比嘉くん
彼は軽い知的障害をもつ僕の
大切な友達だ！
彼が僕の部屋にやってきた！
どうしたんだい？比嘉くんこ〜ちゃんおかしいね
何がおかしいんだい比嘉くん今日役所に行ったら100円玉6枚しかくれないね！
比嘉くんは100円玉が大好きです比嘉くん！100円玉の他に何かもらわなかったかい？なんかへんな紙くれたね！
なにねこの紙？
これはねウンコした時にふく紙だよ！こ〜ちゃん！こ〜ちゃん！
自分はお尻ふく時白いやつでふくね！
そうか！そうか！そういえばウンコをふく紙がちょうどなかったなぁ〜
よし！その紙全部と100円玉五枚を交換してあげよう！
ほんとにね！
もちろんだとも！僕たちは友達じゃないか！ありがとう！こ〜ちゃんはやさしいね
いいんだよ！いいんだよ！彼は嬉しそうに帰っていった。
翌朝激しいチャイムの連打で
目を覚ました。
ドアを開けると比嘉くんが立っていた。
そしておもむろにトイレットペーパーの切れ端を僕に差し出し
100円ちょうだいね
と言った。
僕はありったけの気持ちを込め
げんこつをした！
あれから一週間…
比嘉くんは遊びにこない。
さみしい。
|
|
|
|
|
|
|
|
