ﾟ.｡泣ける２ちゃんねる｡ﾟ.:コミュの先日の千葉は季節はずれの大雪でした

なんだかやっと気持ちが落ち着いた

昨日は雪でしたね

俺が仕事に行ってる方は本当にたくさん降ってました

昨日はきっとずっと忘れない日になりそうです

雪は好きそうでした

秋田の人だから




何から書いていいかわからないので気持ちのままに書くので読みづらかったらごめんなさい。




昨日は週初め

いつもと何もかわらない休み明けの日

仕事はハイエースに乗り合わせで仕事場に向かう

集合時間は朝の４時半

早い時間だけど、いつものこと

最近はだいぶ日がのびてきたけど、この時間は真っ暗

冷たい雨が降ってるせいかいつもより真っ暗

昨日まで晴天で暖かかったのに、なんて思ってるうちに集合する時間

時間になっても職人さんが一人こない

でもこれもいつものこと

普段からよく遅刻するから

それに大酒飲みで休み明け

とくれば、いつもの寝坊に決まってる

で、親方がいつものように怒鳴り散らして起こすために電話をかける

でも今日は何度かけてもでない

といっても、これもいつものこと

たまに朝まで飲んで爆睡してたる時はでやしない

ここでいつもだったら置いていくとこだけど、今日は人数いないと仕事が工程的に厳しくなるので迎えに行くことに

こないだも迎えに行ったから、またかなんて思いながらその職人さんの住むアパートへ迎う

本当に酒が好きで困った人

毎朝酒臭くない時なんて今まで一度もないんじゃないかってくらい

独身で一人暮らしだからたぶん止め時がないんだろな

帰りは俺が運転手なんだけど後部座席ではいつも大宴会

決まってまず初めに買うのは氷結のグレープフルーツを２本

なくなればまたコンビニに止まって発泡酒を買う

本物のビールは高いからなぁなんて言いながら

そんな感じで帰りはいつも飲みまくり

休みの日だって酒を飲んでるかパチンコしてるかのどっちか

それに仕事もいいかげん

11時過ぎには昼飯にするかぁなんて言って昼休みにしちゃう

午後も15時過ぎたら勝手に帰る準備をしてる

てか、それ以前に１日に何回休憩してるのってくらいタバコふかしてる

ほんとダメな大人

結果だけ見ればすごくダメなんだけど

俺はこの人を嫌いと思ったことはない

何より若い奴らに一番慕われてる

俺がキツい性格だからか若い奴らはまずその職人さんにいろいろ聞きにいく

俺も入ったばかりのころは一番いろいろ話していた

出来次第で上にいける仕事だから、いつしか俺の方が立場も給料も上になった

それでも嫌な顔するどころか、むしろ俺をたててくれる

他のみんなが嫌がる仕事だって何でもやってくれる

休みの日に給料もでないのに仕事の段取りをしてくれてたり

休みの日にパチンコ行って勝ってきたら、次の日にはみんなに大盤振る舞いしたり

まぁ、負けてきても前借りしてまたパチンコ行くんだけど

とにかく憎めない人

アパートに到着する

親方がなんて怒鳴ってやろうかって顔してクルマを降りていく

きっといつものように職人さん焦ってでてくるんだろうなって思いながらクルマで待つ

雨が強くなってくる、雨のせいかさっきよりも暗くなってきた感じがする

親方が玄関の方から戻ってくるのが見える

どんな顔で職人さんがでてくんだろってな感じで若い奴の一人が笑ってる

親方はクルマに戻らず、なぜかバルコニー側へ

窓の外から名前を呼んでいる

どんだけ爆睡してんだよってみんなが思う

そして親方はもう一度玄関の方へ行き、またバルコニー側へ

どうしたんだろと思いつつ、親方は手すりを乗り越えバルコニーのなかへ

窓をたたく

窓をたたく

外は真っ暗で大雨

暗くてよく見えないが親方が窓を割ったように見えた

窓から部屋に入る親方

さらに雨が強くなる

外はもうどしゃ降り

しばらくして親方が玄関からでてくる

どしゃ降りのなかをクルマの方へ歩いてくる

職人さんは準備をしてるのかまだでてこない

クルマの外から親方が俺だけを呼ぶ

なんでそんな雨の中にいんだよと思いつつ外へでる

親方が一言

○○(職人の名前)が死んでる

俺の脳は一時思考停止

親方がつづけて言う

警察とかいろいろやるからお前らだけで行ってこい

俺はうなずくことしかできず、立ち止まる

今日は途中から下道で行かなくていいから高速で行け

と、つづけて言われる

その時、どしゃ降りが降ってたはずなのに濡れた感覚も寒い感覚もなかった

俺はクルマに乗り込む

他にするべきことがあったのかも知れないが俺の止まった脳じゃ何も考えられなかった

仕事場へ迎う、親方から聞いたことを伝える

片道２時間、いろいろな思いが頭のなかをいっぱいにする

車内は無言

雨の音とエンジン音、ワイパーの音、誰も聞いていないラジオ

到着間際、若い奴が一言

昨日の昼間に３回電話あったみたいなんですよね、でも俺昨日はケータイ忘れて出かけてて

職人さんと一番仲のいい若い奴

それ以上は言わなかったし、聞かなかった

みんな誰もお前が悪いと思ってないから

最後に電話でなんて伝えたかったんだろう

独りアパートで誰にも気付かれず、、、、

てか、ウソだろ

俺、親方が言ったの聞いただけで見てねえもん

でも確認する勇気なんてない

というか、ウソじゃないってわかってるから、もう一度事実を聞かされたくない

でも信じたくない

泣きはしない泣いたら生きてないことを認めてしまうような気がするから

仕事の指示だけをし、あとは誰も話さないし、夢中で仕事をする

気がつけばさっきまでなっていた雨の音がしない

ふと外を見ると白い雪がふってる

なぜだか、信じてはいないはずなのに、もういないんだなと心の中で感じた

夕方になるころには田んぼも土手もまっしろに

帰りのクルマの中でつぶやく

なんか千葉県じゃないみてぇだ

みんなずっと外を見てる

秋田の人だからな

雪は好きだもんな

この雪はそういう意味なのか




ほんとにさ目覚ませよ

いつまで寝てんだよ

いつも雪の日には仕事休みだって一番初めに喜んでんじゃねぇかよ

なぁ、昼飯は12時ピッタリっておかしくねえか

なんか飯いつもより冷てぇよ

17時まで仕事したら疲れちまうよ

てか、帰りの後部座席静か過ぎんだけど

氷結のグレープフルーツはもういいのか

最近やっと忙しくなってきたんだから稼いで本物のビールでも飲めや

俺がどんだけパチンコで勝った金でおごってもらったと思ってんの

モツ鍋と馬刺食いてぇってずっと言ってたじゃんかよ

めんどう掛けた分、俺が稼がせてやろうって言ってんだよ

ほら好きな雪降ってんぞ

俺はまだまだいろいろ覚えてんぞ

みんなでスキー行ったの覚えてるか

なんでそんな雪好きなのに滑れねぇんだよ

バーベキューの肉係いなくてどうすんだ

野菜ばっか食ってろってか

お前の変わりなんていねぇんだよ

仕事の道具残ってんだよ自分で片付けろよ

ハイエースの中のエロ本とかマンガ俺読まねえんだけど

なぁ、勝手に生き絶えてんじゃねぇよ

今からだろうが

いいかげん敬語も使わない俺を怒れよ

もう焼かれて骨になったってなんだよ

その骨でとんこつラーメン作ってやろうか

なぁ、苦しかったか

誰もいないとこで独りで逝って、とかさびし過ぎんだよ

俺は認めねえかんな

そんな逝き方俺は認めらんねぇから

俺は言いたい文句がたくさんあるんだからな

ありがとうもさよならもなんで言わせてくんねぇんだよ

そっちの様子はどうだよ

ハゲでも天国行けんのか

俺はまだまだそっちには行きたくねぇかんな

俺がどんだけ幸せになるか、そっちの世界から指くわえてみてろよ

まぁ、いずれそっち行ったらわかってんだろうな

また仲良くやろうぜ

働いてからずっと家族よりも長い時間をいっしょに過ごせて楽しかったぜ

な、そうゆうことだ

わかったか