内閣官房知的財産戦略推進事務局
「知的財産推進計画２００８」の見直しに関する意見募集
（募集期間：2009年3月2日〜3月25日）
http://
（４）知的財産流通市場を活性化する
?知的財産流通の担い手を育成する
技術移転・特許流通の専門家養成、専門家のネットワーク化などを目的とし
た国際特許流通セミナーや特許ビジネス市の開催、知財権取引業者のデータベ
ース化及び公開等により、知財取引業の育成支援を実施する。また、知財信託
制度や知財の価値評価等に関する知識や知財をビジネスに活用するための交渉
能力を備えた人材が育成されるよう、知財信託等の事例の公表などを通じて知
財流通業務の魅力をＰＲし、優秀な人材の参入を奨励する。
（経済産業省）
?実施許諾の意思の登録制度の導入を検討する
２００８年度から、特許流通の活性化や未利用特許の有効活用を促進するた
め、特許権者が当該発明について第三者への実施許諾の意思がある旨を特許原
簿等に登録できるライセンス・オブ・ライト（License of Right）制度の導入に
ついて検討を行い、必要に応じて制度整備を行う。
（経済産業省）
?通常実施権等の登録制度の普及を図る
特許出願段階におけるライセンスに係る登録制度の創立や通常実施権等に係
る登録事項の開示を一定の利害関係人へ限定する等の改正内容を含む「特許法
等の一部を改正する法律」（２００８年４月成立）の施行に向け、改正後の通常
実施権等登録制度の普及を図る。
また、「当然保護制度」の導入可否の検討を見据え、産業界からの要望、我が
国の法体系との兼ね合い、国際的な制度調和の観点等を考慮しつつ、２００９
年４月に施行を予定している改正後の通常実施権等登録制度の運用状況、知財
権の流通実態、知財権の取引に際しての契約実務の動向等の情報収集、分析に
努める。
（経済産業省）
本編 −第３章 知的財産の活用−
66
?農林水産分野における知的財産活用を強化する
�顱傍’柔�成分高含有の特性を持つ植物新品種等の活用を促進するため、民間
企業・産地・試験研究機関による事業化のための連携体制の構築、品質面の
特性維持や分別生産・流通管理に必要となる技術指導や施設整備について支
援する。
（農林水産省）
�髻烹横娃娃固�度から、農林水産分野の知的財産の流通等を促進するため、農
林水産・食品分野の試験研究成果、特許、育成者権等の情報を一元的に検索
できる「農林水産知的財産ネットワーク」を構築し、その充実を図る。
（農林水産省）
�鵝烹横娃娃固�度から、資金や情報収集・発信能力が十分でない農業者や中小
企業等を支援するため、これらの者から育成者権、特許権等の管理の委託を
受けた民間団体等がライセンス許諾の代行や許諾先の開拓等の業務を一括し
て行う方策について検討し、必要な措置を講ずる。また、新技術や種苗の活
用・流通を促進するため、技術・ノウハウの管理手法の開発や特許等の許諾
契約に係るマニュアルの作成等の支援を行う。
（農林水産省）
?知的財産信託制度を利用した知的財産の管理・運用を促進する
�顱乏銅錺札潺福爾筌ぅ鵐拭璽優奪箸鯆未犬謄哀襦璽彜覿汎眇�託や管理・運用
型信託の事例を紹介し、知財信託制度の普及・啓発を行うとともに、利用者
の参考となる信託の類型ごとのスキーム、利用のメリットや留意点等の情報
提供を行う。
（経済産業省）
�髻肪亙�独立行政法人化されていない公設試験研究機関等が保有する知的財産
は、地方自治法の制限により信託の対象にできないため、２００８年度から、
産業界、大学、地方公共団体に対して、知財信託のニーズ調査を行い、必要
に応じて制度整備を行う。
（総務省、経済産業省、関係府省）
?知的財産の価値評価の実務を奨励する
企業等が知財を活用した経営を推進し、知財の流通を促進するため、民間に
本編 −第３章 知的財産の活用−
67
おいて信頼性の高い価値評価手法が確立され、知財活用の目的や経営戦略を考
慮に入れた評価実務が行われるよう奨励する。
（経済産業省）
（５）知的財産の円滑・公正な活用を促進する
?濫用的な権利行使に対応する
知財権の権利行使の仕方によっては、産業界における自由な競争に悪影響を
与え、公共の利益に反する場合等があるため、２００８年度から、正当な権利
行使を尊重することを大前提としつつ、民法の権利濫用の法理や米国最高裁判
決（eBay 判決）等を考慮し、差止請求や損害賠償請求等の適切な権利行使の
在り方について検討を行い、ガイドラインの作成等の必要な措置を講ずる。
（経済産業省）
?不当な権利行使を取り締まる
知財権の濫用による不公正な取引方法等の独占禁止法違反について、必要な
審査専門官の確保などにより知財の専門チームである「知的財産タスクフォー
ス」の体制整備を図り、重点的に取締りを行う。
（公正取引委員会）
?ソフトウェアの円滑な活用を促進する
２００８年度から、情報経済社会の進展や国際的な議論の進展を踏まえつつ、
ソフトウェア業界におけるソフトウェアの円滑な活用の観点から、ソフトウェ
アの保護の在り方の検討や知財上の課題の整理を行い、その円滑な活用を促進
するための環境を整備する等の措置を講ずる。
（経済産業省）
?ＡＳＰ・ＳａａＳに係る契約ルールを整備する
ソフトウェアの機能をオンデマンド方式でユーザーに供給する新たなサービ
スであるＡＳＰ（Application Service Provider）やＳａａＳ（Software as a Service)
を導入する際の諸問題に留意するため、２００８年１月に公表された「Ｓａａ
Ｓ向けＳＬＡガイドライン」や２００８年４月に公表された「情報システム・
モデル取引・契約書（パッケージ、ＳａａＳ／ＡＳＰ活用、保守・運用）〈追
本編 −第３章 知的財産の活用−
68
補版〉」の普及を図る。
（経済産業省）
「知的財産推進計画２００８」の見直しに関する意見募集
（募集期間：2009年3月2日〜3月25日）
http://
（４）知的財産流通市場を活性化する
?知的財産流通の担い手を育成する
技術移転・特許流通の専門家養成、専門家のネットワーク化などを目的とし
た国際特許流通セミナーや特許ビジネス市の開催、知財権取引業者のデータベ
ース化及び公開等により、知財取引業の育成支援を実施する。また、知財信託
制度や知財の価値評価等に関する知識や知財をビジネスに活用するための交渉
能力を備えた人材が育成されるよう、知財信託等の事例の公表などを通じて知
財流通業務の魅力をＰＲし、優秀な人材の参入を奨励する。
（経済産業省）
?実施許諾の意思の登録制度の導入を検討する
２００８年度から、特許流通の活性化や未利用特許の有効活用を促進するた
め、特許権者が当該発明について第三者への実施許諾の意思がある旨を特許原
簿等に登録できるライセンス・オブ・ライト（License of Right）制度の導入に
ついて検討を行い、必要に応じて制度整備を行う。
（経済産業省）
?通常実施権等の登録制度の普及を図る
特許出願段階におけるライセンスに係る登録制度の創立や通常実施権等に係
る登録事項の開示を一定の利害関係人へ限定する等の改正内容を含む「特許法
等の一部を改正する法律」（２００８年４月成立）の施行に向け、改正後の通常
実施権等登録制度の普及を図る。
また、「当然保護制度」の導入可否の検討を見据え、産業界からの要望、我が
国の法体系との兼ね合い、国際的な制度調和の観点等を考慮しつつ、２００９
年４月に施行を予定している改正後の通常実施権等登録制度の運用状況、知財
権の流通実態、知財権の取引に際しての契約実務の動向等の情報収集、分析に
努める。
（経済産業省）
本編 −第３章 知的財産の活用−
66
?農林水産分野における知的財産活用を強化する
�顱傍’柔�成分高含有の特性を持つ植物新品種等の活用を促進するため、民間
企業・産地・試験研究機関による事業化のための連携体制の構築、品質面の
特性維持や分別生産・流通管理に必要となる技術指導や施設整備について支
援する。
（農林水産省）
�髻烹横娃娃固�度から、農林水産分野の知的財産の流通等を促進するため、農
林水産・食品分野の試験研究成果、特許、育成者権等の情報を一元的に検索
できる「農林水産知的財産ネットワーク」を構築し、その充実を図る。
（農林水産省）
�鵝烹横娃娃固�度から、資金や情報収集・発信能力が十分でない農業者や中小
企業等を支援するため、これらの者から育成者権、特許権等の管理の委託を
受けた民間団体等がライセンス許諾の代行や許諾先の開拓等の業務を一括し
て行う方策について検討し、必要な措置を講ずる。また、新技術や種苗の活
用・流通を促進するため、技術・ノウハウの管理手法の開発や特許等の許諾
契約に係るマニュアルの作成等の支援を行う。
（農林水産省）
?知的財産信託制度を利用した知的財産の管理・運用を促進する
�顱乏銅錺札潺福爾筌ぅ鵐拭璽優奪箸鯆未犬謄哀襦璽彜覿汎眇�託や管理・運用
型信託の事例を紹介し、知財信託制度の普及・啓発を行うとともに、利用者
の参考となる信託の類型ごとのスキーム、利用のメリットや留意点等の情報
提供を行う。
（経済産業省）
�髻肪亙�独立行政法人化されていない公設試験研究機関等が保有する知的財産
は、地方自治法の制限により信託の対象にできないため、２００８年度から、
産業界、大学、地方公共団体に対して、知財信託のニーズ調査を行い、必要
に応じて制度整備を行う。
（総務省、経済産業省、関係府省）
?知的財産の価値評価の実務を奨励する
企業等が知財を活用した経営を推進し、知財の流通を促進するため、民間に
本編 −第３章 知的財産の活用−
67
おいて信頼性の高い価値評価手法が確立され、知財活用の目的や経営戦略を考
慮に入れた評価実務が行われるよう奨励する。
（経済産業省）
（５）知的財産の円滑・公正な活用を促進する
?濫用的な権利行使に対応する
知財権の権利行使の仕方によっては、産業界における自由な競争に悪影響を
与え、公共の利益に反する場合等があるため、２００８年度から、正当な権利
行使を尊重することを大前提としつつ、民法の権利濫用の法理や米国最高裁判
決（eBay 判決）等を考慮し、差止請求や損害賠償請求等の適切な権利行使の
在り方について検討を行い、ガイドラインの作成等の必要な措置を講ずる。
（経済産業省）
?不当な権利行使を取り締まる
知財権の濫用による不公正な取引方法等の独占禁止法違反について、必要な
審査専門官の確保などにより知財の専門チームである「知的財産タスクフォー
ス」の体制整備を図り、重点的に取締りを行う。
（公正取引委員会）
?ソフトウェアの円滑な活用を促進する
２００８年度から、情報経済社会の進展や国際的な議論の進展を踏まえつつ、
ソフトウェア業界におけるソフトウェアの円滑な活用の観点から、ソフトウェ
アの保護の在り方の検討や知財上の課題の整理を行い、その円滑な活用を促進
するための環境を整備する等の措置を講ずる。
（経済産業省）
?ＡＳＰ・ＳａａＳに係る契約ルールを整備する
ソフトウェアの機能をオンデマンド方式でユーザーに供給する新たなサービ
スであるＡＳＰ（Application Service Provider）やＳａａＳ（Software as a Service)
を導入する際の諸問題に留意するため、２００８年１月に公表された「Ｓａａ
Ｓ向けＳＬＡガイドライン」や２００８年４月に公表された「情報システム・
モデル取引・契約書（パッケージ、ＳａａＳ／ＡＳＰ活用、保守・運用）〈追
本編 −第３章 知的財産の活用−
68
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（経済産業省）
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