元気の出る聖書の言葉コミュの先ず、包み込んでくださる神

【先ず、包み込んでくださる神】

城壁が再建され、私がとびらを取りつけたとき、門衛と、歌うたいと、レビ人が任命された。私は、兄弟ハナニと、この城のつかさハナヌヤとに、エルサレムを治めるように命じた。これは、ハナヌヤが誠実な人であり、多くの人にまさって神を恐れていたからである。ネヘミヤ記7:1‐2

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エルサレムの城壁が再建され、城門が取り付けられた時、門衛、歌うたい、レビ人が任命されたと記されています。これは、城門が取り付けられるまでは、主への賛美が歌われず、礼拝の奉仕者も律法の教師も不在であったことを意味します。

城壁と城門がないところ、いつも敵の侵入があり、礼拝を捧げることも、神様の言葉に耳を傾けることもできなかったのです。ネヘミヤがこれらの再建に命がけで取り組んだ理由がここにあります。

私たちの内的生活が守られ、この存在の中で礼拝と賛美が捧げられ、聖書の言葉に耳を傾けることができるためには、先ず、私たちの心の周りに確固とした城壁が築かれ、堅固な城門が取り付けられる必要があります。

この城壁、城門とは一体何でしょうか。それは、私たちのために命を捨てられ、蘇られたイエス様の十字架の血潮です。出エジプトの時、小羊の血を塗った門の中には滅びが入り込むことができなかったと言います。永遠の神の小羊イエス様の十字架の血は、悪魔の侵入を防ぐ、堅固な、決して崩されることのない城壁なのです。

思い違いをしないようにしましょう。私たちが礼拝を捧げ、聖書を読むからイエス様が私たちの城壁、城門となって下さるのではありません。

私たちが礼拝を捧げるようになる前、聖書の言葉に耳を傾けるようになる前に、先ずイエス様が十字架に血を流して私たちを取り囲む永遠の城壁、永遠の城門となって下さったのです。ここに私たちの救いの基盤があります。

礼拝を捧げること、聖書の言葉に耳を傾けることに困難を感じる時、私たちを取り囲む城壁となり、悪魔の侵入を防ぐ城門となってくださったイエス様がいることを心に覚えよう。この罪深い者、神様に敵対するような者を、先ず取り囲み、包み込んで下さった方がいるのです。

岩本遠億