英語 渡米して2〜3年の小学高校学年や中学生は、正確な英語文法の勉強を徹底して行うことが、秋から現地校で課題に対して、限られた語彙で短くてもミスの無い正確な文章を書けるようになるために必要なトレーニングです。主語に対応した動詞や助動詞を正確に使えることや、形容詞や副詞の使い方を習得することで、随分と英語文章を書くのが楽になります。時間のある夏休みに是非集中的に行ってください。 高校生は時間のある夏休みこそ、計画立てて本を読みましょう。次の学年で毎年課題図書となる本を調べて夏休みの間に読んでおくのは、英語力増強に役立ちます。マーク・トウェインの『ハックルベリーフィンの冒険』Adventures of Huckleberry Finn スタインベックの『二十日鼠と人間』Of Mice and Men 『怒りの葡萄』The Grapes of Wrathゴールディング『蝿の王』Lord of the Flies ホーソーンの『緋文字』The Scarlet Letter ダニエル・キイス『アルジャーノンに花束を』Flowers for Algernon アンネ・フランク『アンネの日記』The Diary of a Young Girl フィッツジェラルド『華麗なるギャツビー』The Great Gatsby ハーパー・リーの『アラバマ物語』To kill a mockingbird など、時間をかけてわからない言葉を辞書で引き単語ノートを作りながら英語で読むことや、文字を目で追いつつAudio Bookで耳からも同時に文章を聴くことはもちろんためになりますし、内容が理解できるほど英語力が十分でない場合は、日本語で夏休みの間にあらかじめ読んでおき、秋から英語で読む時のバックグラウンド知識をいれておくと良いでしょう。ただし、くれぐれも日本語で読んだだけで終わりにしないこと。「日本語で一度読んだからもう英語で読む必要はない」などという考えは、せっかくの英語力を身に付ける機会を逃すことになってしまいます。
社会 社会の基礎知識を確認しておきましょう。特に8年生以降に渡米した場合、他の生徒が小学生高学年から繰り返し触れてきたアメリカの歴史に触れる機会が全く無かったため、基礎知識が不足しています。英語より日本語での説明の方が理解しやすいなら、アメリカの歴史の漫画を読んで大まかな流れを頭にいれておいたり、歴史上の人物に関する本を読んだりしましょう。子供向けの英語絵本ですが、Holiday House 社のA Picture Book Biography シリーズは手早くアメリカの歴史の要点を頭に入れるのにお薦めです。初代大統領の George Washington奴隷解放の父Abraham Lincoln, 発明王のThomas Alva Edison, 最初のアメリカ国旗を作ったBetsy Ross, アフリカ系アメリカ人の公民権運動で知られるMartin Luther King, Jr. 女性として初めての大西洋独横断飛行したAmelia Earhart, などなど、たくさんの歴史上の人物に触れることができます。
理科 時間のある夏休みの間にサイエンスセンターの訪問など、普段できない理科に関わる見聞を広める機会を持つと良いでしょう。今年9月7日までCalifornia Science Center http://www.californiasciencecenter.org/ で行われている” Body World ”の特別展では献体をプラスチック化する特殊加工をして体の仕組みを本物の人間の体で見ることができますし、宇宙工学の展示も充実しています。また、サーベルタイガーなど哺乳類の化石が見られるPage Museum www.tarpits.org/ も、子ども達は喜びます。 また、子供向けの本ですが、理科の基礎知識を得られるお薦めの本、DK Children社のDK Eyewitness Books シリーズは写真も見やすく、解説もしっかりしています。Weather(天気), Universe(宇宙), Seashore(海辺の生き物), Fish(魚), Ocean(海), Reptile(は虫類) などなど、特にお子さんの興味のある分野の本は、多少難しい英語であっても子どもは一生懸命読みます。是非、買い与えてあげてください。
育英セミナーでは秋からの現地校学習に備える英語文法集中講座や小学生向け現地校英語準備講座、高校生向けGeometry / Algebra II / Pre Calculus / Calculus予習講座など、開講中です。毎年「受講しておいて秋から現地校数学で本当に助かった」と好評です。miyako@ikuei.comまで、お問い合わせください。