ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

大相撲ファンコミュのどすこい通信夏場所2015

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
お世話になっております。
GWも終わり、いよいよ明後日より夏場所の幕が開けます。

▼今場所の番付
http://www.sumo.or.jp/honbasho/banzuke/index

▼取組情報
http://www.sumo.or.jp/honbasho/main/torikumi

鶴竜が先場所に続き休場という寂しい土俵ではありますが、初日に白鵬と逸ノ城による好取組がいきなり組まれることに。
成績次第では大関昇進の声もかかる照ノ富士は佐田の海との対戦。
平幕では勢と遠藤による人気力士の対決にも注目が集まりそうですね。

コメント(44)

ぴかぴか(新しい)初日の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:逸ノ城
ついに5回目の対戦で白鵬戦初勝利。
立ち合いで待ったがあったものの、2回目できちんと相手の動きを止めることに成功。
さらに差し手を抜いた直後に仕掛けた右からのいなしがナイスタイミングでした。
場所前の稽古で何度も土俵に転がされてきた中、恩返しを果たしましたね。
幕内5場所目にして、横綱・大関陣全員から白星を挙げる快挙も達成。
若干止まりつつあった旋風が再び吹き荒れる予感。

2位:佐田の海
こちらも大関昇進を懸ける照ノ富士を快心の相撲内容で破る殊勲の星。
相手の慌てた瞬間を見逃さず、そこから積極的に出るスタイルは健在です。
やはり顔つきも相撲スタイルもお父さん譲りなのかもしれませんね。
彼自身も新三役を目指す立場として出直しとなった今場所。
先場所はあと一歩のところで負け越しとなってしまった中、序盤戦で調子を上げて早い段階での勝ち越しを期待したいところです。

3位:妙義龍
今日の相手は相撲巧者の安美錦。
どちらのスピードか、逆にどちらが先に何を仕掛けるか予想が難しい両者の対戦。
真正面からぶつかり合う展開になりましたが、相手をよく見ながらの攻めに拍手。
先場所三役復帰を果たし、もう一度大関への道を切り開けるチャンスを生かして欲しいところ。


十両では、
1位:出羽疾風
2位:石浦
3位:若の里
という結果になっています。
▼白鵬、逸に「恩返しされちゃった」3年ぶり初日黒星
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150510-00000147-nksports-fight

▼照ノ富士、昇進へ手痛い黒星「もったいなかった」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150510-00000153-nksports-fight


先場所の主役2人が揃って黒星。
白鵬は大記録達成による解放感、照ノ富士は大舞台から来る重圧といったところでしょうか。
共にらしさを欠いてしまった初日の相撲内容でした。
2日目以降立て直せるかは精神面の強化がされているかにかかります。
土俵経験豊富な白鵬は恐らく大丈夫かと思いますが、問題は新鋭の照ノ富士。
相手の動きを冷静に見て確実に組み止めてからがカギになります。
どの力士も『心技体』が揃うのはかなりの時間を要することがよく分かります。


▼遠藤ばったり 左膝かばい不自然なしぐさも
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150510-00000144-nksports-fight

▼千代鳳痛めた足に力入らず「状態は1割もない」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150510-00000146-nksports-fight


怪我の状態が深刻ながらも強行出場を決意した2人も黒星スタート。
平成生まれで今後の角界の立役者とも言える方々ですから、決して無理はして欲しくない現状。
これからも活躍を期待したい若手…休む勇気も必要であることを学べるかという機会です。
【2日目】

○貴ノ岩(足取り)青狼●

●常幸龍(押し倒し)阿夢露○

○琴勇輝(押し出し)旭天鵬●

●富士東(押し出し)嘉風○

●千代丸(押し出し)豊響○

○魁聖(寄り切り)荒鷲●

●旭秀鵬(寄り切り)隠岐の海○

●誉富士(押し出し)勢○

●遠藤(押し出し)高安○

○蒼国来(すくい投げ)豪風●

●佐田の富士(押し出し)碧山○

○北太樹(寄り切り)臥牙丸●

●玉鷲(寄り切り)徳勝龍○

□佐田の海(不戦勝)千代鳳■

○照ノ富士(寄り切り)大砂嵐●

○豊ノ島(押し倒し)妙義龍●

○稀勢の里(寄り切り)逸ノ城●

●安美錦(はたき込み)豪栄道○

●栃煌山(寄り切り)琴奨菊○

○白鵬(寄り切り)宝富士●

●栃ノ心(下手投げ)日馬富士○



7連覇に向けて黒星スタートとなった白鵬は宝富士の挑戦を難なく退け初日。
結びの日馬富士と、その前の大関陣は2連勝として上位陣は安泰。
関脇2場所目の照ノ富士も堂々とした力相撲で大砂嵐を下して初白星。
先場所負傷した千代鳳が本日より休場となり、強行出場の遠藤も敗れて連敗。
ぴかぴか(新しい)2日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:稀勢の里
これまで1勝3敗と苦手にしてきた逸ノ城を相手に冷静さと力強さで勝り、大関の意地を示しました。
特に左を差し込んだ後に仕掛けた腕の返しは場所前の稽古の成果とも言えます。
今場所は早い段階で第一人者の白鵬が黒星を喫し、かつてないチャンスです。
夏場所は毎年優勝争いに絡む験のいい場所ということもあり、期待も日に日に大きくなることでしょう。
しかしながら夏場所の白鵬戦は三役定着を果たしてから白星なし。
序盤でテンションを高めて最高の形で大一番を迎えて欲しいところです。

2位:日馬富士
今場所は肘の状態が思わしくないと言われながらも、今日の下手投げはお見事でした。
怪力を発揮すると怖い栃ノ心を相手にガップリ組み合い、さらに引きつけの力強さも健在。
体の動きは春場所に比べていい方向に向いているのではないかと感じられます。
1位の稀勢の里もそうですが、白鵬が初日敗れたことにより上位陣の燃えている姿も伺えますね。

3位:勢
先場所エンジンをかけるのに時間を費やした経験が活きたか、今場所は絶好調の序盤戦です。
今日は同体取り直しに持ち込まれましたが、どちらも積極的な攻めが見られました。
体をぶつけて相手に圧力をかける姿勢も、身長の高さを活かしての大きな武器と言えます。
昨年の夏場所も優勝争いと終盤の上位戦を盛り上げた経験があり、今年もその再現を期待したいですね。


十両では、
1位:石浦
2位:北磻磨
3位:輝
という結果になっています。
▼稀勢の里、逸ノ城の勢い止め自信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150511-00000102-mai-spo

毎場所のように序盤戦の取りこぼしが目立った大関ですが、今場所は順調な滑り出しのようです。
巨漢力士の圧力に脆さを見せていた今までの弱点を見事に克服。
稀勢の里だけでなく、琴奨菊と豪栄道も連勝スタートに成功して、大関陣にようやく期待できそうな予感も。
『白鵬以外の天皇賜杯を』と唱えるファンにとってはこの上ないチャンスが訪れています。


▼照ノ富士、大砂嵐とにらみ合い後に寄り切り
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150511-00000062-nksports-fight

初日に力みすぎた感があった中、ガッチリ組み止めて焦らずに裁けましたね。
売られた喧嘩を買う姿勢でも、取り口は冷静そのものと振り返れます。
まずは心技体の『心』の部分を強化できたと本人も満足できているのでは。
とはいえ、まだまだ上位戦を組んでいない状態なので油断は禁物です。


▼勢2連勝「喜んでくれた」左肩痛も恩人の前で白星
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150511-00000060-nksports-fight

これには驚きました。
彼の化粧まわしは高須クリニックから送られていたとは…。
時折懸賞スポンサーの紹介で『Yes Yes高須クリニック』というアナウンスを耳にしますが、ひょっとしたらこれが始まり?
この一番をキッカケに完全復活への道を歩んで欲しいですね。
【3日目】

○阿夢露(送り出し)琴勇輝●

●常幸龍(寄り切り)貴ノ岩○

○旭天鵬(寄り切り)千代丸●

○嘉風(寄り切り)豊響●

○魁聖(上手投げ)富士東●

●荒鷲(寄り切り)隠岐の海○

○旭秀鵬(押し出し)遠藤●

●豪風(押し出し)勢○

●蒼国来(押し出し)誉富士○

●臥牙丸(寄り切り)佐田の富士○

○高安(引き落とし)玉鷲●

○碧山(はたき込み)徳勝龍●

○佐田の海(肩すかし)北太樹●

○大砂嵐(突き落とし)妙義龍●

○照ノ富士(寄り切り)栃煌山●

○宝富士(突き落とし)琴奨菊●

○稀勢の里(寄り切り)安美錦●

○逸ノ城(肩すかし)豪栄道●

●豊ノ島(寄り倒し)日馬富士○

○白鵬(寄り切り)栃ノ心●



今日は大関陣で明暗が分かれました。
稀勢の里はくせ者の安美錦を仕留めて3連勝とするも、琴奨菊と豪栄道の2人がともに土。
白鵬と日馬富士の2横綱は共に白星を挙げ、上位陣では日馬富士と稀勢の里が勝ちっぱなし。
大関を目指す照ノ富士は連勝で白星を先行させ、明日は2場所連続で水入りとなっている逸ノ城との対戦。
また、十両では中入り後の放送で紹介された錦木が関取初白星を挙げています。
ぴかぴか(新しい)3日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:照ノ富士
大関を目指す大事な場所で三役経験豊富な栃煌山から白星を挙げて2勝目。
相手にもろ差しを許しながらも、巻き替え四つに渡り合う反応の早さが光りました。
これで初日の黒星によるショックはもうないでしょう。
そして明日は逸ノ城との対戦。
今年に入って水入りの大熱戦を繰り広げた大型力士対決、今場所も手に汗握る展開を期待したいですね。

2位:宝富士
平幕上位に定着しつつある彼が大関戦を制覇して今場所の初白星。
攻め込まれながらも土俵際の回り込みには場所を追うごとに余裕が見えます。
相手の姿勢の高さを分析していなすタイミングも絶妙でした。
同部屋の実力者と稽古を重ねた成果ですね。
まだまだ続く上位戦も今日の一番を糧に奮起を願いたいところ。

3位:稀勢の里
大関陣2人が土をつけられた中、唯一の3連勝とした稀勢の里。
再三相手の安美錦に揺さぶりをかけられるも、常に正面に置いて応戦する取り口が連日見られます。
さらに上手を取られた時も腕の返しを利かせ四つ身に持ち込むという器用さも。
おっつけから無理に押し込むよりも、ガッチリ組み止めて体を預けた方が安定感抜群ですね。
まだ『優勝争い』という言葉を口走るのは早いですが、3日間の落ち着いた相撲内容を見れば期待するしかありません。


十両では、
1位:錦木
2位:輝
3位:阿武咲
という結果になっています。
【4日目】

●常幸龍(突き出し)琴勇輝○

●嘉風(肩すかし)阿夢露○

●貴ノ岩(寄り切り)旭天鵬○

●荒鷲(引き落とし)千代丸○

●富士東(はたき込み)旭秀鵬○

●勢(寄り倒し)魁聖○

●豊響(突き落とし)隠岐の海○

●遠藤(押し出し)佐田の富士○

○臥牙丸(押し出し)誉富士●

○高安(突き落とし)碧山●

○豪風(引き落とし)玉鷲●

●蒼国来(上手投げ)徳勝龍○

○宝富士(すくい投げ)北太樹●

○照ノ富士(上手投げ)逸ノ城●

○栃煌山(押し出し)妙義龍●

○大砂嵐(上手出し投げ)豪栄道●

○安美錦(はたき込み)琴奨菊●

●稀勢の里(突き落とし)栃ノ心○

○白鵬(はたき込み)豊ノ島●

○佐田の海(引っかけ)日馬富士●



今日は3人の大関が全滅、これで皆様が仰るいつも通りの展開。
さらには結びで日馬富士も取り直しの末佐田の海に敗れ土。
せっかく楽しみな序盤戦と思っていましたが、上位陣でもう勝ちっぱなしがいないとは…。
この日一番注目が集まった鳥取城北高校の先輩後輩対決は、先輩の照ノ富士が後輩の逸ノ城を下し3勝目。
また前半戦の土俵では幕内出場回数を1位タイにした旭天鵬が年齢を感じさせない相撲内容で白星。
ぴかぴか(新しい)4日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:佐田の海
今日の結びの一番はすごく盛り上がりました。
相手の日馬富士は例によって左に動いて素早い上手投げ。
これを読んだかのように、佐田の海は捨て身を覚悟で崩れながら腕の返しを見せ両者宙を舞って取り直しに。
勝負を諦めない姿勢が執念を生んだことでしょう。
そして取り直しの一番では一直線に攻め込まれながらも、土俵際上手く手繰って『引っかけ』という珍しい決まり手で逆転勝ち。
先場所初の上位戦で跳ね返されましたが、出直しの今場所はここまで負けなし。
着実に力がついてきています。
この相撲勘の良さは恐らく父親以上のものに発展する予感。

2位:照ノ富士
初顔合わせから『秒』ではなく『分』単位の熱戦を続けた逸ノ城戦が今場所は早くも序盤戦で実現。
取組時間はわずか8秒で終止符を打ちましたが、立ち合いが成立するまでの時間が長かった…。
そんな中でも集中力を切らさなかったこと、上手を引きつけてからの攻め込みはお見事でした。
初日に喫した黒星が逆にいい効果をもたらしているのかもしれませんね。

3位:旭天鵬
幕内出場が1444回に到達して歴代1位の魁皇と並んだこの日。
部屋の指導者の現役時代に負けないほどの腕力を発揮して最高の白星でした。
上手を引きつける強さも懐の深さも相変わらず年齢を感じさせません。
そして5日目はその記録を塗り替える日です。
思えば魁皇が通算勝ち星で千代の富士の1045を超えたあの日の対戦相手が旭天鵬でした。
今度は幕内出場回数でその魁皇を破る瞬間が訪れます。


十両では、
1位:輝
2位:天風
3位:錦木
という結果になっています。

【5日目】

●阿夢露(寄り切り)旭天鵬○

○嘉風(下手出し投げ)常幸龍●

●富士東(寄り切り)貴ノ岩○

●荒鷲(突き出し)琴勇輝○

●豊響(はたき込み)旭秀鵬○

○魁聖(押し出し)千代丸●

●勢(上手投げ)高安○

●豪風(はたき込み)隠岐の海○

●誉富士(押し倒し)碧山○

○臥牙丸(きめ出し)遠藤●

●佐田の富士(押し出し)玉鷲○

□北太樹(不戦勝)蒼国来■

●佐田の海(はたき込み)徳勝龍○

○栃煌山(上手投げ)豊ノ島●

○照ノ富士(寄り切り)栃ノ心●

●稀勢の里(寄り切り)妙義龍○

●宝富士(上手投げ)豪栄道○

●逸ノ城(寄り切り)琴奨菊○

●大砂嵐(寄り切り)日馬富士○

○白鵬(突き落とし)安美錦●



7連覇を懸ける白鵬は絶体絶命の場面を作られるも、安美錦の挑戦を退け勝利。
結び前の日馬富士も連敗を免れ共に4勝1敗。
大関陣では稀勢の里が先場所に続き妙義龍戦を落として連敗。
琴奨菊と豪栄道は共に連敗を2で止め、3大関は全員3勝2敗。
大関を目指す照ノ富士は栃ノ心との力比べを制して4勝目。
序盤5日間で初日からの勝ちっぱなしは、平幕の高安と魁聖の2人となっています。
また、今日は幕内最初の一番で土俵に上がった旭天鵬が幕内通算出場数を1445の歴代最多として、取組でも勝ちっぱなしの阿夢露を圧倒しました。
ぴかぴか(新しい)5日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:安美錦
昨日に続き、結びの一番が大いに盛り上がりました。
膝の負傷を抱えながらも、土俵際のしぶとさはたまらないですね。
『相撲に勝って勝負に負けた』、相撲巧者に対してよく口にされる言葉。
最後は白鵬の身体のバネに終止符を打たれましたが、ファンの感動をもたらした相撲内容に拍手。

2位:旭天鵬
『これだけ長くやっていれば何かで1位になりたい』と、記録更新に話題が集まる頃よく口走った一言。
それが今日、ついに幕内出場回数で単独1位の記録を作りました。
さらに取組では、ここまで負けなしの阿夢露を立ち合いの一瞬で組み止めて一気の寄り。
どっちが若手なのか分からない、こう言われるのが旭天鵬の相撲なんです。
もちろん、新記録誕生によるインタビューも忘れずに実施。
純粋に相撲を楽しんでいる気持ちが強く伝わってきます。
3年前の夏場所に優勝したベテラン力士は今年も何かを匂わせてくれる感じです。

3位:妙義龍
先場所に続いて稀勢の里との対戦を制覇。
立ち合いの低さ、差し込んでからの出足の速さ共に抜群の内容でした。
網膜剥離や膝の怪我で低迷が続いていた中、これが完全復活のキッカケになりそうですね。
中盤以降も速攻相撲を生かして欲しいと思います。
『さすが体脂肪率22%』と発言した尾車親方のコメントには爆笑しました。
もしかして復活のキッカケはCM出演?


十両では、
1位:里山
2位:天風
3位:大栄翔
という結果になっています。
【6日目】

●千代大龍(突き倒し)琴勇輝○

●富士東(すくい投げ)旭天鵬○

○阿夢露(押し出し)千代丸●

●荒鷲(寄り切り)貴ノ岩○

●常幸龍(上手投げ)旭秀鵬○

○勢(小手投げ)嘉風●

○豊響(押し出し)遠藤●

○豪風(送り出し)魁聖●

○隠岐の海(寄り倒し)高安●

○誉富士(上手出し投げ)佐田の富士●

●碧山(送り出し)大砂嵐○

●臥牙丸(寄り切り)安美錦○

○宝富士(送り出し)玉鷲●

○照ノ富士(切り返し)北太樹●

●逸ノ城(寄り切り)妙義龍○

●佐田の海(寄り切り)琴奨菊○

○稀勢の里(寄り切り)豊ノ島●

●栃ノ心(寄り切り)豪栄道○

○白鵬(上手投げ)栃煌山●

●徳勝龍(寄り切り)日馬富士○



2日目以来の上位陣安泰。
中でも白鵬が横綱在位中の白星で千代の富士を抜く歴代単独2位の626勝目は素晴らしい記録です。
関脇の照ノ富士も5勝目を挙げて徐々に調子を上げています。
前日まで勝ちっぱなしだった高安と魁聖は揃って黒星を喫し、全勝がいなくなりました。
強行出場の遠藤は未だ白星なしの6連敗。
ぴかぴか(新しい)6日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:旭天鵬
相手に十分の上手を引きつけられましたが、土俵際で体を開いてのすくい投げで逆転勝ち。
今日は懐の深さが存分に光った一番だったと振り返れます。
星勘定も2連敗の後4連勝と、徐々に調子を上げてきていますね。
一度白星の感触を掴んでの連鎖がベテランならではかもしれませんし、本人にとってもいい薬になっていることでしょう。
3年前はこれで優勝まで結びつけたこともありますので、今回も三賞候補には挙がってくるのでは?
花道を引き上げる姿も日々清々しいですね。

2位:妙義龍
今日は逸ノ城の巨体をどう裁くかに注目が集まりました。
立ち合いからガップリ組むと不利になることを想定し、一度離れて様子を見る姿勢も彼らしい作戦計画。
そして中に入ったところでもろ差し速攻、やはり経験の違いがここにあります。
序盤の黒星先行で心配な部分がありましたが、昨日の大関戦制覇をキッカケに徐々に調子を上げていくことでしょう。
まだ横綱戦を残しているので、中盤と終盤の土俵を盛り上げる立役者にもなって欲しいですね。

3位:琴勇輝
怪我や不振でなかなか番付を上げられない状況の中、今場所はまた一味違った突き押し相撲が見られます。
特に先手を取って優位に攻め込む展開が多いですね。
今日は千代大龍と突き押しスタイル同士の対戦でしたが、『怖いものなし』と言わんばかりに電車道で突き切りました。
時間いっぱいの際に見せる『ホウッ!』という雄叫びと共に幕内前半の土俵を沸かせています。


十両では、
1位:石浦
2位:里山
3位:若の里
という結果になっています。
【7日目】

●貴ノ岩(はたき込み)阿夢露○

●常幸龍(寄り切り)天鎧鵬○

●富士東(引き落とし)千代丸○

○旭天鵬(寄り切り)豊響●

●琴勇輝(はたき込み)旭秀鵬○

○魁聖(押し出し)嘉風●

●荒鷲(寄り切り)遠藤○

○勢(上手投げ)佐田の富士●

○隠岐の海(突き落とし)碧山●

○臥牙丸(寄り倒し)豪風●

○誉富士(寄り切り)玉鷲●

○高安(上手投げ)徳勝龍●

○豊ノ島(肩すかし)安美錦●

○栃ノ心(寄り切り)逸ノ城●

○宝富士(寄り切り)妙義龍●

○栃煌山(寄り切り)豪栄道●

○照ノ富士(寄り切り)琴奨菊●

○稀勢の里(突き落とし)大砂嵐●

●北太樹(送り出し)日馬富士○

○白鵬(送り出し)佐田の海●



1敗
(三役):白鵬 日馬富士 照ノ富士
(平幕):高安 隠岐の海 魁聖 旭秀鵬 阿夢露



白鵬は序盤戦で大活躍を見せた佐田の海を厳しい相撲で下し1敗をキープ。
同じく1敗の日馬富士も北太樹の挑戦を退け白星。
関脇の照ノ富士も今場所初の大関戦で琴奨菊を力でねじ伏せ完勝。
前半の土俵では、ここまで6連敗中の遠藤が荒鷲戦を制して待望の初日。
中日を前に1敗のトップ集団は上記8人となり、明日は旭秀鵬と阿夢露による直接対決が組まれています。
この中に大関陣が誰一人いないというのは、毎場所のことながら寂しいとしか言いようがないですね。
ぴかぴか(新しい)7日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:遠藤 
怪我も癒えない状況で強行出場の中、ようやく待望の初白星が生まれました。 
相手の荒鷲もこれまで全敗ではありましたが、相手の引きやいなしにも崩れることなく見事な立て直し。 
日々の稽古で足腰を鍛えたからこそこらえることができたのだと思います。 
館内も『待ってました!』と言わんばかりの大拍手。 
そして大銀杏デビューでも初白星、今日の相撲は本人にとっても決して忘れられない価値ある白星でしょう。 
これをキッカケに明日以降の活躍にも期待したいと思います。 

2位:照ノ富士 
今場所初の大関戦を迎えた今日、立ち合いの張り差しで相手の出足を止めて四つ身の形。 
さらに圧巻は腕の返しを利かせ相手の琴奨菊が得意とするガブリ寄りを逆に自らが演じ勝利。 
初日に黒星を喫したものの、2日目以降は徐々に力強さを生かした勝ち相撲が続いています。 
普段は辛口コメントばかりを発する北の富士さんも珍しくべた褒めしていました。 
先場所よりも内容は良くなっていますので、あとは取りこぼしなく上位戦に臨んで欲しいですね。 

3位:旭天鵬 
2連敗の後5連勝、もう体調不良なんて吹っ飛びましたね。 
猛牛と呼ばれる豊響の動きをガッチリ受け止め、さらに力強い引きつけからの寄り身。 
どこまでも予想を覆してくれる元気な相撲内容です。 
今日の中入り後の話題は『三賞について』という題材。 
過去5人しか成し遂げていない三賞独占。 
この年齢で多種多彩の取り口を演じていることを思えば、中盤以降の勝ち星次第では上位戦がなくとも全ての賞の候補に挙げる価値が十分にあると協会は考えて欲しいですね。 


十両では、 
1位:里山 
2位:石浦 
3位:北磻磨 
という結果になっています。
▼安美錦「脇も空いちゃった」技巧派対決に敗れ反省
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150516-00000116-nksports-fight

毎場所最後の最後まで何が起こるか分からない豊ノ島との対戦。
かつては勝負を裁いた行司の烏帽子を脱がせてしまう巻き込みシーンを見せ、解説に『脱帽!』と言わせた珍プレーも。
それだけこの両者の対戦は過去の成績も含め数々の熱戦を繰り広げていて、実力もほぼ互角です。
共に古傷のある状態でもどかしさはありますが、それでも館内のテンションをいつも上昇させてくれます。
今場所の遠藤だけでなく、ほぼ満身創痍でも多少のことでは休場しない2人の頑張りにも拍手を送りたいです。


▼豪栄道「最悪な立ち合い」ライバル栃煌山に敗れ3敗
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150516-00000114-nksports-fight

今場所も白星の貯金をなかなか作れず苦戦していますね。
特にこの栃煌山との同学年対決では、勝った時と負けた時の内容が両極端です。
それでも現在は豪栄道の方が番付上位なので、取りこぼしとして見られてしまいます。
『ストップ・ザ・白鵬』と言われながらも、格下相手に星を落とすようではまだまだ物足りなさが…。
逆に栃煌山はこれだけ上位戦での実績を残せているワケですから、早く番付で追いついて欲しいですね。


▼大砂嵐が左肩を負傷
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150516-00000112-jij-spo

稀勢の里戦であれだけ善戦していたことと、中日に横綱戦が組まれたことを考えると残念且つ心配です。
特にここ最近は強烈なかち上げを控え、相撲の取り方を徐々に学んできている姿勢も感じられます。
彼以外にも言えることですが、三役昇進を懸けて臨む場所って何らかの不運がついてくるケースが多いですね。
▼相撲界よ “故障者対策”競馬界を見習え!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150516-00000015-ykf-spo

▼“重傷者”だらけの大相撲で「公傷制度」が復活しない理由
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150516-00000026-nkgendai-spo


全休しても翌場所の番付を同じ地位に留める『公傷制度』が廃止されて10年以上が経過しました。
仮に復活したとしても賛否両論が出ることは間違いないかもしれませんが、現在は『賛』の方が圧倒的に上回るであろうという見解が多く集まるのではないかと。

制度廃止以降、治療期間の不足によって惜しくも引退に追い込まれた力士は多くいることでしょう。
特に最近では、涙の引退会見をした豊真将、大関陥落のキッカケに伴って引退に追い込まれた把瑠都と琴欧洲の怪物2人がいい例です。
長期に渡って大関を務め上げた魁皇と千代大海の和製力士も、制度が続行されていれば大関在位や対戦回数の記録で史上最多の歴史をもっと刻めたのではないかと。
他にも三役経験者であり個性派力士でもあった隆乃若や追風海も個人的に惜しまれる転落パターンだったと思いますね。

また、公傷制度があったからこそ当時救われた力士も数多くいるハズです。
靱帯断裂を多く経験した琴風と小錦の大関経験者を筆頭に、舞の海や水戸泉が思い浮かびます。
ある程度の治療期間のオカゲで復活を遂げて活躍し、後に『名大関・名力士』と謳われるようになったのも事実です。
中でも水戸泉はあの運命の大乃国戦で靱帯を手術して5年後に平幕優勝という偉業を達成しているのでなおさら。


〜診断書がある以上は協会執行部も「ウソだ」とは言えない〜
記事の中にこんな文章がありました。
『1日も長く相撲を取らせる』というのであれば、復活させて欲しいです。
今場所では遠藤と安美錦が主な対象者ですが、見ていてファンの心も強く痛みます。
この制度を利用してズル休みをする力士が後を絶たないなら、病院で立ち会う人数を増やしてみては?
大概が本人単独か指導者の同伴だと思うので、理事会もしくは横綱審議委員会のメンバーを同時に立ち会わせて証言してもらうのもアリではないか…。
もしくは立ち会ったメンバーを経由して本人や師匠に診断書を言い渡すとか。
文末にもある通り、八百長疑惑が出てしまうよりは全然マシな話です。
逆に根本的な部分ではありますが、怪我をしない体づくりをするのも力士にとっては立派な仕事。
そこは休場経験の少ない白鵬、稀勢の里、旭天鵬あたりの稽古風景を見て学ぶのも一つの手段。
人間の生活背景だけに留まらず、スポーツの世界でも『高め合い・支え合い』が必要なのでは?
【8日目】

○朝赤龍(寄り倒し)旭天鵬●

○貴ノ岩(寄り切り)千代丸●

●荒鷲(押し出し)富士東○

○常幸龍(突き落とし)豊響●

●阿夢露(引き落とし)旭秀鵬○

●勢(突き出し)琴勇輝○

○嘉風(上手投げ)隠岐の海●

○誉富士(押し倒し)遠藤●

○魁聖(すくい投げ)佐田の富士●

●臥牙丸(寄り切り)高安○

●豪風(押し出し)碧山○

●北太樹(はたき込み)安美錦○

○宝富士(小手投げ)佐田の海●

○照ノ富士(小手投げ)玉鷲●

○栃ノ心(突き落とし)妙義龍●

○稀勢の里(押し出し)栃煌山●

●徳勝龍(下手投げ)豪栄道○

○豊ノ島(肩すかし)琴奨菊●

□白鵬(不戦勝)大砂嵐■

●逸ノ城(寄り切り)日馬富士○



1敗
(三役):白鵬 日馬富士 照ノ富士
(平幕):高安 魁聖 旭秀鵬






1敗で8人が並ぶ大混戦の中で迎えた中日の土俵。
白鵬は大砂嵐の休場による不戦勝。
日馬富士は結びで逸ノ城をスピード相撲で下し、関脇の照ノ富士など合計6人が1敗をキープ。
この中で明日は高安と魁聖が勝ち越しを懸けて直接対決が組まれています。
大関では稀勢の里が6勝2敗、琴奨菊が4勝4敗、豪栄道が5勝3敗での折り返し。
毎場所恒例となった『関取訪問』のコーナーで話題に挙がった荒鷲は残念ながら初日が出ず負け越し。
ぴかぴか(新しい)8日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:琴勇輝
相手の変化に向き直る反応の良さ、突っ張りの回転の速さが大きく光った一番でした。
今場所は持ち前の突き押し相撲が連日見られてファンも大喜びのことでしょう。
ここで学べるのは、一気に決めるより細かく突き立てた方が確実に有利な形になれることですね。
元々体格では十分恵まれているので、突っ張りの重みが伴えば多くの相手を脅かす存在になってくると思います。

2位:照ノ富士
玉鷲の多種多様な攻めにも大きな動揺はありませんでした。
もろ差しを許したところで一瞬呼び込む場面を作るも、小手投げを打てる余裕ぶりを発揮。
長身力士によく見られる懐の深さに加えて下半身の安定感も見られます。
ここまでの星勘定は7勝1敗、1横綱2大関との対戦を残している状況とはいえ上出来の内容です。
後半戦では上位戦以外にも好調な平幕力士との直接対決が予測されます。
恐らく先場所敗れている魁聖との対戦をどこかで当ててくるハズです。
ここで大関昇進へのルートがどちらかへ大きく傾くことになるでしょう。

3位:豊ノ島
真骨頂でもある土俵際での粘り腰、大関戦で見事発揮されました。
中でも大きな勝因は、琴奨菊の右の差し手が不十分であることを下がりながら見抜いていた点ですかね。
喧嘩四つや相四つを問わず、また左右どちらのおっつけや回り込みでも対抗できる器用さが豊ノ島ならではの魅力。
年齢を重ねても小回りの利かせ方は決して衰えることはないですね。
星勘定は黒星先行が続いていますが、相撲勘は日に日に良くなっていると思います。
後半戦で三役復帰を懸けて更なる活躍を期待したいところです。


十両では、
1位:輝
2位:若の里
3位:錦木
という結果になっています。
【9日目】

○嘉風(送り出し)琴勇輝●

○阿夢露(下手投げ)豊響●

●荒鷲(下手投げ)常幸龍○

●貴ノ岩(すくい投げ)旭秀鵬○

●旭天鵬(寄り切り)隠岐の海○

○富士東(寄り切り)遠藤●

○魁聖(寄り切り)高安●

○豪風(引き落とし)誉富士●

●千代丸(押し出し)佐田の富士○

●臥牙丸(押し出し)勢○

●北太樹(はたき込み)碧山○

●安美錦(突き出し)栃ノ心○

●豊ノ島(寄り倒し)逸ノ城○

○栃煌山(押し倒し)宝富士●

●照ノ富士(寄り切り)徳勝龍○

○稀勢の里(押し出し)佐田の海●

○豪栄道(すくい投げ)琴奨菊●

○玉鷲(突き落とし)日馬富士●

○白鵬(きめ出し)妙義龍●



1敗:白鵬 魁聖 旭秀鵬
2敗:日馬富士 稀勢の里 照ノ富士
   高安 隠岐の海 阿夢露



1敗グループで大きく明暗が分かれました。
まずは前半の取組で旭秀鵬と魁聖が勝ち越しを決めて、直接対決を落とした高安が2敗。
後半では大関を目指す照ノ富士が徳勝龍戦を落とし、さらに結び前の日馬富士も玉鷲に金星を献上。
結びでは白鵬が厳しい相撲で妙義龍を下し1敗を死守。
これで1敗は3人に減り、明日は『魁聖―阿夢露』『旭秀鵬―高安』と、星1差の直接対決が2番組まれました。
この他、大関の琴奨菊は黒星先行と苦しくなり、強行出場の遠藤はついに負け越し決定。
ぴかぴか(新しい)9日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:徳勝龍
平幕の中でも照ノ富士戦の相性がいい数少ない期待の相手として今日組まれた好取組。
体格だけでなく、下半身の踏み込みや腕力も決して負けていませんでした。
まわしの引きつけでついに照ノ富士の身体を浮かせることに成功。
勝ち名乗りを受ける時も気合い満々の表情、それだけ今日の一番を本人も重要視していたことは間違いないでしょう。
これまで大勝や三賞での強い印象はありませんが、着々と力をつけてきていることは確実です。
さらに明日は白鵬に初挑戦ということで期待もこれまで以上に大きくなります。

2位:玉鷲
ついに掴んだ初金星は終始突き押しを徹底した彼らしい相撲内容でした。
両手突きで横綱にまわしを与えず、中に入ろうとするところをタイミングよく右からのいなし。
これで横綱の足が完全に泳ぎましたね。
先場所は新三役で壁にぶつかってしまいましたが、これを復活のキッカケにして欲しいですね。

3位:勢
肩のテーピングが気になるところでしたが、今日は臥牙丸の巨体を力で押し込みました。
怪我をした後は引いて呼び込むパターンが多かった中、きちんと前に出る姿勢を貫けたことに拍手です。
ここまで6勝3敗、明日以降は早い段階での勝ち越しと二桁が期待されます。
まずは今日の相撲で取った感覚を忘れずに臨んで欲しいところ。


十両では、
1位:里山
2位:北磻磨
3位:石浦
という結果になっています。
【10日目】

○嘉風(引き落とし)貴ノ岩●

●富士東(上手投げ)常幸龍○

●琴勇輝(突き落とし)隠岐の海○

○誉富士(押し出し)旭天鵬●

●千代丸(寄り切り)遠藤○

○豪風(はたき込み)豊響●

●旭秀鵬(上手投げ)高安○

○荒鷲(引き落とし)佐田の富士●

○勢(押し出し)碧山●

●北太樹(押し出し)玉鷲○

○佐田の海(寄り切り)栃ノ心●

●栃煌山(はたき込み)安美錦○

●宝富士(すくい投げ)逸ノ城○

○照ノ富士(きめ出し)豊ノ島●

●妙義龍(寄り切り)琴奨菊○

○稀勢の里(寄り倒し)豪栄道●

○白鵬(寄り切り)徳勝龍●

○臥牙丸(押し出し)日馬富士●



1敗:白鵬 魁聖
2敗:稀勢の里 照ノ富士 高安 隠岐の海 旭秀鵬



白鵬は初顔合わせの徳勝龍を問題にせず1敗を堅持。
平幕では魁聖も1敗を守ったが、旭秀鵬が高安との直接対決に敗れ、白鵬と魁聖がトップグループで明日からの終盤戦。
日馬富士は臥牙丸にいいところなく敗れ、またしても金星を献上。
大関対決を制した稀勢の里、関脇で2場所連続勝ち越しを決めた照ノ富士が2敗をキープ。
そして明日は白鵬と照ノ富士が結びの一番で直接対決。
ぴかぴか(新しい)10日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:遠藤
本来のしぶとい下半身をアピールして2勝目の星。
相手の引きにも簡単に崩れない姿を見られたということは、恐らく回復傾向にあるのでは…。
さらには前に出る圧力も序盤戦に比べれば増してきていると感じます。
調子が悪くとも、勝った時の拍手は温かいですね。

2位:臥牙丸
日馬富士との同部屋力士が幕内上位を占めていて、彼との対戦が組まれた今日の結び。
立ち合いの当たりと大きな体を預ける強烈な圧力が横綱の上体を浮かせました。
さらに足の裏が終始ピタッと土俵についていたのも圧勝しての金星に結びつけたと振り返れます。
花道を引き上げる時とインタビューでの受け答えも彼の純粋な気持ちが存分に伝わってきましたね。
『おめでとうございます』とアナウンサーが問うと、その後は出足並みのマシンガントーク炸裂。
こちらも見ていて嬉しくなると同時に、流暢な日本語にビックリの一言。

3位:勢
今日は右を差してから次の動きが非常に早かったです。
もろ差しになってすぐに腕を返して一気の出足。
長身ではあっても終始相手より低く取る姿勢も貫いていました。
これで勝ち越しに王手、昨年同様の大勝を心より期待したいですね。


十両では、
1位:輝
2位:北磻磨
3位:時天空
という結果になっています。
【11日目】

○琴勇輝(突き出し)千代丸●

●荒鷲(寄り切り)旭天鵬○

○嘉風(押し出し)旭秀鵬●

○魁聖(押し出し)貴ノ岩●

○勢(上手投げ)隠岐の海●

○誉富士(はたき込み)常幸龍●

●阿夢露(寄り切り)高安○

●豪風(押し出し)遠藤○

○富士東(寄り切り)佐田の富士●

○臥牙丸(寄り切り)豊響●

○豊ノ島(寄り切り)北太樹●

●宝富士(寄り切り)栃ノ心○

●安美錦(寄り切り)逸ノ城○

●栃煌山(上手投げ)佐田の海○

●玉鷲(寄り切り)妙義龍○

○稀勢の里(寄り切り)徳勝龍●

○碧山(押し出し)琴奨菊●

●豪栄道(寄り切り)日馬富士○

○白鵬(上手出し投げ)照ノ富士●



1敗:白鵬 魁聖
2敗:稀勢の里 高安



注目が集まった結びの直接対決は1敗の白鵬が意地を示し、照ノ富士は3敗に後退。
白鵬と共に1敗で並ぶ平幕の魁聖は前半の土俵で白星を挙げ二桁の勝ち星。
2敗グループは一気に減り、稀勢の里と高安の同部屋2人だけとなりました。
この中で明日は高安が大関戦が組まれ琴奨菊との顔合わせ。
1敗の魁聖は碧山との対戦ですが、どこかで上位戦を当ててくるかにも注目したいですね。
白鵬は大関の豪栄道と、稀勢の里は関脇の照ノ富士と対戦します。
ぴかぴか(新しい)11日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:遠藤
昨日に続いて2日連続のトップ。
やはり後半に来て足の運びが良くなっているのは分かります。
小兵の豪風を相手に、さらに低い位置からの攻めはお見事でした。
負け越しは決まっているものの、終盤戦は幕内残留を懸けて必死な戦いが続きます。
今場所は前頭9枚目、あと2番勝っておけば十両陥落は免れるでしょう。

2位:勢
こちらも2日続けてのランクイン。
今日は隠岐の海と好調力士同士の対戦で注目も集まっていたことでしょう。
立ち合い当たってすぐに上手を取ってからの投げで圧勝。
2場所連続の勝ち越しを決めて、あとは来場所の自信に繋がる二桁勝ち星に期待が集まります。
インタビューでの受け答えの通り、自ら前に出る積極性あふれる相撲をぜひ。

3位:魁聖
今日は立ち合いで相手に前まわしを取られる展開もなんのその。
すぐさま自らの巨体を預けて一気に勝負を決める自信に満ち溢れた相撲内容でした。
これで1敗を守り、白鵬とトップで並走しています。
残りは4日ですが、明日の勝敗次第では白鵬の大関戦を外して直接対決を当てるのもアリでは?
4年前の技量審査場所で新入幕を果たして以降、5月場所の活躍は特に輝かしいと感じますね。


十両では、
1位:里山
2位:北磻磨
3位:錦木
という結果になっています。
▼稀勢&高安2敗守る 12日目も「やるべきことを」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150520-00000081-nksports-fight

国産力士の中で最も期待の高い田子ノ浦部屋の2人。
稀勢の里はやはり優勝への期待、そして高安は平成生まれとしての記録樹立に対する期待といったところでしょう。
さらにこのまま2人が勝ち進めば、『同部屋優勝決定戦』という滅多にない出来事もなきにしもあらず。
思えば最後の同部屋決戦は平成9年九州場所の【貴乃花―貴ノ浪】、15年以上も経っているんですね。
ファンをガッカリさせないためにも、最低限千秋楽まで優勝争いに絡むことは願いたい。
そんな明日、稀勢の里の照ノ富士戦は予想通りですが、高安は急遽大関戦。
2人とも一番の山場を迎えますね。


▼照ノ富士3敗で「大関厳しくなった」井筒親方が示唆
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150520-00000080-nksports-fight

『厳しくなった』とはいうものの、まだ三役2場所目。
三役を3場所勤めて大関昇進でも十分な出来だと思いますし、来場所に夢を繋ぐための残り4日と捉えたいですね。
大関昇進のための目安としては、直近3場所の合計が33勝以上。
この条件がいつ制定されたのかは不明ですが、過去に三役を2〜3場所だけでストレート昇進というケースがあったのかも気になるところ。
私の記憶の中では雅山ぐらいしか思い出せませんが、他にもいるとしたら昭和初期か中期あたりですかね?


▼魁聖、狙うは三賞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150520-00000162-jij-spo

三賞はほぼ間違いないでしょう。
仮に残り4日で全て星を落としたとしても、二桁勝ち星を挙げている時点で大健闘だと思います。
あとは13日目以降の対戦相手が気になるところ。
2横綱の大関戦を1番崩して当てるのが盛り上がるか、もしくは先場所殊勲に等しい白星を挙げた照ノ富士戦を組むか…。
上記のうちどれかは実現して欲しいですね。
【12日目】

○嘉風(突き落とし)旭天鵬●

●富士東(突き出し)琴勇輝○

○荒鷲(突き落とし)豊響●

○勢(すくい投げ)旭秀鵬●

●阿夢露(寄り切り)隠岐の海○

●誉富士(押し出し)貴ノ岩○

●豪風(押し出し)千代丸○

●常幸龍(押し出し)佐田の富士○

●魁聖(すくい投げ)碧山○

●北太樹(寄り切り)遠藤○

●徳勝龍(押し出し)安美錦○

○宝富士(突き落とし)臥牙丸●

●豊ノ島(上手出し投げ)栃ノ心○

○栃煌山(押し出し)玉鷲●

●佐田の海(寄り切り)逸ノ城○

●高安(寄り切り)琴奨菊○

●稀勢の里(下手投げ)照ノ富士○

●白鵬(首投げ)豪栄道○

○妙義龍(押し出し)日馬富士●



2敗:白鵬 魁聖
3敗:稀勢の里 照ノ富士 高安 勢 隠岐の海 嘉風



前日で4人に絞られたかと思いきや、1敗組と2敗組が相次いで敗北。
これで3敗で好調を維持している平幕力士にも優勝の可能性が。
これは3年前に平幕優勝を果たした旭天鵬以来の大どんでん返しの予兆でしょうか?
特に今日は白鵬の黒星がとにかくビックリ。
3敗に後退した稀勢の里と、4敗に後退した日馬富士には…ため息しか出ません。
ぴかぴか(新しい)12日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:遠藤
3連勝で4つ目の星、これで幕内残留はほぼ確実と言っていいでしょうね。
今日も立ち合い低く当たってもろ差し速攻の電車道。
後半戦に入って集中力と瞬発力が共に見違えるほど増してきました。
優勝争いよりも遠藤の星勘定に注目が集まっている感じですね。
まぁそれだけ幅広く相撲を見てくださっているという証拠だと思います。

2位:妙義龍
結びの一番で横綱を一蹴、もうどちらが横綱なのか分かりませんね。
網膜剥離で番付を下げる前の相撲内容が戻ってきました。
星勘定は7敗と追い込まれていますが、千秋楽まで勝ち続けられる自信はついたことでしょう。
まだ照ノ富士との関脇対決が残っていることを思えば、三役経験者としてひと皮剥けた内容をまだまだ期待したいと思います。

3位:豪栄道
2位の妙義龍と同じ境川部屋の大関がここで存在感を猛アピールしました。
完全に土俵際に追い込まれた時に繰り出す逆転の首投げが、まさか横綱戦の大一番で発揮されるとは。
『白鵬キラーここにあり』と強く印象づけてくれました。
妙義龍と同様、まだ照ノ富士戦を残しているのと、明日は2敗の魁聖と対戦。
大関の意地と再奮起のキッカケに期待を集めたい残り3日間です。


十両では、
1位:北磻磨
2位:輝
3位:阿武咲
という結果になっています。
▼序ノ口優勝決定

Twitterで速報を確認しました。
居反りで話題を呼んでいた宇良が序ノ口優勝決定です。
上位初挑戦で大健闘の徳勝龍、初金星を挙げた臥牙丸と同じ木瀬部屋。
今場所は木瀬部屋メンバーの話題が輝かしいですね。
【13日目】

○常幸龍(押し出し)千代丸●

●富士東(寄り切り)阿夢露○

○貴ノ岩(寄り切り)遠藤●

○誉富士(寄り切り)隠岐の海●

○豪風(押し出し)旭秀鵬●

●嘉風(突き落とし)佐田の富士○

●琴勇輝(押し出し)碧山○

●臥牙丸(肩すかし)旭天鵬○

●北太樹(押し出し)豊響○

●佐田の海(押し出し)勢○

●荒鷲(押し出し)安美錦○

●玉鷲(寄り切り)栃ノ心○

○宝富士(小手投げ)豊ノ島●

○栃煌山(寄り切り)逸ノ城●

●徳勝龍(寄り倒し)妙義龍○

○照ノ富士(送り出し)高安●

●魁聖(上手投げ)豪栄道○

●稀勢の里(はたき込み)日馬富士○

○白鵬(上手投げ)琴奨菊●



2敗:白鵬
3敗:照ノ富士 魁聖 勢



再度星1差で8人の大混戦となった優勝争いで迎えた本日の土俵。
まずは前半戦、3敗で追っている隠岐の海と嘉風が相次いで黒星を喫し4敗。
後半戦の土俵では勢が佐田の海を圧倒して3敗をキープし二桁の星。
2敗の魁聖は豪栄道の奇襲に屈して3敗に後退。
3敗同士の直接対決は照ノ富士が高安を上手く裁いて勝利。
結び前では稀勢の里が日馬富士の叩きに屈し優勝争いから脱落。
結びは白鵬が琴奨菊を難なく退け、2敗を守って単独トップ。
明日は上記4人の直接対決はないため、場合によっては白鵬の優勝が決まることも…。
ぴかぴか(新しい)13日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:勢
序盤に土俵を盛り上げた佐田の海と、後半戦に入って徐々に調子が上向きになった勢。
個人的に楽しみにしていた一番がついに実現。
相撲内容は勢が右を固めて当たったことで佐田の海に差し手を許さない一方的な展開でした。
解説の八角親方も大絶賛の評価で見事二桁の勝ち星。
恐らく敢闘賞か技能賞の候補に挙がってくることは間違いないでしょう。
そして明日は上位戦を組まれ逸ノ城との顔合わせ。
髷を結っていなかった新入幕の彼を力でねじ伏せた時のようなあの熱戦をもう一度見たいですね。

2位:阿夢露
膝の怪我で大きく番付を下げていたこともある苦労人が幕内で初の勝ち越し。
今日は立ち合い頭を下げてすぐに上手と下手を共に引きつけ相手の上体を起こしました。
体格差では不利な状態ながらも、胸を合わせて堂々と寄り立てる場面は貫録も十分。
勝ち越しに王手を懸けてから連敗中でしたが、きちんと気持ちを切り替えて臨んだと伺えますね。
そしてインタビューで初めて声を聞きましたが、日本語が上手いです。
来場所の自信に繋げるため、残り2日にも期待したいと思います。

3位:妙義龍
前日の横綱戦勝利で大きく目が覚めたか、今日も自信に満ち溢れたスピード相撲で完勝。
特に体重のある徳勝龍を投げ倒しての勝利なので、本人も喜びが大きいことでしょう。
7敗を喫したとは思えませんね。
明日はここまで3敗の照ノ富士戦、三役経験者の先輩として一矢報いるか?
本人の負け越し阻止だけでなく、大関への足固めもこの1年で果たして欲しい期待の気持ちもあります。


十両では、
1位:里山
2位:石浦
3位:北磻磨
という結果になっています。
【14日目】

●富士東(押し出し)千代大龍○

○青狼(寄り切り)千代丸●

●貴ノ岩(押し倒し)豊響○

●誉富士(切り返し)阿夢露○

●常幸龍(寄り切り)遠藤○

○旭天鵬(肩すかし)佐田の富士●

○臥牙丸(押し出し)琴勇輝●

○嘉風(引き落とし)碧山●

○北太樹(はたき込み)荒鷲●

○佐田の海(渡し込み)旭秀鵬●

●豊ノ島(押し出し)玉鷲○

○豪風(はたき込み)安美錦●

○宝富士(下手投げ)隠岐の海●

●魁聖(寄り切り)栃ノ心○

○栃煌山(肩すかし)徳勝龍●

●勢(寄り切り)逸ノ城○

○照ノ富士(押し出し)妙義龍●

□高安(不戦勝)豪栄道■

●白鵬(突き落とし)稀勢の里○

●琴奨菊(寄り切り)日馬富士○



3敗:白鵬 照ノ富士
4敗:日馬富士 稀勢の里 高安 勢 魁聖 嘉風



ここまで優勝ラインが下がることを一体誰が予想しただろうか。
まずは一言、稀勢の里お見事!
これに尽きると思います。
3敗と4敗で計8人という大人数で持ち込む明日の千秋楽。
直接対決はないため、白鵬と照ノ富士の展開によっては大人数での決定戦という可能性も。
白鵬の7連覇か、あるいは照ノ富士や4敗グループの一角による大どんでん返しか。
最後の最後まで目が離せない展開です。
ぴかぴか(新しい)14日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:稀勢の里
まずは単独トップの白鵬を下し、自信と4敗グループにも優勝の可能性を再浮上させた大関の意地に拍手!
土俵際での逆転劇は決して完勝というワケではないですが、あの強烈ないなしには誰もが脱帽したことでしょう。
最大の勝因は、普段甘さを指摘されてきた左脇をきちんと固めていたことにあると思います。
これによって横綱が上手や前まわしを取れずに勝ち急いだ場面に繋がりました。
これまで幾度となく屈辱を受けてきた千秋楽の敗北、今年は絶対に最後の最後まで盛り上げて欲しいです。
仮に照ノ富士が先に勝ったとしても、来場所以降への自信を繋げるためにも。

2位:遠藤
膝の怪我は徐々に癒えてきたと伺える相撲内容でした。
立ち合いの鋭い踏み込みと組んだ後の積極的な攻め、輝きを取り戻しつつあります。
昨年金星を挙げた験のいい場所で、今年は後半戦の敢闘精神ランキングの主役的存在でアピールですね。
幕内残留もまず確実にしたので、残り1日を悔いなく取りきって再度治療に専念していただきたいところ。

3位:照ノ富士
三役経験者の先輩でもある妙義龍の勢いを止めて気迫あふれる圧力。
横綱との直接対決に敗れて消えかけた優勝の可能性も3敗で並んで明日の千秋楽です。
千秋楽の対戦相手に予定された豪栄道が休場のため急遽平幕の碧山と対戦が組まれました。
これをどう捉えるか?
勝てば決定戦と大関昇進の話題で盛り上がり、負ければ取りこぼしとしておじゃん…まさに天国か地獄の境界線と言っても過言ではないハズです。
まずは先場所同様に勝って結びの一番を待ち、兄弟子の日馬富士の奮闘に期待したいと思います。


十両では、
1位:石浦
2位:阿炎
3位:錦木
という結果になっています。
▼40歳レジェンド旭天鵬勝ち越し 幕内98場所目で存在感
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150523-00000066-dal-spo

優勝争いが盛り上がる中、このベテラン力士の活躍ぶりも忘れてはなりません。
今日の勝ち相撲で幕内最年長勝ち越しを更新する40歳8か月。
3年前に優勝を果たした思い出の場所で今年は更なる記録樹立。
どこまでも周囲を驚かせてくれますね。
千秋楽は優勝だけでなく、三賞選考も楽しみな要素。
できれば4敗力士で残っている6人よりも優先的に考慮して欲しいというのが個人的な本音です。
懐の深さと引きつけの強さをフックに、できれば技能賞候補で。
また、もう少しで幕内在位100場所の節目に到達。
その節目の場所は自信の誕生日を迎える秋場所。
人生最高の思い出を作るためにも、千秋楽と名古屋場所の土俵でも活躍を期待したいですね。


▼大関・豪栄道、左肩骨折で休場
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150523-00000056-sph-spo

骨折するまでの重傷とは存じていませんでした。
それも先場所の時点で負っていたなんて…。
横綱戦で見せたあの首投げは『名誉の負傷』とも言えます。
千秋楽は照ノ富士戦が予想できたことから、大一番を前に休場の選択は賛否両論かもしれません。
ただ、強行出場で悪化して力士生命を絶たれるよりはマシでしょう。
国産力士の優勝を望む相撲ファンとしては、安定感を取り戻して復活の土俵を1日も早く願いたいところです。
▼照ノ富士12勝Vなら大関昇進も 北の湖理事長示唆
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150523-00000138-nksports-fight

ここからは照ノ富士の大関昇進について。
一度消滅したかと思った話題が白鵬の黒星により再浮上。
優勝争いについてはもちろん期待したいですが、大関の話題になったら別ではないかと。

場所前に提示した課題は、白鵬戦の勝利を含めて13勝以上。
直接対決を落とした時点で来場所に持ち越すべきだと思いました。
キッカケは豪栄道の休場により、千秋楽の対戦相手に抜擢されるのが誰かという点です。
大関昇進を懸ける大一番なら、先場所の雪辱を果たすために魁聖、あるいは星1差で追っている勢か嘉風が妥当だと思っていました。
しかしながら抜擢されたのは碧山、しかも過去の対戦成績は【照ノ富士3―0碧山】です。
もはやボーナスステージかぃ?とツッコミを入れたいところ。
これまで終盤戦の取組編成ではナイスチョイスをしてきた委員会、今回の舞台準備に関しては物言いを申したいですね。

もちろん、照ノ富士には大関になって欲しい。
安定感や力強さも日に日に増していますし、恐らく横綱候補の一角になることも予想できます。
しかし、『今すぐ』大関に昇進させなければならないのかということなんです。
先場所13勝を挙げているので、千秋楽を終えての成績は24勝か25勝。
直近3場所で33勝以上の規定に沿うなら、来場所は最低限二桁の星をクリアすれば満場一致で文句なしの昇進でいいのでは?
照ノ富士の現状を考えれば、余程のことがない限り楽々クリアできるでしょう。

今場所も優勝争いが千秋楽までもつれる楽しい場所というのは紛れもない事実です。
しかし、優勝ラインがここまで下がることは誰も予想できなかったと思います。
【A】13〜14勝したけど優勝ではない 【B】優勝したけど12勝もしくは11勝
3年前に平幕優勝を果たした旭天鵬の12勝3敗を除けば、ここ数年の優勝力士の成績は最低でも13勝。
大関や横綱昇進を懸ける場所で、【A】と【B】のどちらを重視するかなんです。
取りこぼしの数や番付上位を占める人数にもよりますが、私でしたら【A】を優先的に考慮します。

今の3大関が昇進する前の直近3場所は、
稀勢の里:32勝(10勝→12勝→10勝)
琴奨菊:33勝(10勝→11勝→12勝)
豪栄道:32勝(12勝→8勝→12勝)
こんな感じです。
琴奨菊は基準通りですが、稀勢の里と豪栄道はやや甘い昇進でした(横綱撃破はしていますが)。
そんな甘い判断が災いしたか、3人とも優勝は愚か決定戦の経験すらない状況です。
これによって、取りこぼしが出たら『またいつも通りの展開』『期待するだけ無駄』という書き込みに繋がってしまうんです。
逆に日馬富士と鶴竜の2横綱は大関昇進の懸かる場所、13勝を挙げて白鵬との決定戦を経験して昇進し、後に横綱に上がったという共通点があります。
過去に昇進した先輩力士の足どりを辿れば、取りこぼしの少なさも大いに強調できる13勝がやはり欲しいですね…。
後に『あの時昇進させたのが間違いだったんじゃないのか』と厳しい声を浴びるよりは全然いいハズ。
【千秋楽】

●常幸龍(はたき込み)千代大龍○

●琴勇輝(突き落とし)豊響○

●千代丸(寄り切り)旭秀鵬○

●旭天鵬(寄り切り)遠藤○

○豪風(押し出し)貴ノ岩●

●阿夢露(押し出し)佐田の富士○

○臥牙丸(押し出し)嘉風●

●荒鷲(小手投げ)玉鷲○

○北太樹(寄り切り)富士東●

○佐田の海(押し出し)安美錦●

●豊ノ島(寄り切り)徳勝龍○

●誉富士(上手投げ)栃ノ心○

○宝富士(寄り切り)勢●

●魁聖(寄り切り)逸ノ城○

○栃煌山(押し出し)隠岐の海●

●高安(押し倒し)妙義龍○

〜これより三役〜

○照ノ富士(寄り切り)碧山●

○稀勢の里(寄り切り)琴奨菊●

●白鵬(寄り倒し)日馬富士○



優勝:照ノ富士(12勝3敗 初)

殊勲賞:該当者なし
敢闘賞:照ノ富士(3回目)
技能賞:該当者なし



前日同様、誰がこんな結末を予想したか…。
4敗メンバーがズルズルと脱落し、これでほぼ白鵬と照ノ富士に絞られて舞台が整いこれより三役。
照ノ富士が相性のいい碧山戦を制して稀勢の里と日馬富士が取組前に脱落。
そして結び、日馬富士が先場所の雪辱を果たす兄弟子の援護射撃で照ノ富士の初優勝が決定しました。
来場所は『大関・照ノ富士』のアナウンスを耳にすることがほぼ確実でしょう。
そして、伊勢ヶ濱部屋のチームワークに脱帽。
最後の最後まで大いに荒れた夏場所ですね。
前頭上位でも勝ち越しが数名出ているため、来場所の三役編成には頭を悩ませるかもしれませんね。
大関戦白星を挙げた宝富士と栃ノ心、さらには初金星を挙げて勝ち越しに繋げた佐田の海がかなり土俵を盛り上げていました。
『張出』の地位も検討して欲しいところですね。
これで白鵬の独走時代からは少し抜けた感が出たと思います。
今場所は星勘定が落ちすぎた部分がありますので、来場所は全勝から2敗までの範囲でひしめく15日間を期待したいですね。
3横綱4大関、さらにその上位軍団に真っ向から立ち向かう勇ましい関取たちの奮闘を祈念して締めの言葉とさせていただきます。
千秋万歳!
ぴかぴか(新しい)千秋楽の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:照ノ富士
先場所に続き、千秋楽の敢闘精神ランキングのトップにランクイン。
ただ今場所は優勝を決めてのランクイン、先場所とは違う喜びがあるでしょうね。
本割で先に土俵に上がって碧山の馬力を全く問題にせず力強い攻め。
平成生まれ初の優勝、そして来場所は平成生まれ初の大関です。
『今年中に大関』という目標がこんなにも早く達成するとは。
もう心の準備はできていることでしょう。
あとは伝達式を待つのみ?

2位:日馬富士
こちらも先場所同様、千秋楽に見事ランクイン。
相撲内容も立ち合い押し込まれてからスパッと中に入るところまでは全く同じ展開。
しかし今場所は見事に跳ね除けて弟弟子の援護射撃を見事に達成。
何だかんだで足腰の強さは稽古の賜物であることは間違いないハズ。
昨年は一度しか勝てなかった白鵬戦、これが復活のキッカケになることを願いたいですね。

3位:遠藤
年齢が一回り以上離れた大先輩を相手に堂々たる四つ相撲でした。
相手の懐が深くても、彼のまわしにこだわる姿が勝り積極的な攻め。
大負けを予想された今場所は、後半戦に巻き返し6勝9敗。
満身創痍の中で15日間勤め上げた気力に拍手、上出来と評価していいでしょう。
来場所の自信に繋がったことは間違いなさそうです。


十両では、
1位:阿炎
2位:里山
3位:鏡桜
という結果になっています。

ログインすると、残り7件のコメントが見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

大相撲ファン 更新情報

大相撲ファンのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング