[MEGA RARE!見本盤!Trading At A Higher Price!/It does not come out rarely!/It is Amazing Sound Pressure!]
20代前半だった鈴木茂が単身渡米し、完成させたFirst Album、作詞は全編にわたって、はっぴいえんどで活動した松本隆が担当した。当初、いわゆるMotown SoundのRhythm Section[James Gadson(Dr)/James Jamerson(B)]というMembersを予定していたそうですが、Coordinatorの手違いで、予定していたMembersを、手配出来なかったそうです。偶然に偶然がかさなり、Little Feat/Santana/Sly & The Family StoneなどのMembersからなる、当時のWest Coastの腕利きMusicianをBack BandにRecording、期間はたった1ヶ月!結果として、このSoundはとても素晴らしく、たぶん鈴木茂自身もそう思ったから、このSoundを出すべく帰国後にHUCKLEBACKを結成したのではないかと思います。このAlbumには3通りのRhythm Sectionの組合せがあります。Doug Rauch[B]/David Garibaldi[Dr]の組み合わせ。Doug Rauchは1970年代の始め、San Franciscoで活躍していたSession Bassistです。彼のPlayはSantanaの(Caravanserai-72*所有)などで聞かれます。(*交通事故で他界)David Garibaldiは、Tower Of PowerというBandで1970年から76年まで、Drummerとして活躍していました。Tower Of Powerは、Horn SectionのDynamicな切れ味とRhythm Sectionのうねりが、すばらしいBandです。Tower Of Powerの名盤といえば(Back to Oakland-73*所有)です。彼の入っているものは、ほとんど素晴らしい。現在では、Session Drummerとして活躍しています。Doug Rauch[B/Greg Errico[Dr]の組合せ。Greg Erricoは、1968年から1973年くらいまで、Sly and the Family StoneのMembersとして活躍していました。Kenny Gradney[B]/Richie Hayward[Dr]の組合せ。 このRhythm隊も強力です*絶頂期のLITTLE FEATのRhythm隊!Bill Payne[Key]とSam Clayton [Per]、この4人はLittle FeatのMembersです。Little Featは、故Lowell Georgeによって1969年Los Angelesで結成されたBandです。このBandは色々な人々に影響を与えました。特に鈴木茂は、Lowell GeorgeのGuitar Styleから受けた影響はとても大きい!他にも、Southern All Starsの桑田佳祐も(いとしのフィート)という曲を書いています。4人は、Dixie Chicken-73*所有、から現在のまでのAlbumに入ってます(Ritchie Haywardのみ最初のAlbumから)。またSectionも多く、矢野顕子さんのJAPANESE GIRL-76*所有、Robert PalmerのPressure Drop-75*所有などに参加しています。Don Grusin[Key]は、映画音楽の作曲家Dave Grusinの弟で、1980年代始め頃は、Fusion Sceneで活躍し、自身のAlbumも何枚かだしている。このAlbumの頃、鈴木茂のTrade Markといえば、Fender Stratocaster。はっぴえんどの頃は、自作のGuitarとかいろいろなものを使っていたようですが、この時期から78年くらいまでは、ほとんどStratocasterを使っていました(*はっぴえんどのラスト・コンサートの時は、Fender Telecasterを使っていた)鈴木茂のTuningは、Slide Barを多様するために、Drop D Tuningにしているそうです。このTuningだと、Normal Tuningの曲がやりやすいそうで、Lowell GeorgeもこのTuningをよく使っていました。Slide Barは、小さいSlide Barを小指にしている写真をよく見かけます。鈴木茂がアメリカに行ってしまったために、東京のスタジオでは、 Stratocasterを使って鈴木茂みたいに弾く人がいなかったために大変だったそうです。そこで代わりに呼ばれていたのが、伊藤銀次だそうです。この頃の、鈴木茂のGuitar Workが好きな人は、Lowell George/Amos Garrett/Jesse Ed Davis(三枚のAlbumがあります)などを聞いてみてください。特に、Little Featの(Dixie Chicken)は、鈴木茂が、よく雑誌で絶賛しています。*1968年、林立夫/小原礼らとともにSKYを結成。1969年に細野晴臣に誘われはっぴいえんどに加入しGuitarを担当、Bandの解散後に細野らとCARAMEL MAMAを結成、Tin Pan Alleyと発展させる。その後、ArrangerやSession Musicianとして活動する。2006年3月時点で、Album参加枚数517枚、Single参加枚数71枚、合計588枚という莫大な数のRecordingに参加している。Arrange曲数は同じく2006年3月の時点で635曲に登る。
鈴木茂以外のPersonnel 砂の女(鈴木茂・松本隆) Bass: Doug Rauch Drums: David Garibaldi Keyboard: Don Grusin
八月の匂い(鈴木茂・松本隆) Bass: Doug Rauch Drums: David Garibaldi Piano: Bill Payne Trumpet: Pete Christlieb Tenor Sax: Gene Goe Trombone: Dick Slide Hyde Horn Arranged by Kirby Johnson
微熱少年(鈴木茂・松本隆) Bass: Doug Rauch Drums: Greg Errico Clavinet: Don Grusin Piano: Bill Payne Horn Arranged by Kirby Johnson
スノー・エクスプレス(鈴木茂) Bass: Ken Gradney Drums: Richie Hayward Electric Piano: Bill Payne Congas: Sam Clayton
ウッド・ペッカー(鈴木茂) Bass: Doug Rauch Drums: David Garibaldi Keyboard: Don Grusin Horn Arranged by Kirby Johnson
夕焼け波止場(鈴木茂・松本隆) Bass: Ken Gradney Drums: Richie Hayward Piano: Bill Payne Congas: Sam Clayton
銀河ラプソディー(鈴木茂・松本隆) Bass: Doug Rauch Drums: Greg Errico Piano: Bill Payne Horn Arranged by Kirby Johnson
Produce:鈴木茂
はっぴいえんど在籍時のアルバム はっぴいえんど (1970年)*所有 風街ろまん (1971年)*所有 HAPPY END (1973年)*所有
キャラメル・ママ在籍時のアルバム キャラメル・ママ(1975年)*所有 TIN PAN ALLEY 2(1977年)*所有 メルヘン・ポップ *所有 Tin Pan(Tin Pan名義の作品)(2000年)
ソロアルバム BAND WAGON(1975年)*所有 LAGOON(1976年) Caution!(1978年) TELESCOPE(1978年) COSMOS'51(1979年) WHITE HEAT(1979年)*所有 SEI DO YA(1985年) 幻のハックルバック*所有
Little Feat (1971)*所有 Sailin' Shoes (1972)*所有 Dixie Chicken (1973)*所有/WHITE LABEL PROMO Feats Don't Fail Me Now (1974)*所有 The Last Record Album (1975)*所有 Time Loves A Hero (1977)*所有 Down on the Farm (1979) [completed after George's death]*所有 Let It Roll (1988)*所有
Lowell George Thanks, I'll Eat It Here[79]*所有
Jesse Davis (Atco, 1971)*所有 Ululu (Atco, 1972)*所有/WHITE LABEL PROMO Keep Me Comin or Keep On Coming (CBS, 1973)*所有
Amos Garrett Maria Muldaur[73]*所有
Robert Palmer 1974 Sneakin' Sally Through the Alley *所有 1975 Pressure Drop *所有 1976 Some People Can Do What They Like 1978 Double Fun 1979 Secrets 1980 Clues 1983 Pride 1985 Riptide 1988 Heavy Nova
*Drop D Tuning(ドロップDチューニング):Normal Tuningから6弦の音を1音下げた、Dの音にすることからこの名前がつきました。Bottleneck Playing(ボトルネック奏法)などに対応するためにOpen tuningにするのですが、Drop D Tuningの場合は、音をheavyにする目的で用いられる場合が多い。5-6弦のPower Codeが簡単に押さえられるため、Normal Tuningでは難しかったPower Codeの複雑なPhrasingが可能になります。90年代に入るころからMetal Music/Grungeとよばれる音楽でよく用いられました。