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猟奇の句 (怪奇俳句創作&鑑賞)コミュの次のお題は「地下室」「天道虫(てんと虫)」「流刑地」

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提供は大外氏です。
締め切りはちょっと先になりますが、5月25日です。

大外氏曰く
「天道虫は夏の季語です。
NHKの「俳句王国」を見ると、兼題が季語である場合はそのまま句に入れられてましたが、季語以外が兼題の時は、「それをテーマとする」くらいな感じで題がかなり広く解釈されてました。なるほどね。」

とのことで、ゆるさが売りの猟奇句会もそれにのりましょう。兼題原理主義の大外氏がいっていることですし。

しかし「地下室」と「流刑地」はつきすぎだな。

コメント(7)

一句だけで失礼します

地下室)地下室のさらに地下にはわたしが埋もるる

今回難しいなあ……
ワコさん、ありがとうございます。
確かに難しいですよねえ・・・・。
私もひとつだけ。

地下室)
地下室の腕一本の灯りかな



あとこれは出さない句
てんとうむし)
店頭の点灯無視して転倒夢死
おそまつ

句会組句
地下室)
掛け軸の裏の地下室熱帯夜   (飛沫)
梅雨の月地下室に居れば笑う姉   (飛沫)
春過ぎてわたしの地下室増すばかり  (裏邪)
地下室に腕一本の灯りかな   (裏邪)
梅雨の夜や地下室の鍵投げ捨てて   (大外)
螻蛄鳴きて地下室の札剥がれ落つ   (大外) 螻蛄=けら

天道虫)<てんとうむし てんとむし>
事切れて見たことのない天道虫   (飛沫)
虚言癖天道虫のネイルかな   (飛沫)
来世では月を追いたし天道虫   (裏邪)
天道虫喰えば現世の辛さかな   (裏邪)
首吊りの絵の額縁の天道虫   (大外)
天道虫はらいて昼のひとごろし   (大外)

流刑地)<りゅうけいち るけいち>
入梅や流刑地からの電話止む   (飛沫)
流刑地の義足工房冷夏かな   (飛沫)
流刑と知らぬ赤子の笑顔かな   (裏邪)
死角には極楽もあり流刑地   (裏邪)
夏寒し流刑地の墓傾きぬ   (大外)
遠からず流刑地となる箱庭や   (大外)
感想です。

地下室)
地下室のさらに地下にはわたしが埋もるる
・死への憧れと不安、やすらぎと焦燥。下五の余韻がいいです/静かな情景。一寸散文的/このそっけない言い方が自分をも突き離していて良。俳句かどうかはともかく。

掛け軸の裏の地下室熱帯夜
・掛け軸の裏に入り口があると。下五が切れすぎ/わたしも「地下室の掛け軸ふると揺れにけり」という句を没にしました/下五が唐突か。推敲したらいい句になりそう。

梅雨の月地下室に居れば笑う姉
・姉は地下室でのみ解放されているとか。上五が何かしら女性っぽさを示していて興味深い/ちょっと言葉が多く焦点をしぼりきれないような/笑っていれば恐いというわけでも・・・。

春過ぎてわたしの地下室増すばかり
・ダリだったかマルグリットだったか、身体中に引き出しのある絵がありましたね。あんなのを妄想しました。愛と不安の日々/人間蟻。産卵のためにとか。易しい言葉で面白い句/日蝕の新入生や新入社員や新婚妻はそうなのかも。

地下室に腕一本の灯りかな
・燭台(?)に、腕の形をしたのがありましたね。地下室⇔灯りはよくない/「美女と野獣」にあったな。「一本」がちょっとさびしい。

梅雨の夜や地下室の鍵投げ捨てて
・ストーリーがありそうですね/「捨てて」という終わり方はあまり好きではありません/ドラマの冒頭シーンのようでスリリングです。上五をもう少し推敲したらよかったか。

螻蛄鳴きて地下室の札剥がれ落つ
・わたしも「地下室の瘡蓋落ちて聖五月」という句を没にしました/なんの札か/「螻蛄(ケラ)」と「地下室」は付き過ぎではないか/なぜケラなんだろうか。
天道虫)<てんとうむし てんとむし>
事切れて見たことのない天道虫
・てんとう虫が死んだ? 誰かが死んでてんとう虫に変じた?(⇒火の鳥)/死に際に背中の紋が見たことのない突然変異のてんとう虫を眼にしたとか。よくわからない。

虚言癖天道虫のネイルかな
・実話だろうか。ちょっと面白い/恐いのか? 恐い気もするが。

来世では月を追いたし天道虫
・怪奇句としてはインパクトに欠ける/気持ちが現世を離れているのはわかる。怪奇味には欠けている。

天道虫喰えば現世の辛さかな
・気持ち悪い。妄想もここまできたか/下五「つらさ」「からさ」の二様にとれて面白い。人生句ともグロテスク句とも。

首吊りの絵の額縁の天道虫
・わざと「の」を重ねて効果を狙いましたか/てんとう虫であるわけを聞きたい。ムンクは「マドンナ」の額縁近くにスペルマを配しましたが/色彩感がいいです。サブカルチャーアート展で出会った一縷の生きる望みみたいな。

天道虫はらいて昼のひとごろし
・素直にいい句ではと思います。それだけにインパクトが弱い気が/日常の中の非日常がてんとう虫という使者によって際立つ。いいです。
流刑地)<りゅうけいち るけいち>
入梅や流刑地からの電話止む
・ ついに電話を禁止された囚人がとうとう死んだ、妄想が止まった等色々考えられる。面白いが焦点がはっきりしない/恐さがあからさま/J・カーリーの小説を思い出しました。あのお兄さんはねー・・・。

流刑地の義足工房冷夏かな
・中七の言葉が面白い。それを活かしきれなかったうらみが/下五をもう一工夫。「炎上す」とか。だめか、だめだ、せんぜんだめだ!

流刑と知らぬ赤子の笑顔かな
・腹の中からくぐもったわらいが・・・。で、どうした?/生まれながらの罪人。いまひとつ。怪、猟奇味は無いです/この地球に生まれたのが流刑と。中井英夫か。

死角には極楽もあり流刑地
・う〜ん・・・どうなんでしょう/流刑地にはだれも気付かぬ極楽があちこちにある。視点を変えるだけで極楽(→星新一)とも。なるほどと思う句。

夏寒し流刑地の墓傾きぬ
・う〜ん・・・かたむいたのでしょうね/流刑地にありがちな光景なのでもう一工夫欲しいところ。

遠からず流刑地となる箱庭や
・う〜ん・・・最後が「や」だと弱くなるというか・・・。二句ともあえて題を上五下五におかなかった意欲は買いますが/下五を上五に持ってきて詠んだ方がおさまりが良いとおもいます。この上五も工夫が欲しいと思います/箱庭と流刑地の組み合わせは面白い。というか、ストレート

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