ドイツ便りコミュの5/6-9

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※　シュバイニィ獲得にユーベとインテル
21度目の優勝を決めたバイエルンのドイツ代表MFバスティアン・シュバインシュタイガーにイタリア・セリエAのユベントスとインテルミランが公式にオファーを出したとガゼッタデロスポルトで報じられた。ユーベは1500万ユーロを準備しているという。シュバイニィは取材に対して「僕の最初の話し相手はバイエルンだし、それはこれからもそう。それ以外の話は全部噂だよ。」と煙に巻いていたが。

※　カーン、最後にゴールを
背中に違和感があるカーンはボルフスブルクとの試合はミュンヘンで休養。マネージャーのウリ・へーネスは「オリーはまずしっかりと体を休ませなければならない。5月17日最終戦のヘルタ戦にトップフィットでプレーできるようにね。スタジアムにいる彼をみんな見たいし、満員の観客で彼の最後の試合を祝いたい。」とコメントしていた。カーン自身は「体調はとても良くなっている。もちろん残り3試合全てに出たい。」と意欲を持っている。そしてカーン最後の夢、1ゴールをかなえることは出来るのか。ビーレフェルトデュイスブルクは降格争いに絡んでいるので真剣勝負が鉄則。しかし最終戦のヘルタとの試合では許されるはず。PKのチャンスがあれば、満員の観客がカーンに要求するはずだ。「カーン前に、ゴールを決めよう。」と。

※　ヒッツフェルト「新しい選手はいらない。」
優勝監督ヒッツフェルトはチームについて「バイエルンはこれから5−6年、すばらしいチームを持ち続けることになる。もうビックトレードは必要ない。チャンピオンズリーグで勝ち残っていくにも選手層は十分だ。」とコメントしていた。新監督クリンスマンが獲得に動いていると噂されている選手はGKイエンス・レーマン、MFデコ、ゲナルド・ガットゥーゾなど。アーセナルとの契約が切れるレーマンは「僕のところにはまだ誰からも話は来ていない。バイエルンからもね。僕は今オープンだからね。これから数週間に来るオファーで、僕を納得させるものであれば、喜んで受けるよ。」と話していた。

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※　トーニ「補強選手は必要」
リーグ・カップ戦の2冠を既に達成させたバイエルン。指揮官のヒッツフェルトは「これ以上の補強は必要ない。来シーズンはこのメンバーでチャンピオンズリーグで勝ち残っていける。」とコメントしていた。しかしピッチ上の選手はそう思っていないようだ。得点王ほぼ確実のルカ・トーニは「欧州最高峰のチャンピオンズリーグで戦っていくだけの力を手にするのに、もっと戦力を補強する必要がある。」とコメント。噂にあがっているガットゥーゾ獲得などの補強実現を期待する。そうしたバイエルンの動きに他クラブは戦々恐々。レバークーゼンの強化部長ルディー・フェラーは「バイエルンが今後5年間で3−4回タイトルを取ってしまうのではないかという恐れがある。」とコメント、ボルフスブルク監督のフェリックス・マガトは「来シーズンのバイエルンは欧州の偉大なビッククラブ、レアル・マドリード、ACミラン、アーセナル・ロンドンと肩を並べるのではないか。」とコメントしていた。

※　ボルフスブルク、ザッカールド獲得
ワールドカップ優勝のイタリア代表から2人目のブンデスリーガが誕生する。ボルフスブルクがパレルモのクリスティアン・ザッカールドを獲得。クラブ間、選手との間では既に合意に達しており、残すはサインのみ。移籍金は800万ユーロ。3年契約の年俸250万ユーロ。

※　ヘルタ、フライヤー獲得へ
ヘルタベルリンがレバークーゼンの元ドイツ代表MFパウル・フライヤー（28）獲得に動いている。代理人のコン・シュラムは「ええ、コンタクトはありました。ベルリンは興味深いアドレスだと思う。マネージャーのディーター・へーネスのことを評価しているよ。フライヤーがレバークーゼンと分かれる決意をするんじゃないかと思う。」とコメント。

※　シュツットガルト痛い敗戦
チャンピオンズリーグ出場はもう絶望的だろう。ドルトムントのホームに乗り込んだシュツットガルトは2−3で破れた。この日勝利したシャルケとの勝ち点差は7、今日試合のある3位ブレーメンとは勝ち点差6。それどころかUEFAカップ出場も危うい。自力での達成は現時点で無理。レバークーゼン、ハノーファー、ボルフスブルクが迫ってきている。

アルミン・フェー「今日は全く違う展開を予想していた。少なくとも勝ち点1はもって変えるつもりだった。最初の30分間は相手より優位にプレーできていた。しかし徹底して攻め切れなかった。今日の負けは非常にビターだ。自力でUEFAカップ出場圏にたどり着けない。」

トーマス・ドル「これまであまりいい月を送れてなかった。今日の勝利は監督として悪くはないものだ。残留のことを気にしなくて良くなったので、ほっとしている。」

マリオ・ゴメス「あと2試合ある。今日の試合前までは残りの3試合全部かつつもりだったが。とにかく今は残りの2試合を勝つしかない。」

トーマス・ヒッツェルスペルガー「今日の負けはビターなんてもんじゃない。僕らのほうがいいサッカーをしていたのに。いい形でゴールチャンスをつくりながらゴールが奪えなかった。次の試合に全力で臨み勝ち点3をとらないと。」

アレクサンダー・フライ「これまでの数試合に比べて今日はいいプレーをすることが出来た。闘争心を出して、ボールを奪いにいっていた。シュツットガルトはとてもいいチーム。そのチーム相手に勝つことは簡単なことではなかった。」

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※　ブレーメン勝利でチャンピオンズリーグほぼ確実
HSVとの直接対決をアウェーながら１−0で切り抜けたブレーメンは3位以上を確実とし、来季少なくともチャンピオンズリーグの予備戦出場が決まった。殊勲の決勝ゴールはポルトガル代表のウーゴ・アルメイダ。チャンピオンズリーグ出場はチームの命運がかかる大事な舞台。自然と気合の入る両チームの選手同士の競り合いは激しく、ピッチ上ではそのため何度もハードなあたりで選手が倒れていた。もっとも危険だったのは42分のシーン。後方からのふわっとしたボールを追ったHSVのクロアチア代表FWオリッチがペナルティエリアを飛び出しクリアーに入ったGKのビーゼのとび蹴りをのどに受けた。もんどりうって倒れるオリッチ。しかし審判はイエローを示しただけ。有料テレビ"プレミーレ"で試合解説を行っていたベッケンバウアーが「ほとんど殺人タックル。」と話すほどだった。ブレーメンマネージャーのクラウス・アロフスは「試合を見ていた人なら、あれがわざとではないことがわかるはずだ。」とコメント。ブレーメンはそのほかに57分、バウマンが2枚目のイエローで退場。90分ウラニエスがHSVのアトゥーバの顔を払って一発レッド。払った代償は大きいが、それでもつかんだチャンピオンズリーグ出場権の価値は大きい。

※　バイエルン、ビーレフェルトに圧勝
21度目の優勝を決めたバイエルンはリラックスできたのか、そしてこの日は来期監督のユルゲン・クリンスマンも視察に訪れているとあってか、ホームでビーレフェルトに２−０で圧勝。ほとんどの時間帯ボールをキープし続け、次々とビーレフェルトゴールを襲った。25分ビーレフェルトCKからのピンチを脱したバイエルンはクリアーボールをトーニが前線でキープ。そしてハイスピードでオーバーラップしてきたリベリーに絶妙のスルーパス。リベリーの放ったシュートはビーレフェルトGKフェルナンデスの股間を抜けてゴール。新監督クリンスマンが目指すハイテンポサッカーを見せた。47分ポドルスキが左足で鋭いシュートを決めて2−0。来季に向けて「ベンチに座り続ける生活はもういやなんだ。」と話しているポルディだが、監督のヒッツフェルトは「ルーカスはバイエルンに残るべきだ。来シーズンもっと成長できる。」とコメントする。又来季に向けた補強としてうわさにあがるミランのガットゥーゾについて、フランツ・ベッケンバウアーは「彼を気に入っている。チャンピオンズリーグを戦うバイエルンにとって重要な要素になるだろう。彼がきてくれればパーフェクトだ。」とガゼッタデロスポルト紙でコメントしていた。

※　シャルケがムトゥに興味
昨日の結果で3位以上を確実にしたシャルケ。2期連続のチャンピオンズリーグ出場に備えて新戦力の補強に動いている。クラーニと並ぶFWの柱を探すシャルケの補強リストの上位にはルーマニア代表のアドリアン・ムトゥの名前が。シャルケマネージャーのアンドレアス・ミュラーは「ああ、確かに彼の代理人から話はきている。でも他にも沢山の選手も候補に挙がっているから。」と話していた。新監督のルッテンは4−3−3システムをしくという。ムトゥなら両サイドのFWでクラーニのベストパートナーになれるかもしれない。

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※　バイエルン、ガットゥーゾ獲得へ
噂に上がっていたイタリア代表MFジェナルド・ガットゥーゾ獲得に向け、バイエルンはすでに基本線で合意に達したらしい。のこすは移籍金の交渉。現在1500万から2000万ユーロの間で調整が行われているようだ。逆にバイエルンのフランス代表MFウィリー・サニョールがミランに移籍することになりそうだ。

※　シャルケ、3選手放出
シャルケはデンマーク代表のペーター・レーベンクランツとセーレン・ラルセンの放出が濃厚だ。マネージャーのアンドレアス・ミュラーは「レーベンクランツとラルセンはクオリティのある選手。監督交替で彼らにもチャンスはある。放出する気はない。」とコメントしている。しかしこの2人とおなじく放出が濃厚なDFのマティアス・アベルの3人の移籍金と3人分の年俸で獲得に動いているルーマニア代表のアドリアン・ムトゥ獲得に当てることができる。

※　シュツットガルトがレーマン獲得を示唆
昨シーズン王者ながら、今期は守備陣が安定感を発揮することができず、チャンピオンズリーグ出場権も逃した。特にGKのラファエル・シェーファーは細かいミスが多く、首脳陣を納得させることができていない。経験豊かなイエンス・レーマン獲得を考えているという。レーマンは今シーズン後アーセナルを出る。今後の選手生活については欧州選手権後に決断するとコメントしている。