ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

集まれ!府中市民!コミュの多磨霊園散策

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
【性と死の樒が咲いた】

ある句会で誰かが樒(しきみ)を詠んだ。にわかに気になってこの花が探しに多磨霊園へ自転車を駆った。三日前のことである。
樒の花の使い手は作家坂東眞砂子である。
去年夏ごろ坂東の『葛橋』という表題の小説を読んだ。この作品集にはほかに『恵比須』と『一本樒』があったがそのとき樒の花期は終っていた。来年はぜひ見たいと思った。
それを多磨霊園へ見に行った。
ここは花の穴場である。
『一本樒』は、樒の花を象徴的に使い男女の性愛を妖しく狂おしく書いた小品である。

コメント(2)

【万愚節の霊園】
多磨霊園に散歩に行く。
府中より入り口から入り、右回りに一周してどのくらいの距離があるか知りたかった。
墓の穴漁る鴉や万愚節
春禽も空も見ず墓地掃除人

鳥の声がねちねちしている。舌の長い女が執拗なキスをしている感じ。鳥の声も濃厚になったものだ。
枝に鳥空に鳥鳴く万愚節

むかしは墓に穴を掘るのは人を埋めるためであったが、今は供花の捨て場。肉や髪が腐るわけではないが植物の腐敗も肉とそう変わらぬのでは。種々雑多な匂いがする、とりわけ春は。
霊園のあちこちに穴蠅生る
墓石にくたくたの花春深し

春暑し穴よりあふれ供花の屑

霊園の北側は大樹が多い。
そこから右へ折れて霊園のもっとも新宿寄り(もっとも東)へ来ると、
いちめんの落花。外人墓地あたり。
花散るや墓石も土もひんやりと
咲く花と散り敷く花のあはひかな

花散るや黒土の穴底知れず

一周して約5900歩、約4.6km、47分。このコースには樒の花はない。
腹が減った。
【みたま堂】4月11日

多磨霊園の南東の角にある建物。いま楓の若葉が見ごろ。
建物の中へ無料入場できる。
階段を下りていくと広いまあるい空間があり、中央に三角錐状の建造物あり。表面を水が流れている。
壁面にぐるっとベンチがあって座って休める。
ただし空気がむっとしているのは流通していないからか。
ヨーロッパへ旅すると教会はたいていよいくつろぎ場所となるが、ここは閉鎖的でうっとうしい。
各人の墓があるのに、かような建造物があるのは「屋上屋を架す」という感じ。
むしろこの空間は無造作に草木が茂っているほうが魑魅魍魎を感じていい、というのが俳人の感覚。
西武多磨線多磨駅下車500mほどのところ。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

集まれ!府中市民! 更新情報

集まれ!府中市民!のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。