ドイツ便りコミュの12/22

※　カーン「俺がゴールを守っていたら、優勝できていた。」
シュテルン誌のインタビューでバイエルンミュンヘンのオリバー・カーンは、もしあなたがワールドカップでゴールを守っていたら、優勝できていましたか、という質問に対して、「Ja!（はい）」とはっきりと答えた。「これはレーマンへの批判なんかじゃないよ。俺のキャリアの流れで証明できることなんだ。1994年カールスルーヘにいた頃、UEFAカップの準決勝で敗れた。そしてその2年後バイエルンでこのタイトルを取ったんだ。1999年、チャンピオンズリーグ決勝でこれ以上ない残酷な負け方をした。そしてその2年後にこれ以上美しい勝ち方は出来ないというものでこのタイトルを取った。2002年ワールドカップ決勝で敗れた。こうした論理的なもの、現象を2006年ワールドカップでも続いたんだろうな、と俺はまだ信じていているんだ。」とコメントしていた。これを聞いた関係者は「ワールドカップの時に現象的なものでスタメンは選べない。」（アンディ・ケプケ）、「あの時はベストの判断をした。今になってそれを掘り起こすのは意味がない。」（オリバー・ビアホフ）と返していた。

※　DFBがベッケンバウアーにお願い
DFBは今後も世界各国とのコンタクトを取り続け、発展していきたい意向を示している。そのためにDFBの特命大使としてベッケンバウアーに外交部門の責任者になってもらえるように計画中だ。会長のテオ・ツバンツィガーは「現在話し合いの最中だ。彼がDFBのインターナショナル大使に留まってくれることを願っている。私が思うに彼の準備はできている。」とコメント。ワールドカップでは組織委員会会長として参加31カ国を回り、熱烈な歓迎を受けていた皇帝。

※　レーブ、常に成長を
代表監督のレーブが今後も最大限の力で代表戦を戦うことを要求した。「我々にはいい試合を提供するという義務がある。現在の我々の目標は2008年欧州選手権で優勝することだ。そのときまで代表選手は常に向上心を持ち、やっていかなければならない。」とコメントしていた。

※　シュラウドラフの価値向上
バイエルンをドイツカップからはじき出す形になったアーヘン。特にFWのシュラウドラフへの評価は高まる一方だ。試合後には「ウリ・ヘーネスはこれでドイツカップボーナスを出さなくて良くなったから嬉しいんだと思った。」とコメントもしていた。夏には120万ユーロの移籍金で獲得できるが、ブレーメン、バイエルンは冬での獲得を企てている。この試合のゴールの価値もあり、現在では最低でも400万ユーロの移籍金が必要とされている。ドルトムント、シュツットガルト、レバークーゼンも獲得に乗り出すこの筋の卵。手にできるのはどのチームか。