04・太田出版刊。
◆三崎亜記 一九七〇年福岡県生まれ。熊本大学文学部史学科卒業。
(作品〉候補作で第十七回小説すばる新人賞受賞。「二階扉をつけてください」05・2小説すばる。「二人の記憶」05・4小説すばる。「バスジャック」05・6小説すばる。「動物園」05・7小説すばる。
◆森 絵都 一九六八年東京都生まれ。九一年『リズム』で第三十一回講談社児童文学新人賞を受賞しデビユー。
〈作品〉『リズム』91・講談社刊=第三十一回講談社児童文学新人賞受賞、第二回椋鳩十児童文学賞受賞。『ゴールド・フィッシュ』91・講談社刊。『宇宙のみなしご』94・講談社刊=第三十三回野間児童文芸新人賞受賞、第四十二回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞受賞。『アーモンド入りチョコレートのワルツ』96・講談社刊=第二十回路傍の石文学賞受賞。『つきのふね』98・講談社刊=第三十六回野間児童文芸賞受賞。『カラフル』98・理論社刊=第四十六回産経児童出版文化賞受賞、映画化。『ショート・トリップ』00・理論社刊。『DIVE!!』00・講談社刊=第五十二回小学館児童出版文化賞受賞。『あいうえおちゃん』01・理論社刊『ぽくだけのこと』03・理論社刊。『永遠の出口』03・集英社刊=04年本屋大賞第四位。「美濃焼の器」05・3別册文藝春秋。「犬の散歩」05・5別册文藝春秋。「守護神」05・7別册文藝春秋。








コメント(9)

第133回芥川賞、直木賞が14日夜発表になりました。

芥川賞は▼中村文則
(なかむらふみのり) 「土の中の子供」(新潮四月号)

直木賞は▼朱川湊人
(しゅかわみなと) 「花まんま」(文藝春秋)

フジテレビのワイドショー「とくダネ!」が中村さんの受賞連絡前後を密着取材し、15日朝放送していた。所作や話し方から、社会人と言うよりは学生に近いような初々しさを感じさせる「27歳の普通の青年」風でした。好感を持たせる笑顔の持ち主でもありました。
毎年前期と後期で優れた文学作品を顕彰するという文学賞の意義はあるのでしょうが、たとえば今回の芥川賞の作品。純文学の作品ですから作者の知名度も低いし、発表された媒体も小部数ですから、事前にはほとんど知られていなかった作品です。
それらに注目を集めることは意義があるとしても、その中から一作品を選ぶというのはどういう意味があるのか?
「文壇」なんていう言葉も死語でしょうが、座席に限りのある職人ギルドへの入会審査なのか?
あまり大量に作家「先生」を誕生させると自分たちの権威に傷がつくし、競争が激しくなるので、数量コントロールをしようということなのだろうか?

選ばれた一人にスポットライトを当ててタレント化するよりも、選考に残った作品をちゃんとしたかたちで書籍出版して裾野を広げる方が大切じゃないかと思うのですが……。
▼選ばれた一人にスポットライトを当ててタレント化するよりも、選考に残った作品をちゃんとしたかたちで書籍出版して裾野を広げる方が大切じゃないかと思うのですが……。

マスコミ的に言うと、両賞は「文壇の風物詩 」でしょうか。教壇は見たことありますが、文壇というのはどこにあるのか見たことありません……。頭の中にしかない世界ですかね。 賞は小説を売るためのイベントであり、文壇は作家志望者のファンタジーワールドという位置づけでいいでしょう。ある受賞作家が言ってました。虹の向こうは荒野だった!

両賞の候補になることは、相当の筆力と才能があるということに異論はないでしょう。レベルの高い作品を書き続けるという持続力も評価すべきことだと思います。

両賞の受賞に関係なく、才能がある人たちが花を開かせるための機会を増やすことを出版人はもっと考えるべきでしょう。MAOさんの指摘する通りです。
私の場合「芥川賞」と聞くと「芥川龍之介」そのものを連想します。
芥川龍之介は小編の名手。彼ほどの名手は居ないと思うのです。

読み返してみると、かなり奇妙な状況設定からドスンと入るのですが、読む側には違和感なく入って行けて、それでいて読後感も……「むむむ」となる。

ひとつ一つに連続性はなく、簡潔な珠玉の小編ばかりです。
「芥川賞」の選考基準にはこのようなものがあるのでしょうか。

私個人としてはひとつ二つの長編よりも、数多い小編を生み出す力量の人に「芥川賞」をあげたいですね。
芥川賞、直木賞の具体的な選考基準が示されていませんが、あえて選考のボーダーみたいなものを過去の受賞者像から考えてみました。

芥川賞は、作品数は少ないながらも「才能の芽」を感じさせるものがあるか。若い世代の受賞が多いが、森敦のように高齢での受賞者もいるようです。

直木賞は、作品数もある程度こなした上に「作家としての力量」を感じさせるものがあるか。従って、書店に何冊も著作が並んでいる作家が選ばれたりする。「あれ、まだもらってなかったの」と意外な感じがしたりします。


私見ながら、以上のように感じる次第です。さて、あなたは芽吹き派、それとも力量派?
忘れられた芥川賞作家。
http://tamabook.com/interview/2004/01/contents.html

第66回芥川賞を受賞した東峰夫を覚えていますか?
なんと受賞後にほぼ失踪状態で出版社も居所がわからなかったのが三十年ぶりに「発見」されたというから驚きだが、それよりもその三十年の間も書きつづけてきたということの方がもっとすごい。

こういう人をどう評価すればいいのだろうか?
異論なし!

芥川よりもう少し長い中編を個人的には読みたいが。

ところで、モナリザにすり代わっているあんたは誰?

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