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大相撲ファンコミュのどすこい通信秋場所2015

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お世話になっております!
いよいよ明日から秋場所です。
あの逸ノ城旋風からちょうど1年、今年は果たして平幕力士の旋風が吹き荒れるか?
連覇を目指す白鵬、大関2場所目の照ノ富士といった上位陣に立ち向かう関脇以下の活躍に期待したいところ。
それでは、今場所もよろしくお願いします。


▼日本相撲協会公式サイト
  http://www.sumo.or.jp/

コメント(38)

【初日】

●青狼(寄り切り)富士東○

○朝赤龍(寄り切り)英乃海●

●北太樹(押し出し)蒼国来○

●大栄翔(突き落とし)時天空○

○勢(押し出し)千代鳳●

○千代大龍(はたき込み)誉富士●

○琴勇輝(突き出し)旭秀鵬●

○臥牙丸(きめ出し)鏡桜●

○豪風(はたき込み)豊ノ島●

○遠藤(寄り切り)阿夢露●

○安美錦(上手出し投げ)徳勝龍●

○玉鷲(押し出し)魁聖●

○逸ノ城(押し出し)宝富士●

●高安(寄り切り)妙義龍○

○栃煌山(押し出し)佐田の海●

●佐田の富士(寄り切り)琴奨菊○

○豪栄道(渡し込み)大砂嵐●

●嘉風(寄り切り)稀勢の里○

○照ノ富士(寄り切り)碧山●

●栃ノ心(寄り切り)鶴竜○

●白鵬(寄り切り)隠岐の海○



初日にまさかの波乱が起こりました。
連覇を目指す白鵬が隠岐の海に敗れ早くも土。
もう一人の横綱鶴竜と4人の大関は白星を挙げ、逆にこれをいいチャンスと思って欲しいですね。
まだ初日なので何とも言えませんが、特に鶴竜と稀勢の里と琴奨菊の安定感に期待を寄せたいなぁと思っています。
ぴかぴか(新しい)初日の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:隠岐の海
まずは初日の結びで大波乱を起こした第一人者がもちろんトップのランクイン。
これまでの横綱戦で圧倒されてきたとは思えないほど自信に満ちあふれていました。
四つ相撲に渡り合っても腕の返しと巻き替えに乗じるタイミングがバッチリだったと振り返れます。
三役復帰の場所をこの上ない好発進とした中、明日以降の活躍にも期待を込めたいですね。

2位:遠藤
先場所は怪我からの復活で存在感をアピールした人気者力士が今場所もその勢いを持続できているように感じます。
相手はここ数場所で力をつけている阿夢露、力比べにも館内の熱気が最高潮。
その中で遠藤のテクニックと腰の位置が十分に勝った一番と言えます。
今場所も二桁を挙げそうな予感がしてきました。

3位:勢
肩の負傷で番付を落とした中、今日はここまで一度も勝てなかった千代鳳との対戦。
立ち合いで当たり負けするだけでなく、積極的に前に出る姿勢が戻ってきました。
ちょうど1年前の秋場所では、逸ノ城旋風を止めるなどの活躍を見せた験のいい場所。
今年もいい内容での白星スタートです。


十両では、
1位:輝
2位:石浦
3位:正代
という結果になっています。
▼白鵬「言うことない」まさかの黒星スタート
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150913-00000165-nksports-fight

夏場所に続いて秋場所も初日黒星。
全盛期に比べると力が落ちていると言えるかもしれませんし、白鵬に立ち向かう力士のレベルが上がっているかもしれません。
そこは2日目以降の取り口を見て判断したいですね。
これは他の上位陣にとっては願ってもいない展開となりました。


▼宝富士、逸ノ城に敗れ新しい締め込みの初日を飾れず
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150913-00000167-nksports-fight

今場所は締め込みの新調が多く見られない中、宝富士が鮮やかな締め込みになっていてビックリしました。
『明るい紫』で印象に残っているのは、師匠の旭富士もそうですが、舞の海や琴稲妻の印象がどちらかというと強い。
今場所初の大銀杏デビューの逸ノ城に新調対決で敗れましたが、まだまだこれから。
上位陣に対抗する力は先場所の土俵で実証できていますので、まずは格下相手に力を見せつけて欲しいですね。


▼鶴竜、会心の相撲で8カ月ぶり東京場所白星スタート
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150913-00000160-nksports-fight

初日の上位陣の中で最もいい相撲内容だったのではないでしょうか?
怪我の影響はほぼ心配なさそうですね。
白鵬が初日敗れたことで復活優勝の大きなチャンスが早くも舞い降りています。
横綱になって初の優勝を望むファンの声にもそろそろ答える頃になってきたか!
【2日目】

●千代丸(押し出し)英乃海○

●北太樹(寄り切り)青狼○

●朝赤龍(寄り切り)蒼国来○

●時天空(突き出し)千代鳳○

●千代大龍(押し出し)大栄翔○

●勢(押し出し)誉富士○

●臥牙丸(寄り切り)旭秀鵬○

●琴勇輝(とったり)鏡桜○

●遠藤(下手出し投げ)豊ノ島○

●豪風(はたき込み)阿夢露○

○玉鷲(突き出し)徳勝龍●

○安美錦(肩すかし)魁聖●

●佐田の海(寄り切り)宝富士○

○栃煌山(押し出し)佐田の富士●

●逸ノ城(寄り切り)妙義龍○

○照ノ富士(寄り切り)隠岐の海●

●大砂嵐(寄り切り)琴奨菊○

●豪栄道(寄り切り)高安○

●栃ノ心(寄り切り)稀勢の里○

●白鵬(引き落とし)嘉風○

●碧山(はたき込み)鶴竜○



白鵬が横綱昇進後初となる2連敗スタート。
部屋の移籍と指導者の不祥事で精神面が心配されますね。
大関陣でも豪栄道に土がつく波乱。
鶴竜と他の3大関は白星を挙げ、関脇の栃煌山と妙義龍も2連勝。
初日に白鵬から殊勲の星を挙げた隠岐の海は大関の照ノ富士に完敗。
この他新入幕の大栄翔が嬉しい幕内初白星を挙げています。
ぴかぴか(新しい)2日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:嘉風
こ金星経験はあるものの、白鵬戦での金星はこれが初めて。
立ち合いから終始相手の差し手を嫌って『低く低く』の押し相撲が光りました。
最後はタイミングよく引き落としを決めて完勝。
インタビュールームでの受け答えも、これまでの殊勲インタビューとはひと味違いましたね。
感無量のコメントや真摯な姿勢も立派でした。
序盤戦でまだまだ続く役力士との対戦がまた楽しみになってきますね。

2位:豊ノ島
今日は遠藤との激しい攻防戦に館内のボルテージが一気に高まりました。
『9分9厘で遠藤』という解説の通り、立ち合いから相手十分の形に持ち込まれ防戦一方。
しかし『残り1厘』に懸ける彼の粘り腰が相当なものだということを改めて実感しました。
下半身が悪い中でも必死にこらえ、徳俵を伝っての出し投げもお見事。
初日に『稽古不足だね』という北の富士さんのコメントに対し、最高のお返しをお見舞いしましたね。

3位:妙義龍
4場所連続で三役の地位に座る彼のスピード相撲が完全に戻ってきました。
200キロを超える逸ノ城の巨体に突き刺さり、更には上体を浮かせて一気に押し込む圧力。
初日の相撲に続き、自信に満ちあふれています。
同じ関脇の栃煌山もいい相撲で連勝スタートとしていますし、『関脇の調子がいい場所は盛り上がる』という言葉の通り終盤までは快進撃の維持を期待したいですね。


十両では、
1位:輝
2位:石浦
3位:正代
という結果になっています。
▼白鵬の休場決定的「8割方そうなる。無理してほしくない」と師匠・宮城野親方
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150914-00000576-san-spo

横綱昇進から8年間1日も休まず土俵を務め上げたんですから、休場しても罰は当たりません。
むしろ悪化する前に休んでおかないと力士人生を短くしてしまいます。
場所前の部屋の移籍と指導者の逮捕で気持ちの整理が難しいこともあるでしょう。
身体面と精神面の両方を十分に治して欲しいですね。
偉大な記録を樹立してきた横綱の最期というのはまだ見たくない…。


▼照ノ富士が前日金星の隠岐の海に完勝「足が前出た」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150914-00000138-nksports-fight

初日に殊勲の星を挙げた隠岐の海を相手にしても、普段通りのスタイルを貫いていましたね。
きちんと相手の動きを見ていましたし、対戦前の研究もバッチリだったと振り返れます。
先場所の土俵で『大関』というものを肌で感じて、それを本場所の土俵で力に変えることができている感じですね。
白鵬の連敗が気になる中、『優勝争い』の面ではなつ彼が第一候補となってくるのは間違いないでしょう。


▼大島親方、制服新調のビール売り子PR 美女に囲まれ上機嫌「10杯は飲めるよ」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150914-00000081-dal-spo

まずは13日のお誕生日おめでとうございます!
41歳になっても10杯飲めるというのはまだまだ若さあふれるコメントですね。
そして今場所の8日目か9日目にゲスト出演が決まっているとのこと。
今度は力士ではなく解説者としての受け答えに期待したいと思います。
【3日目】

○朝赤龍(はたき込み)北磻磨●

○青狼(寄り切り)蒼国来●

●英乃海(上手出し投げ)時天空○

○大栄翔(寄り切り)北太樹●

○千代鳳(はたき込み)誉富士●

●千代大龍(はたき込み)勢○

●旭秀鵬(寄り切り)鏡桜○

●琴勇輝(突き落とし)豊ノ島○

●豪風(押し出し)臥牙丸○

●安美錦(寄り倒し)阿夢露○

○遠藤(寄り切り)魁聖●

●徳勝龍(寄り切り)宝富士○

○逸ノ城(寄り倒し)高安●

○佐田の海(押し出し)玉鷲●

○栃煌山(寄り切り)隠岐の海●

●佐田の富士(寄り切り)稀勢の里○

○照ノ富士(寄り切り)大砂嵐●

○妙義龍(寄り切り)琴奨菊●

●豪栄道(突き落とし)栃ノ心○

○嘉風(押し出し)鶴竜●

■白鵬(不戦勝)碧山□



白鵬が横綱昇進後初の休場となった3日目の土俵。
一人横綱の鶴竜に期待が集まるも、嘉風に連日の金星を献上して初黒星。
大関陣でも琴奨菊に土がつき、豪栄道も連敗。
照ノ富士と稀勢の里は共に白星を挙げて3連勝。
関脇の栃煌山と妙義龍も初日から3連勝としています。
平幕では早くも勝ちっぱなしがいなくなる展開。
第一人者不在の土俵、今日まで白星街道を続けている役力士の快進撃がどこまで続くか楽しみですね。
ぴかぴか(新しい)3日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:嘉風
連日の金星で連続の1位ランクイン。
彼のいいところは突き押しを徹底するだけでなく、相手の引いた瞬間を逃さないことも大きく挙げられます。
今日の鶴竜戦も昨年同様に自身が呼び込むことなく常に積極的な気持ちが溢れていました。
前頭筆頭の地位では連日の上位戦が組まれる中、白星先行になっていることも上出来。
応援に来てくれている家族への愛を取組で表現した感じもあります。
明日は大関の照ノ富士と対戦、組み止められる前に一気に勝負を決めたいですね。

2位:遠藤
彼も今場所早くも2度目のランクイン。
今日は腰の重い魁聖との力比べ。
相手に十分の上手を取られても、左四つの形を維持できたことが大きかったでしょう。
さらには右の絞り込みが非常に器用でした。
前日は不運な逆転負けを喫したものの、序盤戦のいい流れは作れているようですね。

3位:照ノ富士
こちらも注目された大砂嵐との怪力対決。
予想通りガップリ四つで胸を合わせての引きつけ合いに、見ている側も力が入りました。
1分を超える相撲の中でも彼の腰の位置は終始同じ。
さらに大きく息が乱れることもなく、ヒヤッとする場面もそこまでありませんでした。
夏巡業では関取衆に胸を出すだけでなく、自身のトレーニングも欠かさず積み上げた成果がきちんと表れていますね。
初日からの3日間を見る限りでは、彼が優勝候補の第一人者になりそうです。


十両では、
1位:御嶽海
2位:正代
3位:錦木
という結果になっています。
▼玉鷲、対戦相手勘違い!初黒星「あれっ?と思った」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150915-00000148-sph-spo

佐田の富士と佐田の海…確かに間違えやすいですね。
ただ今場所の番付で見ると、佐田の富士が西前頭2枚目、佐田の海が東前頭3枚目。
きちんと相手の番付と自分が東西のどちらから入場するかを考えればすぐ分かるのに。
どんな相手でも常に同じ気持ちでいないとですね。


▼師匠の一喝に発奮=嘉風、白鵬と鶴竜を連破
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150915-00000168-jij-spo

今日はゲスト解説をしていた師匠の尾車親方。
嘉風の取組が終わるや、『どうしちゃったんでしょうね?』なんて言っていましたが…。
あの時の一喝がこうして実っているんですから、心当たりの出来事を暴露すれば良かったのに。
親方自身は現役時代に幕下まで陥落しながらも大関まで上り詰めた経験があるので、『時間がかかっても上の地位には行けるハズ』と言い聞かせたかったのかもしれないですね。


▼逸ノ城2勝「自分の形」上手取り難敵高安から初勝利
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150915-00000158-nksports-fight

大銀杏デビューとなった幕内2年目の土俵でも持ち前の力強さは健在ですね。
しかしながらとっさに引いて上体を浮かせてしまう癖もまだ目につくのが気掛かり。
そしてこの一番で負傷した高安の状態も心配されます。
大事に至らないことを願うばかりです。
こんばんは。
間もなく退院するとの事ですが、元・関脇寺尾の錣山[シコロヤマ]親方が両国の国技館で行われている大相撲の秋場所のフツカ目から体調不良を訴えて現役時代からの持病でも、ある不整脈の状態をチェックする為に東京都内の病院に検査入院中だそうです。
元・関脇寺尾の錣山[シコロヤマ]親方は両国の国技館で行われている大相撲の秋場所のフツカ目から千秋楽まで審判のお仕事を休場する予定になっているそうですが、体調が良くなれば両国の国技館で行われている大相撲の秋場所の審判のお仕事へ復帰する可能性も、あるそうです。
ちなみに今回の件をマスコミに報告したのは元・関脇寺尾の錣山[シコロヤマ]親方の実の兄でも、ある元・関脇逆鉾の井筒親方だったそうです。
1日も、早く元・関脇寺尾の錣山[シコロヤマ]親方が元気になりますように・・・。
▼高安が休場 逸ノ城戦で左脚痛め
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150916-00000011-mai-spo

一度休場者が出ると続出傾向がある…これが最近の本場所の怖いところ。
白鵬に続いて高安の休場、また上位キラーの一人が不在になって盛り上がりに欠けて しまうかが心配です。


▼賜杯争い大混戦…栃煌山、好調維持!妙義龍は大関狩り
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150916-00000040-spnannex-spo

今場所は2人の関脇が現時点で最高のスタートを切っています。
このまま星が上がれば、来場所は共に大関取りとして注目されるかもしれません。
そのまた先のことを考えると、来年はかつての『6大関』という豪華な番付の再現も…。
まずは、関脇の強い場所は面白いという言葉の通りになって欲しいですね。
【4日目】

●北太樹(寄り倒し)朝赤龍○

●英乃海(寄り切り)蒼国来○

●青狼(内掛け)時天空○

●大栄翔(送り出し)千代鳳○

●琴勇輝(押し出し)勢○

○誉富士(押し出し)旭秀鵬●

○千代大龍(寄り切り)鏡桜●

●臥牙丸(肩すかし)豊ノ島○

○安美錦(はたき込み)豪風●

○阿夢露(寄り切り)徳勝龍●

●玉鷲(寄り切り)遠藤○

○佐田の海(とったり)魁聖●

○宝富士(送り出し)佐田の富士●

□栃煌山(不戦勝)高安■

○栃ノ心(寄り切り)妙義龍●

○豪栄道(首投げ)逸ノ城●

●碧山(押し出し)稀勢の里○

○照ノ富士(寄り切り)嘉風●

●隠岐の海(渡し込み)琴奨菊○

●大砂嵐(突き落とし)鶴竜○





前日の白鵬に続き、2日連続で休場力士が出る事態となった4日目の土俵。
一人横綱の鶴竜は大砂嵐と2分を超える大相撲の末白星を挙げて3勝目。
4大関も安泰となって、その中で照ノ富士と稀勢の里が初日から4連勝。
関脇では栃煌山が不戦勝で4連勝とするも、妙義龍が栃ノ心に形勢逆転を許して初黒星。
明日は『栃煌山─稀勢の里』と、4連勝同士の対決が組まれています。
4日目の敢闘精神あふれる力士


1位:遠藤
ここまで負けなしの玉鷲戦、過去の対戦成績からか自信満々の取り口でした。
腰もきちんと下りていますし、足の裏も土俵にピタッとついていて全くぶれません。
今日は遠藤がプリントされたTシャツを着たファンがいるなど、ブームはまだまだ続いていますね。
白鵬の休場で土俵の盛り上がりが心配される中、彼の活躍に期待を寄せているファンも多いことでしょう。

2位:大砂嵐
3位:鶴竜
結びの一番で2分を超える大熱戦を演じた両者のランクイン。
まず立ち合いからほぼ互角の形の中で、鶴竜がやや有利に見えました。
対する大砂嵐のスゴイところは、上手一本でも引きつけてこらえる粘りの力強さです。
1分を過ぎた頃から大砂嵐が徐々に力の入る形を作って、さらには鶴竜の巻き替えも読んでいたような動きも伺えました。
しかし大砂嵐が攻め込んで頭をつけたところで、鶴竜は逆に疲れさせる作戦を取ったように見えます。
両者が二次口に別れる際、まず目についたのが息の上がり方です。
大砂嵐の立場からすれば、前日の照ノ富士戦同様に『体力と稽古量の差』が星を分けたのかもしれませんね。
『相撲に勝って勝負に負けた』というのは、まさにこのことでしょう。
勝者よりも敗者がランクが上だったのは、勝負に対する気迫だと思います。
とはいえ、今日の館内を大いに盛り上げた両者に拍手を送りましょう!


十両では、
1位:松鳳山
2位:阿武咲
3位:輝
という結果になっています。
【5日目】

○青狼(寄り切り)英乃海●

●貴ノ岩(小手投げ)蒼国来○

○朝赤龍(寄り切り)時天空●

○北太樹(押し出し)千代鳳●

○勢(はたき込み)大栄翔●

○千代大龍(寄り切り)旭秀鵬●

○誉富士(押し出し)鏡桜●

○臥牙丸(きめ倒し)阿夢露●

○琴勇輝(押し出し)徳勝龍●

●安美錦(寄り切り)豊ノ島○

●豪風(押し倒し)魁聖○

●遠藤(はたき込み)宝富士○

○逸ノ城(寄り切り)玉鷲●

●栃ノ心(寄り倒し)大砂嵐○

○隠岐の海(寄り切り)妙義龍●

○嘉風(寄り切り)琴奨菊●

○豪栄道(寄り切り)碧山●

○栃煌山(寄り切り)稀勢の里●

○照ノ富士(寄り切り)佐田の海●

●佐田の富士(はたき込み)鶴竜○



本日一番注目を集めた4連勝同士の対戦は、関脇の栃煌山が大関の稀勢の里を圧倒。
もう一人4連勝の照ノ富士も佐田の海に快勝し、栃煌山と共に2人が初日から5連勝。
結びでは鶴竜が佐田の富士の横綱初挑戦を退け4勝1敗。
また、嘉風が琴奨菊を下して2横綱1大関を撃破する大活躍の序盤戦です。
十両では、幕内経験の長い豊響と松鳳山の2人が5連勝と好調を維持しています。
ぴかぴか(新しい)5日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:栃煌山
稀勢の里との4連勝対決を制し、負けなしの序盤戦となりました。
立ち合い低く当たった後の差し手争いを見事に乗り越えたことが大きかったでしょう。
この両者は普段我慢を切らして上体を浮かせてしまうシーンをよく見たので、いわば『我慢比べ』の一戦と捉えられます。
これを制した彼の足の運びが実に素晴らしかったです。
大関昇進に向けて『二桁』という目標が少しずつ近づいた感じもしますね。
願わくば、照ノ富士との対戦を迎えるまでは全勝でいて欲しいところ。
(↑いつ組まれるかはまだ予想できませんが)

2位:嘉風
今場所の序盤戦は彼のためにあると言っても過言ではないでしょう。
今日は大関の琴奨菊を一気の出足で仕留め、2横綱1大関を倒す大活躍で白星先行。
相手側からすれば『離れて取ると危ない』と思われていた今までの対策は、今や組んでも通用しにくくなっていると思います。
本来は今日の中入り後の時間に『子供たちに相撲を』というタイトルで彼が教えるシーンを拝見できると楽しみにしていました。
しかしながら、国会中継だかで総合テレビの録画が途切れているというショッキングな面も…。
とはいえ、子供たちに夢を与える素晴らしい相撲を明日も期待しています。

3位:大砂嵐
昨日と一昨日で長時間の熱戦を演じた成果が今日の土俵に出たことでしょう。
栃ノ心との怪力対決に注目が集まりましたが、ガップリになる前に攻めたのが今場所の積極的な姿勢が伺えます。
初日から4連敗していたとはいえ、自身の武器を最大限に生かしている点は序盤戦で好評価を得ているハズです。
この白星をきっかけに中盤以降の躍進に期待が持てる感じもします。


十両では、
1位:正代
2位:阿武咲
3位:御嶽海
という結果になっています。
▼稀勢の里、無言
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150917-00000130-jij-spo

だから、無言を貫いちゃダメってこと…。
『自分の稽古量がまだまだ』と実感しなければいけません。
今日の一番は踏み込みの高さで勝負あった感じです。
腕の返しを生かすためには、低く踏み込まないと効力が出ないですからね。
天敵の白鵬と日馬富士が休場の中、初優勝への期待はみんな持っています。
上位戦を迎えるまでには1敗キープが絶対条件になるでしょう。


▼照ノ富士すきなし5勝、夏不覚の相手に2秒3決着
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150917-00000141-nksports-fight

稀勢の里とは対象的に、照ノ富士は序盤危なげなし。
これで優勝候補の第一人者は確実に彼となることでしょう。
あとはこの勢いを誰が止めるか。
ここまで全勝の栃煌山を筆頭に、終盤へさしかかる前に平幕が一波乱作って欲しいですね。
【6日目】

●朝赤龍(寄り切り)青狼○

●北太樹(押し出し)豊響○

○勢(押し出し)英乃海●

○蒼国来(押し出し)千代鳳●

●千代大龍(け返し)時天空○

●琴勇輝(押し出し)誉富士○

○大栄翔(うっちゃり)鏡桜●

○旭秀鵬(上手投げ)豊ノ島●

○遠藤(押し出し)豪風●

○安美錦(下手投げ)臥牙丸●

●玉鷲(送り出し)阿夢露○

●佐田の海(押し出し)徳勝龍○

○魁聖(押し出し)佐田の富士●

●栃煌山(寄り切り)逸ノ城○

●宝富士(寄り切り)妙義龍○

○照ノ富士(寄り切り)栃ノ心●

●碧山(突き落とし)琴奨菊○

●豪栄道(押し倒し)嘉風○

●大砂嵐(上手投げ)稀勢の里○

●隠岐の海(寄り切り)鶴竜○



序盤戦を勝ちっぱなしで走る照ノ富士は栃ノ心を難なく退け6連勝。
もう一人全勝で来ていた栃煌山は逸ノ城の圧力に屈し土。
前日黒星を喫した稀勢の里は連敗を免れ、結びで勝った鶴竜と共に5勝1敗。
平幕でも蒼国来が5勝1敗と好調です。
横綱・大関戦で大活躍の嘉風は今日も豪栄道を下して4勝2敗として、明日は1敗の栃煌山と対戦。
十両では、豊響と松鳳山の2人が今日も勝って6連勝としています。
ぴかぴか(新しい)6日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:嘉風
序盤戦の横綱・大関戦で大活躍を果たした嘉風が今日も豪栄道を圧倒。
中に差させまいと終始突き立て、相手の引いた一瞬を逃さず一気の出足。
見ていて気持ちがいいですね。
連日の金星で『夢を見ているようです』とおっしゃっていた時のインタビューが、
(リポーター) 横綱・大関戦を全て終えて3勝3敗で終えますけど?
(嘉風)  ……4勝2敗です。
↑今日はこんな面白味のあるやりとりを聞けたことには、きちんと現実を見ています。
むしろリポーターが失礼でしたね。
とはいえ、本人も口にしていた連日の『全力投球』に拍手を送りましょう。
私の中では、今場所の主役は照ノ富士でも鶴竜でもなくこの嘉風と捉えています。
明日は1敗の栃煌山と対戦、ファンも非常に楽しみにしていることでしょう。
あとは旭天鵬以来の平幕優勝にも、僅かではありますが期待したいですね。

2位:遠藤
前半戦の土俵で大きく沸いた豪風との突っ張り合いといなしの応酬。
途中で引いた場面はありましたが、すぐに切り替えて再度突っ張りに転じる姿勢はお見事。
小兵の豪風よりも低く構えていることが大きな勝因とも考えられます。
相手もきちんと見えていますし、このまま調子を上げて三賞候補に繋げていきたいですね。

3位:逸ノ城
入幕から丸1年が経過して完全に止まったと思った旋風が再度吹き荒れる予感がする今日の勝ち相撲。
ここまで全勝の栃煌山におっつけから攻め込まれるも、形勢逆転で圧力をかけての寄りに迫力がありました。
特に巻き替えた瞬間を自らのチャンスに変えたことが非常に大きかったでしょう。
思えば、ちょうど昨年の秋場所も栃煌山との対戦を制して勢いづいたという記憶も。
明日が稀勢の里戦で、その後は恐らく上位戦が連日組まれることが想定されます。
今日の大きな白星をキッカケにどこまで暴れてくれるか見ものです。


十両では、
1位:里山
2位:御嶽海
3位:松鳳山
という結果になっています。
【7日目】

●富士東(上手投げ)英乃海○

○北太樹(寄り切り)時天空●

●青狼(寄り切り)千代鳳○

○勢(押し出し)朝赤龍●

●大栄翔(押し出し)誉富士○

●千代大龍(突き落とし)蒼国来○

●豪風(寄り切り)旭秀鵬○

○琴勇輝(押し出し)阿夢露●

●遠藤(小手投げ)臥牙丸○

○安美錦(寄り倒し)鏡桜●

●徳勝龍(寄り切り)魁聖○

○豊ノ島(突き落とし)宝富士●

○大砂嵐(送り出し)玉鷲●

●碧山(押し出し)妙義龍○

●栃煌山(寄り切り)嘉風○

●逸ノ城(押し出し)稀勢の里○

○照ノ富士(寄り切り)佐田の富士●

●栃ノ心(寄り切り)琴奨菊○

●豪栄道(寄り倒し)隠岐の海○

●佐田の海(寄り切り)鶴竜○



ここまで全勝の照ノ富士は佐田の富士の初挑戦を退け初日から7連勝。
1差で追う一人横綱の鶴竜、大関の稀勢の里は共に白星を挙げて6勝1敗。
さらに平幕の勢と蒼国来も6勝1敗と好調を維持。
大関の琴奨菊は5勝目を挙げるも、豪栄道が3勝4敗と黒星先行。
大関昇進の足固めを狙う関脇の栃煌山は先場所に続いて嘉風に完敗を喫し連敗。
ぴかぴか(新しい)7日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:嘉風
またしてもやってくれました。
横綱・大関陣との対戦を終えても勢いは止まりません。
先場所同様に栃煌山に何もさせず一気の攻めで完勝。
横への動きや引きも一切なく前に出ることだけをきちんと意識している感じです。
昨年は上位撃破をしながらも負け越しに終わった悔しさが今年はむしろ優勝争いに組み込む予感さえします。
この際ご家族には千秋楽まで観戦を続けて欲しいですね。
懸賞金の貯金もあるので。

2位:妙義龍
連敗を喫した時は勢いが止まったかと思いましたが、きちんと立て直してきています。
巨漢力士の碧山に対して真っ向から突き押し勝負で挑む姿勢にグッジョブです。
怪我で番付を落としていましたが、強い妙義龍が徐々に戻ってきています。
明日は全勝の照ノ富士と対戦、四つか突き押しかスタイルの全く違う両者の好取組。
組み止められないように揺さぶりをかけて挑んで欲しいですね。

3位:千代鳳
休場を経験して以降、影を潜めていた彼が今場所初のランクインで前半戦の土俵を沸かせてくれました。
相手の青狼に何度も崩されかけましたが、決して崩れない足腰の強さが戻ってきたようですね。
さらに本来の突き押しだけでなく、四つ相撲でも取れるのが彼の器用な相撲スタイルでもあります。
型が大きく偏っている九重部屋の中で唯一『多種多彩』の言葉を使うにピッタリの関取です。
来場所に控えている地元九州場所に向けてさらに弾みをつけて欲しいところ。


十両では、
1位:里山
2位:松鳳山
3位:御嶽海
という結果になっています。
【8日目】

●朝赤龍(押し出し)豊響○

●蒼国来(寄り切り)時天空○

○勢(小手投げ)青狼●

●英乃海(寄り切り)千代鳳○

○琴勇輝(押し倒し)大栄翔●

●北太樹(すくい投げ)旭秀鵬○

●誉富士(押し出し)豊ノ島○

○千代大龍(押し出し)阿夢露●

○安美錦(はたき込み)遠藤●

●鏡桜(押し出し)徳勝龍○

●玉鷲(押し出し)豪風○

○臥牙丸(押し出し)魁聖●

○大砂嵐(突き出し)嘉風●

○栃ノ心(寄り切り)佐田の富士●

○碧山(はたき込み)隠岐の海●

○豪栄道(はたき込み)栃煌山●

●佐田の海(寄り切り)稀勢の里○

○照ノ富士(小手投げ)妙義龍●

●宝富士(押し出し)琴奨菊○

●逸ノ城(寄り切り)鶴竜○



全勝:照ノ富士
1敗:鶴竜 稀勢の里 勢



元旭天鵬の大島親方をゲストに迎えた中日の土俵。
単独トップの照ノ富士は力技で妙義龍を退け勝ち越し決定。
星1つの差で追っていた4人では明暗が分かれました。
横綱の鶴竜と大関の稀勢の里、平幕の勢は白星を挙げて勝ち越しに王手を懸けるも、蒼国来に土がついて2敗に後退。
大関への足固めを狙う栃煌山は、豪栄道とのライバル対決に屈し3連敗。
十両では、豊響と松鳳山の幕内経験者が全勝で折り返し、御嶽海と正代の新鋭2人が1敗で追いかける展開です。
ぴかぴか(新しい)8日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:勢
肩の怪我から完全復活を予感させる圧巻の内容でした。
普段は右四つで力を発揮する相撲スタイルが、今日は逆の左四つ。
それでも前に出る気持ちを十分に貫き、最後の右小手投げもタイミングよく決まりました。
これで7勝1敗で勝ち越しに王手です。
長身という武器を生かした圧力も日に日に増してきています。
このまま星が伸びれば、終盤に上位戦を組んで優勝争いを楽しみにしれくれる感じですね。

2位:大砂嵐
今場所絶好調の嘉風を相手に迎え、ファンも非常に楽しみにしていた取組だったと思います。
相変わらず両手突きは強引に感じますが、こういうがむしゃらな取り口が彼のいいところなのかもしれません。
今場所は上位に跳ね返される序盤戦でしたが、内容には充実感が満載だったと振り返れます。
それが平幕同士の対戦では相当な力になって白星まで繋げられているでしょうね。
後半戦も力強さを出せれば、来場所は待望の新三役を視野に入れることが十分に考えられます。

3位:照ノ富士 妙義龍 安美錦 豊響
何と、3位は同票数で4人もの力士がランクイン。
まず照ノ富士と妙義龍の対戦には『力が入った』の一言に尽きます。
立ち合いからもろ差しの形を維持した妙義龍のスタイルにも、照ノ富士はむしろ待っていましたとばかりにきめ出しで勝負に出ました。
大関としての自信と懐の深さがわずかに勝り、熱戦に終止符を打ったいい一番でした。
そして前半戦の土俵で存在感を示した安美錦と豊響の両ベテラン。
安美錦は人気者の遠藤を相手に、『まだまだ若手に引導は渡せない』と言わんばかりに差し手を許さない動きでした。
最後のはたき込みは、ゲストで来ていた元旭天鵬の懐の深さを引き継いだかのような器用さも発揮。
次は豊響、まさに『猛牛の突進』そのものでした。
圧力と足の運びが共に優れている今場所、見事8連勝でストレート給金。
十両の優勝争いの面でも後半戦が楽しみです。
できればもう一人全勝の松鳳山と千秋楽に全勝相星決戦になってくれないかなぁと思う今日この頃。


十両では、
1位:里山
2位:北磻磨
3位:御嶽海
という結果になっています。
▼宇良、足取りで勝ち越し「1回負けて気合い入った」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150921-00000109-spnannex-spo

▼誉錦、5戦全勝「親方の言うことを実践している結果」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150921-00000038-sph-spo


普段以上に幕下以下の活躍を報じる機会が多くなっていますね。
特に宇良と誉錦に関連する報道がメインですが。
連日満員御礼が続くのは、幕内以外の土俵でもこのように活躍する力士を観戦するファンが増えてきていることにあると思います。
恐らく次話題になるのは、佐渡ヶ嶽親方の息子さんが二代目・琴ノ若として土俵に上がるかでしょう。


▼鶴竜、因縁・逸ノ城に雪辱!今年誕生の長女と一緒に賜杯抱く
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150920-00000201-sph-spo

嘉風に金星を献上してからは鶴竜の横綱相撲が徐々に戻ってきています。
昨年立ち合いの変化で逸ノ城旋風の餌食になってしまった雪辱を見事晴らしてくれました。
新しい家族の誕生に『横綱+父親』として後半戦の奮起に期待したいです。
3横綱体制になってから1年、白鵬以外での横綱の優勝はこれまでありません。
今こそ大きなチャンス!
まだ全勝の照ノ富士が単独トップに立っていますが、2人が千秋楽の結びで組まれることはほぼ間違いないでしょう。
ここで1差を追いついて決定戦で逆転優勝の方向へ持って行ける力は十分にあります。
今場所に入って照ノ富士には『脇が甘い』という隙が若干見えてきたので…。
【9日目】

●青狼(寄り切り)貴ノ岩○

●朝赤龍(寄り切り)千代鳳○

●時天空(押し出し)誉富士○

●千代大龍(押し出し)英乃海○

○琴勇輝(突き出し)北太樹●

●臥牙丸(突き出し)大栄翔○

●蒼国来(押し倒し)豊ノ島○

○遠藤(上手出し投げ)旭秀鵬●

●豪風(押し出し)徳勝龍○

●安美錦(小手投げ)勢○

○阿夢露(寄り切り)魁聖●

○玉鷲(はたき込み)鏡桜●

○碧山(押し出し)佐田の富士●

○栃ノ心(つり出し)佐田の海●

○嘉風(寄り切り)妙義龍●

●栃煌山(上手出し投げ)大砂嵐○

●豪栄道(寄り切り)琴奨菊○

○隠岐の海(突き落とし)稀勢の里●

○照ノ富士(寄り切り)逸ノ城●

●宝富士(押し出し)鶴竜○



全勝:照ノ富士
1敗:鶴竜 勢
2敗:稀勢の里 琴奨菊 豊ノ島



前日の大島親方に続き、先場所で引退した元若の里の西岩親方をゲストに迎えた本日の土俵。
全勝の大関照ノ富士は逸ノ城を一気に寄り切って9連勝。
1敗で追う勢は安美錦を小手投げで破り、横綱鶴竜も宝富士を退けるも、大関稀勢の里は土俵際の突き落としに屈し2敗に後退。
大関同士の対戦は、琴奨菊が白星を挙げて豪栄道は5敗目を喫し黒星先行。
序盤戦に好調だった栃煌山と妙義龍の関脇2人は共に黒星を喫して5勝4敗。
十両では、松鳳山に土がついて豊響が全勝で単独トップ。
ぴかぴか(新しい)9日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:嘉風
今日も上位を相手に素晴らしい相撲内容でした。
自身と同じ速攻相撲が持ち味の妙義龍との対戦、勝負の分かれ目は『妙義龍の脇』にあります。
今場所の嘉風が大きく得ている評価は、相手の隙を一瞬で自分のチャンスに変えることです。
空いた脇にズバッと入ってもろ差しから一気の出足。
立ち合いで下がりかけても、引いて自滅することなく強い気持ちで臨んでいる証拠です。
これで2横綱2大関2関脇を破る大活躍で6勝目。
勝ち越しと三賞受賞はいよいよ目の前まで来ています。

2位:遠藤
中盤に入ってやや失速した感じがしましたが、今日はまわしを引いた瞬間の投げが冴えました。
立ち合いで相手の出足を止めることができれば、その後は怖いものなしといった展開でしたね。
あとは鮮やかに決まった出し投げにお見事の一言。
元若の里の西岩親方の評価は『お手本』、まさにその言葉通りの勝ち相撲です。

3位:勢
今日は前半戦の土俵でも特に興味深い安美錦との好調対決。
立ち合いの変化に一瞬慌てる場面はありましたが、向き直った直後の小手投げは今場所の反応の良さが伺えます。
平幕では勝ち越し第一号となるも、インタビューでは普段通りの真摯な受け答えでした。
本人からも肩の状態が回復傾向にあることを聞けたので、あとは思い切りのいい相撲を期待するだけです。


十両では、
1位:里山
2位:豊響
3位:輝
という結果になっています。
▼北の湖理事長、照ノ富士と逸ノ城の差は「稽古の量」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150921-00000147-nksports-fight

これまで2度の水入りで大熱戦を繰り広げた両者の対戦が今場所は一瞬で勝負あり。
踏み込みや腕の返しも照ノ富士が一枚も二枚も上でした。
せっかく恵まれた体格の逸ノ城も、これでは下半身に『強靭』という言葉がかけ離れてしまいます。
番付の地位で差が出てしまっても、力量の差はまだまだ十分に埋められる力はあるはずです。


▼稀勢の里 賜杯遠のく痛恨の2敗目「ああ、くそ」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150921-00000545-san-spo

黒星を喫した時は相変わらず無言のようですね。
左四つに組んでも土俵際での逆転を喰らうのは、腰高と右の使い方を改善しなければなりません。
上記に挙げている「稽古量の差」は逸ノ城だけでなく、稀勢の里にも言えることではないかと…。
自力優勝が不可能となった今、直接対決までは絶対に星を落とせない後半戦となりました。


▼栃煌山「もっと下から攻めないと」逆転負け4連敗
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150921-00000142-nksports-fight

せっかく先場所で一皮剥けたのに、これまでのパターンがまた出てしまっています。
一度負ければズルズル行ってしまう展開…完全に気持ちがバラバラです。
最低目標に挙げていた二桁を目指す中、まだ鶴竜と照ノ富士の取組を残しているのはほぼ絶望的に近い。
気持ちの切り替えをしながら、先場所の勝った時の相撲を見直して欲しい。
【10日目】

○北太樹(寄り切り)富士東●

○大栄翔(押し出し)朝赤龍●

○蒼国来(寄り切り)誉富士●

●琴勇輝(寄り切り)青狼○

●千代鳳(寄り切り)旭秀鵬○

●臥牙丸(上手投げ)時天空○

●豪風(押し出し)英乃海○

●千代大龍(突き落とし)豊ノ島○

●遠藤(はたき込み)勢○

●鏡桜(上手出し投げ)阿夢露○

○逸ノ城(寄り切り)安美錦●

○徳勝龍(突き落とし)佐田の富士●

●碧山(突き落とし)佐田の海○

○栃ノ心(つり出し)嘉風●

○大砂嵐(押し倒し)隠岐の海●

○栃煌山(寄り切り)宝富士●

○照ノ富士(上手投げ)玉鷲●

●豪栄道(押し出し)魁聖○

○琴奨菊(寄り切り)稀勢の里●

○妙義龍(押し出し)鶴竜●



全勝:照ノ富士
1敗:勢
2敗:鶴竜 琴奨菊 豊ノ島



全勝の照ノ富士は玉鷲との熱戦を制して依然単独トップ。
星1つの差で追っている鶴竜は、物言いの末差し違えで妙義龍に敗れ2敗に後退。
2敗同士の大関対決は、琴奨菊が稀勢の里を圧倒。
平幕で優勝争いを演じている1敗の勢と2敗の豊ノ島は共に白星。
明日から終盤戦、全勝の照ノ富士を誰が止めるか。
勢と豊ノ島に役力士との対戦を組んでくるのか。
色々と目が離せない展開です。
ぴかぴか(新しい)10日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:玉鷲
全勝の照ノ富士と大熱戦を演じた玉鷲が本日の1位。
立ち合いから差させまいと離れて取る作戦はほぼ想定内。
しかし予想以上に長い時間おっつけを利かせ、さらに土俵際の手繰り寄せといなしはお見事でした。
あれは照ノ富士の下半身だからこそ残せたのでしょう。
星が上がっていないながらもあれだけ大健闘できたのは、それだけ力のついてきた証拠です。
やはり春場所で三役を経験した糧が生きていますね。

2位:妙義龍
過去の対戦成績がほぼ互角に等しい横綱鶴竜との対戦。
差し手争いから上手くおっつけを利かせ、横綱の引いたところを一直線。
もつれて横転となったものの、勝敗を分けたのは土俵際のかかとでした。
それだけ彼の圧力が利いていたということも考えられますね。
序盤戦を振り返った際に挙がった『関脇が強い場所は面白い』という一言。
優勝争いからは脱落したものの、場所の盛り上げでは最高の役割を果たしたと捉えていいでしょう。

3位:勢
前日平幕で勝ち越し一番乗りとなった好調の勢が今日は遠藤と人気者同士の対戦。
やはり差し手争いで始まった立ち合いから、相手の動きを見るや素早い叩きが決まりました。
過去に一度も負けていないという自信以外にも、どっしりと構えて取っている様子が伺えます。
1敗を守っただけでなく、優勝争いでも終盤戦のキーマンになることは間違いないでしょう。
できることなら、全勝の照ノ富士と直接対決を組まれればもっと盛り上がるハズです。
それまでは二桁勝ち星に乗せて三賞候補の第一人者に挙がることを期待しています。


十両では、
1位:正代
2位:里山
3位:豊響&輝
という結果になっています。
【11日目】

○北太樹(上手投げ)貴ノ岩●

●大栄翔(寄り切り)英乃海○

○勢(はたき込み)蒼国来●

●千代大龍(はたき込み)朝赤龍○

●臥牙丸(寄り切り)青狼○

●千代鳳(押し出し)豊ノ島○

●時天空(寄り切り)阿夢露○

●遠藤(押し出し)誉富士○

○旭秀鵬(下手投げ)徳勝龍●

○安美錦(突き落とし)琴勇輝●

○佐田の海(寄り切り)鏡桜●

○豪風(押し出し)佐田の富士●

○碧山(押し出し)魁聖●

○嘉風(すくい投げ)隠岐の海●

○栃ノ心(寄り切り)逸ノ城●

○大砂嵐(寄り切り)妙義龍●

●宝富士(上手投げ)稀勢の里○

○照ノ富士(寄り倒し)琴奨菊●

○豪栄道(外掛け)玉鷲●

●栃煌山(はたき込み)鶴竜○

全勝:照ノ富士
1敗:勢
2敗:鶴竜 豊ノ島



ハリルホジッチ監督が観戦で訪れた本日の土俵。
全勝と2敗の大関対決は、照ノ富士が琴奨菊を力でねじ伏せ11連勝。
前半戦の取組では、勢が1敗を守って二桁の勝ち星。
豊ノ島も千代鳳を下して2敗を死守。
結びでは2敗の鶴竜が立ち合いの変化で栃煌山に勝利。
ここまで来ると、断然照ノ富士が有利になった感じですね。
そして、2敗まで優勝ラインが下がることも考えにくいような…。
明日は全勝の照ノ富士は関脇の栃煌山、1敗の勢は嘉風との顔合わせ。
2敗グループでは鶴竜が琴奨菊と、豊ノ島は大砂嵐と対戦します。
鶴竜の立ち会い変化には残念です。
やはり一人横綱のプレッシャーでしょうか。

今場所は照ノ富士が抜群の強さを発揮しているのでこのまま突っ走るでしょうね。
ぴかぴか(新しい)11日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:勢
横への動きが怖い蒼国来を相手に迎えた今日の取組。
出足は止められた感じがありましたが、慌てずに向き直って頭をつけたところがいい対応でした。
さらに摺り足から攻め立てる積極的な動きが勝敗を分ける大きなポイントだと思います。
最後は相手の足が流れてラッキーな白星でしたが、彼の圧力は相当利いていたハズです。
これで二桁勝ち星を挙げて、明日は後半戦の土俵で嘉風が相手という楽しみな取組。
事実上『三賞受賞を確実にする好取組』とでも言いましょうか。
あとは上位戦をどこまで当ててくるのかも注目したいところ。

2位:嘉風
終盤戦に入っても彼の出足の勢いは持続しています。
解説の北の富士さんも大絶賛です。
離れたところを中に入っての速攻と腕の返しがたまりませんね。
上位戦で活躍していた隠岐の海を全く相手にしませんでした。
そして明日が勢との対戦、目まぐるしい動きをどこまで見られるか楽しみにしたいと思います。

3位:照ノ富士
今日の内容次第で大きく優勝争いが変わる可能性があった琴奨菊との直接対決。
立ち合いで相手に形を作られながらも、全く下がる気配なし。
ここが稽古で鍛えた成果が大きく表れていますね。
さらに磨きをかけたと思われるのが右の強烈なおっつけ。
これで腰の重い琴奨菊が背中から落ちる結末…成長ルートがハンパないです。
『憎まれるほど強い』という言葉が完全に当てはまってきていますね。


十両では、
1位:松鳳山
2位:荒鷲
3位:阿武咲
という結果になっています。
【12日目】

●朝赤龍(押し出し)貴ノ岩○

○大栄翔(寄り切り)青狼●

●英乃海(突き出し)誉富士○

○琴勇輝(押し出し)時天空●

○臥牙丸(送り出し)千代鳳●

●豪風(寄り切り)北太樹○

○遠藤(寄り切り)蒼国来●

○旭秀鵬(送り出し)阿夢露●

●千代大龍(押し出し)魁聖○

○逸ノ城(押し出し)徳勝龍●

○大砂嵐(突き落とし)豊ノ島●

○鏡桜(寄り切り)佐田の富士●

○碧山(突き出し)安美錦●

●勢(寄り切り)嘉風○

○栃ノ心(寄り切り)玉鷲●

●佐田の海(すくい投げ)隠岐の海○

○豪栄道(寄り切り)宝富士●

●妙義龍(押し倒し)稀勢の里○

●照ノ富士(寄り切り)栃煌山○

●琴奨菊(上手投げ)鶴竜○



1敗:照ノ富士
2敗:鶴竜 勢
3敗:稀勢の里 豊ノ島



混戦の優勝争いとなりました。
まず最初に登場したのは豊ノ島でしたが、大砂嵐の土俵際の逆転に屈し3敗。
次に1敗の勢が登場し、快進撃を続ける嘉風を止められず2敗に後退。
大一番となった結び前では、全勝の照ノ富士が関脇の栃煌山に完敗を喫し初黒星。
結びでは、鶴竜が琴奨菊を力でねじ伏せ2敗をキープ。
優勝戦線に絡む力士が次々と星を落とし、3敗グループにも逆転優勝の可能性も。
13日目、照ノ富士と稀勢の里の大関対決で何人に絞られるかが大きく変わってきます。
ぴかぴか(新しい)12日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:栃煌山
先場所に続き、またしても全勝力士に土をつける大殊勲の星を挙げました。
連敗を喫していた中盤のモヤモヤは一気に吹っ切れ、差し手の深さと腕の返しが抜群でした。
むしろ照ノ富士の腰高を待っていましたと言わんばかりに一気の寄りを見せましたね。
一度は白紙に戻りそうになった大関昇進の足固めも、この一番で再び話題に挙がりそうな感じがします。
あとは残り3日、星を落とさずに自身の持ち味を発揮してくれることを祈るのみです。

2位:嘉風
2つの金星、そして連日の上位撃破で大活躍の嘉風が1敗の勢を圧倒し勝ち越し決定。
過去に小手投げで敗れた経験が活きたか、左の差し手で相手の上体を浮かせる器用さも発揮。
自信に満ち溢れた相撲内容に拍手が止まりませんね。
33歳とは思えないほど取り口が若々しいです。
これで殊勲賞と技能賞候補に挙がることはほぼ間違いないでしょう。
来場所は地元九州で開催されることもあり、1つでも多く星を重ねて三役復帰も確実にして欲しい残り3日。

3位:遠藤
中盤から星が伸びずに苦しんでいた中、何とか五分の星に戻しました。
今日の蒼国来戦ではスピード勝負が非常に見ごたえがありました。
立ち合いの右前まわしが大きな勝因になったことでしょう。
出足を止めて、横へ動かれないように徹底して引きつけるスタイルはきちんと相手を研究した成果だと思います。
あとは勝ち越しを狙うのみ。


十両では、
1位:松鳳山
2位:明瀬山
3位:輝
という結果になっています。
【13日目】

●青狼(寄り切り)荒鷲○

○朝赤龍(寄り切り)誉富士●

●蒼国来(押し出し)旭秀鵬○

○英乃海(寄り切り)鏡桜●

●臥牙丸(寄り切り)北太樹○

○豪風(突き落とし)時天空●

○遠藤(寄り切り)千代鳳●

●大栄翔(はたき込み)徳勝龍○

○琴勇輝(押し出し)魁聖●

○千代大龍(はたき込み)佐田の富士●

●大砂嵐(寄り切り)逸ノ城○

●豊ノ島(足取り)嘉風○

○碧山(突き出し)宝富士●

●玉鷲(肩すかし)隠岐の海○

○栃ノ心(寄り切り)勢●

●阿夢露(寄り切り)妙義龍○

○栃煌山(押し出し)安美錦●

●佐田の海(寄り切り)琴奨菊○

●照ノ富士(寄り倒し)稀勢の里○

●豪栄道(寄り切り)鶴竜○


2敗:鶴竜 照ノ富士
3敗:稀勢の里 勢



前日まで単独トップの照ノ富士が稀勢の里との大関対決に敗れ2連敗。
結びで鶴竜が勝ったため、両者が2敗で並びました。
もう一人2敗で追っていた勢は栃ノ心に敗れ3敗に後退。
これで優勝争いは4人が星の差1つという大混戦の中で残り2日。
14日目は結びで2敗の鶴竜と3敗の稀勢の里による直接対決。
照ノ富士は豪栄道と、勢は琴奨菊と対戦。
気になるのは負傷したと思われる照ノ富士の出場ができるかどうか。
ぴかぴか(新しい)13日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:稀勢の里
一度は消えかけた初優勝への道を、自らの力でまた手の届くところまで引き寄せました。
優勝争いを大きく左右する照ノ富士との直接対決。
立ち合い互角の当たりから左四つ右上手という最高の形に組めたことが大きなポイントだったと思います。
そしてその右上手を離さず、体を預ける圧力はお見事の一言。
解説の貴乃花親方曰く『稀勢の里の骨格に一番合った相撲』のコメントには大きく頷けます。
この白星を無駄にしないためにも、明日の結びで横綱と星勘定で並びたいですね。

2位:嘉風
事実上の『技能賞決定戦』とも言える豊ノ島との対戦。
予想通り、立ち合いから両者の目まぐるしい動きが館内のボルテージを高めました。
その中でも終始低い位置からの攻めを貫いた嘉風の動きが勝り二桁勝ち星に王手。
上位陣だけでなく、優勝争いに絡んでいる勢と豊ノ島をも破りました。
この9つの白星は1つ1つ大きな価値があります。
明日が誉富士戦、そして千秋楽は果たして誰と対戦するのかというのも注目したいところ。

3位:栃ノ心
勝ち越しを懸けて臨んだ今日、優勝争いに残っている勢との対戦。
立ち合いから得意の右上手で力が入る形を作って先手を取りました。
さらに、決して離さんという必死な引きつけで積極的に寄り立てる姿勢。
怪我で番付を落としてがむしゃらに稽古で這い上がってきた男の執念を見せてくれました。
大きな苦労を抱えてからの勝ち越しには正直もらい泣き状態です。
優勝争いとは違う話題ではありますが、こういうところにもドラマがあるんですね。
強い栃ノ心がまた土俵を大いに盛り上げてくれることでしょう。


十両では、
1位:御嶽海
2位:正代
3位:里山
という結果になっています。
【14日目】

○御嶽海(寄り切り)英乃海●

○時天空(掛け投げ)旭秀鵬●

●臥牙丸(はたき込み)朝赤龍○

○北太樹(寄り切り)鏡桜●

●青狼(寄り切り)豊ノ島○

●遠藤(押し倒し)琴勇輝○

●蒼国来(寄り切り)阿夢露○

○千代大龍(はたき込み)徳勝龍●

●千代鳳(寄り切り)魁聖○

○大栄翔(押し出し)宝富士●

○佐田の海(寄り切り)豪風●

○大砂嵐(寄り切り)安美錦●

●玉鷲(突き出し)佐田の富士○

●碧山(寄り切り)逸ノ城○

●誉富士(引き落とし)嘉風○

○栃ノ心(寄り切り)隠岐の海●

●栃煌山(首投げ)妙義龍○

●勢(押し出し)琴奨菊○

●照ノ富士(寄り切り)豪栄道○

●稀勢の里(寄り倒し)鶴竜○



2敗:鶴竜
3敗:照ノ富士



優勝争いは2敗の鶴竜と3敗の照ノ富士に絞られました。
しかし鶴竜…勝ちたい気持ちは分かるんですが、2度の変化はいかがなものか。
規則違反ではないものの、一度館内のブーイングを受けたんですから学習して欲しかった。
千秋楽は星1つリードして迎える直接対決なので、本割は全力でぶつかって欲しい。
『これまでの悔しさ』と『一人横綱の重圧』を『誇り』に変えて存在感を示したいですね。
そして照ノ富士、足の踏ん張りが全く利かなくとも、初めて経験する『千秋楽結びの一番』を悔いなく戦って欲しい。
本割で決まるのか、決定戦に持ち込むのか。
満員の館内が満足する内容での締めくくりを心より願っています。
ぴかぴか(新しい)14日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:嘉風
これまで一度も勝てなかった誉富士を相手にきちんと考えた相撲で攻略し勝利。
突っ張られても左の差し手に懸ける思いが勝り、タイミングのいい引きには今場所の好調ぶりをより象徴しています。
これで3場所連続の二桁勝利。
さらに年間勝利数が照ノ富士、白鵬、稀勢の里に次いで現時点で4位。
昨年に最年長記録で初金星を挙げた頃から輝きが増しています。
家族のため、自分のため、そして来場所を楽しみに待つ地元の方々のために、千秋楽は有終の美を期待したいですね。

2位:佐田の富士
上位初挑戦の場所で長いトンネルから抜け出せずにいた中、ようやく抜け出して今場所の初白星。
重い体を生かした強烈な突きがきちんと出せた本来の相撲で本人もホッとしたでしょう。
そしてお客様も彼の星勘定を分かっていたか、勝った瞬間の大拍手は連敗中でも今日までくじけなかった彼の執念を称える温かい空気と感じます。
かつては豊真将や旭天鵬といった実力者が経験した初日からの連敗街道、それを自分自身でも体験したことは後の大きな糧になるハズです。
これをいいキッカケに、番付を落としても奮起材料になることを願いたいと思います。

3位:御嶽海
まだ髷も結えない新鋭の星が初めて幕内の土俵に登場。
先場所の十両優勝がいい弾みになったか、今場所も序盤から伸び伸びと取れている様子が伺えます。
遠藤や逸ノ城のように髷なし力士の旋風が早くも吹いてきそうな予感も。
おっつけと足の流れで持ち味を発揮し、今場所も11勝と絶好調。
千秋楽の結果次第では来場所の新入幕も見えてきそうですね。


十両では、
1位:松鳳山
2位:輝
3位:石浦
という結果になっています。
【千秋楽】

○青狼(寄り切り)常幸龍●

●北太樹(押し出し)誉富士○

○琴勇輝(押し出し)英乃海●

●臥牙丸(寄り切り)蒼国来○

○豪風(引き落とし)大栄翔●

○勢(寄り切り)阿夢露●

○遠藤(寄り切り)朝赤龍●

●時天空(送り出し)徳勝龍○

○鏡桜(下手投げ)魁聖●

○玉鷲(押し出し)宝富士●

○佐田の海(引っかけ)千代大龍●

●千代鳳(送り出し)佐田の富士○

●旭秀鵬(寄り切り)嘉風○

○碧山(押し出し)大砂嵐●

○逸ノ城(寄り切り)隠岐の海●

○栃ノ心(寄り切り)豊ノ島●

○安美錦(はたき込み)妙義龍●

〜これより三役〜

●栃煌山(寄り切り)琴奨菊○

●豪栄道(寄り切り)稀勢の里○

○照ノ富士(寄り切り)鶴竜●


【優勝決定戦】

○鶴竜(上手出し投げ)照ノ富士●



優勝:鶴竜(12勝3敗)

殊勲賞:嘉風(初受賞)
敢闘賞:栃ノ心(4回目) 勢(3回目)
技能賞:嘉風(初受賞)



二転三転とした優勝争い、最後は一人横綱の鶴竜が意地を見せて横綱昇進後初めての優勝で幕を閉じました。
前日に厳しいバッシングを受けながらも、最後は厳しい攻めを見せる横綱相撲でした。
終盤まで単独トップを走った照ノ富士も、膝の負傷を抱えながら決定戦まで持ち込めたことも評価できます。
第一人者の白鵬が休場の中、久々の決定戦を目にすることができたのも楽しい場所だったと振り返ることができるでしょう。
優勝争い以外でも、役力士や平幕の活躍が大いにあった場所とも言えます。
上位陣をほぼ総なめ状態にした嘉風の活躍、年齢を感じさせない若々しい相撲内容で3場所連続の二桁勝ち星。
白星が条件になる重圧に打ち勝って敢闘賞と三役として初の勝ち越しを決めた栃ノ心、大怪我からの復活劇には計り知れないほどの嬉しさがあるでしょう。
もう一人敢闘賞を獲得した勢、終盤に上位戦を組まれながらも11勝を挙げたのは見事。
来場所は白鵬と日馬富士が復活してくることが想定されます。
今場所のように、横綱・大関陣以外でも土俵を盛り上げて大混戦の優勝争いを期待して取組報告を締めたいと思います。
千秋万歳!

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