Fuck off 石原慎太郎コミュの９月３０日　生まれＡＢ型のおじいちゃん

『石原慎太郎の人気とAB型性について考える』

　カジノのディーラーを養成する専門学校が出来るんだって？
　ルーレットやバカラ、ブラックジャックなど、あらゆるゲームの基本知識から、お客様へのサービス、マナーのあれこれ、そして、ラスベガスでの研修目的のインターンシステムまで考えておるそうな。
　世界一周の豪華客船"飛鳥"のカジノコーナーで、専任ディーラーを勤めたこともある30代の若手実力派が、何と校長先生なのである。カジノ立法が制定されるのも時間の問題とばかり、まだ合法化されていない今から、しっかりした技術を身につけたディーラーを育成しておくということなのだ。
　しょっちゅう摘発されている違法なカジノバーは別にして、日本ではいまだ合法ではないから、もうけたコインは換金できず、こども達のゲームセンター同様、コインが無くなるまで遊ぶというシステムが日本のカジノバーであり、"飛鳥"も日本船籍だから、海外に出ても、日本のローカルルールが適用されているんだとか。
　外人のお客は怒っているよね。
「何てクレージーなんだ！こんなのカジノじゃない…」
　苦情を言われても、苦笑いするしかないのである。
　競馬やサッカーくじ、パチンコでは、大手を振って換金できるのに、何て不合理、不思議な国だと思うんだろうね。
　その不合理を、東京都から変えようとしたのが、石原慎太郎都知事である。
　もちろん、東京都の財源確保であったり、臨海開発の一策であったり、実利的な思惑が提言の主たる要因には違いないけれど、私が思うに、ＡＢ型の石原知事が、根っからの賭博好きとも考えられないから、きっとＡＢ型の合理性に由来している部分もあるんじゃないかな…。
　政治や行政をはじめ、日常のあらゆる場面で、日本という社会における"ホンネとタテマエ"の使い分けは、実に巧妙に機能しており、この矛盾を暴きたてようとすると、あの手この手の妨害があり、正論とか正義は身を亡ぼすことにもなりかねない。
　改革や合理性を訴えるには、それなりの配慮と時間が必要なのである。
　ただし、人々の心の内には、思い切って言えない事を、ズバリと表現してくれる人への憧れやら、"そうだ、そうだ！"と喝采を送りたい気持ちもある。
　そんなニーズに応えて、ひょうひょうとした物言いや鋭い批判で、私利私欲の無いイメージを与える人にＡＢ型が多い。
　いろいろな分野で"ご意見番"的な存在になるわけである。
　会社内のご意見番、芸能界やスポーツ界のご意見番、政財界にもそんな"大久保彦左衛門"がＡＢ型に目立って多いような気もする。
　ちなみに各界から、"物申すＡＢ型"をランダムに列挙しておこう。
　横路孝弘、田英夫、市川房枝（故人）、田中真紀子、青島幸男、立川談志、三遊亭円楽、上岡龍太郎、三宅久之、城山三郎、ＣＷ．ニコル、コロンビアトップ、イーディスハンソン、山本晋也、田辺聖子、上坂冬子、鈴木清順、寺山修司、遠藤周作（故人）、石森章太郎、大沢啓二、村田兆治、北の湖理事長、稲盛和夫、弘世現、アントニオ猪木、島田正吾、…ｅｔｃ
　ご存知のように、どの世界にもＡＢ型の比率はとても少ないことを考えれば、ご意見番率の高さがお分かり頂けるだろう。
　石原慎太郎が作家としてデビューした『太陽の季節』も、閉塞していた当時の世相に新風を送って、社会の矛盾に対抗する若者の行動形態を"太陽族"として大ブレイクさせたものである。
　その後、政治家として参議院の全国区に立候補するや、200万票だか300万票だかを超える異例の人気でトップ当選している。昭和43年の参議院全国区の得票ベスト3は、１位がこの石原慎太郎、2位が青島幸男と共にＡＢ型であり、これから先も、昭和46年、昭和49年、昭和52年のベスト3に、何と12 人中6人がＡＢ型という異常な偏りを見せた。
　東京都知事に転向した時も、青島知事、石原知事共に圧倒的な得票率であったのは記憶に新しい。
　何故こうも人気が集中するのだろう？
　本音をズケズケと言ってくれる爽快感なのか。政界や役所の不文律、利権や人脈の癒着に、真っ向から合理性のナタを振る姿勢がウケているのか？
　いずれにしても、金銭欲、名誉欲、権力欲に枯淡としているＡＢ型のクールさが、どす黒い欲望に満ちた"ホンネとタテマエ社会"に、いっぷくの清涼感をもたらしてくれるということでの大人気なのだろう。
　ＡＢ型にとって、何としても抱え込んでいたい、執着にも似た強烈な欲望など、あまり意識することが無いのかも知れない。もしかしたら、生命に対してさえ、しがみつく気は薄いんじゃないかな。
　これは強い！　人間死ぬ気になったら何でも出来るって言うんだから、失うものに縛られず、思う事は何でも言える。正論、正義に根ざした改革の旗印も思いきって掲げることが出来るというものだ。
　ものごとの"つっこみ手"としては、こんなに歯切れのいい人はいないのだから、みんな期待するよね。
　ところが、舌鋒の鋭さから予想すると、実際の行動がトーンダウンすることが時々ある。良しにつけ悪しきにつけ、"強腕"とも言えるようなＢ型的行動力、Ｏ型的実力と比べて迫力が今ひとつなのである。
　失うものにも、立場にも執着せず、生死にさえもサッパリしているＡＢ型が逡巡する時って、どんな時なんだろう？
　罵声が飛び交い、怒鳴り合いを目の当たりにするトラブルの当事者になったり、自分に対する反撃、反抗が、口の争いごとにとどまらないで、それこそ身を挺して迫ってきた時…。逃げ腰になる。妥協してしまう。
　そんな弱さやもろさが、ＡＢ型の不思議な所である。絶対的な敵を作らない傾向にはあるけれど、人気の割りに頼り甲斐がないなんて言ったら叱られるかな。
　カジノ立法は時代の流れ、みんな本音では味方してるんだから、どんな反発、邪魔があるのかしらないけれど、石原知事に押し切って欲しいと思う。
　日本カジノディーラーズ協会の会長でもある江本孟紀氏が大阪府知事にでもなったら、Ａ型だから意地でも反対を押し切るだろう。
　 "飲む、打つ、買う"は、礼節とマナーを持ってコソコソとしないで、天下御免にしたいものである。