流行語大賞〜！コミュの考察：2005

2005の候補語において分類。同時に2006以降のNGワードでもある。

愛・地球博　 2005年3月25日〜9月25日に愛知県で開催された日本国際博覧会。テーマは「自然の叡知」、のべ入場者数は2205万人に達した。「あいちきゅうはく」は、もちろん｢愛・地球｣と｢愛知｣の語呂合わせ。（戻る）

iPod　 2005年に注目を集めた、米アップル社のハードディスク型携帯音楽プレイヤー。iTunesは同社の音楽管理・再生用ソフト、iTMS（iTunes Music Store）は同社が展開する音楽配信サービス。（戻る）

悪質住宅リフォーム　 2004〜05年に中古住宅のリフォームに絡んだ詐欺事件が多発した。住まいの老朽化には不安があるうえ、居住者に高齢者が多いこともあって、連続被害に遭う人も出るなど社会問題化した。（戻る）

あざーす　 「ありがとうございます」の略。若手芸人が先輩芸人、プロデューサー・などスタッフに対して最敬礼をしながら発する。アンタッチャブル・山崎弘也がうまい。言い出したのはビビる大木といわれる。（戻る）

アスベスト（被害）　 補強材、保温材、吸音材、フィルターなどに広く使用されてきたアスベスト（石綿）が原因で、造船業・建材業などさまざまな企業に肺がんと中皮腫による死者が発生していることが判明し、大問題となっている。（戻る）

頭がいい人、悪い人の○○○　 「頭がよくなる・悪くなる」「頭のよい人・悪い人」が、2005年出版界の一大キーワードだった。樋口裕一著『頭がいい人、悪い人の話し方』に代表される。（戻る）

圧勝　 2005年に圧勝したもの。過去最高益を記録する可能性の高いトヨタはじめ名古屋経済、第44回総選挙における自民党、日本シリーズ４連勝で日本一に輝いた千葉ロッテ、朝青龍、ディープインパクト。（戻る）

打ち水大作戦　 「夏場の電力不足と深刻化するヒートアイランド現象に対抗するために、打ち水で都会の気温を２度下げよう」を合言葉にした運動。自治体やＮＰＯなどさまざまな団体が取り組んでいる。（戻る）

鬼嫁　 嫁に虐げられる日々を記録したイラストレーター（30代、熊本出身、福岡在住）のブログ『実録鬼嫁日記』が好評を博して単行本に。プロレスラー佐々木健介の『嫁バカ日誌』に登場する妻・北斗晶の代名詞にもなった。（戻る）

おひとりさま　 「個」の確立ができている人間。ジャーナリストの故・岩下久美子さんが著書『おひとりさま』で定義。自立心を育むことにより充実した人生を送れるというライフスタイルを提唱。昨今「おひとりさま市場」が広がっている。（→訂正とお詫び）　（戻る）

かるくヤバイ!?　 2005年、サッポロ「スリムス」のCMで観月ありさ、工藤静香が脇腹をつまんで言った。ちなみに若者が「ヤバイ」を、｢美味しい｣｢のめり込みそうな｣｢魅力がありすぎる｣等の意味で使うようになったのが2000年あたりから。（戻る）

官製談合　 国や自治体など公共工事の発注側が入札価格を調整、落札業者決定に関与すること。 猪瀬直樹委員が道路公団副総裁に「あなたは今、嘘を言っている」と強く迫る場面が報道されたのが印象的な「公団橋梁工事談合」など。（戻る）

寒天レシピ（または春雨ヌードル）　 腸がんや糖尿病などの発生を抑制する効果があるといわれる食物繊維を豊富に含む寒天がブームに。成分のほとんどが水分であるため、ダイエット効果の期待も。春雨は、寒天ではないが同様の効果を期待してブームに。（戻る）

クール・ビズ　 2005年夏、政府が主導した軽装運動。ネクタイを外し、上着を脱ぐことで、冷房の温度設定を上げようというもの。ネクタイ業者に配慮したためか、秋口からはウォーム・ビズが提唱されている。（戻る）

くの一候補　 "2005年9月の衆院選、小泉首相は、先の国会で郵政民営化法案に反対した""造反議員""に対し各区で対立候補を立てた。うち、佐藤ゆかり、片山さつき、小池百合子などの女性各氏は、マスコミからくのいち候補とよばれた。"（戻る）

小泉劇場　 2005年9月の衆院選は、小泉首相の意図するせざるに関わらず「造反」「刺客」「くのいち候補」の登場、郵政民営化問題に絞られた単純な争点などにより、さながら「小泉劇場」の態をなした。その結果「小泉一人勝ち」。（戻る）

小泉チルドレン／小泉シスターズ　 "第44回衆院選、自民党では83名の新人が当選。特に女性候補は全員当選。新人議員は、当初派閥に入らず、""小泉学校""として、党執行部の指導の下に入って学習を重ねた。彼ら新人を総称して小泉チルドレンとよんだ。"（戻る）

子育て支援　 最新の「子ども・子育て応援プラン」は2005年度から5年間の国の少子化対策計画。1995年度からの「エンゼルプラン」、00年度からの「新エンゼルプラン」につぐ第3弾の少子化対策となっている。（戻る）

さおだけ屋はなぜ潰れないのか？　 儲かりそうもないのになぜかなくならない職業・さおだけ屋。そういう身近な話題から会計の大切さを説いた『さおだけ屋はなぜ潰れないのか？』がベストセラーに。著者は会計士・山田真哉。（戻る）

ＪＦＫ（ウィリアムス、藤川、、久保田）　 2005年、プロ野球セ・リーグの阪神タイガース優勝に貢献した救援投手3人の総称（J＝ジェフ・ウィリアムス、F＝藤川球児、K＝久保田智之）。（戻る）

刺客　 2005年9月の衆院選、小泉首相は、郵政造反組の自民党候補者に対し、造反を理由に公認を与えず、対立候補を立てた。綿貫民輔、亀井静香、堀内光雄、小林興起などに当てられた強力候補は「刺客」とよばれた。（戻る）

ジャンガ、ジャンガ♪　 お笑いコンビ・アンガールズが、コントのオチに使う決めポーズ。一人が屈んで、その後ろにもう一人が立ち、「はい！ジャンガジャンガジャンガジャンガジャンガジャンガジャ〜ン」と連呼、広げた両腕をクロスさせて左右に動かす。（戻る）

食育　 望ましい食生活・食習慣を子どもの頃から育む「食育」はかねて提唱されてきたが、2005年6月にはついに食育基本法が成立。内閣府に「食育推進会議」が設置され、国民運動として取り組まれることになった。（戻る）

女性専用車両　 痴漢、盗撮などの急増により女性専用車両を設ける鉄道会社が急増。首都圏では、JR埼京線をはじめ、西武線、小田急線、東京メトロ半蔵門線などが朝晩のラッシュ時を中心に導入。賛否が起こった。（戻る）

スタンディング・バー（立ち飲み屋）　 サラリーマンの憩いの場とされてきた「立ち呑み」スタイルが「スタンディングバー」と名前を変え、女性や若い世代にも人気となった。新規のものは、海外の立ち飲みスタイルのバーをイメージした店構え。（戻る）

戦後60年　 第2次大戦終結（1945年）から60年。世界各地でさまざまな動きがあった。（戻る）

想定内（外）　 ライブドア堀江貴文社長が、その負けず嫌いな性格からフジVSライブドア騒動の中で連発した。簡単な言葉に翻訳すれば「そんなことわかってますよ」。（戻る）

第3のビール　 食味や風味はビールに近いものの、原料に麦芽を使用しないなど製法が異なるため、酒税法で「ビール」にも「発泡酒」にも属さないアルコール飲料。「その他の雑酒」や「リキュール類」に分類。酒税が低いため安価。（戻る）

○○タン　 人名（主に女性）につける「ちゃん」を声優やアニメキャラなどへの愛情を込めて訛化させたもの。幼児音的なニュアンス。web上で人気の佐藤ゆかり議員が、一般メディアにおいても「ゆかりタン」と書かれて一般化？（戻る）

ちょいモテ、ちょいワル　 岸田一郎編集長率いる月刊ファッション雑誌『LEON』（主婦と生活社）が繰り出すコピー群とその周辺文化。02年に特集された「モテるオヤジの作り方」を皮切りに30〜50代男性に向け「チョイ不良（ワル）オヤジ」などのフレーズを生み続けている。（戻る）

ディープインパクト　 日本競馬史上２頭目の「無敗の３冠馬」となったのがディープインパクト。NASAが１月に打上げた彗星探査衛星の名称もディープインパクトであるが、日本ではもっぱら前者が話題に…。（戻る）

敵対的買収　 株式の公開買付け（ＴＯＢ　take over bid）等の手法を用い、相手企業経営陣の意図に反して行う企業買収。（戻る）

電車男　 かねてよりインターネット掲示板「２ちゃんねる」で話題となっていた純愛物語は、書籍化されたものが100万部を超えるベストセラー。主人公が「電車男」。映画化、ＴＶドラマ化、漫画化、舞台化と続き2005年も話題に。（戻る）

ＮＡＮＡ　 1999年、『クッキー』誌創刊と同時に連載をスタート。ボーカリストの大崎ナナと恋人を追いかけるように上京した小松奈々の２人を軸にした友情や恋愛などの人間模様が描かれる漫画。読者の口コミで大ヒット作に成長。（戻る）

なまら／せんない　 女子高生がカッコいい、カワイイといっては、自分とは縁もない土地の方言を使っている。「なまら」（とても：北海道弁）や「せんない」（面倒くさい：山口弁）など。（戻る）

２０××年問題（…６，７，８年など）　 西暦2000年問題（Y2K）以来、毎年のように20XX年問題が発生している。2006年問題は「ゆとり教育を受けた世代が大学に入ってくる問題」、2007年問題は「団塊世代が退職期を迎えることに伴う諸問題」など。（戻る）

日勤教育　 JR宝塚線の脱線事故で明らかになったJR西日本社内の懲罰的再教育。泊まり勤務が基本となっている運転士や車掌が、朝から夕方までのいわゆる「日勤」で教育を受けるため「日勤教育」とよばれる。（戻る）

ネット心中　 渋井哲也著の書名。ネット心中とは、インターネット上で知り合い、実際に会って一緒に自殺すること。警視庁の発表では、ネット心中により、2003年は12件34人、04年は19件55人、05年(３月末時点)は20件54人が死亡。（戻る）

脳力　 脳機能イメージング研究の第一人者、東北大学川島隆太教授の著書『脳を鍛える大人の計算』（くもん出版）はじめ一連の「脳本」が売れた。（戻る）

のまネコ　 "2005年のヒット曲「恋のマイアヒ」のキャラクター「のまネコ」。これがweb上の大掲示板「２ちゃんねる」で親しまれる猫のアスキーアート「モナー」に""インスパイア""されて出来たものだったことからその後大騒動に。"（戻る）

ハードゲイ　 男性の同性愛者で、特に男らしさ、硬派な男性性にこだわること、またはそうした人たちのこと。略してHG。2005年は、お笑いコンビ・レイザーラモンのうちHGがその扮装をして人気に。（戻る）

ハイ×５♪あるある探検隊♪　 お笑いコンビ・レギュラーの持ちネタ。「ハィ!ハィ!ハイ、ハイ、ハイ!」「あるある探検隊!あるある探検隊!」と囃しつつ漫談をする。（戻る）

ヒラリーマン　 自民党比例南関東ブロック35位で立候補し、望外の当選を果たした杉村太蔵議員が、自らについて語ったことば。（戻る）

ヒルズ族　 六本木ヒルズに住むか職場を持っている、あるいはその周辺にいるお金持ち。（戻る）

フィッシング　 金融機関や通信業者などを装って電子メールを送り、住所・氏名・銀行口座番号・クレジットカード番号などを指定のホームページに書き込ませて情報を聞き出し、金銭的被害を与える詐欺。（戻る）

フォーーー！　 お笑いコンビ・レイザーラモン(住谷正樹と出淵誠)の住谷がハードゲイに扮し、レイザーラモンＨＧとしてテレビに登場したところ大ブレイク。独特の腰の動きを真似して親に頭をたたかれる子どもが続出。もちろん子どもの答えは「ＯＫわかりましたフォーー！」。「フォー」（正確には「フー」）はその持ちネタ。（戻る）

富裕層　 「金持ち」という名称に阿漕さが臭うため「高額所得者」と言い換えられ、さらに色を薄めた「富裕層」になった。〔現代用語2006・社会風俗用語〕（戻る）

ブログ　 ウェブログ(Web-log)の略称。従前よりは格段に容易に、また低コスト（ときに無料）で、個人がウェブ上に日記や写真等を公開・更新できるため大人気。他のブログと連携するトラックバックなど機能も十分。（戻る）

平成の大合併　 「平成の大合併」は1995年の合併特例法の改正をもって始まり2005年に大詰めを迎えた。が、同法は5月に改正法が公布され、さらに合併が進む。99年に3200余あった市町村は、06年には1850程度に再編される見通し。（戻る）

ポスト小泉（麻垣康三）　 自民党総裁任期が2006年9月に切れる小泉政権にとって、この秋以降、重要な課題はその後継。有力候補者と目される麻生太郎・谷垣禎一・福田康夫・安倍晋三の各氏から一字ずつとって麻・垣・康・三。（戻る）

ボビーマジック　 2005年プロ野球日本一に輝いた千葉ロッテ・マリーンズのボビー・バレンタイン監督の采配、選手起用等への賛辞。ロッテナイン（とりわけ前任時に育成された選手や今回抜擢された若手）を指してボビーチルドレンとも。（戻る）

ホリエモン　 ライブドア・堀江貴文社長の愛馬ホリエモンは2005年9月、高知競馬場で９戦目にして初勝利を飾った。堀江社長当人は衆院選で国民新党亀井静香に敗北。（戻る）

ホワイトバンド　 サッカーの中田英寿選手はじめ多くの有名人を起用した世界的な貧困撲滅運動で、売られる白い腕輪（300円）。（戻る）

ムシキング　 セガ・エンタープライゼスが2003年１月に発売した昆虫バトルゲーム。05年４月にはテレビアニメの放映も始まった。その影響から本物のカブトムシやクワガタムシの輸入も大幅に増えており、生態系の問題にまで…。（戻る）

村上ファンド　 元通産官僚村上世彰が代表を務めるＭ＆Ａコンサルティングの通称。ニッポン放送、ライブドア、西武鉄道、阪神電鉄など2005年の話題には、必ずと言っていいほど村上ファンドの名が出てきた。（戻る）

メイドカフェ　 "フレンチ・メイドのコスプレをした店員が「お帰りなさいませ、ご主人様」などと出迎えてくれる喫茶店。""おたくの聖地""とされる秋葉原で誕生したとされる。「メイドカフェ」は登録商標。一般名称は「メイド喫茶」。"（戻る）

萌え○○　 「ある事物に対して、深い思いを抱く」ことをさす「萌え」は、2005年にはおたく世界を越え、かなり一般化。萌え業界、萌え銘柄、もえたん、萌え株本、萌え属性などさまざまな使われ方をしている。（戻る）

ＭＯＴＴＡＩＮＡＩ（精神、運動）　 2004年ノーベル平和賞を受賞した、ケニアのワンガリ・マータイ環境副大臣が提唱。2005年7月、アフリカ貧困解消に向けたイベントで基調演説し、日本語の「もったいない」の気持ちを生かした取り組みが必要だと訴えた。（戻る）

郵政民営化　 2005年9月11日の解散総選挙後に開かれた第163特別国会において、小泉政権が提出した郵政民営化法案が成立した。（戻る）

ロハス　 LOHAS（Lifestyles of Health and Sustainability）。環境と人間に負荷をかけない生き方。1998年アメリカで社会学者P.レイと心理学者S.アンダーソンが提唱、起業家Z.リサビがマーケティングのコンセプトして命名。（戻る）