元気の出る聖書の言葉コミュの詩篇３４篇

私はあらゆる時に主をほめたたえる。私の口には、いつも、主への賛美がある。私のたましいは主を誇る。貧しい者はそれを聞いて喜ぶ。・・・主は心の打ち砕かれた者の近くにおられ、たましいの砕かれた者を救われる。詩篇３４篇

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「心が折れる」という言葉があります。戦いの中、恐れて戦意を喪失し、プライドも自信も尊厳も失った状態です。

イスラエルの英雄ダビデは、サウル王に命を狙われ、王の前から逃亡します。祭司アヒメレクには嘘をつき、敵国ペリシテの王アキシュの前では狂人を装って命拾いする有様です。

また、この嘘が、サウルによるアヒメレク一族の虐殺を引き起こす原因ともなります。

彼の心は折れ、英雄はおろか、人としての尊厳も失い、惨めさと自嘲の淵に落ち込んだのがダビデだったのです。

しかし、惨めさのどん底で彼は歌いました。「私はあらゆる時に主をほめたたえる。主は心の打ち砕かれた者の近くにおられ、たましいの砕かれた者を救われる」と。

心の折れてしまった惨めな者のすぐそばに主はおられる。だから、あらゆる時に主をほめたたえることができる。惨めな心のまま、主を賛美することが許される。これがイスラエルの英雄、後のイスラエル王となる者の告白なのです。

惨めさの中から捧げる私たちの賛美を聞いて下さる主がおられます。この方が、私たちにご自身の栄光と尊厳を注がれるのです。

心からあなたのために祈っています。私のためにも祈って下さい。

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祈り５／９

天のお父様。尊い御名を心から誉め讃えます。今日もあなたの絶大な恵みと慈しみ、深い深い憐れみの中に置いて、御前に引き出して下さいました。

主よ、あなたは惨めさのどん底にある私たちの口から出る賛美を聞かれる方。だから、私たちはあなたに賛美を捧げることができます。ありのままの姿のまま、賛美を捧げることを許して下さるから、私たちはいつもあなたの御前に出ることができます。あなたがこのままの私たちを御前に引き出して下さるからです。

そして、心折れて惨めな私たちにあなたの栄光と尊厳を注いで下さる。私たちを生かすのは一方的なあなたの恵みです。

主よ、今日も自分の状態がどんなであっても、あなたに賛美を捧げることができるよう、助けて下さい。いつも、どんな時も、あなたを覚えていることができますように。

どうぞ弱っている方々、心が折れて自分の力では立ちあがることができないお一人お一人に語りかけて下さい。「わたしがあなたのそばにいる。わたしがあなたを助け、救う」と。あなたの栄光と尊厳をお一人お一人に満ちたして下さいますよう、心からお願いいたします。

感謝して、尊いイエス様の御名によって祈ります。アーメン。

岩本遠億