ミングルコミュのNYファションリポート

2007 Fall & Winter New York Collection

2月にNew York Fashion week が開催された。今シーズンはセレブリティーが少なく、やや盛り上がりにかけるシーズンであった。少し前から話題となっていた細過ぎモデル、それらをキャストしないデザイナーが増え、バックステージでも豪勢な食事が用意されていた。
それと会場移転問題、ニューヨーク・コレクションのメイン会場はブライアント・パークの特設テント、しかし次回は新しい場所に移さなければならない、ラルフ・ローレン、ドナ・キャランといったデザイナーは今回から新たなロケーションでショーを行っており、今後ニューヨーク・コレクションが何処でおこなわれるのか？多くの関係者が注目している。

今シーズンのトレンドについて観てみると、カラーはブルー、レッド。ことにブラックとコントラストで用いるのが多く見受けられた。ベージュ系はこの秋冬は一休みといった感じでした。素材では特にイヴニングにメタリック素材が非常に多く見られたのに加えて、久々にシークイン（スパンコール）がカムバックで光沢のあるデザインが沢山観うけられた。最も用いられたアクセサリーと言えばレザーのグローブ。
ベルトではウエストをマークする傾向は引き続きであるけれど、そのポイントはロー・ウエストではなくなってきていて、ハイウエストのシルエットがリバイバルしてくる感じでした。シューズやバッグはシンプルで、ロー・キーなものが多いけれどその分、今シーズンはストッキングにこだわるコーディネートが多く見られていたのも大きな特徴でした。帽子もエレガントでスタイリッシュなものがトレンドで全体的に、華やかさは無いものの日常生活に取り入れ易い作品が多かった今シーズン。好評だったデザイナーを挙げるとマーク・ジェイコブス、ヴィラ・ウォン、プロエンザ・スクーラー、マイケル・コース、デレク・ラム、ロダート、マランデリーノなどがよい評価を得ていた。私自身がショーのバックステージに関わったデザイナーのコレクションを紹介します。
Rodarte（ロダート）
素材使い、縫製テッニック、技巧的なシルエット等、クチュール的なクリエーションを見せるデザイン・チーム、作品としては評価が高いコレクション。Hairはモナリザをイメージしたスタイルでウェーブアイロンを使ってリッチのあるウェーブを表現していた。
Carmen Marc Volvo　(カーメン・マルク・ヴォルヴォ)
本来、フォーマル・ウェア＆ドレスのブランドとして知られるカーメンのショー、いつもながら彼のショーはエレガント。Hair styleはトップでひとつに結び少しずつ毛束をヘアーピンで少しずつ留めて仕上げていく。
　
Malandrino (キャスリーン・マランドリーノ)
フランス人バレリーナ、ジジ・ジャンメールをイメージしたコレクション。モデルが全員、ジジを真似たヘアで登場。Hair はすべてウィグデ土台の地毛をフラットに作りこむ。
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