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群馬県立高崎高校コミュの読売新聞定期戦記事

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気づきましたので、OCR読み込みしました。6段あります
ので、ほとんどが、この記事と写真となっています。

気になる方は図書館でご覧下さい。

ちなみに、うちらの時は2勝1敗。記念の年らしいの
で、今年は是非とも33勝目を期待します。
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平成18年(2006年)7月17日(月曜日)
読売新聞 くらし教育 15面
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高校グラフティ 毎週月曜日掲載 

群馬 上 前橋 高崎

伝統の定期戦 全校一丸 卒業後は戦友同士

定期戦2005年綱引き・騎馬戦1969年第23回写真あり
小栗康平(前橋高OB)・下村博文(高崎高OB)顔写真あり

「撃滅、高崎!」7月上旬に行われた県立前橋高(前橋市)の校内水泳大会でのことだ。開会式が終わった直後、「ちょっと待ったあー」と、3年の山田斉(17)が走り出て、Tシャツに短パン婆のままプールに飛び込んだ。25メートルを泳ぎ切って絶叫したのが、冒頭の言葉。ブールを囲んでいた約200人の生徒と教師も、「撃滅、高崎!」と呼応した。
水泳大会は、今年9月で60回を迎える県立高崎高(高崎市)との定期戦の選手選考会を兼ねている。山田の行動は、定期戦に向けて校内の士気を高めるため、定期戦の実行委員会が行っている恒例のパフォーマンスだった。
野球などで長い歴史を持つ定期戦のある伝統校は全国にいくつかあるが、大学進学などでも覇を競い合う前橋、高崎両校の定期戦は、男子校同士の全校を挙げて総力戦という大きな特徴を持つ。
1949年に始まり、当初は年2回行われた定期戦は、英国のケンブリッジ大とオックスフォード大のボートレースをイメージしていたらしい。第1回は野球、陸上、ラグビーなど、すべてスポーツの7種目だったが、次第に種目数が増え、今では、綱引き玉入れなど、一般生徒による対抗戦も加わって、計19種目の総勝ち点で勝敗を争うようになっている。60回記念の今回は、さらに「長縄跳び」が加わる予定だ。
両校の校庭を交互に使う定期戦では、秋空に校旗が揺れる中、両校生徒が掌を突きあげて「撃滅、高崎!」「撃滅、前橋!」と絶叫し合う。勝負への執着心は互いにひけをとらない。
通算21勝32敗3分け(3中止)と分の悪い前橋高の実行委員には、定期戦直前になると髪の毛をv字形に残して一厘刈りにする「vカット」の習わしがある。山田はもちろん、一番にバリカンを入れるつもりだ。
母校で教壇に立つ高崎高校教諭の西沢南(42)は実行委員だった2年生の時、定期戦で前橋高に負けた夜に、友人と2人で頭を丸めた。自分のけじめをつけようと思っただけだが、翌日、学校に行くと、同じような坊主頭を幾つも見かけた。
前橋高校OBの映画監督で、「泥の河」「眠る男」などで知られる小栗康平(60)も軟式テニス部員として定期戦のコートに立った。ペアを組む相棒がサーブを打ち込むと、前衛にいた小栗の体めがけて強烈なレシーブが返ってきた。穏やかな小栗が「なんだ、やる気か」と熱くなった。「スポーツはけんかじゃないが、あれぐらいの気概はあっていい」小栗のにこやかな笑いの奥から、負けん気の強さが見え隠れする。
高崎高OBで衆議院議員の下村博文(52)も、定期戦に闘志を燃やしたひとり。下村は、駅伝に出場した後、新聞部員として取材に駆け回った。会場では前橋高の取材陣とも顔を合わせたが、一切口をきかなかった。
「上州人は勝負事がすき」と、郷土史本を数多く出版する「あさを社」(高崎市)の関口ふさの社長(80)は、断言する。「空っ風の吹く土地柄がカラッとした性格をつくった。一発勝負好きで、逆に我慢強くないとも言える。国定忠治の血もしっかりひいているのかな」と推測する。
勝負にはこだわるが、教義が終われば互いにたたえ合う。勝負にはこだわるが、競技が終われば互いに健闘をたたえ合う。実行委員が団結心を表すため作ったそろいのTシャツを、サッカーの試合のように交換するのも習わしだ。
下村はいう。「高校の時は、口もきかないほどのライバル心を高ぶらせたけど、」を高いぶらせたけど、今は逆に親密感を感じている。全力を力を出しきって戦ったからこそ、互いを尊重しあえる関係になれるんだろう」
高崎高通信制教頭の箕輪明(54〉も、「初めて会った前橋OBと、あいさつ代わりに交わす言葉は『(あなたの時は)定期戦は何勝何敗だった?』だ」と笑顔で話す。年代がいくら離れていても、定期戦の話題だけで話が大いに盛り上がるという。
前橋高で英語を教える森英也(40)は高崎高出身だ。定期戦では教え子たちとともに拳を突き上げるが、母校に対して「撃滅、高崎!」とは赴任5年目になっても、まだ叫べない。でも、自分に母校愛があるように、前橋高の生徒たちにも母校を大切に思う気持ちがあふれていることは、よく分かった。その象徴である定期戦を通し、森は今、こう思う。
「近くにいい目標がいる。運動も勉強も『絶対に負けないぞ』という強い気持ちが、お互いを成長させるんだろう」と。
前橋高校と高崎高校のライバル意識には、県都・前橋市、商都・高崎市と、隣り合いながら明らかに性格の違う街の環境も影響を与えている。
明治期には県庁を争奪し合った因縁を持つ両市。人口規模ではこれまで、前橋市が高崎市を上回っていた。しかし、平成の大合併で拮抗し、6月の県の推計人口調査では、前橋市の31万8404人に対し、高崎市は31万8541人と、高崎市が初めて前橋市を上回った。
前橋市は、1881年の太政官布告で正式に県庁所在地と決まって以降、行政の中心であっても交通の大動脈から少し外れていたために、喧騒に惑わされぬ環境を得た。緑豊かな地勢で「水と緑と詩のまち」がキャッチフレーズだ。
一方、江戸時代から中山道の宿場だった高崎市は、「お江戸見たけりゃ高崎田町町」とうたわれたほど繁栄。明治以降も鉄道交通を中心に栄え、現在も上越、長野両新幹線が分岐する交通の要所で、県内商業の中心であり続けている。
都市の性格の違いは前橋、高崎両校卒業生の顔ぶれにも見て取れる。
周囲に惑わされることなく一つのことに没頭すできる前橋には、文化人が多い。前橋高校OBにも、古くは詩人の萩原朔太郎(1886〜1942年)がおり、「不思議、大好き。」などのキャッチコピーで知られるコピーライターの糸井重里さん(57)、俳優小林桂樹さん(82)らが顔をそろえる。
高崎は、鉄道などで東京と直結していることもあり、政治の動きにも敏感。高崎高OBには、福田赳夫(1900〜1995)、中曽根康弘(88)の両元首相がいる。
首相を相次いで2人出した高校は全国にも例がなく、政財界で活躍する人が多い。
前橋高OBで高崎経済大の戸所隆教授は、両市の特徴を「本来は一つの地方都市が併せ持つ顔」と指摘する。
「おっとりとした前橋、がちゃがちゃした高崎。互いのよさを生かしながら、一つになる道を探るべきかもしれない」と両市の大合併の道を説く。
両市の合併を待つまでもなく、群馬県では来春から、八つに分かれていた公立高校の学区が廃止され、全県1学区になる。これまで別学区だった前橋、高崎両校の校風も変化していくかもしれない。
(敬称略)(前橋支局 加地永治)

コメント(13)

文書書き込みありがとうございます。
一人暮らしで新聞とってないので助かりました(^^)
実家に頼んで早速新聞取っとくように頼んじゃいました〜
面白い記事をありがとうございます。

ちなみにうちらの年は1勝2敗でした(T_T)
ん〜、高校生(10年前)の時はどちらが勝つかなんて関心が無くてうざったいなあとしか思ってませんでした。
口には出せないけどそう思ってた人は少しはいたのではないでしょうか。
予備校は受験の対策だけやってればいいんですよ。
地元の先輩のブログに出ていたので、群馬県版かと思ってました。
http://kumonoyouni.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_3132.html

驚いて、手元のテーブルの置いてある読売を急いで捲りました。
本当に誇りある伝統、30代半ばを過ぎても定期戦の想い出を口にします。
読売取っていないんで、真剣に読ませていただきました。

しかし、在学中、何勝何敗かは覚えていない・・・。
ただ、3年のとき、陸上の100mで1位だったことは鮮明に覚えています。
定期戦Tシャツ、どこ行ったかなぁ?
卒業から六年経ちましたが、いまだに家着に高高ハーフパンツを使っています。
定期戦Tシャツも、一枚未開封のまま大切に保管しています。
定期戦は、翠ラン祭よりも深い思い入れがあるもので、いくつになってもあの感動は忘れないようにしたいですね。

ちなみに2勝1敗でした。
俺も読みました。全国版で出るなんて本当にすごい名誉あることですよね。今年は高々でやるみたいなので見に行きたいと思います。

後輩がいたときは毎回定期戦T−シャツを買ってました。
元実行委員・生徒会の者です。
定期戦Tシャツは私が1年生のときに(S59年)、初めて作ったんですよ。当時の美術部の先輩の図案で、鷹と龍が戦ってる絵だったなぁ。実行委員長はSさんでした。
定期戦Tシャツといい、翠巒祭のファイヤーストームといい、自分たちが始めた(復活させた)ものが20年も経った今も続いているとは感慨深いですね。
僕も読売とっていないので真剣に読ませていただきました。どうもありがとうございます。

今でも夏の暑いさなか、高高の校舎の前、銀杏が青々とそびえったっている前で綱引きに燃えたのが思い出されます!!
勉強なんかちっともしなかったけど、運動とか活動はたくさんしたな〜

今でも定期戦T-シャツありますよ!!
好んできています。
そうですか?自分は高高負けろと思ってましたよ。
周りが盛り上がってるのを苦々しく思っていました。
定期戦なんて勉強の邪魔でしかなかったですね。

定期戦の話題で盛り上がれる人と伝統とか言って高崎高校の共学化に反対する人の気が知れません。

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