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紅茶鑑定士見習いの紅茶相談室コミュのQ&A

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Q&A

自分でネットで調べるべきかなとも思ったのですが、お尋ねします。

質問1・茶葉の賞味期限とはどの位でしょう?

質問2・風味の落ちた茶葉の有効活用方をご存知でしたら教えてください。(本来なら美味しいうちに飲みきってしまうべきなのでしょうが・・・)

質問3・ゴールデンティップやTGFOP等、イマイチよくわかりません。OPとかは茶葉のサイズで抽出時間が変わるんですよね?TGFとかFTGFは何がどういうふうに違うのでしょうか?

コメント(20)

さいさん、ご返事遅くなり、もうしわけございません。

このコミュニティは「紅茶の無料通信教育」ですので、気軽に尋ねてくださいね。

というわけで、今回もなかなか難しい質問があり、汗が出てきました。

>質問1・茶葉の賞味期限とはどの位でしょう?

最初がめちゃむずQですねぇ。即答できないために、本日、会社で実験してきました。

賞味期限3年の同じリーフティーを4種類飲み比べてきました。
A・・賞味期限2009.09.04で2ヶ月前に封を開けたもの。
B・・賞味期限2008.08.04で未開封。
C・・賞味期限2006.03.14で未開封。
D・・賞味期限2004.08.12で未開封。

そして実験の結果は・・・

B>CD>A   という感じでした。

特に、BとCDの差はあまりなく、Aだけが品質劣化が著しいというのが明らかでした。もともと、保存性の良い資材で梱包されたものですので、未開封のものに関しては自信があったのですが、やはり、そのとおりです。ちなみに、ティーバッグでは、賞味期限二年の商品で、
A・・賞味期限2006.04.26未開封と
B・・賞味期限2005.08.30未開封を比べましたが、残念ながらABともに風味が落ち、水色が濃くなり、おいしくなかったです。

やはり、保存によって異なりますが、リーフの完全包装では、3年から4年。ティーバッグは2年くらいが目安ではないでしょうか。ただし、開封後は速やかに飲まれることをお勧めします。



>質問2・風味の落ちた茶葉の有効活用方をご存知でしたら教えてください。(本来なら美味しいうちに飲みきってしまうべきなのでしょうが・・・)

今、自信を持っていえるのは二つ。ひとつは脱臭剤。紅茶は他の匂いを吸収しやすいので、脱臭剤代わりに使えます。もうひとつはうがい薬。その茶葉から抽出した紅茶でうがいをすれば、風邪が引きにくくなります。(カテキン、ポリフェノールの効用)

そして、今、研究したいと思っているのが、最近、出会った調理師の方に言われた料理用に使用すること。私が、ほとんど料理が出来ないので、真偽のほどはまだわからないのですが、燻製に紅茶を使うととても香ばしいらしくて、多少痛んだ茶葉でも大丈夫だそうです。これは、もう少し研究してから再度、報告させていただきます。


>質問3・ゴールデンティップやTGFOP等、イマイチよくわかりません。OPとかは茶葉のサイズで抽出時間が変わるんですよね?TGFとかFTGFは何がどういうふうに違うのでしょうか?

これは、またまた、本格的な質問ですが、ややこしい話なのです。説明するのもめんどくさいくらい(いやいや。めんどくさくないです。むしろこのようなややこしいことをわかっていただくことがこのコミュの目的なのです)では、出来るだけわかりやすく説明します。今回はオーソドックス製法の説明をします。

オーソドックス製法のグレード(紅茶の世界ではグレードというと、品質の良し悪しは全く関係なく、茶葉の大きさを表します)の説明をします。大きく分けて4種類。

OP(オレンジペコ)
BOP(ブロークンオレンジペコ)
BOPF(ブロークンオレンジペコファニングス)
D(ダスト)

これが基本なのです。そこに修飾語がつく場合があります。
F・ファニングス・・最上の
G・ゴールデン・・金色のティップを多く含む
T・ティップ・・ティップ(芯芽)を含む
F・フラワリー・・花のような

これが合わさってFTGFOP(ファイネスト、ゴールデン、ティッピー、フラワリー、オレンジ、ペコー)などとなるのです。大きさに関しては、まあまあ共通ですが、修飾語に関しては生産者ごとに付ける基準はまちまちなので、あくまで目安と思っていただいたほうが良いと思います。まあ、私もそうですが、自分の売りたいものの品質はより良く言うので、大げさな修飾語を付けるものなのです。

ちなみに、この冬、某、H急百貨店様の冬のお歳暮カタログ(青)に載せていただいた「神戸紅茶」の2006セカンドフラッシュリーフギフトのダージリンとアッサムのグレードはともに「FGTFOP1(さらに一番)」というグレードの茶葉です。

こんな感じでわかっていただけましたでしょうか。これってむちゃくちゃややこしい話ですので、難しければ再度説明にチャレンジさせていただきます。
大変丁寧な回答をありがとうございます。

難しい質問・・・わざとしている訳ではないのですが、あまりにも知らなすぎの為そういうことになってしまっているのではないかと。申し訳ないです。

それにしても、賞味期限切れでも未開封ならまだまだいけるんですね。しかも期限内の開封済みのものより美味しいなんてびっくりです。実験の結果から見ると、空けてしまった後は1−2ヶ月で飲みきった方が良いみたいですね。50グラムと100グラムのパッケージでどちらを買おうか迷っていたのですが、この結果を参考にして小さいほうを買おうと思います。(海外なので神戸紅茶さんの商品が買えなくてスミマセン。)

古い紅茶の使用法では、うがい薬と聞いて驚きました。ということは、紅茶は飲んでも風邪予防になるんでしょうか? 1日1杯の紅茶で風邪知らず、という感じで。紅茶味ののど飴とかもあったらいいですね。

最後の質問ですが、記号の意味はおかげさまで分かりました。とても分かりやすい説明をありがとうございます。
それで、このゴールデン、ティップ、フラワリーですが、この中のどれかが含まれているとより美味しいとかあるのでしょうか? 同じ種類のお茶でも、フラワリーな茶葉とそうでない茶葉では味が違うのですか?

ところで、賞味期限の事もフラワリー系の事も、頭で考えなくても自分が美味しいと思うものを飲めばいいのは分かっているのですが、どうもまだ自分の舌に自信がありません。今の時点では、神戸紅茶さんのような実験をしても、味の違いが分からないと思うんですよね。だけど味覚を磨くには美味しいものを味わって知っていかないとダメかなと思い、神戸紅茶さんに教えを乞ってしまいました。いろいろとご迷惑をおかけする(おかけしてる)と思いますが、今後ともよろしくお願いします。
実は、紅茶鑑定士見習いと名乗っていますが、紅茶を口にするようになって、まだ、一年半くらいしかたっていないのです。それまでは・・紅茶の匂い(香り)が嫌いで、全く飲んでいませんでした。喫茶店でもコーヒー以外は頼んだことがないようなコーヒー党だったのです。もちろん今でもコーヒーは好きですが、外では紅茶を飲むようになりました。というわけで、この会社に入って、なぜか原料企画室に配属され、毎日毎日、紅茶付けの日々が、とてもつらかったのを覚えています。・・・というのも原料企画室では、世界中から送られてくるサンプルをすべて検茶し(試飲)、味を鑑定するのです。一日に150杯くらい飲むのですが、もちろん飲みなれていない私は、2,3杯目で口が渋くなり、味なんかまったくわからなかったものです。要は慣れの問題ですね。今ではようやく多少の鑑定が出来るようになって来ました。

あ、そう言えば「FGTFOP」ですが順序を付けるとFGTFOP→GTFOP→TFOP→FOP→OPといった感じでたくさんついているほうが良いようです。ちなみにOPの華やかなのがFOPで、さらにティップの多く含まれているのがTFOPで、さらにゴールデンティップなものがGTFOPでそのなかでも良いものがFGTFOPだそうです。よって、GOPやFFOPなどは存在しません。ただし、その修飾記号については、茶園によってつける基準が全く違うために、グレードだけで品質を見極めるのはとても難しいことかと思います。
すみません。お返事が遅くなってしまいました。

それにしても神戸紅茶さんが紅茶嫌いだったなんて驚きました。それなのに紅茶会社に就職、しかも紅茶飲み課(原料企画室)に配置されてしまうなんて、当時はさぞかし・・・
お話を読んでいるだけで、私の口の中まで渋々してきてしまいました。

品質記号の説明も良く分かりました。ありがとうございます〜
別トピとたてるより、せっかく”Q&A”とうことですので、
こちらから質問しまぁす。

えっと、紅茶の本場”イギリス”は、
”硬水”なので、同じ茶葉でも、
日本で飲むのとでは、味も色も違うのでは?
と聞いたことがあります。

でもって、日本でコントレックスなどの硬水を使って入れても、
酸素の含有量が少なすぎるんで、これまた、本場とは違う・・・とか。

やっぱり、日本の紅茶と外国の紅茶は味が違うのでしょうか?
僕にも質問させてください!

紅茶の葉が脱臭効果があるというのは知っていましたが、これは紅茶を飲んだ後の葉でも同様の効果があるのでしょうか?

もし紅茶を出した後の葉でも効果があるなら、古くなった茶葉から淹れた紅茶をうがい薬にして、使った茶葉を脱臭剤にすれば、紅茶をフル活用できるなぁ〜と思って。

もしわかったらでいいので、教えてくださいm(__)m
あおおにsan,ご質問ありがとうございます。

硬水と軟水では、抽出仕方がずいぶん変わります。一般的に、軟水は水色が薄く、渋みも出やすくなります。硬水は水色が黒っぽくなり、香りが少なくなります。どちらが良いかは好みによるところが大きいのですが、一般的に軟水のほうが紅茶には向いているといえます。公ちゃの本場のイギリスの水が紅茶には余りあわないって言うのは不思議ですが、だからこそ向こうではミルクティーが主流なのかも知れません。
 ちなみにコントレックスなどペットボトルを使用する際は思いっきり振ってください。そうすれば酸素を含ますことができますよ。

岡ちゃん(Masa)さん、こんにちは。
 なかなか、難しい質問ですが、基本的には、使用済みの茶殻でも消臭効果はあります。うまいこと使えば岡ちゃんさんの言うとおり、フル活用です。ただ、ひとつ問題があります。それは、いったん水分を含ますために、茶殻が腐りやすくなります。薄く広げて天日干しにしたり、ドライヤーなどで乾かさないと茶殻は腐ってしまいます。腐った茶殻を冷蔵庫などに入れて消臭剤代わりにしようとして、その腐った匂いで冷蔵庫中に大被害を及ぼすこともあります。ですから、しっかりと乾燥させてください。
>神戸紅茶さま 
 お返事ありがとうございます。
 そっか、そういう理由でミルクティが主流なのかもですねぇ。
 じゃぁ、一度本場を味わう!ってことで、
 思いっきり振ったコントレックスで、ミルクティーでも入れてみようかしら???
 なんだか、科学の実験みたいでちょっとワクワクします。
☆質問☆
セイロンティーが好きでよく飲むのですが、最近ますますわからなくなってしまったことが…。
好んで飲むのがディンブラのはずなのに…、お店・メーカーによってまったく味が違うように感じられます。そして、このところディンブラとニルギリの区別がつきません。 まちがいなく、私がわかっていないだけだと思いますが…、似てませんか?この二つ…。
なべさんさん、ご質問、ありがとうございます。


ディンブラとニルギリには、明確な差があります。それは、香りです。たしかに、おっしゃるように、ディンブラとニルギニはどちらもベーシックな紅茶の代名詞ですが、どちらも、ベーシックさがウリなのです。ただ、香りの面では差が出ると思います。この、差は、ベストクオリティーの茶を味わえばわかると思いますので、次の、ベストシーズンをお待ちくださいませ・・
ポンパドールのダーリンのルイです。
質問です。
セイロンティーにはCTCは無いと聞いたのですが
本当でしょうか?
御返答、非常に遅くなり大変申し訳ございません。

因みに、セイロンでもディンブラなどCTCを作っている茶園はありますよ(ただ圧倒的にオーソドックスが多いのですが…)
神戸紅茶さま
勉強になりました!
ありがとうございました。
ポンパドールのダーリンのルイです。
質問ですが、
1、アールグレイの着香は国内で付けているのですか?
  それとも現地で付けているのでしょうか?

2、着香の過程はどの時点で付けているのでしょうか?(摘採〜乾燥後)

3、着香の原料は液状ですか?それとも固形でしょうか?
  フレッシュですか?それとも抽出オイルでしょうか?
ポンパドール様、回答がメチャメチャ遅くなって、大変申し訳ございません!!

着香についてのご質問ですが、わかる範囲でお答えします。


まず、紅茶の作り方ですが、製茶工場にて、荒茶まで加工します。そして、売買され、日本に送られてきます。それをブレンド加工した後に、ベルガモットフレーバーを着香します。コレが、一番オーソドックスな方法と思います。もちろんセイロン100%のアールグレイもありますが、製茶工場で着香するのではなく、その後、ブレンド工場か、パック工場にて着香されていると思います。ちなみに、神戸紅茶では上記のように、社内(神戸紅茶の工場内)で着香しているものと、某国(紅茶産地でない国)の紅茶屋さんにてブレンドのち着香したものの、2種類をあつかっております。

んで、香料ですが、抽出オイルの含まれた、液状タイプを使っているとこが多いかと思います。ちなみに、その抽出オイル含有香料を直接匂うと、むせ返ります!!強烈です。目から涙がホロホロとこぼれます
神戸紅茶さま
なるほど、そんなに強烈だったのですね!
勉強になりました。
ありがとうございます。
えり様、書き込みありがとうございます。

ただいま、自宅にてPCに向き合っていますので、正確な答えが出来ないことをお許しください。

まず、フレーバーティーの香料ですが、100%添加物でありますので、原材料表示には記載するべきものです。(添加量が少なければ記載する義務が無い場合もありますが、紅茶の場合は、間違いなく記載の対象になると思います)

んで、その香料ですが、天然物質由来のものに化学物質で薄めるものが主流だと思います。

紅茶の場合は、添加の割合が比較的、他のものよりも多いと思います。(というのも、ガムなど直接くちにいれるものに対して、紅茶はその50倍以上のお湯で抽出することによって、味を保つからです)

香料屋さんは、たくさんあって、それぞれに同じ香りでも内容は異なりますので、ここでの説明は避けますが、よほどイイカゲンなところ以外のものは安心して使ってもらって良いと思います。

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