元気の出る聖書の言葉コミュのイザヤ書６２章

シオンのために、わたしは黙っていない。エルサレムのために、黙りこまない。その義が朝日のように光を放ち、その救いが、たいまつのように燃えるまでは。そのとき、国々はあなたの義を見、すべての王があなたの栄光を見る。あなたは、主の口が名づける新しい名で呼ばれよう。イザヤ書62:1-2

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人生の苦難、痛み、悲しみの中にある時、私たちは、神様に見捨てられたような思いに覆われることがあります。「何故神様は私をこのようなところに置いたままなのか。」

しかし、主は黙っていないと仰るのです。自らの罪によって国を滅ぼされ、恥辱と辛酸の限りを嘗めたエルサレムのために黙っていないと。その再建のため、その義が朝日の輝きのようになるまで、エルサレムを擁護し、これに語りかけ続けると。

イエス様は、十字架に釘づけられる時、ずっと「父よ、彼らをお赦しください。彼らは自分が何をしているのか分からないでいるのです」と祈り続けられたと聖書は伝えます。イエス様は、私たちの義がたいまつのように燃えるために、黙らなかったのです。

人生の痛みに苦しむ時、このイエス様の十字架の叫びに耳を傾けましょう。決して黙ることのないイエス様の声が聞こえてくるでしょう。この方の声に私たちの心を密着させましょう。十字架の血、イエス様の命が私たちに注がれ、私たちは、存在の根底から造りかえられるでしょう。

主の口が名づける新しい名で私たちは呼ばれるようになる。新しい実存が与えられるのです。どんな苦しみの中にあっても、決して揺らぐことのない十字架に接木されたイエス様の枝という実存が与えられるのです。

今日は、イエス様が捕らえられた日、明日は、受難日です。

心からあなたのために祈っています。私のためにも祈ってください。

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祈り４／１

天のお父様。尊い御名を心から誉め讃えます。今日もあなたの絶大な恵みと慈しみの中に引き寄せ、御前に祈りを与えて下さったことを感謝いたします。

主よ。あなたの十字架の祈り、十字架の雄叫びに耳を傾けます。主よ。どうぞ開いてください。この耳をもっと聞こえるようにして下さい。あなたの十字架に繋がる枝として、この罪深い者にあなたの命を注いで下さい。

あなたの御傷、十字架の御血にこの心を密着させていくことができるよう、主よ、どうぞ助けて下さい。

今日は、あなたが捕らえられた日、明日は受難日、あなたの受難を覚えつつ、また赦され、新たにされた喜びと賛美をもって、この日を過ごすことができるよう、導いて下さい。

痛み苦しみの中にあるお一人お一人に、あなたの十字架の声、あなたの祈りの叫びを聞かせて下さい。

感謝して、尊いイエス様の御名によって祈ります。アーメン。

岩本遠億