元気の出る聖書の言葉コミュの時を握る神

しかし、主よ。私は、あなたに信頼しています。私は告白します。「あなたこそ私の神です。」私の時は、御手の中にあります。詩篇３１篇

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私たちは、人生の苦難の中で物事が自分の願うように動かず圧迫感と孤独感にさいなまれることがあります。また逆に好機と思える時、心の平静を失い、急いで失敗することもあります。

いずれの場合にも、神様が全てのことを働かせて最善をなさるのに「時」があるということを忘れてはなりません。自分の思いを実現することだけに心を用いている時、私たちは、神様の「時」を見誤まります。

ダビデは、サウル王の追跡を受けて恐れ、苦しみ、英雄としての尊厳もずたずたに引き裂かれるような経験をしました。また一方で、サウルを殺すことができる千載一遇とも言うべきチャンスに二度も巡り合います。

しかし、ダビデは苦難の時も絶望せず、チャンスの時も自らの手でサウルの命を取ることをしませんでした。全ての時は神様の御手の中にあり、神様が自分の生涯と存在を握って下さっていることを知っていたからです。

「あなたは私の神です。私の時は、あなたの御手の中にあります。」

このように告白しながら生きる時、私たちは困難の中にも絶望せず、チャンスの時にも高慢にならず落とし穴に陥らない、安全な道を歩くことができるでしょう。

私は私のために存在しているのではなく、主のために存在している。そのことを知るとき、主が全ての時を握って下さっていることに深い信頼を置くことができるでしょう。

全ての時は、主の御手の中にあります。

心からあなたのために祈っています。私のためにも祈って下さい。

岩本遠億