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野呂邦暢コミュの野呂邦暢との出会い

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皆様、はじめまして。
管理人のカルアルと申します。
コミュニティに参加された方の数も増えてきたので、野呂作品との出会いについて触れたいと思います。

ご多聞に漏れずというべきか、私が野呂邦暢の存在を初めて知ったのは作家の佐藤正午のエッセイを読んだときでした。佐藤正午の新作(小説であろうとなかろうと)を心待ちにする者にとって、初めて聞く‘野呂邦暢’という名前は特別に響いたのです。

いま思いつく限りで印象深い作品を挙げてみると、真っ当に生きることの美しさを感じさせる『日が沈むのを』、‘グリーンチェリー’という聞き慣れない言葉が新鮮であった『壁の絵』、細やかな風景描写に驚かされた『棕櫚の葉を風にそよがせよ』、作家の創作活動を覗き込むような『野呂邦暢・長谷川修 往復書簡集』などでしょうか。
未読の作品もいくつかあるので、今後手にとってみたいと思います。

怠慢な管理人ですが、どうぞよろしくお願い致します。

コメント(29)

カルアルさん、はじめまして!

野呂さんとの出会いは、、、私が高校生のとき学校に講演にみえたんです。(歳がわかっちゃうな〜)

水害で自分の成績の記録が流れてホットした、とか、赤塚不二夫は素晴らしいとか、、以外に(失礼)面白いお話でしたよ。

芥川賞を受賞されて、テレビに出られた時の姿もなんとなく覚えています。

作品は昔読んだきりですが、諫早菖蒲日記や落城記などが瑞々しいイメージで記憶に残っています。
初めまして。ミクシイには野呂邦暢のコミュニティがあるんですね。他のSNSには無いのに。私の好きなのは、『水晶』、『十一月』、『日が沈むのに』、『海辺の庭』、『鳥たちの河口』、『諫早菖蒲日記』等です。『十一月』は空んじて言えます。42才で亡くなるとは、言の葉で美しい諫早の風景を描き続けた、梶井基次郎を超えた希有な作家です。世間では自衛隊出身だけが強調されて、不満です。       宜しくお願い致します。
追伸-『海辺の広い庭』でした。『皇帝の9月』が抜けました。ともかく『草のつるぎ』以外は総て好きです。
家で野呂さんの短編集をさがしたけど見つからず、
かわりにこんなの見つけました、まだ読んでいません^^、
>コーヒールンバさん

ご挨拶遅れてすみません!
野呂さんの講演をお聞きになられたとのことで羨ましい限りです。
しかし野呂邦暢の『赤塚不二夫論』(そんな大袈裟なものではないと思いますが)、大変気になりますね。
高校生が聴講とのことで意識されたところもあったのでしょうが、そのようなユーモアの持ち主だったとは少し意外でした。

『すばる』の方ですが、遺稿が掲載されているのですね?
貴重な資料のアップありがとうございます。
お時間が出来ましたら読後の感想でもお聞かせいただけると嬉しいですw
>ヘッポコ薬剤師さん

ご挨拶遅れましたが宜しくお願い致します。
手元になくうろ覚えで恐縮ですが、『水晶』、『十一月』、『日が沈むのに』は一冊の本に収められていませんでしたか。
(というのも近隣の図書館で野呂作品のほとんどが揃ってしまうので、数冊しか所有していなかったりするのです)

お好きだという『海辺の広い庭』は未読のような気がするので探してみます。
そうです。『十一月・水晶』として、『草のつるぎ』が発刊されるかなり前に、世にでました。印象的な十一月の空を表したような装訂の本だったと記憶します。彼の作品には珍しい、女性の一人称で語られる『日が沈むのを』も含まれていたと思います。これらの作品の初出稿は『文学界』だと思いましたが、記憶は曖昧です。
『皇帝の九月』は一冊のハードカバーの本として発刊されたと記憶します。
 地元の人です。
 こっちでは図書館に野呂邦暢さんの季刊フリーペーパーが置いてあります。

 『季刊 諫早通信』ってやつです。
はじめまして。
先ほどこちらのコミュに入らせていただきました。
昨夜『諫早菖蒲日記』と『花火』を読了し、感銘を受けました。
野呂邦暢の作品を読んだのは初めてでした。
彼に関する情報を得たり、
他の方々の野呂作品の感想などを拝見したいと思っています。
よろしくお願いします。
『花火』は知らなかった。どんな作品ですか?なお他の作品は私めの日記にアップしてみました。      『ヘッポコ薬剤師』です宜しくm(_ _)m
ヘッポコ薬剤師さん:
『花火』は『諫早菖蒲日記』の続編/後日談として「文學界」昭和52年11月に掲載された作品です。
文春文庫版に『諫早菖蒲日記』と併録されています。
私は野呂作品に関する知識がまるでないので、参考にさせていただく為に日記の方を拝見させていただきます。
こちらこそよろしくお願いします。
うちの親が昔、用事で野呂さんのお宅を訪ねたことがあるそうで、そのときの記憶をもとに訪ねてみました。
30年近く前のことなので不確かですが、この場所のようです。
古い屋敷に住んでおられたみたいで、3〜400坪くらいありますね。入り口だけが残っていました。なぜずっと空き地なのかはわかりません。
この屋敷跡から50mくらいで本明川にでます。
昔はこのあたりまで船が上がってきていたんでしょうね。
ここから下流が「鳥たちの河口」の舞台で諫早湾へとつながります。
この跡地ですね。諌早市はそのままにしとくんだろうか?          野呂さんが住み「諌早菖蒲日記」を書いた仲沖町の荒川宅跡
少女の駆けた町
 「私がいま住んでいる家は、本書の主人公藤原作平太の娘志津がくらしていた家である。明治38年に建てかえられたのであるが、屋敷のうちそとには昔人の面影がのこっている……」野呂邦暢「諌早菖蒲日記」のあとがきに記されていることばである。
 諌早市仲沖の荒川邸に住んだ作者が、同じ棟に住む家主さんの土蔵にしまわれていた古文書(砲術書・諌早藩鉄砲方の侍たちが、秘密を守る誓いをした血判の誓紙など)に基づき、フィクションを混じえて書いたものがこの作品である。諌早藩の安政2年(1855)春から、年末に至る半年あまりの出来事が、藩の砲術指南の武士の一人娘で、当時15歳になる志津の日記という形をとって記されている。 語られていることは、外国軍船の長崎への出入、本明川の大洪水、佐賀鍋島藩士に対し刃傷に及んだ剣道指南役の切腹、父親の役目上の心労と急病などで、いずれも諌早市中心部を舞台としている。語り手が、みずみずしい感受性を持つ、左腕に種痘のあとがある、利発な少女であるだけに、幕末の地方の小藩に起った重くるしく暗い事件も、読み進んでいくうちに、さわやかな、すがすがしい印象をもたらす。
 志津の屋敷の近くには本明川の舟着き場があり、有明海を渡って佐賀の厘外津(りんげつ)と舟が行き来していた。現在、仲沖番所跡の石碑が堤防の上に立てられ、「鯨供養塔」と書かれた古い石碑もある。菖蒲日記の中で三間あまりの背美(せみ)鯨を漁師達が仕止める場面を思い出させる。
 荒川邸は、現在はとり払われている。屋敷の裏手にあり、毎年花を咲かせていた凛凛しい諌早菖蒲の群落も今はない。
(古川和義)
あとがきに書いてあったんですね、
たしかに仲沖番所跡の碑がありました。
かなり広い敷地がそのままになっていて、嬉しいような、物悲しいような、、(笑)
でも主人公の姿がイメージできて良かったかな〜

また、なにかあったらレポートしますね。
久しぶりの管理人です。
管理が行き届かず申し訳ありません!

さて当方は非常に遅ればせながら代表作『諫早菖蒲日記』を読んでいるところです。
今年に入り某オークションにて入手したのですが、いまいち歴史物に食指が動かず途中で頓挫したままでした。
このほど最初から読み直しているのですが、いやぁ面白い、そして野呂さんの文章はやはり美しいなぁと頭を垂れている次第です。
野呂さんの文章の瑞々しさは、読み手の心を潤わせてくれますね。

ほかには『愛についてのデッサン―佐古啓介の旅 』を。予てより読んでみたかった作品なので念願叶ったといった感じです。
現在は新装版として販売されていますが(当方は旧版)、なるほどモダンな雰囲気の漂う作品ですね。比較的主人公に歳が近いので大変興味深く読みました。

野呂さん絡みでは、89年に刊行された佐藤正午の初のエッセイ集『私の犬まで愛して欲しい』を読了。近年も彼はエッセイの名手として岩波辺りからいくつかの著作を刊行しておりますが、この初エッセイ集の中で早くも野呂邦暢の影響を認めていることに気づきました。私は図書館で借りましたが、現在は絶版かもしれません。
内容に関して言えば、佐藤正午はこの時期から現在に至るまでほとんど変わっていない、ということが確認できます。
当方はファンなので大満足の内容でした。

またご存知の方も多いでしょうが、野呂邦暢の担当編集者であった豊田健次氏による『それぞれの芥川賞 直木賞』(文藝春秋新書)は、

野呂氏から送られた100通を超える手紙文から、作家としての才や人間的魅力をあぶり出す。〜解説より

といった内容です。個人的には豊田さんの文章が読み辛く、本自体の構成にも多少難があるような気がしますが、新書なので入手しやすいかと思います。


>エロ本屋現在たらみさん
はじめまして。ご挨拶遅れたことをお詫びいたします。
『諫早通信』の情報、有難うございました。
内容が気になるのですが、検索をかけたら出てくるでしょうかね?(独り言)


>コーヒールンバさん
この写真の有り難味にようやく気づけました!(遅い)
本当に貴重な写真を有難うございます!!
いつか訪れてみたいです。


>Metgumbnerboneさん
はじめまして。ご挨拶が遅れて失礼致しました。
『花火』は知りませんでした(当方入手の諫早はハードカバーなのです)。
諫早を読み終える頃には当然気になるでしょうから(笑)、文庫を図書館で探してみます。


>Emmausさん
はじめまして。
古書でもそれほど出回っていないように思いますが、
『棕櫚の葉を風にそよがせよ』は私もとっても好きな作品です。
数年前に図書館で借りたきりで記憶が覚束ないのですが、“ああいって君の事を案外馬鹿にしているかもしれないぜ”みたいなことを主人公に言う上司?の言葉が印象に残っています。
あの本こそは今の時期に再読したいですね。(夏の時期の話のような気がしたのですが…)


当コミュニティにつきましては、皆様ご自由にご歓談いただければと思います。
怠慢な管理人ですが、今後とも宜しくお願い致します。
諫早図書館。

地元の図書館なのに野呂さんの本が無いな〜と思っていて、係りの人に聞いたら奥の方に郷土のコーナーが有ったんですね、伊藤静雄なども・・・何度も行ってたのに分らなかったなんて恥ずかしい限りです。

地峡の町にてを読みました、、、最高ですね、近所の昔の風景と今の風景を重ねて想像したり、町や人の描写や雰囲気など僕好みで嬉しくなりました、それと野呂さんがどんな人だったのかを垣間見れた気がします、また読みにいきます。

うちは野呂さん宅の近くの床屋なのですがその昔来ていただいた事があるらしかったので、、親の世代の話ですけど。。母曰く変わり者だと、、、まあ自分の考えでは人間は誰しも変わり者だと思いますけどね。
初めまして。
mixiにあったんですね、野呂邦暢コミュニティ。

大学生の時、新聞で訃報を知ってショックを受けたことを思い出します。

芥川賞受賞作ということで手にした「草の剣」を始めに、文庫本が出るたびに購読していた同時代作家でしたが、残念ながら引っ越し等で蔵書が散逸してしまいました。
どっかの出版社(メインは集英社かな?)で全集編んでくれないですかね。
久しぶりにチョイネタですが、
仲沖の屋敷跡に案内板が設置されていましたのでご報告をと、、
この跡地がどうなるのか判りませんが、一寸嬉しいです。^^)
はじめまして。
最初に野呂邦暢の作品を知ったのは、高校時代の国語の問題集でした。何の作品だったか、忘れてしまったのですが、たぶん「一滴の夏」だと思います。学校帰りに本屋に立ち寄り、買った集英社文庫『一滴の夏』がいまだに手元にあります。
なつかしいものです。
こんな本がハードカバーで出版されていました。
人が増えてきて嬉しいです。
さらにさらに続き
失礼致しました。
ともかく人が増えて嬉しいです。
そしてこれが、そらんじて言えると、私がうそぶいている


 『十一月・水晶』
です!

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