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日本をなんとかしよう!コミュの宗教と教育

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私は、イタリアを本拠に持つカソリックの一派のカナダ人修道士が経営・教育する中間一貫教育の学校で義務教育と受験教育を受けました。そのお陰か、宗教と教育の現場が分離しているということに違和感を覚えます。いかなる宗教であれ、宗教的な教えの無い教育というものは、如何なものでしょうか?

昨今の教育の現場で起こっている問題点の一旦が底にあるのではないかと思います。

そもそも宗教とは、教えの根本と言う意味であります。
碧巌録に曰く、

大凡そ宗教を扶竪(ふじゅ)せんには、
須らく是れ英霊底の漢なるべし
(『碧巌録』第五則垂示)

以下、山田無文禅師の法話からの引用です。
同じようなことを、もっと鋭く指摘されております。

今日、宗教という言葉を一般に使っておるが、宗教とは外国語の翻訳ではない。神と人間との交わりというような、西洋の宗教学の翻訳ではないはずである。すでにこのように、碧巌録の中に使われておるのである。東洋で言う宗教とは、教えの根本、教育の根本ということである。宗とは、宗家などと言うように、根本という意味である。あらゆる教育の根本になるものが宗教でなくてはならん。今日のように、宗教を無視した教育が正統な教育であるはずがない。今日の教育は根本を無視した教育である。
 その人間性の根本となる道、宗教をたてていこうとする者は、須らく是れ英霊底の漢なるべし。生半可な者にできるものではない。学校で知識を詰め込んで、受け売りをするような者に教育の根源が分かるはずがない。真箇、実参実究、大道の根源に徹した者が初めて宗教を説くことができるのである。自己の人間性の根底が分からん者が宗教を分かるはずがない。「智、万人に過ぎたるは、之れを英と謂い、千人は之れを俊と謂い、百人は之れを豪と謂い、十人は之れを傑と謂う」。そういう英霊底でなければ、宗教なぞ説けるわけがない。
 今日、仏法が行なわれないのは、実に英霊底の漢が少ないからであろう。政治家でも実業家でも、大仕事をするのは千人万人にすぐれた男でなければならん。しかし、宗教を扶竪するがごときは、そんな政治や実業どころではない。それ以上の大物でなければ、人生の大本たる宗教を社会にうちたてるなどということはできるものではない。古人も一箇半箇と言われておるが、そういう人物は一時代に一人か半人しか出ておらん。
 天龍寺の龍淵老漢(高木龍淵/1842〜1918)のごときは、政治家になっても実に立派に成功した人である。精拙和尚(関精拙/1877〜1945)にしてみたって、軍人ならば元帥にでもなった男だ。実業家にでもなれば、大会社を打ち立てたに違いない。何をやらしても、社会でやるぐらいのことは朝飯前にできるような者でなければ、この大法を挙揚するというようなことはできやせんッ。
 ところが、今日はだんだんと仏教界の人物が下落しておる。社会で働いておる者以下の者しか寺に入らんのである。まことに英霊底の漢が出て来なければ、とても宗教というものが栄えるというわけにはいかんッ。

コメント(11)

「宗」という字はシナの人びとが考案した象形文字です。
祭壇に置いた神様への捧げもの(牛・羊の死体)から血が滴っているありさまが描かれているとのこと。
「教」は、子供の頭上に鞭が迫っている図柄ということなのだそうで、昭和30年代に小学生時代を送った愚生は、そのとおりイタズラ・悪さをしてはよく引っ叩かれたものです。
合わせて「尊ぶべきもの(ことがら)を尊ぶことを子供のうちからひっぱたいてでも教え込む」ということになるのカナ?
親が子を叩かなくなったのはいったい何時ごろからナノカ?
いろいろ考えるべきことは多いですね。
私は6,7歳のころ、近くの公民館前の広場に毎週やってくるキリスト教の教会の日曜学校にしげしく行っていました。賛美歌もよく歌ったし、クリスマスには一度きりですが、教会をたずねたこともありました。だからイエスさまとは昔から馴染みです。

さてさて「今日、仏法が行なわれないのは、実に英霊底の漢が少ないからであろう。政治家でも実業家でも、大仕事をするのは千人万人にすぐれた男でなければならん。しかし、宗教を扶竪するがごときは、そんな政治や実業どころではない。それ以上の大物でなければ、人生の大本たる宗教を社会にうちたてるなどということはできるものではない。」

↑ これは耳の痛い言葉である。

日本をなんとかするっていう気概を持った宗教者がどれほどいるのか…いや、他人様のことはどうでもよい。私がそういう気概を持ち得ているか。これが問題だ。

もちろん持っていない、ですよ。 すいません。

踏ん張りどころです。
そうなんですよね。
危害を(あっ、変換ミス!)ではなく、気概を持った宗教者が教育者としても通用する日本にしたいです。

お坊さんは、地域一番の学のある人で、知恵者で、コミュニティの中心にあった存在であるべきなんだと思います。
昔は読み書きは、寺子屋で学んだ訳ですし。。。
昔は、分らない漢文があれば、坊さんに聞け、と云われていたと澤木興道さんの自伝に書いてありました。

日本の場合は、仏教であったわけですが、やはり教育の根本には、心の鍛錬があったわけですし、自分とは何者かと探求する心が必要であったと思うのです。そして、それこそが、宗教者の専門分野であったと思うのです。

そして、お坊さんも自分が修行する自行を行うだけではなく、弟子を立派に育ててこそ、ようやく僧侶として一人前だと聞いたことがあります。

宗教と教育はより共同すべきだと思うのです。
>宗教と教育はより共同すべきだと思うのです。

→だから政教分離などやめちまえって思うのですよ。

 国家神道教育はよくないし、国家神道は本来の神道とはニテもにつかないものなのですが、政教分離を語ると必ず国会神道・教育勅語ってはなしになるからなあ。

 明治の神仏分離と戦後の拝金主義による神殺し仏殺しが日本人の大きな不幸です。
仰るとおりだと思います。

国家神道が神仏習合のよき面をゆがめてしまったのではないかと思います。そして、その後の敗戦が、さらに神道すらも排除してしまった。

日本は、この130年の間に二回、神殺しをあいているのではないかと思います。

基本的には良い国、美しい国、日本の軸がぶれているのは、この二回の神殺しになるのではないかと思います。

私儀、10年間アメリカで暮らしていましたが、あの国は、あきらかに宗教国家であり、他の西洋諸国も明快に宗教国家だと思います。そして、日本と中国以外のアジアの諸国は、宗教国家であり、教育に宗教が混じっているんだと思います。

日本は少数派ですよ!
良寛さん、でも、最近梅原猛博士をはじめ、そういう声が出始めているのは、時代の要請ですねえ。

15年くらい前まではそういう視点で話が合ったのは久保田展弘さんくらいでしたが、神仏習合の再考察が必要だと思っています。

ただ具体的な方法がない。日本はトップダウンの国ですから、政治がそういう方向に目覚めないとだめなのでしょうが、アメ公ばかりを見ているやつと、国家神道再興を夢に見ている輩と、無責任な平和主義を標榜する輩ばかりが幅をきかせる現状ですからねえ。評論家になってもしょうがないですが、さてさてどうしたものやら。
昨日は、ちょっと勢いに乗って書いてしまったようです。ちょっと、支離滅裂だったかもしれません。スイマセン。

吉野山人先生、
>評論家になってもしょうがない、、
自戒の意味も込めて、本当にそうなってはいけないと思います。

>さてさてどうしたものやら。
ハチドリが山火事を消そうと努力したように、効果の程はともかく、自分のできることから、ちょっとずつ、意識や行動を変えてゆくことしかないのかなあ、と思います。

このコミュにも色々な方がいらっしゃるので、それぞれがそれぞれのやり方で、宗教心をもった生活態度をとり、それに則した部下や他人への接し方を心がける、ということではないでしょうか?

といっても、わが身を振り返れば、反省ばかりですが、、、。

もしくは、私財を気に入った学校へつぎ込むか。。。土光さんがやっていたように。

久しぶりの書き込みです。

〉それぞれがそれぞれのやり方で、宗教心をもった生活態度をとり、それに則した部下や他人への接し方を心がける、ということではないでしょうか?

結局、これしかないのですよね。そうは言っても、しょっちゅう宗教心に反した不徳な生活態度を取ることがありますが…。

人に怒る時は、蔵王権現様的に見て理に適っているか、ってことは反省します。私自身は宗教心に対する自覚は薄いですが、理に適っているのなら怒っても良い、場合によっては怒らなければならないと考えるし、それが大人の責務だと思います。

宗教心に薄い割に、なぜここで蔵王権現様の話が出たかと言うと、人に怒るべき局面かどうかの判断をする時に、非常にあのお顔は判断しやすいのですよ。その「怒り」に適っていることであれば、私は人に怒って構わないし、場合によっては怒らなければならないと思います。
○SHOさん。

権現さんの怒り。…そのとおりですね。

なかなか学べませんが、心したいものです。

ありがとうございました。

…さっき腹立ちまぎれに息子を叱った反省を込めて。

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