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神話ベースの自作物語集コミュのユグドラシル あとがき的なもの(執筆当時のもの)

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あとがき的なもの

一応、付け焼刃の知識のもと、

「 北 欧 神 話 」

のラグナロックを現代に当てはめたお話を書いてみました。

最初はただの、神への冒涜の話だったのに。


北欧神話は幼い頃から好きだったゲーム
「ファイナルファンタジー」の世界にも多少影響が出ていて、
「これだ!」とか思って当てはめてみただけで。

実際、結構このお話のキャラと神話上の人物が当てはまって、
いい感じに重ねられたような、中途半端なような。

それと、当てはめた人物の家族関係と、
神話上の人物の家族関係はまるで無いです。
そこんとこ勘違いしないようお願いします。
そこまであわせるのは無理でした(テヘッ)


あと微妙に、ウィザード・オブ・コースト社のカードゲーム
「マジック・ザ・ギャザリング」に影響されている部分も
あります。

神器=アーティファクト とか。

瑞希の弟隆明の神器はまさに「機械の行進」
セリナの神器は白いダークスティールの巨像、
ってのが想像するイメージにぴったり合いますね。

刻印とか、ねw



高橋しん様著「最終兵器彼女」

この作品で、人間の行い。人間の罪深さ。
そして人間の愛を深く教え込まれた感じです。

この本を読むたび、なにを対象にか解らないけど、
拳を叩き付けたい衝動に駆られます。

主人公である「彼女」をいいように戦争の道具として
使いまわし、「彼」との絆さえ危うくしてしまう。
地球が危ない、と分かっていてさえ、
争うことをやめられない莫迦な人間達。

本当にこの作品が衝撃的で、読んで数週間、
鬱になりかけました(ぉ


それでも、地球は優しくて、包み込んでくれるような
存在であると信じたかった僕は、ユグドラシルに、
この作品と相対するような結果を与えました。

最初は「神々の黄昏」で終了だったような(ぁ



那須きのこ様の原作から来る作品
「空の境界」(上、下巻両方何度も読んでいます。)
「月姫」(真月譚のDVDを見せていただきました。)

最も色濃く影響を受けたのは、那須きのこ様の原作から来る
作品でした。小さい頃から考えることが理屈じみていた僕には、
那須きのこ様の文章はまさに稲妻か、
と思われるほど刺激的でした。
那須きのこ様の作品に出会わなければ、
ここまで物事を考えることはなかったと思います。

パクリが多いような気もしますが、
コレが僕が綴り出した唯一のオリジナリティです。
あんまりパクリパクリ言わないでください(汗)


人を殺さない殺人鬼。彼女を変えたのは、
特別を持たないことで特別を得た、『平凡』な少年だった。
(空の境界)


死を見ることのできる少年。
吸血鬼と呼ばれる存在と出会い、様々な出来事に遭遇する。
(月姫)


おもに、空の境界について。
設定が斬新。描写が圧巻。さらに読みやすい!
圧倒的でした。ここまで素晴らしい文章を僕は未だかつて
読んだことがありませんでした。

登場キャラ全部大好きです。主人公から敵役まで全部。
ええそりゃあもう。
感服しました。殺人考察(下)のクライマックスでは、涙が止まりませんでした。ものすごい感動しました。

死について、大きく、直接的に、圧倒的な深さで触れられています。
直視の魔眼という、得意な能力を持つ人物が主人公なためでしょうか。
漠然と持っていた生と死について、深く考えさせられた作品です。

いろいろ文章上でも影響が濃いのが分かっていただけるかと。

そんなこんなで色々考えたんですが、「死んでも一緒だよ。」
なんて三流的な映画の別れのシーンで聞けそうな、
そんな平凡であったかい言葉をこのお話で使ってみました。





終わってみて一言。
超微妙!!! 駄文じゃねえコレ?
とか思いながら何とか締めてみたものの。

ダメだこりゃ…


取り敢えずは自分の感想を。

キャラは一応全部好きですね。
兆は友達の名前を貰ったものだし、
蒼衣も友達より提供していただいたもので。
竟って漢字を見つけてくれたのも友達です。
終わりだかなんだかって意味。
否定だけの彼にぴったりだなぁと。
音は自分のHNから。…バレバレじゃん…


特に女の子達が大好きだ!!!
…親馬鹿ですみません。容姿とかのイメージを上げて、
キャラ紹介してみたり。
紹介しなきゃ分からない文、って時点でもう駄文確定ですね、
ハイ。



蒼衣→那須きのこ様著「空の境界」の黒桐鮮花(爆)
外見は鮮花をもっと丸く可愛くした感じです。性格も。
コロコロ感情が変わる、可愛らしい娘です。それでいて、
豊富な母性本能を持ってます。世界の母として見守る存在。
少女な母親って感じです。まるで分からん(笑)

北欧神話に当てはめるとまさに世界樹ユグドラシル。
彼女が世界で世界が彼女。
最初は世界樹って地球だけのことかと思ってたのに、
宇宙全てが世界樹に支えられて存在している、
というような資料を見つけて焦りました。
蒼衣が居るのは地球、ということと、
竟の否定を宇宙単位に膨らますことで対応したけど、
なんか規模が馬鹿げたちぐはぐな話になってしまった
気がしてなりません(泣)



兆→KEY様の作品「CLANNAD」の主人公、智也君を
さらに不良にした感じ(笑)

少し髪の毛おったて気味。目つきは鋭く。
なんだかんだいい奴なんですけどね。
思いつめると深いところまで行っちまう、
不安定な時期の男子高校生です。ちなみに童貞(ぁ

北欧神話でいうところのオーディン。
槍でなく刀、馬でなく靴。どういうこっちゃねん。



瑞希→TYPE−MOON様の作品「月姫」に登場した、
主人公の先生的存在、蒼崎青子(ぉ

ほんと、青子様の生き写し(パクリとか言わないで)です。
彼女の髪の毛をまんま黒に染めて黒のカラーコンタクト
(あるのか?)
を装着させてみてください。それは瑞希です(ゎ
お姉さん的な性格です。誰よりもクールで居たいのに、
誰よりも熱い彼女。能力とかかなりお気に入りです。

ちなみに北欧神話で言うトール。
彼女の辞書がトールで言う雷槌ミョルニルになるのかな。
本当はヨルムンガンドと相打ちだったはずが、
兆君の絶望の種となってしまいました。南無。


荒神陽子 月子→ 無理があると思うけど!
あずまきよひこ様作「あずまんが大王」の、ともと、大阪こと
春日歩の髪型をそのままに顔を足して2でわったのがこの子達。
姉がともで妹が大阪。なんですかコレ。
作者はこの二人が大好きです(ぁ
陽子はともがもっと女の子しちゃった感じ。
生意気だけど元気で可愛い中学生です。

月子は作者が大好きなおどおどした純情な娘です。
大阪こと春日歩から天然な部分を引っこ抜いて
おどおどさせた感じ。

北欧神話にて、月と太陽を引っ張る神様の役でしょう。
また、日本の神話っていうのかな?
イザナギノミコトが死んだ妻に会いに黄泉国まで行って、
腐敗した妻をみた彼は、恐怖から逃げ出してしまいます。
黄泉国の穢れを落とすために両目と鼻を洗ったところ、
右目からツクヨミ、左からアマテラス、
鼻からスサノオという神様が生まれました。
陽子がアマテラスのちから、月子がツクヨミのちからを
得たようです。スサノオは知りません(ぇ
また能力もぶっちゃけ完全オリジナルなはずです(ゎ


茜→TYPE−MOON様の作品「月姫」に登場した
主人公のクラスメート、弓塚さつきの、
おさげって言うんですかね?
あれをちょん切ってショートカットにして巨乳にしましょう。
茜の出来上がりです(ぉゎ

いや、この物語の影の主役ですよ彼女は…
なんたって出番が多すぎです。ミスった。
茜が可愛すぎました。親馬鹿でごめんなさい(泣)

性格もさっちんをもっと内面的にした感じ。コレだけ。
コレ書いてて気付きますね。やっぱりパクリが多いことに(泣)
神話に当てはめる神が居なかったような…何かしら…
フレイ?(適当)

熱を操る血印を開花させた天才です。
主に熱を筋肉に伝えてオーバーヒートさせ、瞬間的に莫大な
力を発揮する能力です。
最大握力はりんごを握りつぶせるくらいなものです。
…ありえねぇ。
その気になれば自動車だって蹴り飛ばせます。
そういう方向でも、
さっちん(渡辺製作所様の格闘ゲーム、メルティブラッド参照)
に似ていると思います。
余談ですが、さっちんとしまじろうが同じ声だと気付いてびっくり。


セリナ→TYPE−MOON様の作品「Fate/Stay Night」のイリヤスフォール辺りです。
彼女を金髪にしてより子供っぽく。
それでもしっかりやることはやる。立派な子です。

どうしようもなく好きです。ヤヴァイです。お兄ちゃん、
がたまらねぇんです(ぁ
生まれつき、天使の素質を持った、神にかなり近い存在です。
ゆえに、人の心の声や感情や、その人の思い描いている情景を
見て取れてしまう。
過酷な天使という天命を懸命にこなすいたいけな子なのです。

神話で言うチュール。
フェンリルに腕を食いちぎられる勇気ある神様の生まれ変わりです。
ガルムという冥府の犬と戦って相打ちになったチュールの影響なのか、犬がかなり嫌いですw


セロカース→渡辺製作所様の作品の格闘ゲーム、
メルティブラッドの黒幕。ワラキアの夜という死徒。
彼を真っ黒に塗ったくってくださいな。
そのうえ服装をすこしまともにして、言動もまともにして!
ここからが大事。
彼と、さらに那須きのこ様著「空の境界」の魔術師、
コルネリウス=アルバ君をミキサーで混ぜて飲み干して、
消化して出てきた物が彼です。(汚ねぇ

キザで語りたがりでセンチメンタリスト。さらにナルシスト。
しゃれにならないお馬鹿さんです。
兆君は嫌いだそうだけど僕は結構好きだぞ!うん!
神話で言うところのヘイムダル。
ラグナロクの訪れを知らせるギャラルホルンを吹く役です。
トリックスター、ロキ(竟)と戦い、
相打ちで死亡するはずの神様。
セロはギャラルホルンの代わりにヴァイオリンの名手です。
人間の感情というものを詰め込んで具現化したような
ヴァイオリンの響きにさらに感情を載せた弓捌きで
素晴らしい旋律を奏でます。ウザイだけじゃないんです。
ウザいけど。


啓護→週間少年ジャンプにて連載中の久保帯人先生の作品
「BLEACH」に登場する浅野 啓吾の髪を茶髪にして、
もっと不良にしてみましょう。名前が似てる!

さしたる活躍は出来ていなかったけど、兆君とは本当に無二の親友で、
常に女性を求めている感じ。
あんま浅野 啓吾と変わらないって?ふふ、甘いな。

神話でかなり大事な位置にある、魔法の紐グレイプニル。
フェンリルを抑えるために作られた頑丈な紐で、
女の人の髭や猫の足音を取って作られたらしいです。
女の人に髭が生えなかったり、滅多に猫が足音を立てないのは
この紐に使われたためなんですね。
彼はこの紐の持ち主という役割です。
神話上で当てはまる人はいないというか不明っぽいですが(笑)

ユグドラシルでは竟を抑えるために使われています。
ロキを抑えるためにグレイプニル…
めちゃくちゃだけどロキもラグナロックまで紐で繋がれていた
ようですし、あながち間違いじゃないのかなぁ、
とか思ってます。(イヤ間違いだけどね)


赤井さん→那須きのこ様著「空の境界」に登場する、
食べる、という根源の持ち主、白純 里緒君です。
作者が彼を好きなので。

欲望に負けて他人を食い物にする、という点で、
赤井と白純は似たもの同士です。
兆という存在のおかげで、どういうことか欲望という根源を
押さえ込めた(まず無理な話)赤井は、
茜に愛という契りを交わすに至ったという、
なんともぶっ飛んだお話で。

神話で言うスルト。魔剣レーヴァテインを携え、
ラグナロックのときに最後まで生き残ったが、
結局魔剣によって世界を焦がし、終焉をもたらした人物です。
彼の発火能力にぴったりな感じ。


竟→兆とそっくりの少年です。兆の目が鋭くなって、
だるさ3割り増しくらいになったのが彼。

虚無の神として生まれた、否定を司る神様。
反物質生成というありえねえ力を持って兆たちに立ちはだかるも、
無意識下の「生きたい」衝動を否定したため死亡。
北欧神話ではロキ。死ぬ寸前に、北欧神話でいう
蛇=ヨルムンガンド、
死霊=ヘル、
狼=フェンリル
という化け物に、自身の否定の力を託していきます。
純粋な神としてこれらの怪物を世に降臨させた、
類稀なる力の持ち主でもあります。
ある種、TYPE−MOON様の作品「月姫」の吸血鬼神祖の力
「空想具現化」を超えるような力を見せてくれました。
空想具現化は自然にしか影響できないようですから、
まさに神の御業といったところでしょうか。
作者自身彼の感情に入りすぎてしまい、
最初は彼だけが生き残る血生臭い物語になるところでした。
彼の言っていることはいちいち正論なはずですから。
事実、終末を望む作者の妄想が具現化したもの。
なんちゃって(笑)



隆明→那須きのこ様著「空の境界」の幹也、
TYPE−MOON様の作品「月姫」の志貴、
彼らの眼鏡を取って、顔を足して2で割って
(あんま変わんないって?)
女の子風味にデコレートしてショートケーキの上のサンタの
代わりに乗っかっててもなんの不思議もないくらいに
可愛くしてあげてください。
それが隆明です(わかりづらい。

とんでもねー少年時代を送った彼。
女装させられーのあんなのこんなので全く!
なんてかわいそうなんだ!!!
本作初の男性肛門開通式経験者です(ぅぁ

姉ちゃんに八つ当たりするために、
ウイルス型の神器を自らの手で感染させました。
その神器の力は桁外れ。
リナの神器巨兵の腕をへし折る威力を発揮します。
しかし、彼を思うセリナの純粋な思いの前に断罪され、
CDに機械化した人格ごと刻印されてしまいます。
神話でいうニーズへッグ。
この怪物はユグドラシルの根っこを齧っていたのですが、
隆明はなにをトチ狂ったのか姉の脛を齧りたがってしまいました(笑)


ワードオブペイン→那須きのこ様著「空の境界」の
荒耶 宗蓮がイメージ。
言動がかなりパクリになってしまった感があります。
外見は荒耶の顔をより人間らしくして、ごつごつ感を取ってください。
その辺に居そうな長身で細身の兄ちゃんです。

こいつ、本名が分かりません。考えてないってのもありますが。(ぁ
不明なんです。その禍々しい血印で身の回りの汚い存在を
ことごとく消し去った結果、彼の名前を知るものはおらず、
また彼自身、自分の名前を忘れてしまいました。

神話でいうところのヘル。刻印された力とは別の、
純粋な神として竟に呼び出されたヘルとは似て非なる存在。
いわばレプリカですね。
自由の女神は女神を象ったものだが神ではない。そんな感じで。


あと誰か居たっけか?
まあ、作者が忘れるようなキャラを紹介しろって人は居ないでしょ。
そろそろ本編。僕がこのお話について考えたこと。



そもそもユグドラシルを語るには、
僕の今の中身を語らねばなりますまい。

小さい頃から他人の真似ばっかりで、
オリジナリティがほとんど無かった僕。
他人の言うまま習い事を始めたり、
他人に誘われるまま遊んだり。

自分すら他人のようで。


この文章のなかで兆が語った人の腐っていく過程。

人間の肉体が死んでも、精神が死ぬわけではない。
また、精神が死んでも、肉体は生き続ける。
傷ついた精神も肉体も痛みに歪む。

肉体は回復を始めるが、精神は耐え切れずに、
もう一つの精神を作る。前の自己よりも強度を上げ、
自己の認識という大事な要素を少しだけ減らした第二の自己。
前の自分より起きる出来事に無関心になる。
生きている、現実だという実感があまり沸かなくなる。


この作業を何度も行ったせいでしょうか。
僕は気分屋などという枠に当てはまらない、
多重人格染みた精神を持つに至ったようです。
その中の全ての人格が、ユグドラシルに登場する人物なんです。

人はきっと、内包し蓄えてきたモノ以外のモノやコトを、
カタチには出来ないんです。
だから、本気で形にしたいと思ったときに出来るのは、
その人の人生自体なんだと思います。


これが俺の人生です。
そして、羨望を抱く人格を象った登場人物たち。



蒼衣。全てを愛したいと思った僕。

兆。夢を追いかけて、叶える幸せを掴みたかった僕。

瑞希。痛さを知って、他人に道を諭せる人物になりたかった僕。

陽子。元気で無知で、無垢な。ずっと子供でいたいと思っていた僕。

月子。人並みに恋愛に苦しみたかった僕。

茜。大事な人に支えてほしかった僕。

セリナ。幼く可愛い存在であったらどんなに楽だろうと羨望した僕。

セロ。自分を解放し、自然に振舞いたかった僕。

啓護。いい感じの青年を気取りたかった僕。

赤井。欲望を解放したかった僕。

隆明。悲劇という引き金があったらどんなに楽になれただろうと思った僕。

苦痛の言葉。発した言葉は棘。それに気付いた僕。



竟。恭。きっと、ぼくじしん。




僕は消滅を望んでいます。コレを打っている今。
すぐにでも、消えてしまいたいと思う。

自殺すればいいんだ。それを言うのは簡単なことです。
俺にはそれがどうしても出来ない。
それを分かってしまったから。だからより苦しいわけで。



仮に、自分は今最高だ、最高に幸せだ。という人が、
僕の目の前で鼻歌でも歌ったとします。

僕はきっと・・・・・


仮に、僕が死にたいと相談して、殺してくれるという人が居たとします。

僕はきっと・・・・・


仮に、自殺など簡単だ。今晩にでも死んでやる、
と、僕の前で公言した人が居るとします。
僕はきっと、今晩を待たずして・・・・・・

・・・・・には、同じ言葉が入ります。


馬鹿はいい。何も考えず生きていけるから。
莫迦はそうは行かない。考えて、考えて。
気付いたときには腐っているんです。それが僕。


実際、今僕がしたいのは凶行かもしれません。
傷つく痛みから自己を拡散させて守る手段を覚えた日。
いつだか忘れたけど、そのときから、
人間でなくなることを怖いと思ったことなどありません。


今、僕の家に隕石が降って来て、あっというまに僕が死ぬとします。

ああ、そうか。それだけ。
でも、きっとその時になったら、全力で生を貪るのでしょう。
僕も人間ですから。


そう。僕は消え去りたいと思う、その強さと同等か、
それ以上に生きたい、と願っているようなのです。


確かに目を覆いたくなるような事もあるし、何も起きない、
何も始まらないという絶望もあるし、
人間の作り出した社会には影が多すぎる。

それでも。人類は死にたくは無い。
目標をもち、常に邁進している人間も、
無意識にだらだらと生きている人間も、
明日死んでもいい、と思っている人間でも、
必ずと言っていいほど無意識に生きたがっている。

俗に言う『幸せ』な人間ならもちろん、
不幸や絶望にさいなまれ、自己を虚無と信じて疑わない人たちほど、
幸せに生きたい、という思いの力は、
いくら無意識でも強いものである。
生まれて来たからには生きていたい。幸せになりたい。



こういうこと。
僕の生きていたいと思う心が、ユグドラシルで炸裂しているのです。

決してハッピーエンドなど無い。奇跡など起こせるはずも無い。
そういうコンセプトで書こうと思ったお話が、
こんな形で終わるなんて。
僕も予想していなかったんです。

毎日毎日、衝動に駆られてはソフトを立ち上げ、
視力を落とすような真似をして形にしたかった、
僕のハッピーエンドの物語。


この文章を肯定してくれたら嬉しいです。
それは、僕の心が認められたということのような気がするから。

否定されて当然です。
僕のこころなど、それこそ風の前の塵に同じ。



相反する矛盾を抱えた僕。
真似が好きで真似で育った僕は、
那須きのこ様著「空の境界」の主人公。

両義 式。彼女になった気でいるのかも知れない。

全てを肯定するなら、傷などつかない。

全てを否定するなら、傷つくしかない。

少年時代は前者。つまり式。

今は後者。つまり識。

彼女になった振りをして、同じことを考えている気になって、同じことをしたがる。


まさに莫迦の所業です。どうしようも無い。
そう考えると笑えます。

自覚して、悩んで、また思い知らされる。
そうして僕は生きてきた。

何も残していないのだ。
俺は何も残すことが出来ないのだ。
という無常感が、いつも僕の中にあったと思います。

でも、ユグドラシルという形で、
残すことが出来たのだと思います。

この文章は、僕にとって遺書のようなものであり、
生きてきた全てだと思っています。

すべて出せたわけじゃないし、
納得いかないところもあるし、
駄文と思う気持ちは消えません。

でも、それが僕だから。



長々と暗い話をしてしまいましたが。
まあ、俺はまだ立派に人間として悩めて、
生きていれて、感じていられているのだと、
実感させてくれる。

僕自身に励ましになる文章のようだった気もします。


この文は、読み返して、なんだこりゃ!とか思ったり、甘い!

とか感じたり。そんな懐かしく思える宝物にしていきたいと思っています。



物語はおしまいです。

あなたは、生きていますか?

信じられるものがありますか?

生きたいと思いますか?

あるのなら、ゆっくり歩いていけばいい。

ないのなら、気ままに、時に必死に捜せばいい。

この文を読んでくれた皆様に、大いなる幸運があらんことを。




―ご精読ありがとうございました。

2005年1月31日 藤守 恭より

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