1972年に発表された日本の女性Singer Song Writerの草分け/日本のJoni Mitchell[*日本のLaura Nyroと絶賛された吉田美奈子]と謳われた、細野晴臣プロデュース、幻のシンガーが残した唯一のアルバムとして伝説化した金延幸子のFirst Album 。アルバム以前、71年に大瀧詠一プロデュースで、シングル(時にまかせて)を残している。この盤がリリースされた頃、全く売れなかった(金延幸子はアメリカ人と結婚後渡米!)[幻の名盤]と言われている!(細野晴臣/大瀧詠一/はっぴいえんど)関連では、入手困難/超激レア/超↑値盤!90年代になって某アーティストがコンサートのBGMでこのアルバム使用したことで、渋谷系周辺を中心に再評価が高まり、女性Singer Song Writerの古典的傑作と言われる存在になった。細野晴臣/鈴木茂/林立夫ら[はっぴいえんど]人脈のミュージシャンが数曲でバックアップしているが、装飾をつける程度の控えめな演奏に終始し、ほとんどは金延幸子のAcoustic GuitarとVocalだけで成り立っている。透き通った声でまっすぐに歌われ、わずかにVibratoするVocalは、力強さもあわせもつSoulfulな歌声でScatやFakeの部分では風が吹くような爽やかな表情も見せる。日本人にしてはめずしく乾いた質感をもっている。細野晴臣は(時にまかせて/あなたから遠くへ/青い魚)でArrangeを手がけ(Neil Young-Harvest)を彷彿さる[青い魚]では鈴木茂が参加。名盤[HOSONO HOUSE]の1年前に鉄壁のRhythm Section(細野晴臣/林立夫)が聴ける興味深い名盤!林立夫がURCのRecordingに参加したのはこAlbumだけ。