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「美しい沖縄料理」教室コミュのウラチキチヌク

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幻の沖縄料理「ウラチキチヌク」

沖縄料理は数多いですが、いつでも、どこででも食べられるとは限りません。例えば「ウラチキチヌク」をご存知でしょうか。あるとき「にんじん食堂」へ来られたお客様がこんな話をしてくれました。
「沖縄と沖縄料理が大好きで30年近く通っていましたが、にんじん食堂で初めてウラチキチヌクを食べることができました。あちこち食べ歩いていますが、ウラチキチヌクだけはどのお店でも出ることがありませんでした。本で見ただけの幻の料理でした。」
じつは、その「にんじん食堂」が沖縄に誕生したのも幻のウラチキチヌクが原因だったのです。にんじん食堂の料理人の「じっちゃん」もかつては沖縄料理大好きの観光客でした。やはり、あちこち食べ歩いているのに「ウラチキチヌク」に出会うことができませんでした。
「それなら自分でつくってしまおう」と沖縄に引っ越して、にんじん食堂をオープンしたのです。
「ウラチキ」とは「裏付き」で「チヌク」とは「きのこ」のことです。煮含めたしいたけに魚のすり身をこんもりと盛り付けて蒸しあげる料理ですが、琉球料理専門店でもほとんど見かけません。素朴な料理なのに味よく、形よく完成させることがちょっとだけむずかしいからでしょうか。でもコツを飲み込めば墨で描いたチュラカーギー(美しい女性)のような艶やかな一品となります。黒と白だけの無彩色の料理なのに見た目にも深みがあるのです。その味わいは清楚なのに、おいしさの余韻が幾重にも楽しめます。脂っこいイメージの沖縄料理の対極に置かれた、これぞ琉球伝統料理です。
【材料】(小さめのもの=16個分)
干ししいたけ…小16枚 白身魚のすり身…200グラム 煮汁(干ししいたけの戻し汁・砂糖・塩・醤油…各適宜) 調味料(塩…2グラム  砂糖…大さじ2 みりん…小さじ1 片栗粉…小さじ2) 別に・片栗粉
【つくり方】
(1)干ししいたけは形のよい厚めのものを選びます。最初から軸が取り除いてあるものが便利だし、お得です。ひたひたの水で戻します。
(2)戻し汁などで甘辛い煮汁をつくって、しいたけを煮ます。泡立たないようあくまで弱火で煮て、グツッときたら火を止めて、そのまま味を含ませます。
(3)(2)をザルにあげて煮汁を切ります。布にしいたけをくるんで手で握って汁気を絞ります。
(4)沖縄では魚すり身に卵を混ぜた「カステラかまぼこ用の黄色いすり身」(200g・200円ほど)を購入できるので便利です。手に入らなければすり身と卵1個を混ぜます。調味料も加えてよく混ぜ合わせます。
(5)(3)の裏側(白い面)の軸を根元から切り取ります。さらにペーパータオルなどで水気を吸収させて、そこにに茶漉しなどで片栗粉をふります。いっぺんにふってしまうより(6)の作業をするつど、数個ずつふるほうが効果的です。
(6)(5)に(4)をバターナイフで盛り付けます。まず水平に詰めてから、半球状にこんもりと盛り上げます。最後に水を入れたコップに浸したバターナイフを使って、すり身の表面を水でツルツルに仕上げます。バターナイフは2本あった方が効率がよいです。
(7)盆ザルに(6)をすり身が上になるように並べて置きます。重ならないように気を付けます。まず外周をグルリと並べてから、中のほうを詰めていくとうまくいきます。しいたけの数が少ないときは適当に並べます。
(8)蒸気の立った蒸し器に(7)を乗せて、ふきんをかぶせてフタをして、もう一度蒸気が立ったらごく弱火にして15分ほど蒸して火を止めます。10分ほど置き、再度中火で10分ほど蒸してから冷まします。黄色かったものが、きれいな白色に変化しています。
(9)冷蔵庫で冷やせば、できあがり。
(10)冷蔵庫で1℃で保存すれば1週間は食べられます。
[ポイント]
(1)すり身にしいたけが触れると色が移って汚くなってしまいます。だから重ならないようにします。また、塩・淡口醤油で味付ければ色移りはしにくくなります。重ならないように蒸せるなら、濃口醤油を使ってもかまわないし、その方が味が強くなります。
(2)最初から強火で蒸すとすり身が膨張して、しいたけから剥がれてしまいます。弱火で長く蒸すか、上の(8)のように2度蒸しすれば失敗しません。2度目に蒸す前に半円状に切っておけば、蒸しが足りない心配はありません。
(3)私は甘いものはあまり好みではないのですが、このウラチキチヌクだけは通常のレシピの砂糖量では少なすぎて、おいしくありません。

コメント(30)

「ウラチキチヌク」は切り口がきれいです。半分か4分の1に切って、切り口が見えるように並べます(写真・左)。
または、黒と白を交互になるように並べてもいいです(写真・中)。このときは周囲が丸くつながるように、確かめてください。
「菜飯(セーファン)弁当」のおかずにしました(写真・右)。
すり身に混ぜる塩の量。
すり身の「1パーセント塩分」程度が適切と思います。
沖縄料理の本には「塩少々」と書かれています。
味見が難しいだけに、少々では少々不親切です。
これをつくる仕事をしているときは、なにか「お菓子屋さん」みたいな気分になります。
「おせち」に入れるときは…。
丸いままの形で蒸して、半分に切って、もう一度蒸しました。こうすれば、箱に詰めるときにラクです。詰める段階で切るのは、手間がかかります。また、なるべく手で触れないように注意しています。
少し時間がたったら、蒸し直すこともできます。
でも、蒲鉾の部分に茶色が移るので、白さが保てません。
ただ、そのほうが「おいしい」と思うこともあります。
うん。なんか、ほとんど自分で書いています。
挑戦してみてください。
「最初から強火で蒸すとすり身が膨張して、しいたけから剥がれてしまいます。」
これは十分に注意してください。
つくったら、写真もお願いします。
楽しみです。
メッセージをいただきました。
「こんばんは。今日、伊勢丹にてちょこっと覗かせていただきました。うじら豆腐とウラチキチヌクを購入させていただきました。ウラチキチヌクの味が物凄く印象的でした。物凄く良い干し椎茸を使用しておりませんか?物凄くいい味がでてたと思いました。」
物凄く良い干し椎茸…は使っていません。
ただし、厚みのある、あまり大きく開いていないものです。
椎茸の味と、魚すり身の味が合わさって「いい味」が出ているようです。
ウラチキチヌク、美味しそうですね。
1度は挑戦してみたいなと思うのですが、
「カステラかまぼこ用の黄色いすり身」は、どちらで購入できますか?
よろしければ、教えて下さい。
ちなみに、那覇市内在住です。
>ブースカさん
うちは、「マミヤ八重山かまぼこ」さんから買っています。
牧志公設市場の近くに、お店が2店あると思います。
もちろん、普通のすり身からでもつくれます。
ぜひ、挑戦してみてください。
「マミヤ」はホームページもあるので、検索してみてください。
>じっちゃんさん
ありがとうございます。
牧志公設市場の近くなら、徒歩圏内です。
小さなかまぼこ屋さんは、いくつか見掛けたことがあるので、
そのうちのどれかかも知れませんね。
近くのスーパーでは、普通のすり身も見当たらなくて・・・
調べて、是非行ってみます!
早速、作ってみました。
マミヤ八重山かまぼこさんへ行くと、予約が必要とのことでした。
既に、干しいたけの下ごしらえをしていたので、
すり身を買おうと行った魚屋さんで、
違うかまぼこ屋さんを教えてもらい、作りました。
ウラチキチヌクは、初めて食べましたが美味しかったです。
次は予約をして、マミヤ八重山かまぼこさんのすり身でも
作ってみようと思います。
感動的な味わいですよね。
実際につくった人は、はじめてです。
すごい。おいしいはずです。
おいしいものは、ほかの人にも食べてもらいたくなります。
この「ウラチキチヌク」なら、自信を持てます。
上の写真だけの感想ですが、
最後に、バターナイフなどにちょっと水を付けて、
表面をなめらかにすると、よりきれいに仕上がります。
うれしいです。つくってくれる方がいると。
料理は、まず一品から。
これをきちんとつくれることが大切と思います。
『おいしさの余韻が幾重にも』納得です。
また食べたいって思う美味しさですね。

さすがですね。ひと目で見破られてしまいました。
その工程は、省略しました。
というのも、そのかまぼこ屋さんのすり身(1種類のみ)は、
白かったので卵を入れたら、ゆるゆるになってしまったので、
余ったすり身(500g入りで600円でした)を足したのですが、
まだ少しゆるかったようで、水を付けるのをためらってしまいました。
(すり身をもう少し足せば良かったですね)
もっと滑らかなすり身を想像していたのですが、
そのすり身には、粒々状のお魚がたくさん入っていたので、
ゆるくなってしまったのかも知れません。
次回は、もうひと手間かけてみますね。
すり身の具合が、一番、むずかしい料理です。
二番目が、蒸し方でしょうか。
味付けは、そんなでもないです。
沖縄のすり身には、青とか赤の魚の皮が混ざっていることがあります。食べても問題はないのですが、きれいにつくるには、取り除きます。それから、しいたけの茶色いところが取れて、すり身に入るといけないので、これも注意します。
『料理学校の先生の野菜料理コツのコツ』(江上料理学院)
という本の中に、
「裏打ちしいたけ」という、よく似た料理があります。
「ウラチキチヌク」は「京料理」といっても、信じてもらえる料理ではないでしょうか。
京都の「にんじん食堂 うずまさ」でも、なくてはならない料理になりそうです。
昨晩、ウラチキチヌクをつくりました。
京都の錦の市場で見つけた蒲鉾屋さんで購入した「すり身」を使いました。
店によって、すり身のかたさ・水分が異なるので、苦労します。
しかし、すり身を自分でたくさんつくるのも、もっと苦労です。
ところで、今回のすり身には皮はほとんど入っていませんでした。
沖縄のものは、青や赤の原色の魚の皮がけっこう混じっていたのですが。
錦市場の「すり身」は混ぜものがあったので、別の蒲鉾屋さんにかえました。
100グラム200円と、沖縄のマミヤ蒲鉾さんの2倍の値段です。
ところで、今日は「おでん」の中に「ウラチキチヌク」と「うじら豆腐」を加えてみました。
うじら豆腐はやわらかくなったのに、ウラチキチヌクはなにかかたくなった感じです。
夏は、気温が高いので、すり身がゆるみやすくなります。
たくさんつくるときは、味付けしたすり身を冷蔵庫で冷やし、
少しずつ出しては、つくるようにしています。
「ウラチキチヌク」を、
「魚すり身」のかわりに「湯葉豆腐」を盛って、つくってみました。
湯葉豆腐の材料は、湯葉・豆腐・やまいもです。
「ベジタリアン」食、かつ、「京料理」になってしまいます。
だいぶタネがゆるい感じで、箸が少し入ってしまいます。改良の余地があります。
味はよいのですが、まだ、お客様には出せないというレベルです。
写真は、また後で載せるつもりです。
「湯葉豆腐のウラチキチヌク」
冷蔵庫で冷やしたら、だいぶかたくなりました。
箸ではさんでも崩れませんでした。
安心・安心。
「湯葉豆腐のウラチキチヌク」
写真の追加です。
「干ししいたけ」の軸を切り落とすタイミング。
干ししいたけはかたいので、そのままでは切れません。
よく水でもどして、ゆでます。
冷ましてから、軸を切るとよいでしょう。
軸を残したまま煮ると、
味がしみ込みにくい部分ができてしまいます。
「ウラチキチヌク」は、白と黒の無彩色なのに、
盛り合わせた皿の中で輝いています。
本日もウラチキチヌクをつくりました。
1回にだいたい25個前後をつくります。
蒸し終えたら、前回の残りを蒸しておきます。
2回めに蒸したものは、
茶色い色がかまぼこまで染みてくるので、
きれいな白色ではなくなるのですが、
味わいは、かえってよくなるようにも思えます。

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