桃月庵白酒コミュの師匠方から聴きどころのメッセージが届きました。柳家さん喬・柳家権太楼・桃月庵白酒三人会

拡散希望!
台風で延期になったさん喬・権太楼二人会ですが、大人気の噺家・桃月庵白酒さんにも出演してもらうことになり、さらにパワーアップ。師匠方から聴きどころのメッセージが届きましたので、ご案内いたします。
チケットは延期になる前の10月12日のものですが、そのまま1月10日に使えます。

第五十四回鎌倉はなし会　
柳家さん喬・柳家権太楼・桃月庵白酒三人会　
演題: さん喬「井戸の茶碗」　権太楼「居残り佐平次」　白酒「厩火事」
日時：2020年1月10日(金)　14時半開場　15時開演　

　
場所：鎌倉芸術館小ホール
（ＪＲ大船駅徒歩10分）
主催： 鎌倉はなし会　
後援：鎌倉市　藤沢市
　木戸銭：4000円(全席指定)
　
写真:橘蓮二

噺の聴きどころ
「居残り佐平次」
この噺を「やろう！」と決めたのは、２００２年豪華客船「飛鳥」での３週間の旅が始まる直前の事でした。
シンガポールからアテネまでの３週間、あたしは何もやることがないんで、円生、談志、志ん朝、小三治各師匠の「居残り佐平次」のテープを聞きまくりました。航海中は部屋にこもって「居残り」の稽古ざんまいでした。
亡くなった柳家つば女アニさんに教わったけど、まだ高座にはかけていないし、まだ頭の中に入ってないんだから、とにかく叩き込むしかない。
円生師匠のは凄いんだけど、あたし的には「古い」と感じた。小三治師匠のはとぼけてて面白かった。談志師匠のは、「紅梅さんとこの勝つぁん」が出てくるあたりから、ダーッとたたみかけてくるんだ。
「要するに、佐平次ってやつは、カメレオンなんだなあ」
これが、ありとあらゆる「居残り」のテープを聞きまくって思ったことでした。その場その場で「色」が変わる。
佐平次という男は、まさに詐欺師ですよね。
柳家権太楼
「井戸の茶碗」
井戸の茶碗は、五代目春風亭柳朝師匠に教えて頂きました。
柳朝師匠は江戸っ子気質の粋な噺家でした。
その頃は古今亭志ん朝師匠と「二朝会」という会をなさっておいででした。
井戸の茶碗は古今亭の噺として誰もが思っていましたが、
私は、柳朝師匠の演じる、骨太の屑屋の清兵衛が好きでした。
ですが、演ってみるとどうしても好きな筈の清兵衛にはならずに、
段々と違った人物になってしまいました。
それにより清兵衛を取り巻く人物も、
それに合わせた色合いになってきた様に思います。
今でも鈴本の地下室で、稽古をつけて頂いた時の事を思い出します。
柳朝師匠が、私の井戸の茶碗を今お聞きくださっていたら、何と仰るか？
きっと怒られるでしょうねー！

柳家さん喬

「厩火事」(うまやかじ)
古典落語の中でも屈指の名作であり、今まで多くの噺家たちが手掛けてきた噺であります。
夫婦という永遠のテーマを扱っているからこそなんでしょうが、だからこそ人物造形がより重要になってくると思います。
これとは決めず、日によって少しづつ演出を変えながら楽しんで高座で喋っております。
噺の登場人物もみな楽しんでおります。それが伝わるように頑張ります。
桃月庵白酒

【今回の見所】
当代随一の実力と人気を誇る二人会です。柳家さん喬師匠は、艶のある声と柔らかな物腰で女性ファンも多く、江戸の四季を色鮮やかに浮かび上がらせる情景描写や男女の心理描写に定評があります。また、長屋噺を得意とし、長屋の生活描写も味わい深いです。正直者の善人しか出て来ない明るい人情噺「井戸の茶碗」を掛けます。柳家権太楼師匠は現在の落語界を代表する爆笑派の帝王です。郭噺の傑作「居残り佐平次」を掛けます。
白酒(はくしゅ)さんは五街道雲助門下の逸材。絶妙な言語感覚と斬新なマクラ、彫りの深い人物描写で、爆笑噺を繰り出します。おかしみと妖しさと愛らしさの入り交じった白酒ワールドは病みつきになるおもしろさ。夫婦の人情の機微を描いた「厩火事」(うまやかじ)を掛けます。

柳家さん喬　五代目柳家小さん門下。人情噺の評価がつとに高いが、滑稽噺にも力量を発揮する実力派の噺家。艶のある声と柔らかな物腰で女性ファンも多く、江戸の四季を色鮮やかに浮かび上がらせる情景描写や男女の心理描写に定評がある。また、長屋噺を得意とし、長屋の生活描写も味わい深い。国立演芸場金賞受賞、芸術選奨文部科学大臣賞、紫綬褒章など受賞多数。

柳家権太楼　明治学院大学落研で大活躍、大学卒業後1970年、柳家つばめに入門、1974年に師匠他界後、五代目柳家小さんの門下となる。1982年に18人抜きで真打ち昇進。現在の落語界を代表する爆笑派の帝王。趣味ゴルフ、巨人軍を応援すること。若手演芸大賞、芸術選奨文部科学大臣賞、紫綬褒章など受賞多数。

桃月庵白酒　五街道雲助門下の逸材。絶妙な言語感覚と斬新なマクラ、彫りの深い人物描写で、爆笑噺を繰り出す。おかしみと妖しさと愛らしさの入り交じった白酒ワールドは病みつきになるおもしろさ。バツグンの人気と実力をほこる噺家である。花形演芸大賞「大賞」、彩の国落語大賞受賞など受賞多数。

チケットの取り扱い
鎌倉はなし会までメールでお申し込み下さい。m-aki@df7.so-net.ne.jp
●チケットの振込は(チケットは郵送しますので、送料84円を添えてお振り込み下さい)　
郵便振替　鎌倉はなし会　00210-8-92990
三菱UFJ銀行　鎌倉支店　鎌倉はなし会　普通0076156

ご出席の方は以下のフォーマットに書き込み、m-aki@df7.so-net.ne.jpまでご返信ください。

●鎌倉はなし会出席
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人数
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電話番号
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◆第五十五回鎌倉はなし会　柳家喬太郎・桃月庵白酒二人会
2月21日(金)　19時開演　鎌倉芸術館小ホール　4000円
◆第五十六回鎌倉はなし会　桂米團治独演会　
4月11日(土)　15時開演　逗子文化プラザ　なぎさホール　4000円
◆第五十七回鎌倉はなし会　立川志らく独演会
6月24日(水)　19時開演　鎌倉芸術館小ホール　4000円
◆第五十八回鎌倉はなし会　柳家三三独演会
8月1日(土)15時開演　鎌倉芸術館小ホール　4000円
◆第五十九回鎌倉はなし会　春風亭一朝・春風亭一之輔親子会
9月30日(水)　19時開演　逗子文化プラザ　なぎさホール　4000円

●メールでのお申し込み　m-aki@df7.so-net.ne.jp
●電話でのお申し込み　0467-23-0992(秋山)

たくさんの方のご来場をお待ちしております。

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