コズミック　レゾナンスコミュの光のイメージによるヒーリング

意識だけでヒーリングを行うのが、コズミック・ヒーリングの究極のスタイルです。
ただ、意識だけで行うヒーリングが十分に効果を発揮するためには、様々な工夫が必要になります。

意識だけでヒーリングを行うメリットは、掌を使う場合には、どうしてもヒーラーのエネルギーが混じってしまうのに対して、より純度の高いエネルギーを活用できるという点にあります。

レイキなどの世界では、ヒーラー自身のエネルギーが混じることを避けるために、無心ということが強調されます。
この言葉には誤解が伴うことが多く、明確な定義を伴わないままに、無心＝無思考（雑念がない）といった意味に解釈されることが多いようですが、実際には、無心とは元々の仏教上の意味合いでは、無意識の心の状態を含めた深いレベルでの浄化が進み、非常に高い境地に至った一種のエネルギー的な状態を指しています。
それは、雑念の有無といったことを遥かに超えた、心の状態の全てを包含する深い人間存在の真実の姿といえます。

道元の言葉を借りれば、仏性が開示されるスペースとでもいうか、そうした無量の広がりを伴った存在の状態が無心ということです。

レイキの世界で言われる無心を単純に無思考という意味に解釈すれば、無心＝無思考でのヒーリングを奨励することが意味をなすのは、初心者の段階に限られると言っても良いように思われます。
その段階では、ただ何も考えずにレイキをすることが、ヒーラー自身の浄化にもつながり、何の意図もなく、ただ掌を相手の全身に順番に当てることによって、ヒーリーの方にも、深いリラクゼーション効果が期待できるものです。

しかし、レイキの世界での無心という教えが、明晰な認識を欠落させたまま、曖昧な形で「瞑想は集中ではない！」といった瞑想の教えと結びつくことで、ヒーリングの際の意識集中や意図設定を、無意味な行為として排除してしまう傾向があることは問題です。

コズミック・ヒーリングでは、意図設定と意識集中を重視しています。
手を使ってヒーリングする従来からのコズミック・ヒーリングのスタイルでもそうですが、意識だけでヒーリングする際には、意図設定と意識集中はより重要な要素になります。

意識だけでヒーリングする方法は２種類あります。
ひとつは光のイメージを活用する方法、もうひとつがマントラのパワーを活用する方法です。
ここでは、光のイメージを使ったヒーリングのテクニックについて説明します。

両方のテクニックを効果的に組み合わせることで、純度の高いエネルギーによるヒーリングの効果を最大限に引き出すことが可能になりますが、その際の重要なポイントは、可能な限り高い状態に意識を保つことにあります。

ところで、光のイメージを活用するヒーリングの手法は、２０世紀最大のヒーラーと言われたキプロスの聖者ダスカロスが、人々に教えていたヒーリングのテクニックの基礎でもあります。
バーバラ・アン・ブレナン、ＡＤＡＭ、ロザリン・Ｌ・ブリエールといった優れたヒーラーなども、やはり光のイメージをヒーリングの極めて重要な要素として積極的に取り入れています。

コズミック・ヒーリングでは、ダスカロスやその他のスピリチュアルな指導者の教えと同様に、純白の光をヒーリングの際に積極的に活用しています。
純白の色を用いるのは、それが最も波動の高い色だからです。

金色が一番波動が高いという教えもあるようですが、実際には、そうではなくて、純白または白銀色が最も波動の高い色だといえます。

波動の高いエネルギーは、適用範囲がそれだけ広く、よりオールマイティーのパワーを発揮します。
純白の光は、ヒーリングの際に、他のあらゆる色の光の代用として用いることも可能であると言われていますが、そうした事実は、それだけ純白の色が、適用範囲が広く波動が高いことの証明にもなっています。

具体的には、純白の光のイメージを用いて相手の全身や疾患部位を包みこんだりすることで、効果的なヒーリングが可能になるのですが、それが実際に優れた効果を発揮するためには、様々なステップを踏んだエクササイズが必要です。

最も重要なエクササイズは、至高の世界と繋がるための一連の瞑想的な手法を実践することです。
そのひとつは、意識をなるべく頭上より高くまで持ち上げ、もし可能であれば、地球の重力圏から脱出してしまうことで、目先の一切のことから意識を解放するという方法です。
もうひとつは、サハスラーラ・チャクラのところで、純白の光のイメージをしながら、自然な呼吸とともに、サハスラーラ・チャクラで純白の光とともに呼吸をするという瞑想のテクニックです。
さらに、もうひとつ重要なテクニックとして、コズミック・ヒーリングの秘密のマントラを使うことで、自らを瞑想状態に誘導する方法があります。