独自団体となったことにより、いくつかの変化があった。まずは、対外試合が可能になった。それまでは、学校側の意向で試合が禁止されていたからだ。そのためにユニフォームを作ろうという話になった。チーム全員で、ユニフォームの色を話し合い、日の丸の色でもある赤に決まった。それから、チーム名だ。これも全員でアイディアを出し合い、いくつか出た案から多数決でRising Sunsという名に決まった。発案は、テル(池田君)。日本を形容する言葉としてよく使われるいい名前だ。たしか、聖徳太子が、当時の中国の皇帝に「日(太陽)昇る国(The Country of the Rising Sun)の王より日の沈む国の王へ」との書き出しの親書を送ったことに由来している言葉だと思う。その後、ユニフォームを作る業者を、知り合いに教えてもらい、チームの代表として、ワタベー(渡辺君)、コービー(竹中君)、そして吉川(兄)君と共に、ユニフォームを選びにいった。