グリーンランド・カヤックコミュのスエーデン・カヤックの旅その１

（註）オーロラの日記をカヤッカー向きに編集し直しました
北欧カヤックの旅を考えているカヤッカーの参考になれば幸甚です
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スエーデンで二番目に大きな湖にカヤックで漕ぎ出してみる
（左端の画像）

湖畔には家族連れが日光浴などしているがカヤッカーや釣り人の姿は無い
漕ぎ出す際に子供連れのお母さんが
「ここら辺は南からの局部流が有るから気を付けて」と言葉を掛けてくれる
きっとこのお母さんは湖の近くに住んで居るのだろう　
だから水の怖さを知っている

どちらかと言うと内陸性のドイツ辺りの観光客は水の怖さを知らないから
避暑に来た北欧の海や湖で毎年何十人と溺死する

切り立った崖に抱かれる様にして　小さなサマーハウスが・・・
老夫婦でも住んで居るのだろうか　
手作りのベンチと　もしもの時の浮き輪が　見るからに微笑ましい
（中央の画像）

スエーデンも北の方に行くと人の住んでいない自然があるのだが　
この辺りでそれを期待するのには無理がある

水鳥が居る　この辺りは狩猟が許されて居るのだろうか
距離を保って　この辺りの鳥は人を近づけない

そんな中で　逃げない２羽の水鳥
良く見ると親鳥に抱かれるように幼鳥数羽
自分たちの命を賭けて子供を守って居るのが見て取れる
「守るものが有るんだね」と声を掛けて
そっと　その場を離れる

そうこうする内　夕暮れも近くなって来たので　
切り立った崖に接岸し　崖の上にテントをはる
（右端の画像）

確かに雨模様の優れない天気だし　
切り立った崖に囲まれた湖は崖からの吹き降ろしが酷いが
何とか成るだろうと言う軽い気持ちで寝袋に潜りこむ

これから思いもよらぬ災難が　
待ち受けて居る事も知らずに・・・・　（続く）