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社会人OTSコミュの作業療法の今後について

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 新年早々ではごまいますが、
社会人OTSの皆さんと議論したいことがあります。
 それは作業療法の今後についてです。

 なぜこのようなトビを挙げたのかと申しますと、理由として、
?学生が増加しており、今後、就職先が少なくなること。
?診療報酬点数削減による、OTの就職先の減少及び収入の減少。
の2つを挙げます。

 ?については既知のとおりだと思われるので、省略します。

 ?については、我々が目指している作業療法士という仕事では、医師の指示の下で職務を追行されます。
 我々の給料は、病院から支払われ、病院は、7割の診療報酬&患者の自己負担3割収入を得ているわけです(大まかに言えば)。
 すなわち、我々の収入は国から支払われる診療報酬に大きく依存しているとも言えるでしょう。
 しかし今の我が国日本は、赤字国債が膨らみ、出ていく診療報酬を減らしたいというのが、今の国の方針なんです。
 もし診療報酬を減らしたとき、我々の給料や雇用数も減らされてしまう状況を想像する事は容易だと思います。

 ならば我々は如何にすれば職域を確保できるでしょうか?
 その答えは、"疾患の予防"という言葉の中にあると思います。
 "疾患の予防"には社会資源の無駄遣いを減らすという効果だけでなく、
人々を疾患という苦しい状態になる事を未然に防ぐという効果も
期待できるわけです。

 これは私の案ですが、一つは作業活動をカウンセリングに持ち込むという方法です。
 最近、中高年の自殺者数が増加しており、このような問題が表面化する中で、
カウンセラーという職業が脚光を浴びています。
 しかしカウンセラーはどんなに色々対象者と会話したり、検査をしたりしても、心理的と深く関わる、身体面の視点からアプローチはできない。
 そこで作業療法学の知識は生きてくるのだと思います。
 ですから私はOTの資格だけでなく、通信制の大学院に進んで、臨床心理士の資格も取得しようと考えています。

また、オランダのある工場では、OTが提案した1時間毎の配置換えによって、
7割を占めていた腰痛の工員が、3割に減ったという話もあるそうです。

また我が国日本も”予防”の方策のよって、支出削減へと向かおうとしているようです。
その一つとして厚労省により今後、特定健診・保健指導プログラムが進められます。
このプログラムの推進者として挙がっている資格は、
保健師、管理栄養士、健康運動指導士の3資格取得者で、
これまで歩行やストレッチなどの指導を実践してきたOT,PTの名前は挙がっていません。
これは我々の目指す職種にとっての大問題だと感じます。

そのプログラムでOTの名前が挙がっていない理由は、作業療法士や我々作業療法学生が危機感を感じていないからではないかと思います。
教科書はおろか、学会誌などを読んでも、危機感は感じられませんし、”予防”についてもあまり触れられていないように感じます。
“どけんかせんといかん!”というのが、私の今の思いです。

ですから、こんな私に少しでも共感して頂ける方がいらっしゃれば、
ここで討論しましょう。

コメント(4)

どーも。OTS3年の者です。
オランダのある工場・・・興味深いです。
情報源を教えてもらえませんか?
>だるまさん

オランダの話は、私の学校に講義に来てくださった、
日本PT学会現会長からお聞きした話です。

聞いた話なので、正確な情報とは言えませんが、
オランダの文献などを読まれると、いいかもしれません。

私も深くはこれから勉強するところです。
他の養成校ではほとんどカリキュラムにないと思いますが、私は「作業科学」という科目を学んで、作業療法や作業療法士の職域は非常に幅広く、人間が生きていることすべてに渡って関係してくるなと思いました。

人は、生まれてから死ぬまで常に作業遂行をしている。

だから、病気や障害を持つ人々だけでなく、健康な人々にも作業療法は何かしら関係をする。

もちろん、日本の医療職はこれまで保険点数や病院という枠の中で働いてきました。これからもそうだとは思います。しかし、これからはそのような枠ではないところにも職域や可能性があることにも目を向けていく必要があると思います。

予防なんてまさにそうですね。

・病気や障害で作業遂行ができなくなることを予防する作業療法
・作業遂行、たとえば役割を持つことで充実したこころの健康を保つ作業療法
・作業遂行の専門家の視点から労働環境の改善を提言
などなど。

また、私の学校では保健理学療法という科目もあって(PTもOTも受講できます)、それはまさに予防の観点からセラピストがどう取り組むかということを考える授業でした。それを担当した教員は、地元のタクシー会社と共同で運転士の健康管理を研究していて、体重増加や運動不足、腰痛などの運転士に起こりうる問題に取り組んでいます。先生は、セラピストによる予防の必要性を訴えるとともに、それを仕事として世間に示せるように、衛生管理者資格の取得を勧めてくださいました。

いろいろなことに目を向けてみると、意外とセラピストの職域は広がると思いますよ。
>SPさん

コメントありがとうございます。

"作業科学"、"保健理学療法"ともに大変興味深いです。

おっしゃるとおりで、作業とは病気や怪我をした方のみが関わるわけではなく、
人生は活動の連続であり、その活動を構成している要素は、作業の一つ一つです。すなわち、この世に人として生まれてきた、我々全てが作業に関わっていると言えるでしょう。

ですから、我々は視点を変えるだけで、活躍の場は広がっていくと僕も思います。

今後も、色々議論していきましょう!!

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