Toshi 鳥居コミュの１３年振りのDragon Ash

　Ｚｅｐｐ名古屋で行われたDragon Ashコンサートにご招待頂き急遽出掛けました！
何と！ワンマンを全編見せて頂くのは１３年振りくらい？
イベント等でショートステージはこの間に数回拝見させて頂きましたが…。

　ご本人は“ミクスチャーロック”と称していますが、内容は非常に濃く壮大なロックショーです。
個人的にＤＪとかダンスとかが加わった音楽は訳も無く苦手意識が強いです。
しかし、映像も含め音楽の聴かせ方と魅せ方の完成度は究極。
欲を言えば初めて観る方は、あの熱狂した客席では辛いということくらいです。

　ステージが始まるとどんどん彼らの音楽に挽き込まれます！
ベースにＫｅｎＫｅｎ氏が加わったのもライブを楽しめた要因かな？
ＫｅｎＫｅｎ氏のベースを生で聴くだけでも足を運ぶ価値在りますね。

　最も驚いたのがＨＩＲＯＫＩ氏のギターワーク！
歪みモノに頼る演奏は皆無、アンディーサマーズを更に洗練した様なソロともバッキングとも
形容出来ない見事なギター演奏が楽曲を支えています。
美しいピッキングが奏でる倍音に絶妙なリバーブが絡む音から多くの事を学んだ一日でした。

　最近、一番うんざりするのはプロギタリストが歪みに演奏を頼り過ぎている点！
それに合わせて殆ど素人が製作したエフェクツを“サイコー”と自身のブログとかで宣伝する姿。
何度も書いて来ましたがステージで使うのは絶縁耐力や空間距離等メーカーで
本当に開発や設計業務に携わった人しか知りません。

　勿論、使われる方の自己責任ですが皆さんが思っている以上に危険です。
エフェクト自慢する以前に、プロ演奏家として自分のフレーズや音を確立さえなければ
当方に云わせれば“質の悪いクレーマー”以下の存在。
一昨年からの問題を機に、これらの方々から縁が切れて助かっています。

　今、方向性に迷いが在った時だけにＨＩＲＯＫＩ氏の演奏を耳にして多くの決断が出来ました！