本作は以前に発表し話題を呼んだMIX CD "SURVIVAL THE VINYL"にも通じ、 80年代後期から90年代初頭の『ミドル』が今回もテーマとなっている。 Back To The Hip Hopなマイナーミドルと定番ミドルで構成されていく前半は Top Choice Cliqueのファンキーな流れからスタートしていきRAPの神Rakimの 『Back To The Lab』という声ネタつなぎでPhilly産激レアミドルのPlush Bros.Jrへと展開! もう序盤のこの時点でミドルヘッズはニヤついてしまう。
Trk.4やTrk.6ではアップテンポでゴ リゴリなジャグリングを披露しテンションもどんどんと上がってくる! プロモオンリーのBig Daddy KaneやChill Rob Gの鬼レアRemix等もチョイスし、 Chill Rob Gからタイトルつなぎでハードなギターとドラムが鳴り響く名前の通りKaosな流れへ!
DOPEな男汁ベースラインとFunky Drummerネタ等で作られたTrk.11ではバトルDJらしいスキルで テンポを遅くするBreak Down系なジャグリングを"見せつけ""聞かせつけ"からのドラム激太祭りが待つ中盤へ。 Trk.12では『1.2.3.4.』の所で高速二枚使いを聞かせ、テン ションも更に上がってきたところで Hurby's MachineやSuper Lover Cee、Kev-E-Kev等 のミドルと言えば『これ!』的な激太ドラムな楽曲達から、 Merley MarlクラシックのIt's A Demoのラストのループにかぶせて登場してくるのが DJ BUNTA本人も今まで一度しか見た事が無いと言う 鬼レアミドルTrk.18 D.J.Scratch & G-O-D / The Party Is Jumpin! そこからBPMとテンションが一気にマックスになる後半へ!!
数枚シングルを切っていて、そのどれもがレアなLegion Of Doomから幕開けした高速ミドルな後半は まさにコレクターですら垂涎の内容である。一年に一回中古市場に出現するか わからないTrk.21や、 ミドルの中では『神盤』と称され、中古相場でも毎回出現する度に5万円オー バーを記録しているTrk.24とTrk.25。 ラストの締めにはクラシック中のクラシックUltramagnetic Mc's / Give The Drummer Someをチョイスし、失速しないまま イケイケで荒々しいイナタミドルが続き、飽きる事無く最後の最後までアドレ ナリン出まくりっぱなしの、まさに"男臭い"内容だ!