重賞ＲＥＶＩＥＷ 
東京・フローラＳ １着 ディアジーナ
桜花賞をパスして、オークス一本に絞って臨む。オークスでブエナビスタと対戦してどうなるかということだが、ワイドサファイアを物差しにすると、おそらくはブエナビスタ以外の桜花賞上位組とは互角と思われる。６月生まれでまだまだ成長の余地あり、実際に３歳になってかなり成長している。オークスでも楽しみ。
２着 ワイドサファイア
臨戦過程では運に恵まれずにここまできたが、エルフィンＳでレッドディザイアと接戦したという力をようやくここで発揮出来た。距離2000ｍというのも良かった。
３着 ハシッテホシーノ
３３秒台になるような高速上がりの競馬となると分が悪そうであるが、東京の2400ｍで牡馬相手に勝利した実績がある。これがオークスに向けての強みになる。
１４着 ミクロコスモス
ネオユニヴァース産駒というのはほとんど1200、1400ｍ戦ではほとんど勝っていない種牡馬で、今回2000ｍという距離はフィリーズレビューより向いていると思っていたが、1400ｍを使った影響なのか折り合いを欠いて、外に出して伸びずという結果に終わってしまった。
京都・アンタレスＳ 1着 ウォータクティクス
スピード任せの逃げ切りで連勝を重ねるも、この間のOPでかなり差を詰められたので、重賞でそろそろ壁につきあたるかと思っていたら、あっさり逃げ切り勝ちした。スピードが身上なので、京都ダ1800ｍはベスト条件。他のコースで同じような競馬をして、同じような結果を出せるかが、今後の課題
2着 ワンダースピード
G2、G3では崩れない。7歳でもそこは健在
3着 ボランタス
以前、パワーとスタミナなら重賞でも通用とコメントしたことがあったが、この時計勝負で3着にきたことにとても驚いた。強く…力をつけているということなのだろう。
4着 マコトスパルビエロ
京都だと連対実績がない。上がりは速くなりやすいコースなので、切れ負けしている。
13着 サトノコクオー
差せるような展開の競馬でなかったことは確かだが、とにかく先行できないこと自体が大きな欠点となってしまっている。
福島・福島牝馬Ｓ 激しい雨の中のまったくの不良馬場。荒れてない外が有利とか関係なく、内を粘ったブラボーデイジーが勝利した。
1着 ブラボーデイジー
昨年福島の三春駒特別2着で、このレースの1〜3着は重賞を勝ってしまった。福島巧者
2着 アルコセニューラ
福島記念勝ち馬で福島は得意だが、重賞を勝ったときというのはハンデが51キロとか52キロとかであった。56キロをこなしたのは驚いた。斤量になれたということなのだろうか。
3着 ヤマニンメルベイユ
58キロをこの不良馬場でこなしたことは凄い。
4着 ピンクカメオ
先行してなだれ込んだだけが手前を替えなかったとか歩様がどうとか気になるコメントが出ていた。無事だったらいいが。
7着 ベッラレイア
14着オディール
馬場が悪すぎた
東京・芝 【芝コース タイムランク】 http://
土曜 変動 日曜 ＋０．９
土曜は時間の経過とともに時計がかかる馬場に。逆に日曜は晴れ、どんどん回復していった。馬場の内外の有利不利は、なし。
【Ａランクレース】 日曜９Ｒ・４歳上１０００万下・石和特別
１着・レッドシューター −１．３
【次走上位候補】 １年以上の休み明けだったが、ブランクを全く感じさせない走りだった。楽勝で好タイム。これで４戦３勝。オープンまで行ける馬。
２着・エックスダンス
【注目馬】 勝ち馬に０．４離されはしたが、こちらもＡセンクに該当する。相手が悪かっただけ。３歳馬時代は芝で苦戦したが、古馬になって軌道に乗ってきた。次走は確勝級。
３着・ダフルヒーロー
このクラスでの安定株。普通のレベルの１０００万下なら上位争い。
【Ｅランクレース 特筆事項】 日曜５Ｒ・３歳未勝利・１６００ｍ。
Ｅランクとはしたが、もうちょい速ければＤランクとなった。
２着・コスモエルベン
安定した先行力があり、次走も１６００ｍなら引き続き上位候補。
東京・ダート 【ダートコース タイムランク】 http://
土日とも変動。
土曜日は朝は重馬場で脚抜きが良かったが、昼過ぎからの豪雨で水が浮いて逆に時計がかかるというドロドロ馬場に。日曜は次第に回復。朝の不良発表だが、土曜の午後ほど水が浮いているわけではなく時計は出た。東京コースとしては前残りが目立った傾向だったが、中山から開催が移った１週目というのは、得てしてペースが緩くなりやすい傾向にあり、それが如実に出た形となった。
【Ｂランクレース】 土曜２Ｒ・３歳未勝利・１６００ｍ。 １着・キングスリージョン −０．６
直線前がカベになり、ヒヤリとしたがラストで抜け出して１着。昇級してもやれる。前走５着だったレースで勝ったユノゾフィーが、まだ出走していないだけに、各馬のその後の成績が秀逸なことから、楽しみである。
４着・リープアヘッド
前走２着というだけで、売れてしまった感がある。
日曜２Ｒ・３歳未勝利・１３００ｍ。 １着・ダノンマイスター −０．４
相手に恵まれた感のある逃げ切り。残り２００ｍまで持ったままだった。相手が強くなると脆い印象が否めず、次走過信禁物。
４馬身離された２着以下は、タイムランクはＤ・Ｅクラスとなるので注意。
日曜４Ｒ・３歳未勝利・１４００ｍ。 １着・ウルスラグナ −０．４
追って追って追いまくっての差し切りだけに、昇級即通用か？というと疑問。
２着・マルターズデライト
【注目馬】 これで３連続２着。しかも３戦とも勝ち馬と同タイム。詰めが甘いというより運が悪い。次走は連軸。
３着・ワーズワース
これが初出走だけにこの成績では次走人気必至ではあるが、このテのデビューが遅れたタイプの馬は、得てして次走ブッ飛ぶ可能性を秘めている。中間調教が軽いとか判った場合は過信禁物。
日曜７Ｒ・４歳上５００万下・１６００ｍ。 １着・タイガーマスク −０．６
地方競馬を含めてダートは４戦４勝。ダートなら昇級しても能力互角だが、モマれ弱そうな印象も残している。小回りコースや内枠の時は注意。
２着・クラッカージャック
東京ダート１６００ｍでは勝っていないのだけれど、安定している。このコースなら引き続き上位候補。
日曜10Ｒ・４歳上1600万下・横浜Ｓ・１６００ｍ。 １着・マチカネニホンバレ −０．５
【次走上位候補】 休み明け・昇級初戦・トップハンデの条件をすべて跳ね返しての勝利。かなり余裕があった。残り２００で仕掛けると後続を置き去りに。能力が違うとしか言いようがない。最後は抑えていた。能力はオープン級。
５着・ワンダーポデリオ
【注目馬】 最内枠がアダ。周りを完全に囲まれたが、最後はまた伸びてきたことから、伸び伸び走ることで能力を発揮できるタイプ。東京コースで外枠なら巻き返せる。
東京開催のポイント http://
藤沢和雄厩舎の買いどころ。
長期休み明けを、東京で使って高いタイムランクをマークして勝つ藤沢厩舎の馬が目立った。２〜３歳頃だと、人気・話題先行することがあるが、このように古馬になって、本来いるべきクラスよりも下のクラスに出走し、当然に好タイム勝ちという結果を残している。中山よりも東京が活躍の場。
逆に、長距離ダートのレースは東京でもポカが多く、３歳春頃の話題出走と同様に「消しどころ」。
京都・芝 【芝コース タイムランク】 http://
土曜 変動 日曜 変動
土曜はかなりの雨で重〜不良の馬場。日曜は土曜よりは馬場の回復が見られたが、降ったり止んだりで、両日ともに後半になるほど、時計のかかる馬場。
脚質、馬場の内外により有利不利は見られなかった。
【Ａランクレース】 土曜11レース
ネコパンチの大逃げによるものだが、相当なスタミナ勝負となった。勝って後続を突き放したデルフォイでさえ最後はバテたほど。
1着 デルフォイ
スタミナ勝負となると相当に強い。逆に言うと、軽い芝での信頼性はまだ半信半疑といったところ。
4着 ロードメダリスト
4着とはいえ、1着とは2秒差の惨敗。ただ前走はこの馬は33秒台の上がりで差し込んで2着にきたものであった。その前走とはまったく逆の競馬であったので、今回の凡走も仕方のないところ。良馬場なら再度注目
【Ｂランクレース】 日曜6レース
1着 セブンサミッツ
阪神で２回凡走後の巻き返し。平坦コースベストのマイラー。内に寄れる悪癖の解消傾向が見られたのは好材料
【Ｅランクレース 特筆事項】 土曜9レース
4着 ナムラクレセント
11着 スマートギア
菊花賞好走組の惨敗。明確な敗因は分からないが、少なくとも1600万クラスでは能力上位でこの敗戦ではまだ見限ることは出来ない。
京都・ダート 【ダートコース タイムランク】 http://
土曜 変動 日曜 変動
土曜は１レース目から不良馬場であった。日曜は重でスタートし、雨が降ったり止んだりで回復せず。日曜の午後は先週のダートではもっとも時計の出やすい状態だった。土日ともに前に行った馬の好走が目に付くが、馬場状態によるというより、もともと前有利のコースである。
【Ａランクレース】 土曜7レース 1着 トランセンド
【次走上位候補】 特にパイペースということもなく、いいペースで逃げた。ＯＰでも好勝負だろう。
2着 スマートパルス
上手く流れに乗ってのなだれ込み。人気になるようであれば、過信禁物
土曜12レース 1着 スリーサンビーム
距離短縮して一変の圧勝。血統的にも短距離向き。まだ３キロの減量騎手を起用。昇級して特別戦などで、減量騎手の恩恵を受けれない状態のときに今回のようなダッシュ力を発揮出来るかは考えどころ
2着 タイキドゥカティ
【注目馬】 京都ダ1200ｍで大外枠という不利な状況から６馬身差とはいえ2着確保は価値あり。引き続いて上位争い
日曜7レース 1着 キャッツインブーツ
前走はズブさを見せて、今回も行き脚付かなかったが、藤田騎手が仕掛けて仕掛けて好位を取りに行った。徐々に進出して、叩き合いに持ち込んで勝利した。乗り方が難しそうな馬で、昇級してはどうかは微妙
2着 マサライト
【注目馬】 もう次は順番だろう
【Ｂランクレース】 土曜2レース 1着 ピュアマリーン
コメントなし
日曜11レース 1着 ゲバルトステイヤー
【次走上位候補】 アンタレスsより速いペース。逃げるナムラフューチャーを自力で潰した。2000m以上で好走してきたスタミナが生きるレース展開だった。クラスが上がって、ペースの上がった。厳しいレースとなった方が対応しやすそう。
追い込んで2、3、4着（ヨクバリ、シャインモーメント、オッティマルーチェ）
展開が向いた。次走での過信は禁物 特にシャインモーメントは人気になるが、末一本なので多数頭なると運次第のところがある。
7着 ナムラフューチャー
【注目馬】 ハイペースで逃げる。平坦コースをマイペースで逃げることが出来れば、上位争い可能。
京都開催のポイント http://
京都のポイント
超高速ダートなので、これまでの京都のレースの時計と単純比較は出来ない。馬場差、完全タイム差を考慮すること。
福島・芝 
【馬場・コースについて】 http://
土曜 変動 日曜 ＋４．３
２０日の月曜日にローラー整備が行われたのだが、その効果があったのは土曜２・４Ｒくらいのものであった。降り続ける雨の影響で５Ｒ以降は外差しが決まる傾向に。１１・１２Ｒは水しぶきが上がる激しい降雨で、内も外も関係がなかった。日曜は朝のうち小雨で６Ｒまで不良、８Ｒ以降は重に回復するも、芝が跳んじゃっており馬場差は終日＋４．３。
【芝コース タイムランク】 http://
【Ｂランクレース】 土曜６Ｒ・３歳未勝利・２６００ｍ。
１着・ブルースターキング −０．４
前走福島２６００ｍのＡランクで５着。順当。芝の良馬場以外での成績は［１．１．１．０］キングカメハメハ産駒の道悪適正は目を見張るものがある。
９着・トーセンペトリュス
勝ち馬と前走はオナジレースの３着も、これだけ差がついたのは馬場適正。良馬場での巻き返しに期待。
福島・ダート 【馬場・コースについて】 http://
土日とも変動。時間による天候の変動により、ダートは水準より常に速い時計を維持していた。
【ダートコース タイムランク】 http://
【Ｂランクレース】 土曜１Ｒ・３歳未勝利・１１５０ｍ。
１着・チャンピオンラブ −０．５
１０００ｍでタイムランクＡやＢを連発していた。福島の１１５０ｍダートというのは、１０００ｍに近い状況と言える。他コースの１２００ｍとは別物と考えたほうがよく、昇級しての１２００ｍ以上に出走となると、いまひとつ信頼度に欠ける。
７馬身離された２着以下は、過信禁物。
【Ｅランクレース 特筆事項】 土曜７Ｒ・４歳上５００万下・１７００ｍ。
７着・ギルティストライク
【注目馬】 ハイペースの大逃げを打ったために、失速。先行争いが激しすぎた。このキツい逃げは今後に向かっての糧となるハズ。
福島開催のポイント http://
究極レベルの馬場コンデイション悪化。時計が速いとか遅いとかいうよりも、道悪がこなせたかどうかが焦点。特に福島最終週は、馬場差を考慮したタイム分析を鵜呑みにはできないかも!?
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