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リアルタイムストーリーコミュの〜プロローグ〜

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皆さん今日は。

僕はこの世界に生きる、とある黒猫。

これから、僕のいろんな話をしようと思う。

これから僕の未来がどうなるかは、僕にもよくわからない。

まあ、誰でも運命なんてわからないものさ。


というワケで、世間はクリスマスシーズン。

ダイブ、寒くなってきたよ。
これから先は、僕らにとってつらい季節さ。


さて、僕は今日もいつものように、
夜の路地をヒタヒタと歩く。

〜続く〜

コメント(9)

あ、またアイツだ。

白い毛並みをせっせと掃除しながら、いつもと同じ場所に座る。
赤い首輪をしてるから、きっと飼い猫なんだろう。
顔を洗う度、その小さい鈴がちりん、と鳴る。

僕がそばを通っても振り向きもしない。
そんな真剣に見つめる先にあるのは、ただのスナックの看板。
いったいこれがどうしたっていうんだ?

話し掛けてみればいいだけの話なんだけどね、うん。
ほら、僕、人見知りだし。
いや、別にさ、彼女がすごくタイプだってわけじゃないよ?
毎日そこにいる彼女を見たくて、この道を通ってるなんてこと、あるわけないじゃないか。

ねぇ?
.......。
まあいいや。

今日も彼女の横を通り過ぎるんだけど。
..別にドキドキなんかしてないぜ。

ただ、飼い猫の前だと、
なんとなくシャキっとしなきゃならないんだよな。

ノラ猫にはね、ノラ猫のプライドってヤツがあるのさ。

.....僕はシャキっと背筋を伸ばし(?)、
彼女の前を堂々と(きっとね)歩く。


と、その時、
彼女の視界にあったであろうスナックのドアが開いた。
開いたドアから真っ先に見えたのは品の良さ気なハイヒール。

飼い主かな…。

とっさにそう思ったのは、その色が彼女の首輪とお揃いの赤だったからかも知れない。
視線を上げれば服は白。ロングコートなのかロングドレスなのか…それは白い毛並に赤い首輪の彼女と全くお揃いに見えた。

…飼い主、かな?…

どうして今は疑問に思うのか…自分にも分からないまま、僕はさっきまで毛並を掃除していた彼女を見る。
彼女は相変わらず,僕が見てる事なんてお構いなし。って感じで毛づくろいなんだな。

その人間と彼女を見てると,雪だるまのペアルックに見えてきたんだな。なんか,クリーンな感じだよね。

その点じゃ僕は。どっちかっていうと魔性的な風に思われてるみたい思うかな。

さて。白婦人は,彼女の前にかがみこんで。そのほっそりした指で彼女をあやしはじめた。

彼女は気持ち良さそうに目を閉じる。

そして。白婦人は,僕の存在に気づいたんだな。


『あら』

じっと僕の事を見つめた。

『あなたは,このコのお友達?』


いや。友達ってワケじゃないんだけどね。

『ふふ,そうなのね』


いや。そうは言ってないけどさ。まあ,人間の耳では,僕らが何言ったところで『ニャア』にしか聞こえないらしいんだな。
確かに僕は毎日ここを通っている。彼女は毎日ここで看板を見ながら毛繕いをしている…こういうのは顔見知りって言うんだっけ。見れば彼女は白婦人の関心が僕に移ったからなのか、何となく非難がましい目をこっちに向けていた。

…慣れ合う気は無いよ…

彼女を一瞥し、ちょっと肩をすくめて立ち去ろうと踵を返した。この場にいたら白婦人は、こっちまで撫でてこようとするんだろうし、そうなったら彼女に嫌なな視線を投げかけられるだけじゃ済まなくなりそうだ。まして僕はノラ猫…これでも人間なんかに頼らず生きてるプライドがある。そうしてこの場に背中を向けた僕は違和感を覚えた。

…あれ?今日は店、閉めるの早いのか?…

毎日ここを通っている。彼女は毎日ここで看板を見ながら毛繕いをしている。でも。

…出てくる人間を見たことあったかな…

何となく、本当に何となく、一度振り返ってみた。

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