ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

元気の出る聖書の言葉コミュの名誉も存在も否定され

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
【名誉も存在も否定され】

主は仰せられた。「あなたは、自分で骨折らず、育てもせず、一夜で生え、一夜で滅びたこのとうごまを惜しんでいる。まして、わたしは、この大きな町ニネベを惜しまないでいられようか。そこには、右も左もわきまえない十二万以上の人間と、数多くの家畜とがいるではないか。」ヨナ書4章より

+++

暴虐に満ちた異教の地で、「神があなた方を滅ぼされる」と預言することはまさに命がけの働きでありました。さらに、預言者にとって、神からの宣託が実現するかしないかということは、預言者としての自分の存立に関わる重大な事柄です。

ですから、悪から離れ、神様の前に遜ったニネベの人々を神様が赦し、ニネベに下すとおっしゃっていた災いを思い止まられたということは、ヨナにとっては、自分の名誉も存在も全面的に否定されたに等しいことであったのです。

ヨナは非常に不機嫌になりますが、神様はヨナを優しく諭されます。「ここには、右も左もわきまえない十二万以上の人間と、数多くの家畜とがいるではないか」と。

人の罪を赦すということは、実は、決して罪と交わることのない神様ご自身にとっても、その名誉と存在が脅かされることでありました。人としてやってこられた神イエス・キリストが恥辱を受け、十字架に殺されたことは、神様が愛の故に人を赦すということの本質の現れだったのです。

神様はヨナの頑迷さを戒めておられますが、それだけではありません。神様はヨナの気持ちをご自分のこととして、良く分かっておられたのです。だから、ヨナが良く理解できるように、トウゴマの日陰を作ったり、それをすぐに枯らせたりし、また心に深く染みとおるようにお語りになったのではないでしょうか。

預言者は神様のお心を知ることを許された者です。預言者の恥辱と苦しみは、神様の恥辱であり苦しみであるのです。

しかし、そのことをとおして、神様はご自分の愛をこの世に現そうとしておられるのです。右も左もわきまえない者たちを救い、導こうとしてくださっているのです。

岩本遠億

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

元気の出る聖書の言葉 更新情報

元気の出る聖書の言葉のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。