ドイツ便りコミュの注目の若手プレーヤー

大会もそれぞれの国が一試合ずつを終えました。多くのスター選手がすばらしいプレーを見せてくれている中、期待の若手プレーヤーもたくさん出てきています。そんな選手をここで、少しずつ紹介していこうと思います。

フィリップ・センドロス。
21歳。アーセナル・ロンドン所属。13歳の時にスイスU15代表のキャプテンを務め、その後U17代表ではキャプテンとしてデンマークで行われたU-17欧州選手権で優勝。せるべって・ジュネーブのユースチームで5歳からサッカーを始める。16歳でトップチームデビュー。ユベントス、レアル・マドリード、マンチェスターU、リバープールら強豪チームが獲得に乗り出す中、早くから注目していたアーセナルがこのミッションに成功。
序盤はさすがに選手層の厚いアーセナルで出場機会に恵まれなかったが、2005年レギュラーのソル・キャンペルの怪我で得たチャンスを見事に生かす。ベンゲル監督自身｢まだ起用は早い。｣と思っていたが、センドロスは信じられないほど正確で激しいなプレーを見せ、キャンペル復帰後もセンターバックとしてのポジションを死守している。
代表チームでも彼は訪れたチャンスをしっかりとものにした。ベテランDFムラト・ヤキンの怪我により得た出場機会。しかもワールドカップ出場をかけた大事な予選。センドロスはフランス戦で世界的なFWトレゼゲを相手に完封。

彼の経歴で特筆すべき点は、セルビア人の母とスペイン人の父を持つジュネーブ生まれ。フランス語、スペイン語、ドイツ語、セルビア・クロアチア語、英語を話す。

あんた何者だい？！<笑

将来のスイス代表を間違いなく背負って立つ男。フランス・韓国・トーゴの攻撃陣はこの男の存在に大いに手を焼くことになるだろう。

フランス相手に引き分け発進とまずまずのスイス。韓国・トーゴから着実に勝ち点を取ることが出来れば決勝トーナメント進出は高い可能性で実現できそうだ。守備陣は相変わらずの堅守振りを見せているだけに、得点力がポイント。しかし全員で一点を奪い取りに行く姿勢がよく見えているので、何とかなるのではないか。