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樹村みのりコミュの単行本未収録作品紹介

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ヤフオク、メルカリ、古本屋、まんが図書館複写、などでなんとか集めた単行本未収録作品を表紙絵で紹介します。中身の絵については著作権もあると思うので、紹介したい気持ちもあるのですがここではやめておきます。まだ未収録作品を読めていないファンの方は、まんが図書館に依頼すれば複写郵送してくださいますので、よかったら活用してみてください。紹介は不定期にちょっとずつ・・・。

コメント(332)

「いちごのタルトレット・第12話(最終話)」(1984年小学六年生3月号掲載・井上明子作・樹村みのり画)←国会図書館にて複写郵送

 事故の報告に驚きすぐに俊太の家に電話をかけた小百合だが誰も出ない。一晩心配がつのりその日の夜は、俊太が死んでしまい霊になって小百合のところへ現れる夢を見た。次の日いてもたってもいられず俊太の家に行くと、俊太は腕と足に怪我をしただけで無事だった。「無免許運転の車にぶつけられそうになってよけて転んだだけだよ。こんなことで死んでたまるか。」と笑う俊太だった。心底ほっとした小百合だが、俊太への気持ちがただのクラスメイト以上のものになっていることを感じた。
 一方純子は啓介がアメリカに旅立つその日、最後のお別れと握手をしたくて啓介の家まで行くが、家族親族が大勢揃っていてはずかしくて近寄れず遠目に見送るしかなかった。小百合は「きっと手紙をくれるわよ。」と励ますが、純子は「来ないと思う。わたしの片思いだったから。」と言う。
 節分の夜小百合のお母さんが病院に向かい、いよいよ赤ちゃんが産まれることとなる。夜中の3時ころ男の子が生まれたということを伝えられた小百合はうれしさのあまり翌朝早く純子の家に「わたしお姉ちゃんになったの!」と電話をかける。実はその晩純子にも初潮があったのだった。
 学校に登校する道の途中で俊太に会った小百合は「弟が生まれたの、まだ会ってないけどかわいい赤ちゃんなの。」とはしゃいで報告する。俊太は「会ってないのにかわいいってどういうこと。赤ん坊は生まれたばかりはサルみたいだぜ。」と言う。仲良く肩を並べて歩く2人のところへ自分にもうれしい報告がある純子がかけ寄ってくる。 
樹村先生の挿絵は6枚。
 児童小説「いちごのタルトレット」の紹介は以上になります。
 小説自体は樹村先生の作品ではありませんが、思いのほか長い文章で熱の入った紹介を続けてしまいました。
 振り返るに、児童小説にふさわしく物語の中身が思春期の子ども達の心に寄り添った誠実な内容であり登場する子ども達も等身大で、大人である自分でも素直に気持ちを同化しながら読めたこと。樹村先生の挿絵がストーリーと内容の誠実さにふさわしく繊細に丁寧に描かれていて魅力があったこと、などが理由かなあと思いました。
 自分としては樹村先生がこの小説を読んだときに(どんな気持ちになってどんな思いで挿絵を描かれたんだろう)と思いながら書き込みをしました。
 今回も長々となってしまい、いつもお腹いっぱいになるような連続の書き込みを読んでいただき恐縮しきりです。ここまで読んでいただきありがとうございました。
続いて、入手したものはイラストになりますが、ご紹介がもうちょっと続きます。
「カラーイラストカレンダー・1月」(1987年レディースコミックI(アイ)12月号綴じ込み付録)←国会図書館にて複写郵送

何かを見つめる明るい笑顔の女性
「イラストポエム あなたと人気まんが家のお部屋」(月刊ミミ1976年10月号収録) ←国会図書館にて複写郵送
 以前233~237で紹介した「読者の詩にイラストを描く作品シリーズ」の続き

「ひがん花」滋賀県 オレンジ・ペコさん
「うたのクロニクル・詩:道浦母都子・画:樹村みのり」(1992年ローザ11月号収録)←国会図書館にて複写郵送

道浦さんの詩に合わせたイラスト2枚
「さだまさしの大旅行 フィジーの空のもと」(1978年週刊セブンティーン3月14日号収録)←国会図書館にて複写郵送

「さだまさし」がレコーディングのためにアメリカとサモア島に行ったときの旅行記に、樹村先生がイラストを描いたもの。合計3枚。軽いギャグタッチで描いています。
 こちらにおいでくださり、読んでいただきありがとうございます。
ここのところ入手できた新たなイラスト、カット等は昨日のもので在庫がなくなりました。
ただ・・
 樹村先生は雑誌掲載作品を単行本化するにあたり、雑誌掲載時の内容に満足せず加筆修正されることが多くあるようで、「海辺のカイン」についても大幅に表現が変えられている場面があるらしい・・という「みのりすと」の情報を自分は知っていて、
(新たな単行本未収録作品が手に入らないのなら、作品を雑誌掲載時の初出の内容で読んでみたい)
と新たな気持ちをもち、実は今回「海辺のカイン」はじめいくつかの候補作品を初出の掲載雑誌から探し出し、国会図書館にお願いして複写郵送させていただいたものがあります。
 そして思った通り、単行本には載っていないいくつかのカットや場面を発見し、自分としては(新発見!)のうれしさがありました。
 そんなわけで、新作?とは言えないのですが、樹村先生がはじめて雑誌掲載された当時のカットなどを少し紹介できたらと思います。「単行本未収録作品」というよりは「単行本未収録カット」という感じになるのかなと思います。
「海辺のカイン」第2話扉

左:MIMI1980年8月号収録のもの(森展子) 右:単行本のもの(洋風の部屋)

「海辺のカイン」第3話扉

左:MIMI1980年11月号収録のもの(森展子) 右:単行本のもの(公園の遊具)
「海辺のカイン」最終話最後の2ページ

左:MIMI1981年3月号収録のもの 右:単行本のもの

「海辺のカイン」の雑誌掲載時のものを3つほど紹介させていただきました。
 特にラストシーンの違いは、自分にとってはこの作品の見方を変えさせられるくらいのものでした。
 樹村先生が単行本化にあたり、ここまで修正されたのはなぜだろう・・と思うくらいラストは違っていると感じました。
 そして樹村先生のこの作品にこめた願いはどちらの方が大きかったのだろう・・と思いました。
実はこの作品の修正加筆はこのラスト以外にもたくさんあって、ここでその全部をご紹介するにはちょっと自分の手にはあまるほどなので、今回はこのラストシーンの紹介だけでいったんストップしておこうと思います。
 でも今回国会図書館から複写郵送していただいたことで、この作品のオリジナルのものが読めて自分はうれしく思いました。どちらが本当?ということを思ったりもしましたが、そういうことを含めても、どちらも樹村先生の思いが詰まっている重みのある表現であると感じました。 
 今回はこれにて「新たな発掘作」のご紹介は一旦終わりにしようと思います。それにしても本当に自己満足で続けているトピで、引き続き気持ちのある限り続けるつもりですが、樹村先生は新作を発表になる御予定が今のところ無いようなので(わかりませんが)、自分のネタがいつまで続くだろうか・・という思いはあります。それはそれで寂しい自分です。
 先日「And I Love Her」のオリジナル版(ROSA1993年掲載)を国会図書館で複写郵送していただき入手しました。自分は以前2003年Hiミステリー再録版の方を「まんが図書館」に依頼して入手していましたが、この作品も実は再録時に加筆修正がなされている、ということを知り(どの部分が修正されているのだろう?)と気になって、初出のオリジナル版を入手した次第です。
 そうしたところ連載時の表紙2カットを含め、かなりの部分に加筆修正がなされていたことがわかりました。今回並べて読み比べることができたので、樹村先生がこの作品を10年たって再発表される際、どのようなことを考えたり感じたりしながら描き変えをされたのかに近づける気がして、ちょっとうれしかったというか、また少し樹村先生のお気持ちを知ることにちょっぴり近づけたかな・・という思いです。
 そんなわけで、ちょっとひとりよがりぽいですが、少し紹介させてください。
「And I Love Her」第一話表紙(ROSA1993年6月号掲載)

この表紙は再録時には掲載されていません
「And I Love Her」第二話表紙(Relle Rose 1994年3月号掲載)

このときは表題が「The Rose」となっています(再録時未掲載)
「And I Love Her」第三話表紙(Relle Rose 1994年6月号掲載)

絵は同じですが、初出のものは表題が「You’ve Got A Friend」になっています。
「And I Love Her」
川島さんがイズの家に初めて遊びに来た時の会話

左:初出版 右:再録版


「And I Love Her」

川島さん イズ 週末
 
左:初出版 右:再録版
「And I Love Her」

いい匂い

左:初出版 右:再録版
「And I Love Her」

今 考えてみて

左:初出版 右:再録版
「And I Love Her」

ヘンな人だと思う?

左:初出版 右:再録版
「And I Love Her」

たぶんわたしは

左:初出版 右:再録版
「And I Love Her」

悪いわけじゃない

左:初出版 右:再録版
「And I Love Her」

うん

左:初出版 右:再録版
ここしばらく「And I Love Her」の紹介をしてきましたが、ここで一区切りにしようと思います。実はは加除修正箇所はもっとあって、特にラストシーンは+1ページの加筆なのでした。自分の感想としては樹村先生はイズと川島さん2人のやり取りの部分をさらにご自分が納得できるような表現にしたくて丁寧に変更されているのかな、と思いました。
 あとちょっと違う感想?なのですがこの作品に登場してくる「トキコ」さん。自分ちょっと気になっていて、この方も自分としては(幸せになってほしいなあ)と思う方なのでした。
 この作品はLGBTの中のLの方を描いた作品と言えますが、同じ傾向の作品である「海辺のカイン」とは違って、女性2人の関係は一歩前向きに進んだ関係に描かれていると思います。ただその後の2人がどのような交友関係を築いて行くのか?というところまでは描かれず、あとは読者の想像と判断にゆだねられるようになっています。この作品が描かれたのは今から30年前の1993年〜1994年ですが、2024年の現代にこそ問われる内容になっていると思います。人間の愛情(男女・男同士・女同士、すべてのパターンで)とは何なのか?本当に今問われている命題なのではないのかな、と思います。
 しかしこの作品は現時点では単行本化も電子書籍化もされておらず、過去に埋もれたままになっているわけです。自分はこのことを大変もったいなく思っています。実際単行本化された作品の多くを電子書籍化して公表されている樹村先生なのに、この作品を表にお出しにならないのは、あえてそうなされているのかな?という思いですが、自分はこの(もったいないなあ)という思いを、なんとかできないものか、と日々思っております。
 こちらでは2週間ぶりになります。実は新たな作品紹介です。
 小品「それってセクハラ!?」(4コマまんが12ページもの)です。
 以前に神奈川県立図書館に所蔵があるのは確認していたのですが、(なかなか現地に行けないな・・)と思っていたので、だめもとでメールで問い合わせたところ「県外の人にも複写郵送をしていますよ」と思いがけない答えが返ってきました。(え〜やった!)と、うれしくて飛びついてすぐにお願いしたのでした。到着まで2週間ほどかかりましたが、先日届きました。ここで少しご紹介したいと思います。
 この作品は国会図書館にも所蔵がなく、全国でもこの神奈川県立図書館にしか所蔵が確認されていないので、貴重なものだと思います。
「それってセクハラ!?」(女性としごと No.32(1999年11月1日)←神奈川県立図書館にて複写郵送

今も昔も
「それってセクハラ!?」(女性としごと No.32(1999年11月1日)←神奈川県立図書館にて複写郵送

一度言ってみたい
「それってセクハラ!?」(女性としごと No.32(1999年11月1日)←神奈川県立図書館にて複写郵送

当然の結果
「それってセクハラ!?」(女性としごと No.32(1999年11月1日)←神奈川県立図書館にて複写郵送

伝統の新人いじめ
「それってセクハラ!?」(女性としごと No.32(1999年11月1日)←神奈川県立図書館にて複写郵送

一緒にネ!
今日はこちらのトピからです
以前このトピの154〜158で紹介した
「樹村みのり 贋作ファイル」の続編
No4〜No8、の1ページもの
全部で5カットを入手できました
神奈川県立図書館に蔵書があるのがわかり、依頼して複写郵送していただきました。
今日から少しずつ紹介させていただきます。

「贋作ファイル4 赤ずきんちゃん」(2003年女性としごとNo.40収録)←神奈川県立図書館より複写郵送
「贋作ファイル5 花さかじいさん」(2004年女性としごとNo.41収録)←神奈川県立図書館より複写郵送
「贋作ファイル6 均等法のシンデレラ」(2004年女性としごとNo.42収録)←神奈川県立図書館より複写郵送
「贋作ファイル7 非正社員 桃子の闘い」(2005年女性としごとNo.43収録)←神奈川県立図書館より複写郵送
「贋作ファイル8 ベアテさんへの贈り物」(2005年女性としごとNo.44収録)←神奈川県立図書館より複写郵送

自分は知らなかったのですが、2004年に「ベアテへの贈り物」という映画が製作上映されているようです。当時自主上映のようで、全国の一般の映画館に配給はされてなかったらしいのが残念です。樹村先生はベアテさんの漫画をこの映画より10年以上も前の1993年に描かれている、というのがすごいなあと思います。

http://www.beateg.com/

https://www.jaaww.or.jp/public/beate/

http://www.beateg.com/story.html
「怒るでェ!!」(1996年5月5日 ふぇみん収録)←国会図書館より複写郵送

贋作シリーズは前回で終了
今日は女性誌「ふぇみん」に掲載された憤りのカット1枚です

「さだまさし やさしさの風景 無縁坂 カット」(?年Lala収録)←ヤフオクで入手

最近の単行本未収録作品紹介の最後となります。
何年発行のものかわかりませんが(Lala)収録の雑誌内掲載を切り取ったものです。
樹村先生の他には、大島弓子先生、坂田靖子先生、すみだうみん先生、森川久美先生、島崎ちと先生のカット、合わせて6点を同時に入手しました。
この男性のカットは、このトピのNo252で紹介したカットとよく似ているなあと思いました。

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