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自作小説交流館コミュの翼

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初めて短編を書いたので、うまく出来ているかは分かりませぬが、最後まで読んでいただければ幸いでございます。それではどうぞ



空を見上げながら、私は病室の窓の外を見上げる。空は青く、鳥が飛び交う。鳥は自由に飛び交う。果てしなく、どこまでも飛んでいける。

「鳥は自由ね…」

思わず呟く私。私の寿命は短い。それは私自信よく分かっていた。隣でゆう君が眠りについている。きっと私との会話に疲れたのだろう。

「ありがとう…。ゆう君」

ゆう君は私の命が短いと知っても、変わらず私を愛してくれた。ゆう君が私に言ってくれた

「たとえ短い間であっても俺は君といる。だってそれこそが俺の幸せそのものなんだから」

という言葉が今でも忘れられない。

ゆう君は優しいから、私がいなくなっても必ずいい人が現れる。きっと幸せになれる。私のことを忘れる事は出来ないかもしれないけど、きっと幸せな人生を歩いてくれるだろう。

「ありがとう…」

もう一度私はゆう君にお礼を言った。


残り短い私が誕生日を迎える事が出来るとは思わなかった。家族と笑いながら過ごす時間は本当に幸せだ。お父さんやお母さんが陰で泣いているのは知っている。でも私の前では笑顔であった。

「ごめんね。お父さん、お母さん」

この言葉を何回言ったかな。早く旅立ってしまう娘を悔しく思うだろう。私には謝ることしか出来ない。

夜にはゆう君との2人の時間を作ってくれた。ゆう君はお父さんとのお酒のやり取りで顔が真っ赤だ。それがおかしく私はずっと笑ってしまった。

「笑うなよ〜」

ゆう君は照れたように言う。それがまたおかしくて私は笑う。

ゆう君と出会ってから私は笑顔で満ちていた。私は本当に幸せ者だ。こんな素敵な人に会えたのだから。

「誕生日プレゼント、用意できなかった。ごめんな〜」

ゆう君はすまなそうに言う。時々申し訳無さそうにいたのはこういうことだったのね。

「いいの。こういう時間が私にとって最高のプレゼントなんだから」

これは本心だ。でもゆう君は納得してくれないのか

「何か欲しいものはない?」

と聞く。欲しいもの…。私の欲しいものは…

「翼…かな」

窓を見ながらポツリと呟く。私は翼が欲しい。どこまでも飛んでいける、そんな翼が。

「翼か…」

ゆう君は困ったように頬をポリポリ掻く。

「気にしないで。私の夢だから」

また困らせちゃったかな。ごめんね、ゆう君。


分かる。私の命が消えてしまうのが。いつもは気丈に笑顔でいるお父さんとお母さんは涙で溢れていた。

「ごめんよ…。プレゼント用意できなかったよ」

いつも笑顔なゆう君も泣いていた。

「大丈夫だよ。もう貰ったから」

そう、私はゆう君に意地悪をした。誕生日プレゼントはもう貰っていた。

私はゆっくり目を瞑る。

「ありがとう。ゆう君」

心の底からの思いをこめて私は言う。

これで飛んでいける。

ゆう君は私に幸せという翼をくれたのだから……




どうでしょうか?

コメント(2)

読みました。
所々直しが必要かなと思う箇所がありましたが、綺麗な話だったと思います。
ただ、こういった物語は多いので、もう一工夫欲しかったです。

あとは文最初のスペースを忘れずに。
句読点は幾つか抜けているところがありますよ。
読ませていただきました。

いい話だとは思うのですが、たしかにもう一工夫ほしいところですね。
たとえば、ゆう君がプレゼントを用意しなかった理由。
もしくは、用意していたけどそれを隠していたなど。
伏線を張るには十分な要素があるので、それを利用しないてはないと思います。

あとは、改行が多いからだと思うのですが、少し時系列がわかりにくい印象を受けました。
時間が大きく動くときなどに限定して使ってみてはどうでしょうか?


では、失礼しました。
次回作楽しみにしています。

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