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60'〜70'〜80' SOULコミュの*60'〜70'〜80' SOUL (ソウル・ファンなら知っておくべき!)

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PHILIPS(日本ビクター) (FIRST PRESS ORIGINAL)

[MEGA RARE!]

1961年に、スウィング・ウエストのドラマーであった田邊昭知(現・田辺エージェンシー社長)が結成し、ジャッキー吉川とブルーコメッツとともにGSの礎を築いた。1970年に解散。当時の音楽の先端であったBritish Beatに強く影響を受ける一方、堺正章/井上順/かまやつひろしの3人を主体に繰り広げられる軽妙なやりとりで、コミカルな要素が強い人気グループであった。バンドの名付け親は、かまやつひろしの父で当時の日本ジャズ界では有名なシンガーであった(ティーブ・釜萢)であり由来は(蜘蛛の巣の様に世界を席巻する)という想いを込め命名。結成当初はlounge Musicを嗜好しながら、歌手のBack Musician としても活動。その後は音楽性の模索に伴ってメンバー・チェンジが繰り返され、1962年5月に専属シンガーとして井上孝之、スチール・ギター担当として大野克夫、専属シンガーとして堺正章が参加した。1963年にはベースとして加藤充が参加し、同年かまやつ(当時はリード・ギター)と共に入った加瀬邦彦がリズム・ギターとして2ヵ月間在籍していた時期もあった。1964年2月に井上順が参加、井上孝之がリード・ギター(技術的にはかまやつのほうが遥かに優れていたが井上のテクニックを向上させるために敢えてリード・ギターのポジションへとに転向)、後に(グループ・サウンズ=GS)と呼ばれ人気を博す時代のメンバー7人体勢が整う。同じ頃に(Beatles)旋風が世界的な規模で巻き起こり、そんな彼らに触発されたかまやつは田邊とともにBeat Groupsとしてバンドを再編成、いち早く彼らの楽曲をコピーすることで、Mersey Beat/British Beatと呼ばれたサウンドへの造詣を深めてゆく。[ザ・スパイダース・アルバムNo.1]は、全曲オリジナルによる日本初の[Beat Album]で、GSブームがブレイクする前に作られた!田辺昭知-かまやつひろし作の(ノー・ノー・ボーイ)[日本初のセクシャルなDouble Meaningの曲(少なくともロックとしては?]/(モンキー・ダンス)から改題して再度録音した阿久悠-大野克夫作の(ミスター・モンキー[作詞家になる前の阿久悠の処女作],リトル・ロビー)/ささきひろと-かまやつひろし作の(ヘイ・ボーイ)[かまやつひろしが、The Rolling Stonesにインスパイアされて作ったらしい、GARAGEの元祖!]/阿久悠-かまやつひろし作の(ロビー・ロビー)/ささきひろ-大野克夫作の(ラッキー・レイン)/かまやつひろしがクラシックの曲に詞を付けた(しずかに)の7曲が日本語詞で、意味よりもロックとしてのGROOVEを優先したシンプルな歌詞の(フリ・フリ)を英語詞にして再度録音したかまやつひろし作の(フリ・フリ'66)[英語ヴァージョンで、海外でもリリースされた]/川喜多和子-かまやつひろし作の(ビター・フォー・マイ・テイスト,ゴー・ゴー)[英語の詞は、東和映画の川喜多和子作]岩本梶子-かまやつひろし作の(ワンス・アゲイン[岩本梶子の作曲、彼女は、後にタイガースの衣装を担当したブティックベビードールのオーナーで、また 当時のスノッブの溜まり場 キャンティの女主人],落ちる涙[フィリップスと契約して楽器メーカーVOXの専属となったなったのでVOXのオルガンが効果的に使われている] )の5曲が英語詞という構成、全曲ともThe Beatles/The KinksなどのBritish Beat Bandからの影響を見事に昇華した[Tokyo Sound]と呼ぶに相応しい楽曲に仕上がっています。このアルバムがリリースされた1966年4月という時期は、加山雄三が全オリジナル曲でアルバムを枚リリースしていたのを除くと[グループ・サウンズ(GS)]としては当時ライバルのブルー・コメッツがようやく3月に英語詞のシングル(青い瞳)をリリースしたばかりで、スパイダースはその翌月にはこのアルバムをリリースしているので、このアルバムが[The Beatles]への日本からの最初の返答と言えます!アルバムを含めてザ・スパイダース[The Spiders]の楽曲は様々な観点から当時の日本の歌謡の歴史を変えた!
Garage Rock/Tokyo Sound


フリ・フリ’66
ノー・ノー・ボーイ
リトル・ロビー
ビター・フォー・マイ・テイスト
ロビー・ロビー
ミスター・モンキー
ヘイ・ボーイ
ワンス・アゲイン
落ちる涙
ラッキー・レイン
しずかに
ゴー・ゴー


田邊昭知(リーダー、ドラムス)
加藤充(ベース)
かまやつひろし(ギター、ボーカル)
大野克夫(オルガン、スチール・ギター)
井上孝之(ギター、ボーカル現在の表記は井上堯之)
堺正章(ボーカル、タンバリン、フルート)
井上順(ボーカル、タンバリン、パーカッション)
前田富雄(ドラムス)




*Liverpool Sound:[The Beatles]が英国のLiverpool出身であることから、彼らがデビューした1962年〜1965年ころまでに、彼らおよびそれに続いてLiverpool周辺から登場したPop Groupの音楽やMovementを総称していう日本独自の呼称。現地では(Mersey Beat/Beat Music/(British Beat)などと呼称された。

*Double Meaning(ダブル・ミーニング/両義語(句)):話し言葉の句が2通りに理解できる駄洒落に似た修辞技法。

*Garage Rock:1960年代前半におけるThe Beatles/The Rolling Stones/The Who/The Kinksなどのイギリス出身バンドによる、[British Invasion-イギリスの侵略]の強い影響を受けた若いバンド群主導による初期のロックンロールへの回帰の要素が強いMovement(GARAGE-車庫)で練習するアマチュアバンドが多かったことに由来)

*British Invasion-イギリスの侵略:ある一時期に集中して数々のイギリスのアーティストがアメリカをはじめ世界中でヒットを放ってブームを巻き起こし、その後の音楽業界に大きな影響を与えた現象。1960年代のものを第1次British Invasion、1980年代ものを第2次British Invasionと呼ぶ。




ザ・スパイダース-フリフリ



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