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英語教育コミュの八幡市教委「ニンテンドーDSで英語力アップ」

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教育現場ではCAI(Computer Aided Instruction)という考えかがあります。ゲーム機本体が高価で費用がかかりますが、英語力アップの効果が認められたので、もっと取り入れてみても良いのではないかと思いますがいかがでしょうか?

<英単語学習>ゲーム機で語彙力4割アップ 京都・八幡

 京都府八幡市教委職員が提案した人気携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」用の英単語学習ソフトを中学3年の授業で使ったところ、わずか5カ月で語彙(ごい)が平均4割アップしたことが、同市教委などの実証実験で分かった。実験に協力した池田真・上智大准教授(英文学科)は「全国の中学生の3割程度しかいない英検3級に匹敵する学力が付いた計算で、めざましい効果があった」と分析。これを受けて市教委は21日から、市立4中学校2年生の授業にゲーム機を本格導入した。
 市教委によると、このソフトは職員が3年前に東京のメーカー「IEインスティテュート」に開発を提案した「中学英単語ターゲット1800DS」。効果を調べるため、昨年9月から市立男山東中学3年の49人をグループに分け、授業冒頭の約10分間、ゲーム機での英単語学習を取り入れた。
 その結果、生徒の語彙数は、1〜2組(計24人)の1人当たり平均語彙数が1025から1386(35.2%増)に、3〜4組(計25人)が1013から1436(41.8%増)に増加。語彙数1300以上とされる英検3級のレベルに達した。また、生徒の感想を聞いたアンケートでは、回答者(42人)のうち9割以上が「楽しかった」「効果があった」と答え、7割以上が「正しい発音が身につく」と答えた。
 このため市教委は、国の支援を受けてゲーム機600台を購入。今年度、全中学2年生の英単語学習に導入することにした。市教委は「学力向上サミット」(陰山英男・立命館大教授主宰)にも参画しており、「短時間で効率的な学習」をアピールする。
 初日の21日、市立男山東中では123人の生徒がゲーム機に向かい、10分の持ち時間で発音を聞いて画面にスペルを書き込む学習を、一心に繰り返した。

コメント(69)

gloly joy さん、

高校生でも同じではないでしょうか?
高校生は、”お遊び”から抜け出す分、かえって、DSより普通の勉強のほうがよいと思いますが。。。。
まあ、高校生といっても幅は広いですけど。

papatanakaさん、どこまでを1語と数えるかはもっと複雑な問題なんです。die は1語でも、pass away は2語なのか、1語なのか、とか、happy, happiness, happily, unhappy, unhappniness, unhappily は何語とかぞえるのか。。。。。。
happy ,happiness, happily, unhappy, unhappiness,unhappilyのようなものをあわせてワードファミリーといいます。
ワードファミリー換算で、1000語、というと、これらを1語1語と考えて計算するよりはるかに多くなりますが、ふつう、語彙サイズの測定にはワードファミリー換算は使いません。
pass away, kick the bucket を1語とするか、2語または3語とするかも問題です。これは、学者によって意見がわかれています。
ただ、write wrote written はふつう1語の換算です。
つまり、語彙サイズというのは、基本的に理解語彙の数であることが多いため、(発表語彙の計算はまた別のテストをつかいます)、write wrote, written は、ひとつわかっていれば、理解はできるもの、とするのが普通の語彙サイズテストです。
それでも、教育的には問題は残りますが、語彙サイズテストというのは、必ずなにかもとになるリストがあります。
ともさんがいう、JACET8000はその1例です。普通そのリストには、原形しかのっていません。

教科書の語彙数の数え方も、write, wrote written は、1語です。つまり、write を教えれば、自然に不規則変化は付随して教えるはずだ、というassumption にもとづいています。

meaning-based であるならば、なぜ「意味がよくわかるようになった」と答えた生徒は30%にしかならないのでしょうか?
順序としては、「意味がよくわかるようになった」、「単語がよめるようになった」「つづりがかけるようになった」の順に多くならなければ、その語彙活動のやり方はよくないのです。
語彙の習得段階は、
第1段階 imitation 意味がわかっていないオウムがえし。
第2段階 commprehension その語をみれば、意味はわかる。
第3段階 reproduction 意味は理解できるし、なんとなくは
            よめたりかけたりする。
            ecology を「エソロジー」と
            よんだり ecorogy と書いたり
            するが、モデルがあると、
            意味理解を伴って再生できる。
第4段階 production 自分で正確に発話でき、
            ツヅリが書ける
(Melka, 1997)

で、第2段階以降は、必ず意味理解をともなう段階であり、
意味理解がないのに、スペリングや発音ができてもそれは、第1段階になります。で、普通は、スペリングよりは、発音習得のほうが先であることが多いので、まず、「意味がわかるようになった」、次に「発音ができるようになった」「ツヅリをおbぺられた」というアンケート結果がでる活動がよい活動といえます。


語い数の数え方についてはよく分かりました。

>meaning-based であるならば、なぜ「意味がよくわかるようになった」と答えた生徒は30%にしかならないのでしょうか?

もし仮に「意味は分かっていたけど、書けなかった/発音が出来なかった」という状態が前提としてあって、このソフトが導入されたのであれば、問題ないのかな、と思いました。

つまり、従来の単語帳を利用したのでは、一見語いが定着したように思えても(つまり、日本語を見て、英語を見て「あ、これ知ってる」で済ませていた)、実際は書け/読めなかったという状態が、CAIの導入で改善した?ということなのかなあ、と。

または、日本語の訳が最初から出されていて、英単語の発音を聞き、それを書き取るようなソフトであれば、意味は重視されない?のかなあ、と。DSの英語学習ソフト『えいご漬け』は、こういうソフトだったように思います。

えいご漬けのサイト
http://www.nintendo.co.jp/ds/angj/

さすがに日本語訳(これを意味と言って良いかどうかは、また議論の余地があるかもしれませんが)をそっちのけにしたまま、ディクテーションをするとは思えないので、上のように考えた次第です。

>で、普通は、スペリングよりは、発音習得のほうが先であることが多いので

これまでの英語教育では、つづりは分かるけれど発音出来ない、という問題があったように思うんですが。
> なぜ「意味がよくわかるようになった」と答えた生徒は30%にしか
ならないのでしょうか?

『中学英単語ターゲット1800DS』のスクリーンショットを見る限り、
基本的には単語と語義の提示だけですから、従来の単語帳を使った学習と
大して変わらない、つまり、語義の習得に関してはCAI化したメリットがなかった、
ということではないでしょうか?


>えいご漬け

これは我が家でもブームになりました。売れるだけあってよくできています。
英語を聞き取って書く、というだけの単純作業がこれだけ楽しくできる、
というのは驚きでした。

何よりネイティブの発音がこれだけ手軽に繰り返し聞ける、というメリットは
学習者にとってなにより大きいと思います。


タッチペン入力でちょっと違和感を覚えるのは、一文字ずつの入力なので
文字のかたまりとして「単語」を書いているという感覚があまりありません。
"cap"であれば、"c"と"a"と"p"を重ねて書いているという印象です。

これで本当に「正しいスペルが身に付く」といえるか、もう少し検証が
必要かもしれません。


まあ、どなたか書かれていましたが、その良し悪しや効果云々を議論する前に
とりあえず自分で使ってみる、というのが正しい判断なのかなと思いますが…。
確かにつかっていないので、なんともいえませんが、

意味のわかったものをきちんと発音できるようにしたり、スペリングを書けるようにしたりするソフトであれば、

余計「語彙サイズ」の判定がおかしいです。

つまり、記事の中に矛盾があります。

くりかえしますが、中学総語彙数は900です。なのに、なぜ
1300語も生徒が最初から知っているのか????

語彙サイズテストは、意味の理解をはかるものですから、普通の公立中学の生徒は、どんなにできる生徒でも、全部単語をおぼえていたとしても900のはずです。

ですから、この記事は、語彙数を別の図り方をしているとしかおもえません。

それに、meaning -based についていえば、
意味のわかった語を正しい発音、スペリングがわかるようにする、が目的ならば、どういう風にすれをさせたのか、記事からは情報がわかりません。

つまり、1個1個の発音やスペリングを教えていくよりは、発音とスペリングのルールを教えてしまったほうがはるかに効果的です。sea, pea, read のea はイーとよむ、のように。

単語の提示順がわからないので、その辺はなんともいえません。

やっぱり自分で使ってみないと???ですね。

でも、記事の内容に矛盾があることは確かで、その矛盾はどこからくるのかが知りたいです。
>矛盾

矛盾というけれど、所詮は「専門家」ではない記者が書いたものだし、「語い」とはいいながら、おそらくゲームのスコアのことだと思われます。

だから、目くじら立てる必要はないと書いてたんですが。

>900

ところで900というのは、申し合わせのようなもので、教科書会社は、それを越えて使っても良かったんではなかったでしたっけ?また学生個人の努力もあることですし、だから

>普通の公立中学の生徒は、どんなにできる生徒でも、
>全部単語をおぼえていたとしても900のはずです。

この前提はどのくらい正しいのでしょうか?
私は、英語漬けのPC版を使っています。
三択は得意です。

確かに発音は何回も聞きますので、
耳に残ります。

それは良い事だと思います。

公立子中学校の生徒の語彙数ですが、
教科書だけを使っているわけでもなく、
問題集や参考書いろいろ使っていますので、
語彙数は個人により幅があると思います。

ゲームのスコアであれば、なおさら語彙数が伸びたとはいえませんよね。

教科書は、900は超えては使えません。
今は、「固有名詞などで注で日本語の意味をつければ900を若干こえてもいい」になりましたが、
新しい学習指導要領ができたときなんかは
固有名詞であり、かつ注をつけてあっても900以内におさめろ!といわれました。

高校も同じです。英語Iは900なのですが、ほんとに厳密に900なんですよ。

もし、1300語知っている生徒がそんなにたくさんいるとすれば、非常に優秀な生徒ばかりの集団であり、ふつうの中学生にはそのまま適用しかねると思います。

また繰り返しになりますが、信頼性が確認されている語彙サイズテストで、中学では上位3分の1くらいではいってくる公立高校の1年生の語彙数をはかったところ、600−例外てきに高くて1100程度、と以前書き込みました。

今、中学生を教えていて、トップ校を狙っている偏差値60以上の生徒でも、公立トップ高校をねらう場合は、900語彙数を越した問題が出題されることはないので、それ以上単語の学習をする必要はありません。こういう子たちでも、send, lend, wrong, あたりだとけっこう知りません(中学3年)。

公立高校入試は、「どこかひとつの教科書にでも出ていない単語には注をつける」というきまりになっています。あるひとつの教科書に、borrow が乗っていなければ、入試問題に注をつけます。
ですから、公立トップ校を狙っているレベルの高い生徒でも、単語学習は使っている教科書の900までで十分。私立トップ校を狙う生徒のみ、それ以上の単語学習の必要があり、そういう子は中学のなかでほんとに一部でしかないはずです。

平均的な中学生が、1300も知っているわけないのです。
実用英語検定のサイトで見ると、3級のレベルの説明のところに

>目安としては、3級は「中学卒業程度」で、約2,100語レベルです。

とありますが、じゃあこれなんかも、ちがう語いの数え方をしているということになりますね。

あ、でも、この基準でいけば、1300語というのも、あながち間違いではないのでは?
どういう基準なんでしょうかね?
あるいは、サイトの情報がふるいのかも????

高校生でも、3000語知っている、というのは大変なことですが。。。。。。(ふつうの大学受験の最低ライン。だれでも入れるような大学は抜かして。)
語彙数でもめているようですが、
実際に「中学英単語ターゲット1800DS」を
見てみればわかるのではないでしょうか?

探してみましたが店頭に置いてないので、
どなたか持っている方見えませんか?
教科書は、今はそんなに厳密ではありませんが、
ちょっと前までは、ほんとに厳密でした。

ただ、今でも900を大幅に超えているものはないと思います。

それはともかく、やはり、私は活動の意義のほうがおおきな問題だと思います。
「意味がよく分かるようになった」が一番多くアンケート結果に表れるのがいい活動。語彙数の数え方とは、「意味の知っている語がどれだけふえたか」という意味です。

もし、知っている語を「よめたりかけたりするようにしよう」
という目的ならば、フォニックスのほうが効果的。
単語の提示順がわからないのでなんともいえませんが、

「we, be, me, she]の順に提示するとか。
[bell, cell, fell, hell, sell, tell, well]
の順に提示するとか。。。。。。

私の「活動の意義」について、グラスパンダさんの見解がうかがいたいです。
>それはともかく、やはり、
>私は活動の意義のほうがおおきな問題だと思います。
>「意味がよく分かるようになった」が
>一番多くアンケート結果に表れるのがいい活動。

えーと、
おかじゅんさんがおっしゃっていることは、
例えば、単語を覚えるときに
last=続く
と一対一対応(一問一答式)で覚えることには
あまり効果が無く、
フォニックスなどを活用した綴りの覚え方や
文脈から単語の意味を読み取る力などを含めた
総合的な力(理解)が語彙(単語)学習には必要なのではないか。
そして、おかじゅんさんがつくった「単語テスト」は、
おそらくそういう意図で(効果をねらって)
作成されているのだということでしょうか?

そういう意味では、大いに意義のある活動だと思います。

(先日、lastとcontinueの違いってなんだろう
 という話になって、辞書を引きました。
 こういうニュアンスは、単純な単語学習では習得しにくいので)

>「we, be, me, she]の順に提示するとか。
>[bell, cell, fell, hell, sell, tell, well]
>の順に提示するとか。。。。。。

これは、ビギナーにとっては
綴りや発音を学習するには効果があると思います。

が、普遍的な学習法とは思いません。
ある程度のレベルまで来たら、
こうした提示の仕方は不要になりますし、
中級者、上級者になったら、
それ相応の学習法が必要になってくると思います。
理由は、学習の干渉がおこるからです。
例えば、lastとcontinueの違いなど。

CAIの優れているところは、
結果の即時フィードバックができること、
(英語が苦手な子は○つけをしても、
 間違っている問題に○をうっても平気でいたりします。)
学習者のレベルに応じて出題レベルを変えることができること、
などです。
ただ、先のソフトは、
良くも悪くもゲームソフトというレベルなので、
売れることが大前提となっているでしょう。
だから、おかじゅんさんがおっしゃっているような
提示の順序などに、そこまでこだわっていない可能性があります。
学習ソフトとしては、もっと精度を高める余地は
大いにあると思いますから、その時はおかじゅんさんの活動での知見が役に立つのではないでしょうか。
いえ、ちょっと違います。

アンケート結果で、「意味がよく分かるようになった」とした生徒は、30%しかいなかったんですよね。

ということは、「意味を覚えることを中心にしたソフト」ではないのですよね。

まず、これが問題なんです。語彙数を増やすということは、
意味のわかる語が増える、という意味です。

「意味がよくわかるようになった」と答えた生徒が30%しかいないのに、なぜ、「語彙数を増やすのに効果があった」のか、

矛盾がある、という意味です。

いかがでしょうか?
>まず、これが問題なんです。
>語彙数を増やすということは、
>意味のわかる語が増える、という意味です

そういうことですか。

だとしたら、語彙数がアップしたとあるのは、
一問一答式の「英単語−日本語訳」
ができるようになったというレベルの話なのでしょう。

『「意味がよくわかるようになった」と答えた生徒が30%』
となっているので、
一問一答式の「英単語−日本語訳」ができても、
単語の意味(例えば、lastとcontinueの違い)までは
わかっていない状態なのかもしれません。

おかじゅんさんが指摘しているのは、
「これを語彙力がアップした」ととるのは早計なのではないか、
ということでよろしいでしょうか。
私は言葉の多義性は問題にしておりません。

一問一答式で、weak = 弱い
でいいんです。

last と continue の意味の違いなんて高校生でもしらないでしょう?

単語の多義性は、その後、いろんな文脈をみて、どんどんふやしていくものですから。
一度にいろんな意味を提示されるのは、語彙習得理論的には、むしろ逆効果です。

「発音を聞いてとっさにスペリングを書く」という問題は、「意味不在」の活動です。生徒のアンケートでも、「意味が良く分かるようになった」は30%です。

■「発音を提示されて(とっさに)意味をいう(書く)」という活動が、語彙数を増やすのには最もいい活動です。

■語彙数=意味のわかる単語数のことです。

「意味不在の活動」なのに、なぜ語彙数(意味のわかる単語数)がふえたのか理解できません。

どういう語彙サイズテストをしたのでしょうか?
語彙数をかぞえるテストがおかしいとしか思えません。
その辺の詳しい情報がかかれていないこと自体おかしいです。

というか、詳しい情報があれば、教えてください。


>last と continue の意味の違いなんて
>高校生でもしらないでしょう?

ええ、恥ずかしながら私も最近知りました。

>「発音を聞いてとっさにスペリングを書く」という問題は、
>「意味不在」の活動です。生徒のアンケートでも、
>「意味が良く分かるようになった」は30%です。

いわゆるディクテーションというのとは違うのでしょうか?
私は、これはこれで学習の成果はあると思います。
ただ、意味をとってないのに語彙力アップというのはおかしい、
という意見はもっともだと思います。

>「発音を提示されて(とっさに)意味をいう(書く)」
>という活動が、語彙数を増やすのには最もいい活動です。
こういう問題もあれば良いのでしょうけど、
実際はどうなんでしょうか。

実物が手に入らないので、その辺はなんとも。
>ソフトのせいじゃなくて、
>DSというものめずらしさによる学習意欲の高まり

DSの操作性の良さが
見事にマッチした感はありますね。

最近は電子辞書でも
タッチパネルがついているものが出ていますし、
ジャストシステムのATOKもマウスで部首を書いて
漢字を検索するシステムがあり、とても重宝しています。
統計的にいえば、non non さんの意見に賛成です。

Dictation は音を聞いてそのスペリングがかけるのか、という活動ですから、音とスペリングの結びつきを学ぶ活動です。それはそれの意義はあります。

でも、「意味」を学ぶ活動ではありません。

また繰り返しですみませんが、語彙数が増えた=意味のわかる単語がふえた、ということです。

意味を学ぶ活動をしていないのに、語彙数がふえるわけないはずです。ですので、「矛盾」していると思います。
なんだか「中学校必修単語は900」だから、このDSのソフトはおかしいという話題が出てるみたいですけど、どうやら普通にすでに市販されていた、旺文社の「高校入試でる順中学英単語ターゲット1800」を搭載しただけみたいですよ。
ですので、もし単語数に問題があるのであれば、このDSソフトに問題があるというより、この単語帳がおかしいということになるのではないでしょうか?

あと、件の準教授にお話を伺ったところ、何ぶんDSソフトとしては初の試みでまだ試作段階なため、確かに意味ベースになっていない所は欠点として出ていたそうです。ですので、スペリング活動の際に、きちんと意味を経由してスペリングするように教師側の適切な指示が望まれるとのことでした。

まぁ、生徒が楽しんでかつ継続的にやれるという事実が、方法論の前に最も大切な気はします。方法が最良であるに越したことはないですけど。。
>Dictation は音を聞いてそのスペリングがかけるのか、
>という活動ですから、音とスペリングの結びつきを学ぶ活動です。
>それはそれの意義はあります。

>でも、「意味」を学ぶ活動ではありません。

このソフトの場合は、語義を見ながらのディクテーションだから、意味を学ぶというか、ゲームをやった結果、音声とスペリングと意味の結びつきが定着するというところもあるように思うのですが。

>語彙数が増えた=意味のわかる単語がふえた、ということです。

「書けなくてもいい」ということなんでしょうか?
意味が分かる、というのはどうやって判定するんでしょうか?
ひでじさんの「高校入試に出る順〜」という単語集は、私立高校受験生のことも考慮して、1800なのだと思います。私立高校は、900以上の単語数をだしてきますし、同じ900前後でも、教科書によって使われる語彙が違うので、全国の中学生に通用するようにつくれば、それくらいになるかもしれません。

ただ、私がいっているのは、必修単語が900だから、このソフトがおかしいのではなく、

「平均的な中学生がそんなに単語をしっているとは思えないから、語彙数の数え方に問題があるのでは?」という話です。

papatanakaさん、
グラスパンダさんや、ひでじさんの話とちがいますね。

「語義(意味)を見ながらのdeictation]なら、確かに意味を学ぶ要素がはいります。

どっちがほんとなんでしょう?それによって全然話がちがうんですけど。

語彙習得段階は、ふつう、4段階に分けられます。

第1段階 imitation 意味がわからないオウム返し、または
          ツヅリのうつし。
第2段階comprehension 理解段階。 音声や文字をみて理解は
           できるが、自分ではいえない、
           かけない。
第3段階reproduction 意味の理解のうえに、なんとなくは
           よめたりかけたりでき、モデルが
           あれば再生できる。
           あくまで意味が分かっていることが
           前提。
第4段階production 発信できる語。
           (MELKA, 1997など)

単なるdictation の場合、第1段階でもできてしまいます。
weak と先生が発音し、weakってなんていう意味だっけ?と思って意味をわすれていても、weak と書ける場合も十分にありえます。

意味が分かっていることの保障のもとに、weak という発音をきいてweak と書かせるのは、第3段階。これなら多いに意義のあるソフトです。

ふつうは、文字や音声をみたりきいたりして意味がわかるのが
先で、実際には発音できなかったり、かけなかったりするわけです。
現場の実感としても、そうではないでしょうか?

それは、かけなくてもいいということではなく、理解語彙になってから、読めたりかけたりする練習(reproduction 練習)をするのが、最も効果的であり、reproduction 活動は、発信語彙を促進させるので、

「意味理解がある、ということを保障したうえで、dictationなどのreproduction 活動をすればもっとも効果的な活動」
といえます。

理解語彙数の図り方は、望月、相澤、投野「英語語彙の指導マニュアル」などに実際のテストが載っています。

意味がわかる、とは奥が深いといえばいえますが、ふつう、
strong =強い が、最初に覚える意味で、strong coffee のような意味は、かなりあとでまた追加で少しずつおぼえていきます。

したがって、コーパス研究で、最初に頻繁に使われる意味で
理解語彙数を判定します。

ちなみに、Nation の理解語彙サイズテストでは、1000語レベルには、person, stream, promise, impossible, without, square, など、私がおしえていた進学校の高校1年生でも知らない語がでてきます。習った900を超えているものとおもわれます。
2000語レベルだと、pity, profit, tip, roar, debt, pride,。。。。。と続き、高校3年でも知らない子はたくさんいると思われます。

「意味」が絡んだ活動なのか、そうでないのか、グラスパンダさんの最初の書き込み、ひでじさんの書き込み、とpapatanaka
さんの書き込みは違っていて、ここが焦点の部分のため、
どっちがほんとなのか、知りたいです。
中学英単語ターゲット1800DSのサイト
http://www.nintendo.co.jp/ds/software/ae8j/index.html

>おかじゅんさん

また、31に私が書いたことも、合わせて読み返していただけるといいかと思います。
papatanakaさん、理解しました。

グラスパンダさんの最初のトピの出だしをよむかぎりは、

>10分の持ち時間で、発音を聞いて、画面にスペリングを書き込むという活動

とあり、ここからは、「意味の提示がある」ことはよみとれませんでしたし、その後の書き込みでも、「意味の提示がないではないか」といった反論にたいする情報がなかったので、ずっと誤解していましたね。

「意味がよくわかるようになった」が30%にとどまった理由は、「発音、スペリングの習得には、速書き、速読み」といったスピードが効果的であるのに対し、

「意味の理解」には、「意味を深く考える」という段階ののち、「意味がぱっと出てくる」という段階に移行するのが効果的なので、最初の段階の「意味を深く考える」が抜けていたためではないでしょうか?

ありがとうございました。
やっと納得いきました。
たまたま、本のほうのターゲット1800を本屋さんでみました。

レベル別になっていて、公立高校受験の人はここまでがんばろう、というのでレベル3まで。

レベル5まであって、レベル4と5は、難関私立高校受験用と書いてありました。

頻度順で、単語の提示順序もうまくできており、
じっくり意味を学習することができます。

地道に語彙学習をするには、DSより、本のほうがかなり効果的だと思いました。

または、本とDSの併用は最も効果的かもしれませんね。

いかがでしょうか?

相変わらず
DSソフトが店頭にありません。
人気なんですねー。
#55の私の考察に対するグラスパンダさんのご意見がききたいと思っているのですが。

特に「意味の提示の仕方」について。
トピのはじめにCAIの話がありますが、CAIは、もう20年前からやっているところはやっているし、やっていないところは、予算がないのです。

私の本質論にもどると

新出語彙の意味の学習は、はじめはぱっと提示されるだけでは効果がありません。

最初は、ゆっくり意味について考えてこそ定着するのです。

たとえば、decide だったら、最近自分がdecide したことを連想してみたり、どんなことを決心するかかんがえてみたり。。。

そこまでいかなくても、最低何回も繰り返しじっくり意味をみることが必要です。

その段階を経て初めて、「速度練習」が効果的になります。

「意味がわかるようになった」と答えた生徒が30%にとどまった理由はそこにあると思うのですが、いかがでしょうか?

というのが、問いなんですけど。。。。。
>#55の私の考察に対するグラスパンダさんのご意見

失礼いたしました。
文末に納得いきましたとあったので。

>特に「意味の提示の仕方」について。
異論はありません。

結局の所、
このソフトに意味提示の仕方で不備があったのは確かでしょう。

>decide だったら、
>最近自分がdecide したことを連想してみたり、
>どんなことを決心するかかんがえてみたり。。。
ある人が、完了形(継続)を習得するのに、
こういう授業をやったんだそうです。

まず、授業の始めに生徒に10分間自由な時間を与えます。
(隣のクラスに迷惑を掛けない限り、
 本の読もうが、寝ようが、おしゃべりをしようが全く自由です)
10分たったら、
この10分間でやっていたことを英作文する
という授業です。
なるほど、これなら完了形の意味が良くわかるなーと思いました。

単語学習も同じようなものだと言うことでよろしいでしょうか。

>新出語彙の意味の学習は、
>はじめはぱっと提示されるだけでは効果がありません。
>最初は、ゆっくり意味について考えてこそ定着するのです。

一応、中学校ではそのようになっているんですけどね。
「want to be 〜」だったら、将来何になりたいか
という文脈で教えていますし。
納得しました、というのは、papatanakaさんのお話についてです。

文法と語彙習得とはちょっとちがいますが、
(文法はパターン、語彙は意味ベース)

それは私のポイントではないので、別にけっこうです。

「DSソフト」の語彙の意味提示には問題がある、ということで決着がつけば私はそれで納得いたします。
>「DSソフト」の語彙の意味提示には問題がある、
>ということで決着がつけば私はそれで納得いたします。

ちょっと前にそう書き込んだと思ったのですが、
「意味提示の部分に問題がある」
のは確かだと思います。
ご丁寧なレス、ありがとうございます。

納得したしましたので、大丈夫です。

申し訳ありません。
今、WBS(ニュース番組)で特集が行われています。
>65
レスをつけずにいてすみませんでした。

結局、毎朝10分の学習で「5ヶ月間で語彙が4割程度アップ」というところがクローズアップされていたように思います。件の上智大の先生も登場しました。

(ゲームが楽しいので)生徒が自主的にやる、また実験に参加した生徒の8割以上が、実際に自分でDSを持っていた、というのは、(私たちが読んだ)記事にはなかった情報でした。

既存の方法ではなく、新しいメディアの利用で、学習効果をあげる可能性があるという、大きなまとめがあったように思います。DSだけでは、英語の力はつきませんよね、というコメントもあったかも。

DSがすでにゲーム機としてだけではなく、他の機能をもったツールだと認識されている傾向があることにも触れられていました。販売台数を伸ばす上では、重要な現象ですね。

役に立たないようなまとめですみません。
papatanakaさん、ありがとうございます。

十分役に立ちます。

要するに生徒の「モチベーション」の問題ですね。
これは、今までの私の議論とは、また別の観点であろうかと思います。

語彙指導理論的には、DSには問題あり、と思いますが、
生徒のモチベーションがあがって、自主的に勉強するようになる、というのは、それはそれで納得できます。

ご報告あらためて、感謝します。
>CAIは、もう20年前からやっているところはやっているし、
>やっていないところは、予算がないのです。

付け足しです。

CAIは高価で
公立の学校では予算がないから
普及しなかったのは確かですね。

その点、DSは一台1万円ちょっとですから、
10万、20万円もするPCよりは手頃だと思います。

最近では、プロジェクター付のホワイトボード?
みたいなものが普及しつつあります。
佐鳴予備校がやっている「see−bee」
というシステムみたいなものです。
ボードに絵・像を映し出し、そこへペンで書き込んだり、
絵を動かしたりすることができます。

これだと、
理科の光の屈折、算数のくり上がり、英語の疑問文の作り方
などがとても説明しやすくなります。

教育改革ばかりが取り沙汰されていますけど、
もうちょっとこういうところにお金を掛けて欲しいですね。
やはり、少しは先立つものがないと・・・
レスありがとうございます。

経済界が結局英語教育の方針を動かしているのだから、
もっと金だせ!って感じです。

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