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ミントンハウス(西荻窪)コミュのミュージシャンとお客様へのお願い・その1

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昨年、当店におけるミュージシャンの飛入りの件で、複数のお客様から頂いたご批評に答える意味で、私が2007年1月30日にブログ&mixi日記に載せたミントンハウスの信条と、飛入りの基本方針を、もう一度ここに掲載します。
そして後日、早いうちに当店のお願いと題して、まとめ上げた条文を掲載させて頂きます。

2007年1月30日掲載
一度言いたかったこと

私は一度誰かに話して理解を得たいと思っていたことが一つだけあります。しかしこのことを果たしてミュージシャンに話してしまったらどうだろう、ひんしゅくを買うだけかな、やっぱりやめとこう、と腹に収めていたのですが、日記ならいいや、と思い始め、本日書くことに決めました。
はじめに当店の基本方針を一寸だけ書きます。まずこれは自分が店主に課した4項目の信条ですが、
・Jazzに対する情熱
・ミュージシャンに対する尊敬
・お客様に対する感謝
・スタッフに対する愛情
これが良きジャズ・ライブハウスの絶対条件であります。
あとは細かいことですが、特別なお客を作らない。新客でも常連客でも同じ扱いをするなどがあります。
そして最後の一つ、これが本当に難しく、私が毎回いらつく原因でありまして、今日書きたいことがこれであります。では、思い切って、
「プロでもアマでも飛入りはお断り」
断っておきますが他店は関係ありません。あくまでも当店の話です。
よくライブハウスではセッションを重要な営業方針にして、楽器持参歓迎、飛び入り、ジャムセッション大歓迎の店がたくさんあります。それはそれで結構、何をかいわんやであります。くどいようですが、これはあくまで当店の話であります。
ここまで書いて、躊躇しております。マズイナ、ミュージシャンやボーカリストたちがひょっとしてこの日記を読んだらさぞ不快感を持つだろうな、と考えると当店の営業上やめとこうかな、でも一言居士の私はやっぱり書くことにします。
当店はトラッドジャズ(クラシックジャズとも言います)の専門店です。スイング、デキシー、ニューオーリンズ、いろいろありますが、たとえばニューオーリンズジャズの日だったとします。そこにボーカリストが遊びに来たとします。知り合いのミュージシャンは喜んで紹介してステージに上げます。そこでボーカリストが当店のコンセプトに合った曲を選んでくれるならいいのですが、ありがちな大スタンダードナンバーか、あるいはモダンナンバーか、ひどいときはポップスとか、とにかく場違いの曲を唄います。私が頭に来るのはその日のバンドの演奏を聴きにお客様がお金を払って来られているのに、その瞬間だけバンドカラーが変わり、曲調が変わり、場違いの曲が終わるまで辛抱し、白けた後、曲が終わってお追従の拍手をしているのを見るにつけ、これは申し訳ないと思うからです。ボーカルに限らず、演奏家も同じことです。
こんなこともありました。プロのミュージシャンがフラリと店に遊びに来て、席に着くやいなや、もうやるものだとケースから楽器を取り出す人もいます。そんなのに限って最後まで演奏に加わります。私はそんな厚かましいミュージシャンが大嫌いなのです。大物と呼ばれるプロの方がステージに上るハプニングに、大喜びのお客様もおられます。私はこのこともよく理解し、考慮しなければなりません(それでも飛入りを嫌がるお客は必ずいます)。
アマでも同じです。中には本来のジャズとは一寸無縁な和楽器などを持参して、一曲やり終えると最後まで聴かず、さっさと帰ってしまう御仁もいます。
私がお客だったら、お前さんを聴きに来たんじゃないと一言いいたくなります。
しかしミュージシャン側にしてみれば、いつも別のところで一緒にやっているメンバーとかがわざわざ遊びに来ているのです。自分が他店の時に呼ばれて上っているのに、ここで上げないわけにはいかない事情もよく理解できます。ミュージシャンの、同じ仲間への渡世の義理を、店主としてこれは考慮しなければなりません。
そこで数年前からミュージシャンの顔を立て、お客様も納得できる折衷案、つまり飛び入りに関する基本方針が出来上がりました。
・プロのミュージシャンの飛び入りは3回行われるステージの中で、その最終ステージに1曲か2曲だけ入ってもらう。これはボーカルも同じです。
・アマチュアのミュージシャンは私が認知している方のみ、同じく最終ステージに1〜2曲。
・ついでにリクエストは当店のコンセプトとその場の空気を読んでもらい、場違いの曲は絶対お断り(モダン、ポップスは特に)。断りづらければ店主がガンコで融通がきかぬのでと私のせいにして断ること。それが無理なら私がじかにお客に断る。
だいぶ以前になりますが、お客の中でラッパを吹く人がいて、私は飛び入りはお断りの店ですと説明し、了解をいただいたはずが、私が一寸場を離れたすきにその客が勝手にステージに上がり、マイクをつかんで唄った後下手なラッパを吹き始め、メチャメチャになり、激怒した私はその客を「金はいらない、とっとと出て行け」と追い出したことがありました。たった一度だけ客を追い出しただけなのに、あそこの店はおやじが客をいつも追い出すなどと、この業界に大きく流れたことがありました。いかに陰口を叩かれようが、私は微動だにしません。ミュージシャンとお客様と良い音楽を守る為、嫌われ役が私の仕事ですから。

はっきり申し上げます。当店は融通が利かない店ではなく、融通を利かさない店なのです。

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