重賞ＲＥＶＩＥＷ 
東京・オークス １着 ブエナビスタ
【次走上位候補】 末脚が強調されがちだが、この馬の一番の長所はレース前の落ち着きであろう。それが最後の末脚に結びつく。
２着 レッドディザイア
レースぶりは位置取り良く、直線では前もすっと開いたし、四位騎手によると少し抜け出すタイミングが早かったとのことだったが、津田的にはばっちりに思えた。これで差されたのだから仕方がない。距離が伸びて真価を発揮するタイプで、キャリアも浅く伸びしろ充分。秋になればさらに一皮剥けそう。
３着 ジェルミナル
昨年のメンバーなら勝ち負けだったろうと思わせるくらい桜花賞、オークスでいい競馬をしている。一瞬の決め脚は上位２頭の方が上だった。
４着 ブロードストリート
ジェルミナルのすぐ後ろで長くいい脚を使っているが、一歩届かず。落ち着きがあったことは好感持てた。秋に向けては明るい材料。
５着 ディアジーナ
一瞬来るかなという手応えがあったが、追ってからちょっと伸びなかった。対戦相手のメンバー強化が影響したのかなという印象。
中京・東海Ｓ このレースはスローの上がり勝負になるか、今回のように出入りの激しい競馬なるか、極端になりやすい。また今回も一番人気が敗れた（７年連続）
１着 ワンダースピード
【次走上位候補】 出入りの激しい競馬となる中、自分のペースを守って競馬した。それが最後の伸びに繋がった。スローの上がり勝負となると厳しいが、このような適度に流れる競馬なら勝ち負けの範疇。また秋に向けて賞金を加算出来たことは、この馬にとって大きい。
小牧騎手コメント 出入りの激しい競馬でもかかたりすることない、競馬の上手な馬
２着 アロンダイト
道中行きたがったが、抑えたりせずに行かせた。それが正解で、ゴール寸前まで
粘った。和田騎手によれば、それでもソラを使ったとのことだったので、結果論でいえば、少し抜け出すタイミングが早かったことにもなる。左周りの方が良さそうでまたようやく完全復調となったかと思わせた。
３着 ボタンタス
不器用なタイプで小回りコースは向いてないと思うが、今回は出入りの激しい競馬を自分のペースに徹した。このような自分のペースに徹した走りが出来ることがこの馬のセールスポイントのひとつ
１６着 ウォータクティクス
一番人気。展開のあやの多いレースで、他の馬が早め早めに動いて、この馬の逃げる競馬が出来なかった。これまで逃げる競馬をしていたので、急に違うレースを体験して戸惑ったのであろう。キャリアの浅い馬で、この経験が今後に生かせるだろう。
川田騎手 他馬にこられて、ガツンとかかって、もまれて、グチャグチャになった。
東京・芝 
【馬場・コースについて】 http://
日曜日は、雨の影響で時計がかかった。とはいえ水準のレベル。脚質的には逃げ差し混在で目立った傾向はなかったが、強いて挙げるとすれば馬場の３〜４分どころを通った好位差しタイプの馬の活躍が目立った。
【芝コース タイムランク】 http://
【Ａランクレース】 日曜11Ｒ・３歳上オープン・オークス・２４００ｍ。
重賞レビューにて。
【Ｂランクレース】 土曜９Ｒ・３歳上５００万下・カーネーションＣ・１８００ｍ。 １着・リコリス −０．８
直線で早目先頭のカタチだったが、抜かせなかった。長くいい脚を使う。持久力は非凡。
２着・エヴァ
出遅れて、直線でもおいだしを待つシーンもあった。それでもラストはよく伸びて２着。展開面を考えると強い競馬をしている。荒削りな面が抜けてくればもう１ランク上を狙える。
３着・ニシノルーファス
追ってもスッと反応できない。もう少し長い距離のほうが良さそう。
日曜８Ｒ・３歳上５００万下・１４００ｍ。 １着・ワールドコンパス −０．４
馬体重が＋６キロと戻ったのが良かった。レースでは３番手追走も、直線で先頭に立ち、そのまま押し切った。依然引っ掛かる面はあるが、５００万下なら力上位。短距離が合っている感も。
１４着・スプラッシュランド。
スタートで後手を踏み、勝負処で一気に脚を使ってしまった。結果大敗ではあるが、今回は強引な競馬であり、この走りだけで芝がダメとは言い切れない。
【その他のレースより 特筆事項】 土曜６Ｒ・３歳未勝利・１４００ｍ。 ３着・ケイバズキ
【注目馬】 直線、坂を上がったところから一気に伸びてきた。追い込み馬が軒並み伸びてくる中、この馬の伸び脚は光るものがあった。次走は有力。
日曜５Ｒ・３歳未勝利・２０００ｍ。 １着・キングスビレッジ
【次走上位候補】 前走では他馬に迷惑をかける結果となったが、今回は大人びていた。もともと潜在能力は高く、時計こそ水準レベルだったものの手応えに余裕があったことから、更なる時計短縮が可能に。距離も長いほうが良いイメージがある。
東京・ダート 【馬場・コースについて】 http://
日曜は小雨が降ったが、時計に影響を及ぼすほどではない。よって馬場差は土日とも−０．５。脚質は目立った傾向はないが、距離が短いレースほど、差しが届いていた印象。
【ダートコース タイムランク】 http://
【Ａランクレース】 土曜７Ｒ・３歳上５００万下・１６００ｍ。
１着・アークビスティー −０．８
【次走上位候補】 前走が厳しい展開を凌いでの２着。今回も超ハイペースの中好位につけて抜け出した強い内容。この馬が強かったために、２〜４着が中団から後方に位置した馬が、展開に恵まれて突っ込んできたことに。
５着・シーフォーアイ
【注目馬】 ９着・ヒシアカデミー
10着・タイキジャガー
前に行って、苦しい展開をよく粘った。評価できる。
【Ｂランクレース】 土曜10Ｒ・４歳上1000万下・伊勢佐木特別・２１００ｍ。 １着・タカオセンチュリー −０．７
【次走上位候補】 デビュー以来最低体重だったが、全く細くなかった。レースではバツグンのスタートから終始マイペースの逃げで最後まで手応え十分だった。連闘が良かったのか、逃げの手が良かったのかは不明だが、いままでの惜敗がウソのような勝ちっぷり。鮫島Ｊとの相性がよいのかも。まだまだ上を目指せる器。
日曜６Ｒ・３歳上５００万下・１３００ｍ。 １着・モアザンストーム −０．６
以前と違って、控えるレースができるようになってから一変した。着実にレース振りが安定してきている。スピードのある馬がタメが効くことによってさらに良くなる典型的な例。今回は内枠各馬が引っ張ってくれるという展開面での好条件もあり、中団からの差し切り勝ち。昇級してもそこそこやれそう。
２着・ケイアイダイコク
落蹄していた。それを考えるとよく伸びている。
３着・メイショウオーラ
今回は内枠の先行馬をマークするカタチで、早め早めのレースをしたため終いが甘くなった。勝ち馬のようなレースをすれば、このクラスでは十分にやれる。
【Ｅランクレース 特筆事項】 日曜７Ｒ・４歳上５００万下・１６００ｍ。
１着・チャリティショウ。
後続を大きく引き離しての勝利も、勝ち時計は良くない。１０００万に上がっても苦しいかも。
東京開催のポイント http://
ナンダカンダ言ってもコレ。
勝者もそうだが、カンペキな騎乗で負けたレットディザイア＆四位ジョッキーも賞賛できる。
中京・芝 【芝コース タイムランク】 http://
【中京芝】土曜-1.8 日曜-1.8
開幕週ということで芝が密に生えた絶好のコンディション。芝のレースは多かったがレースの消化とともに傷んでいくというような感じもなかった。未勝利クラスは前有利の傾向があったが、他のクラスは差しも届いていた。開幕週、時計の速い馬場でありながら、行った行ったの競馬が少なかったことが大きな特徴。
【Ａランクレース】 土曜4レース ad
1着 レッドハイヒール
初芝、逃げて快勝。角田騎手のコメントによると追って味のあるタイプではない
とのことなので、意識的に後ろを離してレースしたとのことだった。また開幕週
最内枠と条件も揃っていた。昇級即通用かについては疑問あり
4着 エイシンダヴィンチ 【中京津田注目馬】
レース前からかなり煩く、スタートでも後手を踏んだ。それでも上がっていく
脚は見所充分であった。南半球産で成長途上も走る脚は持っている。慣れが見込める次走は有力
【Ｂランクレース】 土曜5レース bd 1着 ステアヘッド
前走はじっくり構えたが、今回は早め進出で押し切った。１走ごとの慣れは顕著
5着 ロースリパブリック
直線で狭いところに入って、追い出しを待たされた。まともなら3着はあった。
8着 マルブツジャンボ
1番人気も脚捌きが硬く映り、出来がいまひとつ。今回の走りが実力ではない。
日曜5レース bc 1着 ヤマカツゴールド
1400ｍであと一押し足りない競馬が続いていたが、1800ｍ戦で早め進出し押し切った。距離もだが、平坦コースも合う。昇級でも相手なり
3着 キングウェールズ 【中京津田注目馬】
最後方から外々を周ってよく追い上げた。次走は有力
日曜8レース bc 1着 トップゾーン
以前は折り合いに難あったが、主戦の藤岡祐騎手がレースを重ねながら、上手く
修正してきた。自分のリズムで走れる馬に成長し、その分距離の延長が効くようになった。上手く折り合って直線は突き抜けた。速い上がり決着であったことを
考えると、内容的にも優秀。昇級しても展開次第ではチャンスあり
7着 テーオーティアラ
まだレースに集中出来ないところがあって、気性面での成長が必要。
【Ｅランクレース 特筆事項】 土曜3レース ed
2着 ヤマニンライラ
直線で前が壁になる不利あった。走破時計は平凡ながら、次走も牝馬限定戦なら
有力
中京・ダート 【ダートコース タイムランク】 http://
土曜-0.6 日曜-0.6
土曜は逃げ優勢、日曜は逃げ不振であった。
【Ａランクレース】 土曜9レース ac
1着 ラヴェリータ 【勝ち馬上位候補】
2ヶ月ぶりの実戦も気性が勝ったタイプだけに仕上がり良かった。レースはスピード生かしてスムーズに運んだ。直線では後続を突き放したほど。現状では溜めるよりも多少強引にでもハナに行った方が持ち味を発揮出来そう。回転の速い走法はまさにダート巧者のそれである
【Ｂランクレース】 日曜10レース bc 東海Ｓ 重賞レビュー参照
【Ｅランクレース 特筆事項】 土曜7レース ed
2着 マチカネオイカゼ
勝ち馬に突き放されはしたが、レースの内容は安定している。次走も牝馬限定戦なら引き続いて有力
日曜12レース ed
5着 サクラシザーズ
長めの距離を使われてきた。今のところ、1700ｍは忙しい。次走1800ｍ以上出走なら見限れない。
中京開催のポイント http://
開幕週で見えてきた馬場傾向 高速決着であったが、先行有利ではない。中京開催がこのパターンで始まるときには2週目以降が急に先行有利に変わることはないので、差し有利とまでは行かなくても、差しがきっちり届く馬場であることを要チェック。
新潟・芝 【馬場・コースについて】 http://
開催が進むごとに、時計は掛かっていったが、大きな変化はない。最終週ということもあってか、差し馬の上位進出が目につく。
【芝コース タイムランク】 http://
【Ａランクレース】 日曜７Ｒ・４歳上５００万下・２０００ｍ。
１着・タンホイザー −１．１
堅実ながら差し届かないというレースが続いていたが、今回は長い直線で末脚を十分に発揮したレースだった。メンバーランクＢというまずまず相手がそろった中での勝利だったし、昇級しても相手なりに走れそう。
２着・ベルフリー
休み明け３走目で使われつつ調子を上げていたし、左回りもあっていた。
３着・シゲルアンビシャス
前走が道悪で度外視。大外からよく追い込んでいる。次走はコースは流れ次第。
新潟・ダート 【馬場・コースについて】 http://
とても安定している。ほぼ水準どおり。毎度毎度だが、前目に位置した馬の台頭が目立った。
【ダートコース タイムランク】 http://
【Ａランクレース】 土曜２Ｒ・３歳未勝利・１２００ｍ。
１着・キクノフレヴァン −０．７
【次走上位候補】 ＋１６キロは休養効果十分。中団の内目を追走して、４コーナーで外に出しての差し切り勝ち。ラスト１００だけで５馬身ちぎった。まだ良化の余地がある。昇級しても通用する。
２着・エイコオミリオン
【注目馬】 以前は一本調子の逃げのみだったが、控える競馬で一旦先頭に立つ味な競馬。こんなレースをしていればすぐに順番。
４着・サクラカムイオー
【注目馬】 今回が初出走。スタートの芝の部分でダッシュがつかなくて、やむなく後方からの競馬。しかも４コーナーでは馬群から取り残されるという内容も、よく差を詰めてきている。反動がなければ次は馬券圏内。
【Ｂランクレース】 土曜７Ｒ・４歳上５００万下・１２００ｍ。
１着・キタノアラワシ −０．３
休養後２走目での勝利。前走は明らかに急仕上げだった。１８００ｍではなく合っているのは１２００ｍ。こっちのほうが力を発揮できる舞台。
新潟開催のポイント http://
新潟が得意な馬は、同じ左周りの東京・中京だから同じパフォーマンスができるというわけではない。仮に、次走東京や中京で敗退しても、夏の新潟で変わってくることもあり、注意が必要である。
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